Q

大学院1年生
男性

大学院生の就活で研究をガクチカに使用する際のコツを教えてください。

大学院での研究をガクチカとしてアピールしたいと考えています。

ただ、専門的すぎる内容を書くと面接官に伝わらないのではないかと不安です。かといって簡単にまとめるとアピールにならない気がして悩んでいます。

研究の成果がまだ出ていない場合でも、努力の過程や課題解決力を評価してもらうためには、どのように書くのが効果的でしょうか?

研究内容をわかりやすく伝えつつも、しっかりとガクチカとしてアピールできる方法を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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ガクチカでは研究経験をビジネススキルに置き換えよう!

大学院での研究をガクチカとして最大限に活かすには、ビジネス視点のわかりやすい案内が必要です。専門性を通用する力に昇華させましょう。

人事が知りたいのは、専門知識ではなく、入社後に再現可能な課題解決力、論理的思考力、粘り強い遂行力です。研究はその力を証明する最高の材料ですが、専門用語では伝わりません。

専門性をビジネススキルに置き換えて示そう

私の過去の支援でも、下記を案内してきました。

・社会価値:専門用語を排し、「〇〇という社会課題解決につながる」と目的を明確に示します。たとえば、「分子設計」→「仕組みづくり」といった形です。

・行動と試行錯誤:成果の有無にかかわらず、直面した具体的な課題に対し、「週〇〇時間分析し、〇〇の仮説を立てた」といった具体的な行動と定量的な努力を訴求します。

・入社後の貢献:研究で培った「粘り強さ」などの力を、「貴社で直面する〇〇という課題に、どのように活かせるか」と企業への貢献に接続します。

このように、あなたの研究経験は、具体的にわかりやすく伝えることにより、どの職種にも通用するビジネススキルとして面接官の心に響くようになります。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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ガクチカで専門用語の使用はNG 中学生が理解できる内容に!

個人的な意見ですが、大学生のいわゆるガクチカは、大学における研究であるのが本来だと思っています。

その意味で、質問者さんの「大学院での研究をガクチカにしよう」という考えは素晴らしいと思います。ぜひ就活に活かしてください。

心配されているとおり、大学院の研究ともなると「一般の方には説明してもまったくわからない」という内容のお話しが多いでしょう。

特に難解な専門用語などは、履歴書や面接の際に使用するのを控えるべきです。もしそのような言葉を多用してしまうと、人事担当の方がうんざりしてしまいかねません。

専門用語を使わず身近な例に置き換えて説明しよう

このようなときに非常に重要になるのが、難しい概念や研究内容を身近な例にたとえる能力です。

もちろん、ある程度の説明精度を犠牲にすることになりますが、まったく相手に自分の研究内容や頑張った内容が伝わらないよりはよほど良いでしょう。

中学生の知識があれば理解できるようなレベルまで、あえて言葉を砕いてみてください。

PRしたい努力の過程や課題解決力については、専門的な分野に寄りすぎず、具体的なエピソードを交えて説明できるようにしてください。研究に対するあなたのひたむきさが評価されることを祈っています。

以下の記事では大学院生の就活の進め方や内定を獲得するためのポイントなどを解説しています。大学院生でこれから就活に臨む人は事前にチェックしておきましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

簡単な質問に答えるだけで、あなたの魅力が伝わるガクチカが作れます。
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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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