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職務経歴書の自己PR欄は、書かないと不利になりますか?

現在、転職活動に向けて職務経歴書を作成しています。職務経歴はまとめたのですが、自己PR欄に何を書けば良いのかわからず、空欄のままです。

正直、特別なスキルや実績があるわけではないので、このまま書かずに提出しても大きな影響はないのか気になります。

もし自己PR欄を書かない場合、採用担当者にはどう受け取られるのでしょうか? また、実績が少なくても書いたほうが良いとしたら、どのような内容を盛り込むと評価につながるか知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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自己PR欄は「働く姿勢を示す場」として書くべき

職務経歴書の自己PR欄は、採用担当者がその人の人柄や仕事観を知るために注目する項目です。職歴やスキルの記載だけでは伝わらない働き方の姿勢や考え方を読み取る場でもあります。

そのため空欄のまま提出すると、応募先によっては受け身な印象を持たれたり、自己分析が不十分だと判断される場合があります。

だからといって特別な資格や目立った実績がなくても問題はありません。仕事でどんな工夫をしたか、周囲にどう貢献してきたかを振り返ることで、自分らしいエピソードは見つかります。

小さな経験でも強みに変えて言語化すると評価につながる

たとえば、以前支援した30代の事務職経験者は、当初自己PR欄を空白にしていましたが、日々のなかで上司や取引先から感謝された行動を掘り下げていくと、自発的に動く姿勢や相手を思いやる対応といった強みが浮かび上がりました。

それをもとに相手の立場を理解し、先を読んで行動できる力として文章にまとめたところ、高く評価され、内定が得られました。自己PRは特別な実績を並べる場ではなく、自分自身の仕事への向き合い方を表現する場です。

書く際は、まず結論として自分の強みを一文で示し、それを裏付ける具体例と学び、そして転職後にどう活かしたいかという流れで構成すると担当者にも伝わりやすくなります。

採用担当者は完璧な経歴より、正直に自分の経験を言葉にできる人を信頼する傾向がありますので、小さな経験でも自分なりに意味付けをすれば、立派なアピールになります。

これらのことから空欄にせず、自分の成長や姿勢を丁寧に言葉にすることが、良い出会い・就職への第一歩となります。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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自己PR欄は「未知数の応募者」に見られないため必ず書こう

仮に自己PR欄を白紙にしてしまった場合は、面接の際に「自己PR欄をなぜ白紙にしたのですか、PRしたいことはないのですか?」と必ず聞かれることになるでしょう。

採用する側が最も不安になることは、採用する候補者の特性や性格、能力やこれまでの経験などがまったく未知数であることです。

「自己PR欄が白紙の履歴書」とはまさしく、「私はどのような能力を持つか、経験してきたかがすべて未知数である、謎の候補者です」と書類を通じてPRしているのに等しい状態ですので、採用側はきわめて不安になることでしょう。

当然、採用される確率も大きく下がります。

印象的な経験や努力した経験を正直に書くのが重要

自己PR欄にはいわゆる映えるスキルや実績を必ず書かなければいけないわけではありません。これまで積み上げた実績と思えるものはなくとも、自分が経験してきたことを正直に書くのが一番良いです。

もしかするとその経験は、採用者側にとっては素晴らしい実績に見えるものかもしれません。

改めてこれまでの自分の経験を振り返り、印象に残っているものや「これは努力したぞ」と言えるものを拾い上げていきましょう。

以下の記事では第二新卒の職務経歴書の書き方を解説しています。現在第二新卒として転職活動を考えている人は、少しでも選考を有利に進めるためにもチェックしておきましょう。

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