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自衛隊の自己PRで忍耐力はアピールできますか?

自衛隊から民間企業への転職活動をおこなっている者です。

自衛隊での経験から、自分の強みは「忍耐力」だと考えています。ただ、自己PRでどのように表現すれば、民間企業の人事の方に響くのかがわからず悩んでいます。

「きつい訓練を乗り越えた」「つらい環境に耐えた」といった話だけでは、精神論のように聞こえてしまい、民間企業で活かせる具体的な能力として伝わらないのではないかと不安です。

「忍耐力」をアピールするうえで、自衛隊での経験を具体的な成果や、企業で求められる能力につながるようにまとめるにはどうすれば良いでしょうか?

採用担当者から見て、自衛隊出身者の「忍耐力」が魅力的に映るような自己PRの構成や、含めるべき具体的なエピソードのヒントなど、何かアドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表

小関 珠緒

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忍耐力は強み! 成果とともに話すのが鍵

実は、自衛隊から民間企業への転職は、なかなかハードルが高い点もあります。

自衛隊の人の「忍耐力」が強みではあることは間違いありません。ただ、「きつい訓練を乗り越えた」や「辛い環境に耐えた」といった話だけでは、精神論のように聞こえてしまうのも確かです。

そうした経験はとても良いエピソードではあるものの、成果やスキルが話せないと民間企業のアピールには使えません。自衛隊での経験が実際どんな成果を生んだのか、結果としてどんなスキルが身に付いたのかを語ってください。

仕事のどういった面に役立ったのかがわかると、活躍する姿を企業の人に想像してもらいやすいです。

経験を具体的に伝え、企業でどう活かせるかをアピールしよう

たとえば、忍耐力をアピールするとします。それが具体的に職場でどう発揮できたかを伝えましょう。たとえば、「天候とか体調が厳しいなかでもチームをまとめました」といったエピソードです。

あるいは、「後輩育成の場面で忍耐力を発揮し、みんなが成長してくれた」といった話でも良いです。過程とともに伝えることで、「そういったものをうちの会社でもやってくれるよね」と、企業の人に思われます。

自分がやってきたことが、希望する民間企業でどんなふうに役立てるのかを考えてください。

民間企業は利益や数字を追求することが目標である場合が多いです。企業の数値目標にどう貢献できるのかを明確に伝えることが成功の鍵となります。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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応募先を決めて、求められる能力から逆算しよう!

自己PRがまとまらない一番の原因は、「どこに応募するか(業界・職種)」を決めていない点にあると考えられます。

A社とB社、あるいは営業職と事務職では、求められる忍耐力の質が異なります。

まずは、自分が応募したい業界や職種を決めることから始めてください。

アピールの手順を3つのステップで紹介します。

第一に、応募先を決めてください。業界、業種から絞りましょう。

第二に、その職場で求められる能力を特定します。たとえば、営業なら「断られても関係構築できる粘り強さ」、事務なら「大量の処理に正確に対応するメンタル」などの資質です。

第三に、自分の忍耐力と、上記で特定した能力が重なる部分を見つけます。2つを関連付けて、「私のこの忍耐力は、御社のこの業務でこのように活かせます」という形でアピールを構成します。

経験は数字で示し、具体性を高めよう

自衛隊での経験は、その忍耐力を証明する具体的なエピソードとして活用してください。

その際、「3年間、毎朝6時に起き3km走った」のように、頻度・回数・期間・人数などの数字を盛り込むと、客観性と説得力が増します。

公務員から転職を目指している人は以下の記事を参考にしてください。公務員からの転職が難しいと言われる理由や、対策方法などを解説しています。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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