Q
大学4年生
男性
留学の志望動機は、英語でどう書けば良いですか?
将来のキャリアアップを目指して、海外の大学院への留学を考えています。出願書類には、志望動機を英語でまとめるエッセイが含まれています。
留学への強い思いや、その大学院で何を学びたいかという熱意はあるのですが、それを英語でどのように表現すれば良いのか悩んでいます。また、日本の大学の受験とは異なるため、どんな点に注意して書くべきかもわかりません。
留学志望動機を英語で書く場合、どのような構成が一般的でしょうか。また、採用担当者の目に留まる、説得力のあるエッセイを書くコツがあれば、具体的に教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
留学の志望動機は経験と未来を一つの線でつなぐと伝わる
留学の志望動機を英語で書く際、「伝えたい思いはあるのに、文章になると薄く感じる……」という不安は自然です。
日本の志望理由書と違い、海外大学院では自分の目的意識とその道を選んだ根拠が重視されます。ただ「英語力を伸ばしたい」「海外で学びたい」と書くだけでは、誰にでも当てはまる理由になり、説得力が弱まってしまいます。
英語では軸を整理して「あなたにしか語れない理由」を語ろう
効果的な構成は次のとおりです。
①興味を持った背景、社会課題への問題意識
②学習経験やプロジェクト、得たスキル
③研究内容、教授、カリキュラムなど、その大学を選ぶ具体的な理由
④修了後のキャリアと社会への貢献
英語表現では難しい単語よりも、明快さと論理性が重要です。短くシンプルでも、具体的な経験と目指す未来がつながっていれば、十分に力強い文章になります。
自分の軸を整理し、あなたにしか語れない理由を丁寧に言葉へ落とし込んでみてくださいね。自信を持って取り組めば、必ず伝わります。
留学の志望動機は未来志向の構成で書くことがカギ
日本の大学受験における小論文などと異なり、海外の大学院のエッセイ(Statement of Purpose: SOPやPersonal Statement: PS)は、あなたの将来性と研究への適性を論理的に売り込むビジネス文書のような側面があります。
「過去→現在→将来」の流れを示すと一貫した動機になる
調べてみたところ、海外の大学院エッセイは、日本でよく用いられる「起承転結」「序論・本論・結論」ではなく、「過去の経験→現在の目標→将来の貢献」という時間経過に沿った形で展開される、未来志向の構成が一般的のようです。
もう少し具体的に書くと、5段階構成で以下のようになります。
①導入:なぜこの分野を特定の大学院で研究したいのか、核となる動機を一言で提示する。
②過去の学術的背景:これまでの大学での成績、研究、専門知識などを具体的に提示する。
③現在の志望動機:なぜこの大学院、なぜこのプログラム、なぜこの教授でなければならないのか、具体的な理由を詳細に説明する。
④将来の目標と貢献:大学院修了後に何を成し遂げたいのか、社会や研究分野にどのような貢献をしたいのかという長期的な目標を記述する。
⑤結論:全体の要点を簡潔にまとめ、プログラムへの貢献と入学への強い決意を改めて語る。
そのなかで当該の大学院に所属することが、私の目標達成に不可欠な理由をしっかりと具体的に書いていきましょう。
全体的には自分の研究者・専門家としての素質とビジョンが明確に表現されていることが重要です。
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