Q
大学3年生
女性
動画クリエイターと映像クリエイターの違いは何ですか?
映像関係の仕事に興味がある大学生です。将来は映像制作に関わる仕事に就きたいと考えていて、現在就職活動中です。
求人を見ていると「動画クリエイター」と「映像クリエイター」という2つの名称を見かけるのですが、この2つには具体的にどのような違いがあるのでしょうか?
どちらの名称の求人に応募するべきか迷っています。
YouTubeなどのWeb動画だけを専門にするのが「動画クリエイター」で、映画やテレビCMなどの大規模なものを制作するのが「映像クリエイター」といったように、仕事の規模や内容で分かれているのでしょうか?
もし明確な違いがあれば、それぞれの仕事で求められるスキルやキャリアパスの違いについても詳しく知りたいです。今後の就活の参考にしたいので、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
両者の違いは扱う媒体と業務体制!
「動画クリエイター」と「映像クリエイター」は厳密な資格区分ではありませんが、求人上の使われ方には傾向がありますし、求められるスキルも若干異なります。
「動画クリエイター」はYouTube/SNS/ウェブ広告など短尺・高速 PDCAの制作を指すことが多く、企画・撮影・編集・サムネ・分析まで個人または少人数で一気通貫できる人材が好まれます。
ときにマーケティングの知識などを活かし、バズらせることが求められることもあります。
一方、「映像クリエイター」は映画・TV 番組・CM・企業 VP など長尺・多人数体制の案件が中心で、ディレクション、撮影、照明、録音、編集、CG、カラーグレーディングなどの職能分化が進みます。
ポートフォリオは媒体に合わせて設計しよう!
応募するときは、ポートフォリオの設計を媒体に合わせて変え、動画領域なら尺30~90秒の成果物とKPI改善の説明、映像領域なら役割の明示と画作りの意図・工程を詳述すると通過率が上がります。
どちらもストーリーテリングと構図・光・音・テンポの画づくりの基礎は共通で、最初はどちらかに軸足を置きつつ、隣接スキルを計画的に広げるのが現実的です。
違いは定義ではなく扱う領域と体制で理解すべき
法律や経産省で定められた厳密な定義の違いはなく、実際にはほぼ同じ意味で使われることが多いです。
ただし、あくまでもイメージですが、使われるコンテンツの傾向の違いはあるかもしれません。
動画クリエイター:YouTube、TikTok、InstagramなどのWebやSNSプラットフォームなど
映像クリエイター:テレビ、映画、広告業界、音楽業界など
前者は一人または少人数で制作していくニュアンス、後者は監督やカメラマン、編集者など、チームを組閣してプロジェクトとして制作していくニュアンスで使われることが多いです。
求められる媒体や制作スタイルの傾向を把握すると判断しやすくなる
しかし、冒頭でも述べたように明確な違いはありませんので、求人掲載元の企業が求職者にどのようなスキル、業務内容を求めているかを分析していく必要があります。
面接に進むことができた場合は、「御社にとっての映像クリエイターとは何ですか?」という質問をしてみるのが良いかもしれません。
以下の記事ではクリエイティブな仕事を20選紹介しています。また、未経験から目指す方法も解説しているので、「未経験からクリエイティブ系の仕事に就きたい」と考えている人はチェックしておきましょう。
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