この記事のまとめ
- リーダーシップの自己PRは再現性が見出せるエピソードを述べよう
- リーダーシップの自己PRは3ステップで的確に伝わる
- 経験別にリーダーシップの自己PR例文17選を紹介
選考で頻繁に問われる自己PR。「アピールになる自分の経験ってなんだろう」と考えを巡らせたときに、リーダー経験が思い浮かぶ人もいますよね。「リーダーシップってどのようにアピールしたら良いのだろう」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
リーダーシップを強みとしてアピールするのであれば、仕事に活かせる能力として納得感を持たせる必要があります。
この記事ではキャリアアドバイザーの吉田さん、鈴木さん、遠藤さんのアドバイスを交えつつ、自己PRでリーダーシップを最強の強みとしてアピールする方法を解説します。
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リーダーシップの自己PRはリスクもある! 求められている能力を押さえよう
リーダーシップは貴重な強みですが、アピールの仕方によっては「協調性がない」「判断力に欠けている」と思われてしまうことも。社会人に求められているリーダーシップを理解すれば、リスクを回避できますよ。
まずは、リーダーシップの自己PRが有効なケースを踏まえて、自分がアピールするべき強みがリーダーシップなのか確かめましょう。さらに記事では、企業から懸念を抱かれてしまうリーダーシップのアピールの仕方について説明します。
そして、リーダーとしての活躍が期待できる自己PRの考え方、伝え方を解説します。記事終盤では経験別の自己PRの例文17選を紹介しているので、リーダーシップをアピールしたい人はぜひ参考にしてください。
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リーダーシップの自己PRが有効なケース
リーダーシップの自己PRが有効なケース
- 入社後にリーダーシップを活かせる仕事がしたい
- 求める人物像にリーダーシップが記載されている
リーダー経験が多いからといって、必ずしもリーダーシップをアピールするべきとはいえません。アピールする強みを決めるときは、自分が伝えたいことだけでなく自分がこの先やりたい仕事や、企業が求めている能力を踏まえてアピールする必要があります。
ここでは、リーダーシップの自己PRが有効な2つのケースを説明します。自分がアピールするべき強みは本当にリーダーシップなのか、改めて確かめてくださいね。
入社後にリーダーシップを活かせる仕事がしたい
リーダー経験をしてきた中で、「自分はリーダーに向いている」「リーダーとしての役割にやりがいを感じる」という人も多いでしょう。社会人になってからも、メンバーを束ねるリーダーとしての役割を担いたいと考えているのであれば、自己PRでリーダーシップをアピールすると有効です。
選考で人事が得た情報は合否を決めるだけでなく、入社後の配属先や任せる仕事を考えるときにも参考にされます。そのため、自己PRでリーダーへの適性をアピールしておくと、リーダーシップを活かせる仕事を優先的に任せてもらえる可能性があるのです。
- 部員数7人の弱小チームで主将をしていました。この程度のリーダー経験ならアピールしない方が良いですか?
リーダーとしての役目を果たせたならアピールする価値がある
リーダーとしての役目を果たしてきたという自覚があるなら、ぜひアピールしましょう。
同じ目標に向かって一緒に頑張ってきたのであれば、それは立派なチームです。チームの人数や強豪か弱小かは関係ありません。
どんなメンバーがいて、どんな状況で、その中でリーダーとして何を意識してどう動いてきたか、あなたらしさをしっかり伝えてくださいね。
部活動での経験を自己PRの題材にする際は、こちらの記事で盛り込むべき項目や注意点を押さえましょう。思い出話ではなく、リーダーシップという強みを効果的に伝えるコツを押さえてくださいね。
部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介
求める人物像にリーダーシップが記載されている
多くの企業は採用基準である求める人物像を、学生に向けて提示しています。求める人物像は、企業から「こんな人と働きたい」というメッセージです。
その中にリーダーシップが示されていた場合は、アピールするべきといえます。直接的に「リーダーシップ力がある人」とは示されていなくても、「人を動かす力がある人」「周囲を巻き込んで仕事ができる人」なども、リーダーシップの一つのタイプといえます。
逆に「正確に仕事ができる人」「素直な人」のような、関連させにくい人物像を押し出している企業では、リーダーシップ以外の強みをアピールする方が効果的なケースもあります。
自己PRで求められるリーダーシップとは? 3種類のリーダーシップを理解しよう
自己PRで求められるリーダーシップとは? 3種類のリーダーシップを理解しよう
- 要注意! 専制型リーダーシップ
- 要注意! 放任型リーダーシップ
- 自己PRに効果的! 民主型リーダーシップ
リーダーシップとは、チームを目標に向かって牽引する能力を意味します。一口にリーダーシップといっても、チームをまとめるやり方やメンバーとのかかわり方にはさまざまなタイプがあります。
中には、企業にとっては合わないタイプのリーダーシップを取ってきた人もいるでしょう。一概にリーダー経験があれば、優秀な人とみなされるわけではありません。企業が求めるリーダーシップの種類を押さえましょう。
ここでは、アメリカの心理学者クルト・レヴィンが提唱した3つのリーダーシップスタイルをもとに、社会人に求められているリーダーシップを解説していきます。
要注意! 専制型リーダーシップ
専制型リーダーシップは、高い能力を持つワンマンタイプのリーダーです。
チームとしての意思決定、メンバーの細かい行動まですべてリーダーが決定します。メンバーが主体的に考え、行動することはなく、リーダーの指示に従う一方なので、メンバー一人ひとりの成長は見込めません。
企業が抱く懸念:協調性がなさそう
専制型リーダーシップで成果を出してきた人は、自分の意見を最優先させてきたため、会社員になったときに上司の指示に素直に従えるのか、周りの意見に耳を傾けられるのか、といった懸念が浮かびます。
会社員として組織に所属する以上、周囲と円滑にコミュニケーションをとる必要がある場面が無数にあります。これまでは反抗せずに指示に従ってくれるメンバーに囲まれていたとしても、社会人になっても我を通そうとする一方では、反感を買ってチームの雰囲気を悪くしてしまうこともあるでしょう。
また、企業経営を長く安定的に続けていくためには、後輩を育てて自分の能力やスキルを広めていくことも大切です。専制型リーダーシップではメンバーを成長させることができません。よって、会社員としては不向きなリーダーシップの取り方だと思われてしまうことが多いのです。
企業が抱く期待:能力が高く責任感が強そう
専制型リーダーシップで成果を出せているということは、リーダー本人の能力が高いことの裏付けになります。チームとしての意志決定、メンバーの行動指示はすべてリーダーによるものなので、成果を出せたということはリーダーの判断が的確だったということでしょう。
また、メンバーの細かい行動にまで気を配っているという点では、リーダーとしての責任感が強いからといえます。能力が高く責任感が強いという点では、仕事でも成果が期待できる人材であるといえるでしょう。
専制型リーダーシップは、トップ自らメンバーの行動をすべて把握しプロジェクトを進める側面があります。建築業は比較的専制型リーダーシップが求められやすい職業です。そのほか、規律が重視される仕事にも向いています。
責任感を強みとして押し出すのであれば、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
責任感の自己PRは要注意! 失敗例と絶対響く6例文で徹底差別化
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(チームワーク力が強みの場合)
要注意! 放任型リーダーシップ
放任型リーダーシップは、専制型リーダーシップとは対極の進め方です。リーダーが具体的な指示をすることはほとんどなく、現場での判断をメンバーに任せます。
能力が高いメンバーがそろっているときに有効なリーダーシップの取り方とされていますが、経験が浅いメンバーや未熟なメンバーが多い組織には不向きな進め方です。
企業が抱く懸念:判断力がなさそう
リーダー経験が多いとしても、これまでずっと放任状態だったのであれば、リーダーに必要な判断力が備わっているのか不安視されてしまいます。企業でリーダーを担う役割というのは、重要な場面で判断を下す責任を背負わなければなりません。
イレギュラーなことが起こって、メンバーから指示を仰がれることもあるでしょう。メンバーに判断を任せる一方では、リーダーとして認めないメンバーも出てくることが予想されます。
放任型リーダーシップのみでは、社会人になってもリーダーとしての活躍を期待できるとは言い切れないのです。
企業が抱く期待:柔軟性や協調性がありそう
放任型リーダーシップには悪い点ばかりでなく、能力が高いメンバーがそろっているときには有効な進め方だと述べました。メンバーの能力を正しく評価できたうえで、メンバーの判断に任せようという考えに至ったのであれば、柔軟な判断といえます。
また、メンバーの判断に任せるということは、意見を尊重できていることの表れでもあり、協調性が高いことにもつながります。社会人になっても、柔軟な考え方で仕事の進め方をより良くできたり、周囲と協調しながら働くことが期待できます。
放任型リーダーシップが求められるチームは、メンバーが主体的に動けるチームで、ボトムアップ型組織の一つです。全員で足並みをそろえるというよりは、各自がやるべきことをやって成果を上げ、リーダーはそれをまとめる責任者というイメージです。
柔軟性や協調性を強みとしてアピールするのであれば、こちらの記事を参考にしてください。
柔軟性
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
協調性
例文17選|協調性の自己PRで確実に差別化する8つのコツ
自己PRに効果的! 民主型リーダーシップ
ビジネスパーソンにもっとも期待されているのが、民主型リーダーシップです。
民主型リーダーシップは、メンバーに対して指示や助言はおこなう一方で、一人ひとりの意見に耳を傾けながらチームとしての意思決定に反映させます。一方的に指示をするだけでなく、メンバーとの意思疎通も重視するため、チームの結束力が高まりやすくなります。
企業が抱く期待:企業に大きく貢献してくれそう
民主型リーダーシップは、メンバー一人ひとりを育てることにも有効です。メンバーの能力を考慮し、適切な指導や助言をします。一人ひとりが成長すれば、チームとしてさらに高いパフォーマンスが発揮できるでしょう。
このように、個々人を成長させながら成果を出せるリーダーシップを取れる人材は多くありません。入社すれば、企業に大きく貢献してくれることが期待できます。
企業が自己PRで知りたいのはリーダーシップの再現性
過去にリーダーとして成果を出せた人だからといって、必ずしも仕事で通用するとは言い切れません。企業が重視しているのは、仕事でも成果を出せるようなリーダーとしての資質があるのかという点です。
どんなに大人数を率いた経験があったとしても、「たまたまそのときはうまくいっただけでは?」と思われてしまっては、仕事でリーダーシップを発揮することは期待できないと判断されてしまいます。
「この人なら仕事でもリーダーシップを発揮してくれそう」「企業にとってメリットとなるリーダーシップを持っている人だ」と判断してもらうために、再現性が伝わる自己PRにしましょう。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る社会人のリーダーには「信頼関係構築力」「結果を出す力」「自信」が求められる
社会人に求められるリーダーシップは、大きく3つの要素が挙げられます。「信頼関係構築力」「結果を出す力」「自信」の3つです。
信頼関係構築力は、自分のチームや同僚、上司、あるいは顧客やユーザーといったどんな人に対してでも信頼関係を築ける能力を指します。信頼関係を構築していくためには、質の高いコミュニケーション力が必要となります。不安のある人は今からでもコミュニケーション力を高める努力をしましょう。
目標達成に対するこだわりや粘りが結果につながる
結果を出す力は、いつ、どんな状況においても、目標達成のためになんとしてでもやり切る力です。リーダーシップのある人は人のせいにせず、どんなことでも主体的に考え行動し、ときには悪魔をも味方につけて結果を出す必要があります。
自分の会社や仲間を守っていくために、何としてでも結果を出すという強い気持ちが必要不可欠です。
自信もとても重要な要素です。社会で圧倒的に活躍しているリーダーは、とにかく自信を持っています。それは自分の強みを活かして働き、弱みを受け入れ常にポジティブに行動し、冷静に物事を考えることができる人だからです。
今、自信が持てない人も多いと思いますが大丈夫。少しずつ行動し、自分と向き合うことで必ず自信が出てくるときがきます。大切なのは、成長を止めないことですよ。
リーダーとしての活躍が期待できる自己PRの条件
リーダーとしての活躍が期待できる自己PRの条件
- 自ら考えて行動を起こしている
- メンバーや仲間を尊重している
- 目標や目的を持って行動している
- 自らがリーダーである付加価値をチームに与えられている
リーダー経験を振り返ったときに、「専制型に該当するような進め方だったな」「放任型と思われてしまうかもしれない」と思って、不安になった人もいますよね。しかし、ここで解説する条件をクリアできれば、「協調性がなさそう」「判断力がなさそう」といった懸念を抱かせずにアピールすることができます。
民主型に該当する人も、リーダーシップをアピールするのであれば、以下の条件をクリアしている自己PRにすると、仕事への再現性がさらに具体的にイメージできるようになりますよ。
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自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます。
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(主体性が強みの場合)
自ら考えて行動を起こしている
リーダーの役割には、自分よりさらに上の立場にいる人から受けた指示をメンバーを動かして遂行するというものもあります。単に上の人の指示をメンバーに伝えただけでは、ただの伝言役です。
また、現場の判断に任せるタイプのリーダーシップもありますが、「メンバーがそういうから」というように自分の考えがないようでは、お飾りのリーダーになってしまいます。
これらに該当するようなリーダーでは、「リーダーシップが強み」とはいえません。行動を起こすときに、自らの意志や考えがあったからこそ、成果につなげられたことを示す必要があります。
- リーダー経験は多いのですが、立候補ではなく推薦でなったことばかりです。受け身と思われてしまうでしょうか。
リーダーとして役割をまっとうできていれば問題ない
そのリーダーになる過程が自主的ではなく周りからの推薦であるとしても、リーダー経験が多いことは非常に素晴らしいことです。
自分では受け身で引き受けたリーダーであったとしても、リーダーの役割をまっとうしてきたのであれば、それは動かぬ事実です。
また、あなたがどのようなリーダーシップを発揮してチームをまとめたのかが非常に重要なポイントとなります。そのポイントを明確にしておけば問題ありません。
メンバーや仲間を尊重している
仕事では、部下の働きなくしてはチームとして成果をあげることはできません。独りよがりな上司や、こちらの意見に耳を傾けてくれない上司の元では、やる気が起こらないという部下は多いでしょう。
一緒のチームに属するメンバーや仲間を尊重できるリーダーの方が、信頼を獲得しやすいといえます。リーダーとして、メンバーや仲間を尊重できている人であれば、仕事でも高いパフォーマンスが期待できるのです。
メンバーや仲間を尊重していないリーダーは、信頼関係を築くことができずコミュニケーションが取りにくいため、報告・連絡・相談のスピードや頻度が落ち、結果として仕事で良い成果を挙げることが難しくなってしまいます。
目標や目的を持って行動している
そもそも仕事でリーダーが存在するのは、プロジェクトを成功させるためであったり、部署の目標を達成するなど、目的があることが前提です。仕事で必要とされるリーダーシップは、目標を達成するために、メンバーを動かすことができる能力です。
目標や目的を持ったリーダーではなかったのであれば、仕事への再現性は期待できないでしょう。
目標や目的を持って行動できていないリーダーだと、仕事において規律を守れないので仕事を任せて大丈夫なのか、という不安を抱いてしまう人物像となります。このことから目標、目的を持つことは重要なポイントです。
自らがリーダーである付加価値をチームに与えられている
「誰がリーダーでも同じ結果になったのでは」と思われてしまうようなエピソードでは、強みとしては不十分です。自分がリーダーだったからこそ生まれた、チームにとっての良い効果を示す必要があります。
チーム全員ではなくあたかも自分一人で成し遂げたかのような表現をしていると、リーダーとしての役目を果たせていたことが伝わりません。それどころか、自己中心的な学生だなという印象を与えてしまう可能性があるので要注意です。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る自分のリーダーとしてのタイプを分析しよう
企業やチームの状況によって求められるリーダーシップの形は変わってくるので、ここまで解説した4つの条件のうちのどの条件もアピール可能です。
仕事におけるチームというのは、単に人を複数集めただけのグループでも、仲良しの集まりでもありません。経営目標を達成するというミッションを負っています。
経営目標とは収益額だけでなく、「お客さまに満足していただく」「新商品を開発する」「より良い体験を届ける」などさまざまです。各部門、部署、チームで役割分担をして、その目標達成に向けて動いていくことになります。
メンバーとのかかわり方や指示の仕方を中心に振り返ろう
チームとしての目標や目的をはっきりとさせ、チームのリソースを最大限に活かして目標達成に向けてメンバーを動かすのがリーダーの役目になります。
メンバー一人ひとりに責任を持たせ、モチベーションを上げていくための動き方は、リーダーによって違います。
率先垂範で先に立って人を導くタイプ、まずは任せてみていざというときにサポートに入るタイプ、伴走者として常に声をかけ続けるタイプなど、自分がどのタイプのリーダーシップが得意か、よく振り返ってみてください。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
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作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。
リーダーシップの自己PRは3ステップで伝えよう
では、さっそくリーダーシップの自己PRを作り上げていきましょう。自己PRでは、文章構成がとても重要です。どんなに魅力的なエピソードを用意していたとしても、話す順番や表現の仕方によっては、自分も良さが伝えきれないことも。
3ステップを踏んで、もっとも的確に伝えたいことが伝わる自己PRを作成しましょう。
ステップ①リーダーシップが強みであることを端的に述べる
面接やエントリーシート(ES)で、自分の考えや意見を述べるときは、結論から述べるのがもっとも適した回答の仕方とされています。1文目は聞き手の記憶に残りやすいとされているため、結論から述べることで、もっとも伝えたいことを確実に伝えられるようになるのです。
自己PRにおいて結論は、自分の強みを端的に表したものです。1文目で強みを述べるのに、「わたしの強みは協調性があって、かつ周囲に気を配れて……」というように、1文目を長々と話してしまうと、結局何が強みなのかが伝わりにくくなってしまいます。
1文目は、リーダーシップが強みであることを端的に述べましょう。ただ、「私の強みはリーダーシップです」という書き出しでは、ほかの学生と被ってしまうことも多いでしょう。差別化して、面接官の興味を惹きたいのであれば、以下の2つのどちらかの方法で、オリジナルの書き出しを考えると良いですよ。
リーダーシップの自己PRの書き出しを差別化する方法
- どんなタイプのリーダーシップかを盛り込む
- 数字や成果を押し出す
どんなタイプのリーダーシップかを盛り込む
「私の強みは巻き込み型リーダーシップです」というように、リーダーシップのタイプを盛り込んだ1文目にすると、自分らしさがわかるリーダーシップが示せます。
繰り返しになりますが、一口にリーダーシップといっても、メンバーとのかかわり方やチームの作り方は人によって異なります。自分のリーダーシップの取り方を示すために、タイプや種類を盛り込むとイメージが湧きやすくなるでしょう。
タイプ | メンバーとのかかわり方やチームの作り方 |
---|---|
巻き込み型 | 周囲に積極的に働きかけて、仕事を分担して、進めていく |
協調型 | メンバー全員の意見に耳を傾けられる |
盛り上げ型 | 前向きな言動で士気を高められる |
オープンドアタイプ | メンバーとの間に壁を作らず、対等に接することができる |
数字や成果を押し出す
「私の強みは一回戦負けのチームを地区大会優勝チームへと導いたリーダーシップです」など、1文目で成果を押し出すとインパクトを持たせることができます。
「60人の部員をまとめたリーダーシップ」というように、数字を押し出すかたちでもインパクトを出せますよ。
自己PRの書き出しに悩んでいる人は、こちらの記事も併せて参考にしてください。
自己PRは書き出しで命運が決まる! 人事を惹き込むコツを大解剖
書き出しで興味を引くことができ、内容も期待以上のものであれば、ESで高評価を獲得できます。ESの自己PRの書き方は、こちらの記事を参考にしてください。
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説
ステップ②強みが発揮されたエピソードを述べる
最初に強みを端的に言い切りましたが、聞き手は本当にリーダーシップが学生の強みかどうか確信が持てていない状態です。よって、証拠となるエピソードを述べて、聞き手に納得してもらいましょう。
エピソードの構成
- 説明に必要な基本情報
- 当時の課題や目標
- 起こした行動
- 結果
リーダーシップをアピールする学生は決して少なくありません。その中で一歩リードするには、エピソードが鍵を握ります。エピソードの見つけ方や組み立て方はこちらの記事を参考にしてください。
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!
①説明に必要な基本情報
まずは、エピソードを理解してもらうために必要な情報を簡単に述べましょう。聞き手は、自分のことをほとんど何も知らないため、自分がリーダーをしていた様子をイメージしてもらう必要があります。
リーダーを担っていた期間、メンバーの数などがわかると、具体的なイメージがしやすいでしょう。
基本情報として説明する内容
- 所属していた組織やグループ(サークル名、アルバイト名など)
- 組織やグループの活動内容
- リーダーを任された時期
- リーダーを担っていた期間
- メンバーの数
- ESの字数制限が200字でギリギリなため、基本情報は削って当時の課題から書いても問題ないですか?
基本情報を削るのは危険
面接官や人事はあなたのことを何も知らない状態から話を聞きます。その状態から具体的な課題の話を聞いても、そのときの状況がイメージできないのであなたの話がまったく頭に入ってこなくなってしまいます。
字数が少なくても、最低限の基本情報は書くようにしましょう。
逆に具体的な話の方が、削っても問題ないケースも多いです。ESは一度書いてみて、その話を初めて聞く友人やキャリアコンサルタントに添削してもらい、客観的なフィードバックをもらうようにすると完成度がグッと上がりますよ。
自己PRの一般的な文字数は200~300字程度とされていますが、400字と指定する企業も少なくありません。400字の指定があった場合は、こちらの記事を参考にしてください。
例文20選|400字の自己PRで人事の心をつかむ戦略
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRがうまく書けない」「どんな強みをアピールすればいいかわからない」…そんな悩みを抱えている方には「AI自己PR作成ツール」がおすすめです。
AIがあなたの経験やスキルに基づいて魅力的な自己PRを自動で生成し、短時間で書き上げるサポートをします。
短時間で、分かりやすく自分をアピールできる自己PRを完成させましょう。
②当時の課題や目標
自己PRを作成する学生は成果や結果を重視しがちですが、採用担当者としては物事に取り組むときに「どんなことを考えるのか」「何が原動力になるのか」も注視しています。
どのような課題に向き合っていて、どのような考えを持っていたかがわかるように述べましょう。
③起こした行動
次に課題を解決したり、目標を達成するためにどのような行動を起こしたかについて説明します。
この過程で強みであるリーダーシップが発揮されているはずです。リーダーシップを発揮して、チームにもたらした変化が伝わるようにしてください。
④結果
最後に行動の結果について述べましょう。結果は行動を起こす前との変化を伝えてください。「売上が3倍になった」「地区大会で優勝した」というように、数字や実績を表すと説得力が増します。
結果が数字にできない場合もあるでしょう。そのときは、「部員からやってきて良かったと言われた」「〇〇さんが主将で良かったと言われた」など、周囲の反応を具体的に述べると、チームにとって良いリーダーだったことが伝わります。
ステップ③仕事への再現性をアピールする
最後は、リーダーシップの再現性をアピールしましょう。「リーダーとしてプロジェクトを成功させる」「チームのパフォーマンス力を高められるリーダーになる」というように、仕事でどのようにリーダーシップを発揮できるのかを示しましょう。
仕事への再現性は、志望職種の業務内容を知ると具体的に書けるようになりますよ。こちらの記事を参考にしてください。
業務内容は事業内容や職務内容とは違う? 関係性や具体例を解説
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る「感情表現」と「気づき」で差別化しよう
リーダーシップを強みとして自己PRを作成する場合に差別化できるポイントは、「感情表現」とリーダーとしての「気づき」の2つです。自己PRでリーダーシップを使う学生は、それなりの役割を担って取り組んできたエピソードがあります。
リーダー経験が多い学生というのは一定数います。その中で差別化させるために「感情表現」と「気づき」がポイントになるのです。
思考を伝えることが重要
まず「感情表現」についてですが、リーダーとして苦境に立たされたときに、どのように自分を鼓舞したかということをエピソードも踏まえて述べるようにしましょう。感情は誰にでもあるのですが、苦境のときにいかにポジティブに変換できたかという点は仕事に就いた後も非常に重要なポイントです。
また、「気づき」については、リーダーシップを発揮しようと思った課題への気づき、周囲との調和の中から他人から学んだ気づきなど、自分がどのように成長できるのかという内的・外的要因を分析できる能力にもなります。
経験別! リーダーシップの自己PR例文17選
経験別! リーダーシップの自己PR例文17選
ここからは、経験別にリーダーシップの自己PR17選を紹介します。部活動、アルバイト、クラス、ゼミなど、リーダーを担う機会はさまざまあります。
自分に通じるものがあれば、それを参考に自分のエピソードや考えに置き換えてみて、自己PR作りの参考にしてくださいね。
自己PRで悩んだらまずは作成ツールを使ってみよう!
「自己PRで伝えたいことはあるのに、言葉にできない」そんな悩みがある方には「自己PR作成ツール>」が強い味方になってくれます。
表現に悩んでいても、AIがあなたの考えを汲み取り、わかりやすく効果的なPR文にまとめてくれます。
ぜひ効率的に自己PRを仕上げ、選考の準備を整えましょう。
文芸サークルでの部長経験
文芸サークルでの部長経験
私の強みは、チームの士気を高めて、目標を達成する力があることです。
大学時代は文芸サークルに所属し、部長を務めていました。
文芸サークルでは学園祭に合わせて文芸誌を発行していますが、年々販売部数が減少していて、今年で発行するのは最後にすべきではないかと外部から意見が出ている状況でした。
厳しい状況に士気が下がってしまうメンバーもいましたが、まだ諦めるのは早いと鼓舞して、文芸誌の構成や内容、販売方法などを練り直しました。
加えて、部長としてメンバーの士気を維持するために、得意な分野を任せたり、意見を聞いたりと積極的に取り組めるように働きかけ、チーム一丸となって文芸誌を作成しました。
最終的には、文芸誌は例年より1.3倍の販売部数を記録し、来年の発行も継続できる予定です。御社でも、リーダーシップを活かし、チーム一丸となって目標を達成できるように貢献したいと考えています。
※「AI自己PR作成ツール」
選考通過率の高い自己PRをつくりたい人は「AI自己PR作成ツール」を活用しましょう!
厳しい状況下、メンバーのやる気を引き出して目標達成に導けたことがうかがえます。
細かいことですが、冒頭で「士気を高めて」とあるので、文中でも「士気を維持する」ではなく、みんなの気持ちが盛り上がったという方向でまとめてあると良くなります。
登山サークルでの部長経験
登山サークルでの部長経験
私の強みは、リーダーシップがあるところです。
大学時代は部員50人が所属する登山サークルの部長を務めていました。部長として特に意識していたことは、部員全員が安全に、けがなく下山することです。
まずは、学年関係なく部員に積極的に話しかけ、些細なことでも報告・相談してもらえる関係作りをしました。また、登山技術や知識を身に付けるために、OBに依頼して勉強会を開催しました。
その結果、不測の事態が発生した際も、部員からの報告ですぐに事態を把握して、適切な対応を取ることができました。
御社でもこのリーダーシップを活かし、ミスを未然に防ぐためにはどのように行動すべきか常に考え、チームを導く存在になりたいと考えています。
安全管理は、ミスの許されない会社や組織においてはとても重視されるスキルです。具体的にどうやって部員とコミュニケーションをとり関係性を築いていったのか、深掘りされても答えられる準備をしておきましょう。
野球部での主将経験
野球部での主将経験
私の強みは、目標を掲げてチームを巻き込むリーダーシップです。
大学時代は100人以上が所属する野球部で主将を務めていました。強豪校出身の部員も多く、練習方法にこだわりを持っている部員も多いため、意見が食い違うこともありました。
このままでは部の雰囲気も悪いうえに、練習の効率も悪いと考え、部員全員でミーティングを実施しました。まずは部員全員で目標を改めて確認し、そのうえで自分たちに何が足りないのか課題を洗い出しました。そして弱点を克服するための練習方法を導き、実行しました。
目標を明確にし、部員が同じ方向をみて努力することで、部の雰囲気も良くなり、技術向上に向けた意見も互いに言いやすくなりました。
その結果、目標としていた県大会3位以内を達成できました。
仕事でも、チームが目標を達成するためにはどうすべきか考え、積極的に行動し、プロジェクトを成功させたいと考えています。
※「AI自己PR作成ツール」
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チームの目標を設定し、目標に向けて取り組んだ点が評価できます。目標と現実の差をどのようにキャッチアップして、成果に導けたのかという過程について深掘りして質問される可能性が高いです。
野球部での応援リーダーとしての経験
野球部での応援リーダーとしての経験
私の強みは、主体的に取り組みチームを盛り上げるリーダーシップです。
大学では、野球部の応援リーダーとして、地区大会優勝を目指している部員の士気を高め、サポートするために活動しました。
応援リーダーとして部員だけでなく、吹奏楽部や試合会場の担当者など多くの人と連携を取ることや、常に先頭に立って100人以上いる部員を率いることは、大変なときも多くありました。しかし、良いチームを作って、試合を盛り上げたいという気持ちで、主体的に活動に取り組みました。
その結果、地区大会終了後に、野球部の部員たちから「応援が力になった」と言ってもらい、一緒に頑張ってきたチームのことをとても誇らしく思いました。
御社に入社後も、目標に対して責任感を持って主体的に取り組み、チームを率いるような人物として成長をし、業務に貢献していきたいと考えています。
100人以上の部員の先頭に立ち、野球部を側面から盛り上げてきたことが伝わってきました。さらに掘り下げるとしたら、100人は応援メンバーなのかの確認と、具体的にどのように部員を率いてきたのかというところを聞いてみたいです。
サッカー部での副主将としての経験
サッカー部での副主将としての経験
私の強みは、チームの関係性を構築し、全体の士気を高められるリーダーシップがあることです。
大学ではサッカー部に所属し、副主将を任されていました。
あるとき、元気のない部員に声をかけると、スタメン選手に対して意見が言えないと打ち明けてくれました。
私は、チーム一丸となることが目標達成のために必要だと考え、実力差によってできている壁を取り払うために、意見交換の場を作りました。また、試合に出れないメンバーには、スタメン選手へのフォローを頼んで役割を与えました。
お互い誤解があったことがわかり、積極的に意見交換ができる関係性を構築できると、メンバー間でのわだかまりはなくなりました。チーム一丸となった状態で練習に励んだ結果、目標だった県大会への出場権を獲得しました。
御社に入社後、どのような役割になっても、チームの関係を構築し全体の士気を向上させる強みを活かして、チームに貢献していきたいと考えています。
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なぜチーム一丸となることが目標達成のために必要だと考えたのか。チーム一丸になるとは具体的にどういう状況になることを目標としていたのか。
当時を振り返り、もっとあなたの想いや考えを言語化すると、より読み手に伝わりやすくなると思いますよ。
バスケットボール部での副主将経験
バスケットボール部での副主将経験
私の強みは、メンバーの意見を聞き入れ課題を解決するリーダーシップがあることです。
大学ではバスケットボール部に所属し、副主将を任されていました。地区予選突破を目標に掲げ、主将が考えてくれた全体練習をしていましたが、チームの士気が下がっていることに気が付きました。
私は、各メンバーに話を聞き、もっと自主練習の時間を増やしてほしいといった意見があることを知りました。そこで主将に、目標から逆算して考えると、もう少し自主練習の時間も増やしたほうが良いのではないかと提案し、一緒に練習メニューを練り直しました。
その結果、部員たちの練習への取り組み方も変化し、個々の能力が向上するだけでなくチームとしての団結力も向上し、目標だった地区予選突破を果たしました。
御社に入社後も、広い視野をもち、周りの意見を取り入れながら課題を解決することで、チームのパフォーマンス力を高められるリーダーになりたいと考えています。
バスケットボール部での副主将というポジションで経験した民主型のリーダーシップについてアピールすることができています。この後面接官から、「広い視野を活かせた場面を教えてください」と質問されるかもしれません。
吹奏楽部での指揮者経験
吹奏楽部での指揮者経験
私の強みは、100人の部員をまとめたリーダーシップです。
大学時代吹奏楽部の指揮者として、部員に音楽を指導する立場を任されていました。指揮者として心掛けていたことは2つです。
1つ目は、全体を見つつも一人ひとりの意見をしっかり聞くことです。2つ目は、自分の意見や考えをしっかり持ち、部員に伝えることです。
音楽を指導する立場のため、時に厳しいことを言わなくてはならないこともありましたが、より良い音楽を作るためにどうすべきかをわかりやすく部員に伝えるよう努力しました。
その結果、目標としていた一体感のある演奏を作り上げることができ、文化祭で披露した際は先輩方から「レベルが向上した」と声をかけてもらいました。
御社では、多数のアルバイトを指導する機会があると説明会の際に伺いました。私の強みである全体を見ながら一人ひとりにも目を向けて指導できる力を活かし、良いチームを構築していきたいと考えています。
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指揮者としてたくさんの人をまとめて良い演奏を実現したことがわかります。双方向型のコミュニケーションができていたようですね。
演奏を離れたところでの部の雰囲気や、あなたが考える「良いチーム」とはどういうものかを掘り下げてみたくなります。
吹奏楽部でのパートリーダー経験
吹奏楽部でのパートリーダー経験
私の強みは、周りを巻き込み目標を達成するリーダーシップです。
大学では吹奏楽部に所属し、パートリーダーを任されていました。年に一度の定期演奏会に向けて全体で通し練習をした際、想像よりも演奏に一体感がないことがわかりました。
私は、残り二週間と少ない期間で一体感を出すためには、どのように練習するべきか考え、各パートリーダーに2つのことを提案し、実践しました。
1つ目は、朝練習を実施し、短い時間でも全体で合わせる練習をすることです。2つ目は、朝練で合わせた際の改善点などを練習のはじめに各パートで発表し、それを踏まえた練習をすることです。
その結果、短い時間でも効率的に全体練習ができるようになり、演奏に一体感を出すことができました。
この経験を活かして、御社でも目標達成のために自ら行動し、周囲に働きかけることで、業績向上に貢献したいと考えています。
演奏に一体感がないと感じたのはなぜか。演奏に一体感を感じることができたのはなぜか。音楽などの内容のESは、目に見えるものではないため伝えることが難しくなります。思っている以上に、具体的にわかりやすく記入することが重要です。
ゼミでのリーダー経験
ゼミでのリーダー経験
私の強みは、ゼミ見学者0人の状況から新入生10人を獲得したリーダーシップ力です。
所属しているゼミは、新ゼミ生募集期間になっても見学に誰も来ていない状況でした。
ゼミ長の私は、オンライン授業が増加し大学に来る回数が減少しているため、掲示板やビラでの宣伝は認知されていないのではないのかと仮説を立てました。
そこで、SNSを活用した宣伝方法を加えたらどうかと考え、メンバーに協力を仰ぐと、SNSが得意なメンバーから効果的なやり方の提案や、新入生の登校日に合わせて食堂でビラを配ったらどうかなどの新しい意見もありました。
意見をまとめて、作業を分担して割り振り、ゼミ生一丸となって広報活動を進めた結果、ゼミの見学に来てくれる新入生が増え、その中から10人が入ゼミしてくれました。
御社に入社後も、周囲の意見も聞き入れ、より良い方法を模索し行動できる力を活かし、営業として売り上げ達成に貢献したいと考えています。
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自分の置かれた環境と課題を解決するためにリーダーシップを発揮したことが伝わります。今まで通りの手法からやり方を変えてチャレンジした点が良いです。
深掘り質問としては、どのようにして周囲を巻きこむことができたのかという質問が出そうです。
飲食店でのアルバイトリーダー経験
飲食店でのアルバイトリーダー経験
私の強みは、新人アルバイトの定着率を30%向上に導いたリーダーシップです。
飲食店でのアルバイトでは、新人アルバイトの定着率50%と、半分はすぐに辞めてしまうことが問題でした。
私はアルバイトリーダーとして、新人に困っていることはないか聞いたり、自分の新人時代を振り返ったりして、指導方法が人によって異なり、混乱が生じていることも原因の1つだと考えました。
そこで社員に2つの解決策を提案し、導入してもらいました。1つ目はマニュアルを作成し、指導するスタッフの認識合わせをすることです。2つ目は、新人アルバイト一人ひとりノートを作成し、習得状況をひと目でわかるようにすることです。
これらを実施したことで、定着率は80%に向上し、良いチームを作り上げることができました。
原因を分析し課題を解決するために行動できる力を活かし、御社でもより良い商品開発をするために試行錯誤して結果を出したいと考えています。
定着率を上げるための施策を考え実行し、効果を上げたことが伝わってきます。チームの重要なメンバーである新人に、困りごとを聞く以外にどうかかわったのか、ほかの指導スタッフとどのように認識合わせをしたのかということも聞いてみたいです。
アパレルショップでのアルバイトリーダー経験
アパレルショップでのアルバイトリーダー経験
私の強みは、リーダーシップです。課題解決のために行動し、チームの成績を向上させる提案ができます。
大学時代アパレルでのアルバイトでは、アルバイトリーダーを担当していました。売り上げ目標が個人に課せられているのですが、非常に厳しくほとんどの人が達成できていない状況でした。
そこで達成できていない原因を探ると、忙しいあまりに接客が流れ作業になっていることがわかりました。
私は、接客以外の業務で効率化できるところはないか考え、業務のやり方を改善し、マニュアルを作成して配りました。また、接客のロールプレイングを定期的に実施し、適切な対応を全スタッフでできるように練習しました。
その結果、業務のムダが減り、今では多くのスタッフが目標を達成できるようになりました。この経験を活かし、御社の法人営業として売り上げ達成に貢献したいと考えています。
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自ら主体的に動き、自分だけでなくスタッフも目標達成へ導いているのは素晴らしいです。しかし数値結果が記載されていないため、もったいないESとなってしまっている印象です。
売り上げの話であれば、売上結果や目標達成のパーセンテージなど数値結果も必ず記載するようにしましょう。
アルバイト経験は入社後の活躍イメージが伝わりやすい有効な題材です。アピールしたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
インターンのグループワークでのリーダー経験
インターンのグループワークでのリーダー経験
私の強みは、相手の意見を引き出すリーダーシップです。
インターンのグループワークで、リーダーを担当しました。
製品の宣伝方法を考える際に、発言できていない人がいることに気が付き、声を掛けましたが、意見を述べることが難しいようでした。
そこで私は「AとBならどっちがいいと思う?」などと答えやすい質問をするように工夫したり、休み時間に話しかけて打ち解けたりと、意見を言いやすいチーム作りを意識しました。
徐々に全員が意見を積極的に発言できるようになり、宣伝方法もさまざまな視点の意見を集結させた、おもしろいものを考えることができました。
発表の際に、社員の方から「独自性がある意見で良いね」と褒めていただき、チームの意見を集結させたときの力の大きさを実感しました。
この経験を活かし、御社でもチームが活性化するような働きかけをすることで、チームの営業成績向上に貢献したいと考えています。
自らが率先してグループをまとめるために取り組みを実施したことが評価できます。特に意見を聞き出すための努力を惜しまなかった点が良いです。深掘り質問として意見を言いやすい環境ができたと感じたエピソードについて聞かれる可能性があります。
課外活動でのリーダー経験
課外活動でのリーダー経験
私の強みは、企画力と行動力で周囲を引っ張るリーダーシップです。
課外活動で小学校の放課後教室のボランティアに参加し、リーダーを担当しました。
子どもたちの安全を守りつつ楽しませるというのは当初考えていたより難しく、企画立案や安全管理に苦戦しましたが、先生方にアドバイスをいただき、自分たちの得意なことを活かして実験イベントや巨大絵画イベントなど子どもたちに楽しい思い出を作れるようなイベントをたくさん企画しました。
準備中も常に「限られた時間で子どもたちに自分ができることは何か」を考えて、自ら率先して動いたり、周りに指示をしたりしながら活動し、リーダーとしてわかりやすい指示を周りに出すことの難しさや、協力することの大切さを学びました。
御社に入社できた場合も、顧客の課題を解決する企画の提案をしたり、計画を実現させる行動力を活かして職務を果たしたいと考えています。
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ボランティアのリーダーとして、みんなに喜ばれるイベント運営をおこなった様子がうかがえます。
リーダーとして子どもたちを導いたのか、ほかのボランティアスタッフを導いたのかがあいまいなので、誰とどうかかわったのか深掘りしてみたいところです。
行動力をアピールするコツは以下の記事でも解説しています。こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
例文30選! 行動力の自己PRは6つのパターンで勝負しよう
学生会での部長経験
学生会での部長経験
私の強みは謙虚さと決断力を持ち合わせたリーダーシップです。
私は学生会の部長として、学校でのルールの決定を担ってきました。学生総会で、演奏会でのゴミ問題が議題に上がりました。
私は例年通りゴミ箱を設置する方針で話を進めていましたが、去年ゴミ箱が溢れかえり、会場に迷惑をかけてしまったため、ゴミ箱を撤廃するべきではないかとの意見が出ました。
ゴミ箱設置か、各自持ち帰りにするか意見が分かれましたが、私は会場に迷惑をかけないことが第一優先と考え、ゴミ箱撤廃を決断しました。急に撤廃するとその場に置いて帰る人もいると考え、事前に周知を徹底し、当日スタッフを会場に配置することを決めました。
例年と異なることをするのは勇気がいりましたが、団結して取り組み、演奏会は会場を汚さずに終えられました。
御社でもこの経験を活かし、謙虚に周囲の意見を取り込みながら最善の方法を検討できるリーダーとして活躍したいと考えています。
なぜ会場に迷惑をかけないことを第一優先としたのか。例年と異なることを実行したうえで特に苦労した点は何か。
学校のルール改定は実行するまでにさまざまな困難が想像できます。その問題に対してどのようなプロセスで実行に至ったのかを明確にすると、さらに良くなりますよ。
文化祭実行委員会での部長経験
文化祭実行委員会での部長経験
私の強みは、チームの力を引き出すリーダーシップです。状況を見極め、周囲が力を発揮できるよう環境を整える力があります。
大学時代は文化祭実行委員会の部長を務めました。文化祭の企画、運営はやるべきことが多くありますが、実行委員は20名と少なく、効率的に作業を進める必要がありました。
そこで私は、3つのことを実施しました。1つ目は、認識相違によるやり直しを防ぐために、作業に取り掛かる前に、入念にイメージをすり合わせることです。
2つ目は、メンバーの進捗をタスク別に管理し、遅れがでている作業のフォローに入ることです。
3つ目は、積極的にメンバーに声をかけ、意見が言いやすい雰囲気作りをすることです。
その結果、少ない人数でも順調に準備を進められ、無事学園祭は成功しました。
御社でも、縁の下の力持ち型のリーダーシップを活かし、営業職が働きやすい環境づくりをすることで、業績向上に貢献したいと考えています。
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文化祭というイベントを成功に導くために、あらゆることを調整しながら成功に導くことができた点がリーダーとして評価できます。深掘り質問として、環境整備でどの点が一番苦労してどう調整したかという質問が出そうです。
討論会の議長経験
討論会の議長経験
私の強みは、周囲の意見を取り入れて課題を解決する力があることです。
大学で所属しているゼミでは月に一度討論会を実施し、ゼミ長である私は議長を担当しています。
討論会では議長として、聞くことを特に意識しています。ゼミ生同士意見が割れることもありますが、一人ひとりの話をよく聞くことで、共通点を見つけ出し、折衷案を提案して答えを導き出すことができた経験が何度もあります。
また、発言をためらう様子のゼミ生がいる際は、さりげなく質問をして意見を引き出し、全員で討論できる環境づくりを心掛けています。
このように私は、チームの意見をよく聞いて最善の策を導き出す力があります。
御社でも、まずは販売員として周囲と協力し、売り上げ達成の目標に向かって努力します。そしてゆくゆくは、エリアマネージャーとして、店舗の意見を取り入れより良いお店づくりを考える立場となり、御社の売り上げや知名度向上に貢献していきたいです。
会議の場でメンバーから意見を引き出し、まとめ上げる力がうかがえます。
仕事の場では決まったテーマで話し合う以外に、周囲の状況から論点を探し出したり人を動かしたりしなくてはならないため、面接ではゼミの討論会以外の場面の経験も聞かれるかもしれませんね。
クラスの委員長経験
クラスの委員長経験
私の強みは、チームを導くリーダーシップがあることです。
大学時代、クラス委員長を任されていましたが、クラスの誰も発言しないために期限間近になっても結論が出ないことが多くありました。
一方的に問いかけても発言が得られず、多数決でやり過ごしたこともありましたが、それでは全員が納得できる結論を導き出せないと考え、対策を練りました。
私は、クラス全体で発言してもらおうとするから躊躇する人もいるのではないかと考え、まずは少人数で話し合い、その結果をまとめて発表してもらう方法に変えました。
また、どんな意見もまずは肯定的に受け止めることで、意見を言いやすい雰囲気作りを心掛けました。その結果議論も活性化し、クラス全員が納得できる結論を導き出すことに成功しました。
御社に入社後も、課題を解決するためにどうすべきかを柔軟に考え、プロジェクトを成功に導くリーダーになりたいと考えています。
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抽象的なエピソードとなってしまうと、読み手がイメージしづらくなってしまいます。
具体的にどんな内容の話をしたのか、議論の活性化や全員が納得できた結論とはどのようなものだったのか。その点を踏まえてより伝わりやすくなるよう仕上げていきましょう。
深掘りされる可能性大! リーダーとしての失敗や挫折経験も整理しておこう
リーダー経験があることがわかった面接官の中には、さらに詳しく聞いてみたいという人も多くいます。特に深掘りされやすいのが、リーダーとしての失敗や挫折経験です。
そこから得た学びや教えを述べられると、リーダーとして一つ成長できていることが伝わります。リーダーシップをアピールする人は、リーダーとしての失敗や挫折経験も整理しておくようにしましょう。
リーダーシップを自己PRすると、苦労した場面でのマイナスの感情について質問されることがあります。感情についての言葉も事前に整理しておくと良いです。
挫折経験はネガティブな話題に思えますが、得られた学びや逆境を乗り越える能力をアピールできるチャンスです。こちらの記事を参考にして、万全の対策をしてくださいね。
例文7選! 挫折経験をESや面接で魅力的にアピールする方法を伝授
挫折経験を問う質問と似ているものとして、失敗談を問う質問が挙げられます。挫折経験との違いや回答のコツを、こちらの記事を読んで押さえてくださいね。
例文14選|面接で伝える「失敗談」の正解回答を徹底解説
リーダーシップは貴重な強み! 採用担当者からの期待を獲得して内定をつかもう
昨今の若者には出世欲がある人が少ないと言われています。そんな中リーダーシップをアピールする人材は、企業からすると貴重な存在といえるでしょう。
「いずれは社員を牽引する立場を担ってくれそう」「チームをまとめて高い成果を出してくれそう」と採用担当者からの期待を獲得できれば、内定に大きく近づけます。周囲を導ける立派なリーダーであるという自信を持ってアピールしてくださいね。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るリーダーシップの経験は自信を持って堂々とアピールしよう
リーダーシップをアピールしたい人には二通りあります。
リーダーとして頑張った経験に自信のある人と、求める人材像にあるのでアピールした方が良いのではないかと思っている人です。
リーダーを担った実績がある人は自主的にせよ推薦されたにせよ、職務をまっとうしたのであればストレートに経験をアピールできます。また、役職はないけれどチームのために何らかの分野で先頭に立って頑張ったことがある人も自信を持ってアピールしてください。
入社してリーダーとして活躍する姿を想像してもらおう
求める人材像に合わせてアピールしたい人は、事実ではないことを無理に盛ってはいけませんが、少人数のチームでも主体的に人を巻き込んだり動かしたりした経験があるならば、丁寧に思い出して言語化してみましょう。
リーダーシップを伝える時のポイントは、次の通りです。
・自分なりのリーダーシップのタイプの説明
・チームの状況、置かれた環境
・リーダーシップを仕事のどのような場面で再現できるか
新入社員として入社して、翌年以降には後輩ができます。経験を積んだときに、リーダーを任せられる人材であるということをしっかり伝えてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細