Q

大学3年生
男性

圧迫面接を録音しておくのはNGですか?

就活の選考で圧迫面接がものすごく怖かったので、これからは面接の様子を録音しておきたいと考えています。

先日、参加した企業の選考で、面接官の態度が威圧的で質問内容もきつく、自分をかなり否定されているような話をされて、非常に嫌な思いをしました。本命企業の面接で同じようなことになったら、冷静に対応できるか不安です。

面接を録音するのは法的にNGなのでしょうか? 特に、企業側に発覚した場合、内定取り消しなどのリスクはありますか。録音する際の注意点や、録音して問題ないなら具体的な録音方法を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

プロフィールを見る

無断録音はNG! 面接は「自分が選ぶ場」と考えよう

まず大前提として、企業側の承諾なく録音する行為はNGです。

圧迫面接で怖い思いをされ、面接自体が嫌になってしまうお気持ちは察しますが、本来、面接官は「企業の代表」として面接に臨むべき立場です。

もし面接官の対応を見て「この会社には入りたくない」と正直に感じたのであれば、それは学生側が判断して辞退する理由にもなります。面接は「選ばれる」だけではなく、「こちらも選ぶ権利がある」場です。

怖い思いをひきずらず、「自分もこの会社を判断するんだ」という強い意思を持つことが大切です。

許可を取ってもマイナス評価に

ちなみに、学生側から録音の許可を取ったとしても、企業側が好印象を持つことはないと考えられます。「何のために? 疑っているのか?」と感じさせてしまいます。

たとえ許可が得られたとしても、選考結果に何らかの影響が出る可能性は否定できませんね。そこを天秤にかけたうえで、適切にご判断してください。

国家資格キャリアコンサルタント

長嶺 将也

プロフィールを見る

圧迫面接の録音は違法ではないが使い方次第で危険

面接の録音行為に明確な違法性はありません。ただし、取り扱い次第では大きな問題になりますのでご注意ください。

まず、質問者さんが当事者として参加している会話を、録音すること自体は可能です。ご自身の身の安全を守るという意味でも現代では大切な手段ととらえられています。

ただし、録音したデータをSNSや動画サイト、Web掲示板などで公開する行為は、違法になる可能性がきわめて高いです。

企業の社会的評価を下げる内容であれば「名誉棄損」「プライバシー侵害」など、個人では到底戦いようのない裁判にあるリスクも高くなります。

録音よりも大切なのはそんな企業に入るべきかを見極めること

別の観点になりますが、「圧迫面接する企業に入りたいか?」を十分に考える必要があるかもしれません。

圧迫面接する企業は、そのような環境が社内でも常態化している可能性もありますし、将来を一生懸命考えている人に対して「ストレス耐性があるか試してみよう」という歪な思考を持っている可能性もあります。

もし、質問者さんがそのような企業に入社され、長く働いた場合、圧迫面接するような環境に慣れ、ご自身も圧迫面接の加害者になるかもしれません。

今、質問者さんが抱いている感情を大切にするために「圧迫面接する企業には入社しない」という明確な意思を持つことが大切なように思います。

以下の記事では圧迫面接の特徴や対応の方法などを解説しています。圧迫面接の対処法がわからない、応募企業が圧迫面接をするという噂があるなど、当てはまる人は事前にチェックしておきましょう。

面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください

内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?

少しでも不安に感じる人はたった30秒で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”“改善点”が明確になります。

もし39点以下だった場合は要注意です。今すぐ診断で面接力をアップし、就職で失敗する可能性をグッと下げましょう。

こんな人に「面接力診断」はおすすめ
・まだ面接を受けたことがない人
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア