Q
その他
男性
最終学歴が高専中退の場合、就職にはどのような影響がありますか?
高等専門学校を途中で中退したのですが、自分の最終学歴が何になるのかわからず、不安を感じています。
「3年まで修了すれば高卒扱い」と聞いたことがありますが、私はそこまで在籍していなかったため、最終学歴は中卒になるのか気になっています。
履歴書には「高専中退」と正直に書いたほうが良いのでしょうか?
また、高専を中退した人が就職活動で学歴以外の強みをアピールするには、どんなスキルや経験を積むのが効果的か、アドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
中退の理由とその後の行動を語れるかが評価を左右する
高専中退の場合は、どの学年で中退したかによって、最終学歴の扱いが異なります。3年次修了時点で普通高校と同様の学習を終えているとみなされます。一方で1~2年で中退した場合は、中学校卒業が最終学歴となります。
履歴書には、正直に本当のことを書く必要があります。採用担当者としては、「どうして中退したのか?」「その後、どう行動したのか?」ということが気になります。
家庭の事情や方向転換などやむをえない理由であれば問題ないですが、きちんと明確に説明できるようになっておく必要があります。
資格・実績作りで未来の証拠を積み上げることが有効
学歴以外で強みを磨き、スキルを積み上げていくと良いか?でいうと、資格試験を取得したり、アルバイトやインターンなど短期の仕事でも実績というものを作ることでスキルを磨き、成長を伝える材料になります。
また高卒認定試験に合格することで高校卒業と同等の資格を得ることができますので、そちらも検討し、大学への進学や高卒以上の求人への応募も広げることができます。
高卒中退という事実は変えることができませんが、将来を変えることができます。今、どんな目標を持って努力しているのかをきちんと説明できるようになっておきましょう。
中退でも評価されるかは理由と活かし方を示せるかで決まる
お見込みのとおり、3年次を修了している場合は「高等専門学校3年次修了」という扱いになり、高卒と同等の資格を得られます。
3年次未修了の場合は「中卒扱い」となり、大学受験資格がなく、移行するには高等学校卒業程度認定が必要です。大学進学を考えている場合は、まず高認取得を目指しましょう。
履歴書には正直に「〇〇高等専門学校 〇〇学科 ◯年次中途退学」と書くべきでしょう。ここで文章を飾っても、相手に不信感を与えるだけになってしまいます。
実践経験や専門性につながる行動を示すことが大切
もし、大学進学などを考えずそのまま就職を希望するのであれば、中退の理由や志望動機がマイナスイメージにならないように十分気を付けてください。
「高専では〇〇という専門分野に触れましたが、机上の学問よりも、早く社会に出て実務経験を積み、実践的にスキルを習得したいという思いが強くなり、中退を決断しました。
これは貴社において私が1年でも長く貢献するための、自律的なキャリア選択だととらえております」というような形で表現するのが一般的です。
中退後は高専で学んだ専門知識や技術が就職後に現場で活かせるように、実践的な場でのアルバイト経験などをしていくのも良いでしょう。
「学歴よりも実践経験を選んだ」という軸を就活でPRしていくという覚悟を持ってください。
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