この記事のまとめ
- 努力家の自己PRは自分なりの強みの解釈とエピソードの結果で差をつけよう
- 5つの努力タイプから自分の努力家としての特徴を明確にしよう
- 3つの構成を押さえて努力家が最大限に伝わる自己PRを作成しよう
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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努力家であることを自己PRでアピールしたいと考える人は多いでしょう。何事にも努力できることは社会人として必要となる資質です。そのため、努力家な一面は企業でも高く評価されますが、伝え方によっては仕事で活かせる強みとしてアピールできないため注意が必要です。
企業やそこで働く人の中には、努力は誰にでもできることと捉えている場合もあるため、自分の努力家な一面を第三者から見ても魅力的な強みとしてアピールすることが重要なのです。
そこでこの記事ではキャリアアドバイザーの瀧本さん、秋田さん、柴田さんとともに努力家であることを自己PRで魅力的に伝えるポイントについて解説していきます。自分の努力できる強みでライバルと差をつけたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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努力の自己PRは努力タイプの見極めと結果を交えたアピールが鍵
努力は、社会人として仕事をするうえで少なからず求められる資質であり、人によって努力の仕方も異なります。そのため、強みとしてアピールするには自分の努力家の特徴を見極め、努力を発揮した経験で説得力を出すことが大切です。
この記事ではまず、努力家の特徴を5つのタイプに分けて解説していきます。まずは自分の努力家の一面にどのような特徴があるのか理解しておきましょう。
次に、自己PRで努力を魅力的にアピールするためのエピソードのコツについて解説します。自分の努力できる資質により説得力を持たせる際の参考にしてみてくださいね。
最後は、努力という強みを魅力的でかつわかりやすく伝えるための構成について解説します。努力タイプ別の例文も紹介するため、参考にして、自分の強みが最大限に伝わる自己PRを作成しましょう。
自己PRの対策が不十分なまま選考に進んでしまうと、面接官に対して自分の強みや成長過程を伝える機会を逃すことにつながります。
特に、具体的なエピソードや成果が伴わない場合、単なる抽象的な主張と受け取られ、説得力を欠くことになるのです。
その結果、ほかの候補者との差別化に失敗し、印象に残らない自己PRとなってしまうため、しっかり対策しましょう。
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印象が薄くなるかも? 努力の自己PRでやってしまいがちな3つのミス
努力の自己PRでやってしまいがちな3つのミス
- 自分の持つ努力を曖昧に捉えている
- 努力をしたアピールにとどまり具体的な行動や結果まで伝えられない
- 企業で求められる努力としてアピールできていない
努力とは「目標や目的の実現のために怠けることなく励むこと」という意味があります。定められた目標に対して頑張れる人材は企業でも高く評価されるため、自己PRでも努力をアピールしようと考える人は多いでしょう。
しかし、努力は人によって程度や解釈の異なる抽象的なものであるため、伝え方によっては強みに説得力がなく、印象が薄くなってしまいかねません。
ここでは、努力の自己PRでありがちな3つのミスについて解説します。なんとなくうまく伝えられていないと感じる人は、自分にも当てはまる部分がないか確認してみましょう。
①自分の持つ努力を曖昧に捉えている
前述の通り、努力というのは人によって捉え方も違えば、努力の仕方も違います。そのため、自分自身が自分の努力家な一面をしっかり理解できていなければ、相手にもわかるように客観的に伝えることができません。
また、自分の努力を曖昧に捉えていることで、自分がどんなときに努力が発揮できるのかが明確にできず、人事から見れば「本当に仕事でその強みが活かせるのか」「自己分析が不十分なのでは?」といった印象を持たれてしまいます。
どんな強みであっても、自分の強みがしっかり分析できてこそ、人にアピールできる強みとなるため、自己分析で自分の強みをしっかり掘り下げておくことが大切です。
- 自分の努力を理解するための自己分析はどうやれば良いのですか?
自分の活動を振り返ったり周囲の人に客観的な意見を求めてみよう
まずは、これまでの活動について振り返ってみましょう。学校生活やプライベートでどんなことがありましたか。特に、大変だったことに注目してください。そこを乗り越えて今があります。
これは自分の強みを探すときと同じで、自分から見れば当たり前のことでも、他人から見れば努力しているように見えていることもあります。周囲の人に聞いてみても良いかもしれません。
ただ、周囲の人も同じように努力していることは、当たり前のことかもしれませんので「自分なりにしていた工夫」や「自分の意志」がそこにあれば、それは努力をしていたことといえるでしょう。
②努力をしたアピールにとどまり具体的な行動や結果まで伝えられない
自己PRは、強みを発揮した過去のエピソードを述べることで強みを魅力的に伝えることができます。努力の自己PRでありがちなミスの一つとして、このエピソードの伝え方が挙げられます。
努力は人生で何かに取り組むうえで必要となる場面も多いため、程度は違えど、多くの人が努力をした経験があるのではないでしょうか。そのため、ただ「〇〇のために努力をしました」と伝えるだけでは、ほかの多くの人がしてきた努力と差別化できません。
努力家である一面を、ほかの人よりも秀でている強みとしてアピールするためには、目標に向かって努力をした際の自分の行動や結果まで明確にすることが重要なのです。
③企業で求められる努力としてアピールできていない
自己PRとは、自分の持つ強みがどんなもので、それがどのように活かせるのかを伝えるためのものです。ただ強みを述べるだけではなく、その企業で活かせる強みとしてアピールすることで、強みに説得力が出て高評価につながります。
逆を言えば、自己PRで努力を伝えるときに、企業の求める努力の形としてアピールすることができなければ、その企業の人事に刺さる内容にはできないのです。
企業が求める「努力ができる」とは具体的にどういうことなのか理解できていなければ、人事からの評価につなげられないこと以外にも、入社後に自分が想定していなかったことを求められることになり、ミスマッチにつながってしまいます。
努力を自己PRでアピールする場合には、自分視点で強みを語るだけではなく、企業側の視点に立って求められる努力の形を理解しておくことが大切です。
あなたは何型? まずは自分の努力タイプについて理解しよう
5つの努力タイプ
努力と一口に言っても、人によって努力の仕方や程度、概念などさまざまな部分でのニュアンスが異なります。そのため、自己PRで自分の努力家な一面を魅力的にアピールするには自分の努力のタイプがどのようなものなのか理解を深めておくことが大切です。
ここからは、努力家な人に見られる5つの努力タイプについて解説していきます。いきなり自己PRを書き始めるのではなく、自分の強みとする努力にはどのような特徴があるのか把握していきましょう。
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逆算型:目標やゴールから何ができるかを考えて取り組むタイプ
努力家な人の中には、目標や目的が決まるとそこから逆算して、達成するまで取り組めるといった特徴を持っている人もいます。
このような人は、常にゴールを意識できているため、それが達成できるまで長期的に努力が必要な場合でもモチベーションを落とさず継続することができるでしょう。
具体的には「部活動で大会に出場するためにどんな練習をすべきか計画を立てて取り組んだ」「試験で目標の評価をもらうために苦手な項目を見つけて克服した」などといった例が挙げられます。
このように、目的から逆算して何をすべきか考えて取り組むことは、結果につながる「意味のある努力」であるといえるでしょう。
逆算型の努力タイプの言い換え表現
- 目的のために何ができるか考えて取り組める力
- 計画性を持って継続できる力
- 長期的に取り組める忍耐力
- 逆算型の人が苦手なことや仕事で気を付けた方が良いことはありますか?
予期せぬ事態でも冷静さや柔軟性を意識して取り組もう
逆算型の人は、目標達成のために結果から逆算して計画を立てることが得意ですが、柔軟性が不足する場合があります。
そのため、予期せぬ変更や急な要求に対応するときには苦労することがあるかもしれません。このタイプの人は、計画に固執しすぎず、状況に応じて計画を調整する柔軟性を持つことが重要です。
また、チーム内でのコミュニケーションを重視し、ほかのメンバーの意見や提案も積極的に取り入れることで、より効果的な仕事ができるようになるでしょう。
予期せぬ問題に直面したときは、冷静に対処し、状況に応じて計画を見直す必要があることを意識できると良いでしょう。
努力の言い換えとして忍耐力を自己PRにしたいという人は以下の記事もおすすめです。多くの就活生の就職をサポートしてきたキャリアコンサルタントが忍耐力の自己PRで人事を惹き付けるポイントをわかりやすく解説しています。
例文17選! 「忍耐力」の自己PRで企業に最大限アピールするコツ
ストイック型:努力すること自体が好きで情熱を持って取り組むタイプ
努力を自分の強みだと感じている人の中には、努力すること自体が好きで努力の仕方にも向上心の強さが表れる人もいます。このような人は、大変なことでもポジティブに受け止め、ストイックに取り組めることが特徴の一つです。
努力で取り組むものの中にも、部活での練習メニューのような「大変だが短期的な取り組み」と、大学での単位のような「長期間継続し続ける必要がある取り組み」などがあります。
ストイックに努力できる人の中には、前者のような大変なことでも高い集中力と意欲を持って取り組めるという人も多いのではないでしょうか。
ほかにも、ストイック型の努力タイプの人は、長期的な努力でも、努力の先にある目的や達成感を強くイメージして取り組むことができるため、後者のように長期的にコツコツ取り組むといった、モチベーションを維持し続けることが難しいことでも頑張れるのです。
ストイック型の努力タイプの言い換え表現
- 大変なことでもポジティブに捉えて取り組める力
- ストイックに取り組める力
- 向上心がある
努力家な一面の言い換えとして向上心を自己PRにしたいと考えた人は以下の記事もおすすめです。多くの就活生の自己PRを添削してきたキャリアコンサルタントが、向上心が最大限に伝わる自己PRのコツを徹底解説しています。
例文12選|向上心の自己PRでアピール必須の3要素と注意点
研究開発の分野など、すぐに実績は出なくとも長期間にわたる地道な活動が必要な職種では、ストイックなタイプの人が評価されやすいといえます。
ほかには、長期にわたり専門的な技術が必須の企業でも、ストイックさがないと務まりません。
真面目型:目の前のことに一つひとつ取り組むタイプ
努力家な人の中には、努力の仕方に真面目な性格が表れる人もいます。
たとえば、アルバイトなどの仕事でもまずは目の前のことを一つひとつ頑張るという人が多いのではないでしょうか。真面目型の努力タイプの人は、その一つひとつに取り組む姿勢を結果として継続的な努力につなげられているのです。
また、真面目な性格であるがゆえに、最後まできちんとやり抜く、ほかの人が見ていない状況でも努力できるといった特徴もあります。
こうした点から真面目型の努力タイプの人は、一気に仕事を終わらせたりいくつもの仕事を同時にこなすというケースは少ない代わりに、長期的なことに取り組むために必要な努力が発揮できるといえるでしょう。
真面目型の努力タイプの言い換え表現
- 目の前のことにコツコツ取り組める継続力
- 真面目さ・誠実さ
- 基本的なことをやり抜く力
真面目型の努力タイプの人は、マニュアルに従い忠実におこなうことが求められる仕事などで活躍できます。
また、ミスが少なく確実性が高いことから製造業の仕事などが適職です。コツコツ取り組むという点では、事務職や検査系のような仕事も適職といえるでしょう。
努力家な人の中には、真面目な部分や誠実な一面を持つ人も多いでしょう。以下の記事では努力タイプの言い換えとして誠実さを自己PRにする場合のポイントについて、キャリアコンサルタントがアドバイスしているため、ぜひ参考にしてみてください。
負けず嫌い型:途中で諦めたくないという気持ちで取り組むタイプ
努力はやる気やモチベーションがなければ続けることが難しい場合もありますが、努力家の人の中には、諦めたくないという気持ちの強さでやり続けることができる人もいます。
たとえば「部活動や勉強などでもライバルに負けるのが悔しいから頑張れた」という経験がある人も多いのではないでしょうか。
こうした人は、逆境でも立ち向かえる精神力の強さや粘り強さも持ち合わせているため、失敗を恐れずに取り組むことができます。
しかし、「諦めるのが嫌だ」という個人の感情からくる反骨精神は、行き過ぎてしまうと「諦めが悪い」「融通が利かない」といったマイナスな受け取り方をされてしまう場合もあるため、負けず嫌い型の努力タイプは頑固なイメージを与えないよう注意が必要です。
負けず嫌い型の努力タイプの言い換え表現
- 粘り強く取り組む力
- 途中で投げ出さずにやり抜く力
- 逆境でもめげずに頑張れる力
反骨精神をばねに努力できることを粘り強さとしてアピールする場合には注意が必要です。以下の記事では粘り強さを自己PRで伝える場合の注意点と対策をキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
例文11選|粘り強い性格の自己PRで知らないと損する注意点
努力の言い換えとして負けず嫌いなことを自己PRにしようとしている人は以下の記事もおすすめです。以下の記事では「負けず嫌い」の自己PRで人事を惹き付けるコツをキャリアコンサルタントが解説しています。
例文7選! 負けず嫌いの自己PRはOK? 作り方・伝え方を解説
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責任感型:やらなければいけないことにきちんと取り組むタイプ
「努力」には目的のために頑張ること、骨を折ることといった意味があり、多くの人にとって大変でやりたくないものですが、努力家な人の中には、そうしたやりたくないという気持ちを制御して取り組める人もいます。
具体的には「資格の勉強はやりたくないけど、自分の将来の仕事には必要だから頑張る」「アルバイト先でやりたくないことを任されても、周囲に迷惑をかけないために手を抜かずにやり切る」といった努力の仕方が例に挙げられます。
こうした人は、どんなことに対しても責任感や正義感があり、物事を「やりたいかやりたくないか」ではなく、自分がやるべきだと判断したことを最後までやり抜けることが特徴です。
仕事においても努力が必要と判断したものについては、最後まで自分の行動に責任を持って取り組める人であるといえます。
- 責任感型の努力タイプだと「しなくても良いことはやらない」と思われてしまわないか不安です……。
すぐに行動に移すのではなく周囲と連携を取ることを意識しよう
たしかに、責任感型の努力タイプには「やらなければ」と先走って考え、深く考えずに行動して周囲を振り回す人もいます。
職場でそうならないようにするためには、行動する前にニーズややるべきことを関係者と確認・共有しておくことが大切です。
何事も思い付きで行動するのではなく、事前にしっかり計画を立てるようにしましょう。また、事後にその成果を周囲と共有し、協力して結果を検証するなど十分なコミュニケーションを取れることも大切です。
やるべきことをやり抜く努力の言い換えとして、責任感を自己PRで伝えたい人は以下の記事も参考にしてみてください。就活のプロであるキャリアコンサルタントが責任感のアピールで人事を唸らせる自己PRの秘訣を解説しています。
責任感の自己PRは要注意! 失敗例と絶対響く6例文で徹底差別化
自己PRに説得力が出る! エピソードで努力家をアピールするための2つのコツ
前述しましたが、努力というのは人によって概念の違う抽象的なものであるため、努力家な一面が活かされたエピソードを用いて具体的にアピールすることが大切です。具体的に伝えることで、あなたがどのような努力ができるのかをイメージでき、採用担当者も評価しやすくなるのです。
ここからは、努力の自己PRで説得力を出すための、エピソードの2つのコツを解説していきます。どんなエピソードを選び、どう伝えれば良いのかわからない人は参考にして、努力の自己PRに説得力を出しましょう。
①自分の努力が良い結果や学びにつながったエピソードを見つける
努力家な一面を自分の強みとしてアピールしようとしている人の多くは、これまで努力をしてきた経験がたくさんあるのではないでしょうか。エピソードでは、そうした多くの努力経験の中でも良い結果や学びにつながったものを選ぶことがポイントです。
たとえば、努力した過去の経験に「何度も挑戦したけどうまくいかなかった経験」と「いろいろな試行錯誤をおこなって目的を達成できた経験」の2つがあったとします。
ここでは、前者よりも後者の努力エピソードの方が、より魅力的な強みとしてアピールできるため、エピソードでは後者を選ぶことが有効といえます。
このように、努力の根拠となるエピソードでは、そのエピソードが良い結果や学びにつながったものを選ぶようにしましょう。
- 努力したエピソードは必ず大学時代の中から選んだ方が良いですか?
どの時代のエピソードを選んだとしても今につながっていることが大切
基本的に大学時代に限定されているわけではありません。ですが、小学校時代の話になるとかなりの時間が経過しているので「今はどうなのか」という疑問を感じます。
当時の努力があったから今につながっているというエピソードになっていれば問題ないでしょう。
比較的直近でエピソード探しをしても思い浮かばないという人は、学生時代を振り返ってみてください。
何も努力してこなかったように思えていても、いくつかの場面で努力し、そこに気づきがあると思います。
いろいろな場面を乗り越えてきた自分がいるはずですよ。それらを見つけ言語化していくのが自己分析です。
②努力家の一面を発揮したときの行動や結果を具体的にする
努力の根拠となるエピソードが決まったあとは、当時の自分の行動や結果を思い返し、実際にどのように努力を発揮したのかを具体的にしていきましょう。
たとえば、ただ「サッカー部でレギュラーに選ばれるために努力をした」と伝えるだけでは、どんな努力をどの程度おこなったのか、その後どうなったのかなどがわからず、説得力の低い印象を与えてしまいます。
しかし「レギュラーに選ばれるために、苦手な部分を克服できる練習メニューを試行錯誤して作り出した結果、スタメンに選ばれ、技術も向上できた」とすることで、努力した内容からもたらす結果までが明確になり、どのようなタイプの努力ができるのかということも伝わるのです。
自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう
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努力は多くの人がするからこそ良い結果につなげたアピールが重要
前述しましたが、努力というのは社会人においてはもちろん、学生時代にも求められる資質といえます。そのため、自覚があってもなくても多くの人がこれまでに努力をした、またはせざるを得なかった経験があるはずです。
就活においても、多くの人が自分の希望する企業に就職するために日々対策をおこない努力しています。
だからこそ、努力家の自己PRでライバルと差をつけるには、いかに「努力がもたらす結果」を魅力的に伝えられるかが重要なのです。
自分自身をただ努力する人として見せるのではなく、努力することで良い結果につなげられる人材として見せることができれば、企業にとっても貢献度の高い人材として高評価を得ることができます。
企業側の視点も大切! 企業で努力が求められる3つの場面を理解しよう
企業で努力が求められる3つの場面
- 初めてのことに挑戦するとき
- 毎日の仕事のパフォーマンスを高めるとき
- 経過や成果が好ましくないとき
自己PRは企業に対して自分の強みをアピールするためのものであるため、企業で働く中で自分の強みがどんなときに活かせるのかを理解しておくことが大切です。
ここからは、努力できることが企業のどのような場面で必要となるのか3つのシチュエーションについて解説していきます。自分の努力家な一面がこの先どのように活かせるのか、企業視点に立ってイメージしてみてくださいね。
一般受けしそうな商品を作ったとしても、原価や製造工程、流通を考慮したら市場に乗せても採算が合わなかった、ということになれば商売になりません。
個人の感覚ではなく企業としての目線で何事も見極める必要があるため、そこをアピールできればビジネス感覚がある、また組織として物事を考えられるビジョンを持っていると評価されるでしょう。
①初めてのことに挑戦するとき
企業では、初めてのことに挑戦するときには、新しいことに取り組む労力や精神力、つまり努力が必要となります。
皆さんは、これから社会人1年生として、慣れない環境で仕事に取り組まなければいけません。そうした状況でも、自分がすべきことを見つけて取り組んだり、強い精神力で頑張れる人は、努力家な人材として企業で活躍できるでしょう。
また、初めてのことや挑戦は新卒に限った話ではありません。異動によって新しく仕事を覚えるときや、新規の事業、プロジェクトに取り組むときなどでも初めてのことに挑戦する努力が求められます。
②毎日の仕事のパフォーマンスを高めるとき
普段の仕事では、集中力を保ったり毎日継続したりすること自体、少なからず努力が必要ですが、その仕事の効率を良くしたりパフォーマンスを高めたりする場合にはさらなる努力が求められます。
仕事におけるパフォーマンスというのは、個人やチームでおこなう業務のスピードや質のことを指し、多くの企業では速く質の高い仕事ができる人材が求められます。
つまり、どうやったら今よりも効率的に仕事ができるのか、どんな成果を出すことが企業からの期待をクリアする、あるいは超えることができるか、など考えて日々の仕事をおこなう必要があるのです。
ただ与えられたことをこなすだけでなく、自分なりに試行錯誤したり、向上心や意欲を持って努力することで、企業から高評価を得られるだけでなく、自分自身の成長にもつながるでしょう。
③経過や成果が好ましくないとき
仕事をするうえで、何かを成功させるためにも努力は必要ですが、うまくいっていないときにこそ努力を活かすことができます。
企業で働くことになれば、常に順風満帆にことが運ぶわけではありません。業績が伸びなかったり好ましい成果が出せないことで上司から厳しい指摘を受けることもあるでしょう。
このような状況では、うまくいっていない現状を真摯に受け止め、途中で投げ出すことなく取り組む努力が求められます。
また、企業の業績が芳しくないことは大きなストレスにもなり得ます。そうした状況にもへこたれることなく、現状を打開するために頑張ることができれば、企業にとっていかなるときでも仕事を任せられる人材として評価されることにつながります。
- ほかにも努力が必要となる仕事の場面はありますか?
企業の成長や競争力を維持するために努力することが求められる
たとえば、チームワークを高めるためには、互いの違いを理解し、協力して目標に向かう努力が必要です。
異なる部署やチーム間でのコミュニケーションも、円滑に進めるためには相手の立場を理解し、適切な情報共有を心掛ける努力が求められます。
また、技術の進歩や市場の変化に対応するためには、常に最新の知識を学び続ける努力が不可欠です。自分の専門分野だけでなく、関連する他分野の知識も身に付けることで、より幅広い視点から問題解決ができるようになります。
さらに、顧客満足度を高めるためには、顧客のニーズを深く理解し、それを満たすためのサービスや製品の改善に向けた努力が重要です。
これらの努力は、企業が持続的に成長し、競争力を維持するために欠かせないものであり、努力家な人はこれらの場面で企業に価値を与えることができます。
キャリアコンサルタントに聞く! 企業が評価する努力できる人の特徴とは
どんな企業においても、日々の仕事の際や逆境に立たされたときなどさまざまな場面で努力が求められています。
では、企業から努力することが求められる場面でそれに応えられる人には具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
ここからは採用責任者を務めた経験もあるキャリアコンサルタントの秋田さんに企業が評価する努力家な人の特徴について解説してもらいます。参考にして、努力家の強みを活かして企業で活躍するイメージを膨らませてみてくださいね。
アドバイザーコメント
秋田 拓也
プロフィールを見る愚直に取り組む姿勢がある人は周囲から高く評価される
努力家として評価できる一面としては、行動や思考に迷いがないことです。努力家な人は、周囲の影響や自身の疑問を乗り越えていく力を持っていると思います。
何があってもブレない人、持続してやり遂げる人は努力家な人に見られる特徴です。愚直に取り組む姿勢は決して目立たないかもしれませんが、必ず誰かがその姿を見ています。
私がこれまで出会った努力家な人は、早かれ遅かれ最終的には評価されて成功している人が多かったですね。
努力家な一面が認められれば企業において「信頼できる存在」になれる
ほかにも、努力家というと「コツコツ」や「地道」といった表現が当てはまります。私の知る努力家は、まさにその通りの人物です。
「派手さ」や「活動的」なイメージではありませんが、何を任せても安心できる「信頼できる存在」であることは間違いありません。
何事も腰を据えて落ち着いた姿勢は周囲の見本となり、評価できる人物です。そして、決して諦めない姿勢から得られる目標達成があること。それこそが、努力家の「原動力」になっていると感じさせてもらいました。
伝え方の決定版! 努力家の一面を自己PRで魅力的に伝える3つの構成
ここまで、努力の自己PRを書くときに必須の対策や差をつけるポイントなどについて解説してきましたが、これらをしっかりマスターしたとしても、きちんと整理してわかりやすく伝えなければ、最大限に努力家の強みをアピールできません。
ここからは、努力できるという強みを自己PRにする際の3つの構成について解説していきます。まだ具体的な書き方がわからない人は参考にして、自己PRで努力家な一面をしっかりアピールしましょう。
努力をアピールするエピソードの選び方を工夫しましょう。つい奇をてらった体験を語ろうとしてしまうかもしれませんが、人が共感するのは自分にも同じような経験があるときです。
採用担当者が「わかるわかる」「自分もそれで苦労したな」と思えるエピソードを選び、一方でどう努力したかの伝え方の部分でも差をつけるようにするとより印象が強められるでしょう。
①努力が強みであるという結論を最初に述べる
まず、自己PRの書き出しとしては、自分が努力家であること、つまり結論を最初に述べましょう。自己PRで話すべき内容のメインとなる自分の強みを最初に明確にすることで話の筋道が立てやすく、人事にもわかりやすく伝えることができます。
ここでのポイントは、事前に分析した自分の努力タイプをもとに、自分の強みがどのような努力タイプなのか、深掘りした内容を自分なりの言葉で述べることです。
ただ「私の強みは努力です」と伝えるだけでなく、しっかり深掘りした自分の強みを述べることで、自己分析の深さをアピールすることにもつながります。
努力家の強みを結論として述べる例文
私の強みは、逆境にも負けずに努力できることです。
自己PRの書き出しについてもっと詳しい解説が見たい人は以下の記事もおすすめです。数多くの就活生をサポートしてきたキャリアコンサルタントが、人事を惹き付ける自己PRの書き出しの秘訣を解説しています。
自己PRは書き出しで命運が決まる!人事を惹き込むコツを大解剖
②強みの証明として自分の努力が発揮された経験を述べる
自己PRでは、自分の強みを一方的に伝えるだけではなく、強みが活かされた過去の事実を提示してアピールすることが必要です。そのため、結論を述べたあとはエピソードを用いて努力という強みを証明していきましょう。
ここでは、前述した通り、ただ「サッカー部に所属し努力をしました」と伝えるだけでは自己PRに説得力を出すことができません。そのため、具体的な努力の方法として自分が取った行動や努力がもたらした結果まで述べることが重要です。
エピソードの中で、自分がどんな努力ができるのか、自分の努力がどのような良い結果や学びにつながったのかまでアピールすることができれば、努力家であるという強みにより説得力が生まれます。
努力を発揮したエピソードを伝える例文
私の努力が発揮された経験は、大学2年生のときの留学経験にあります。
当時私はアメリカのニューヨークに1年間留学をしていたのですが、そこでのクラスメイトのアメリカ人から日本人を差別するようなたとえをされたことがあります。
当初はすぐに英語の意味を理解することができなかったこともあり、言い返すことができず、それ以降もときどき差別発言をされることがありました。
少し落ち込みはしましたが、そうした逆境でこそ自分が成長すべきだとポジティブに気持ちを変換し、英語力を伸ばすために、クラブ活動やボランティアをしたりして率先して人とかかわる努力をしました。
その結果、半年を過ぎた頃には多くの友達ができました。ほかにも、私に差別発言をしたクラスメイトにもきちんと英語で自分の思いを伝えたところ、和解することができ、日本文化にも興味を示してくれました。
- 努力の自己PRでのエピソードは全体の何割くらいのボリュームを出すべきですか?
自己PRでのエピソードは全体の3~5割のボリュームが目安
努力の自己PRでのエピソードは、あなたの人となりや成長過程を示す重要な要素です。全体の30%~50%のボリュームを目安にすると良いでしょう。
この範囲内であれば、あなたの努力や成果を十分にアピールしつつ、他の重要な要素(チームワーク、問題解決能力など)についても触れることができます。
エピソードは具体的な事例を挙げ、その中でのあなたの行動、考え方、そして得られた結果や学びに焦点を当てて伝えることが重要です。
③自分の持つ努力が仕事で活かせることをアピールする
自己PRでは、仕事に関係しない強みを一方的に伝えても高評価は得られないため、自分の強みが仕事でも活かせるものとしてアピールする必要があります。
そのため、自分の持つ努力家な一面を過去のエピソードで根拠付けしたあとは、自分の努力が企業でどのように活かせるかを述べて締めくくりましょう。
ここでは、企業の仕事において、どのような場面で努力を発揮できるのかを明確にすることが重要です。企業側の視点に立ち、仕事上のどんなときに自分の努力が活かせるのかを明確にすることで、人事もあなたが努力している将来像をイメージしやすくなり、高評価につながる可能性が高まります。
自分の努力が今後どのように活かせるかを述べる例文
私が留学経験で培った逆境でもくじけずにやるべきことのために努力できる力は、競合他社との差別化のための分析や新規顧客獲得の際などに活かせると考えています。
自己PRでの締めくくりについてもっと詳しく知りたいという人は以下の記事もおすすめです。多くの就活生の自己PRを添削してきたキャリアコンサルタントが自己PRでの魅力的な締め方について解説しています。
自己PRの締め方が決まる3大要素を解説! 強みが届くコツも伝授
努力タイプ別! 人事を惹き付ける努力の自己PR例文5選
前述の通り、努力の自己PRには自分の努力タイプの見極めと、エピソードで結果につながるアピールをすることが大切です。では、これらを押さえた自己PRとはどういうものなのか、気になる人も多いのではないでしょうか。
最後は、努力家であることを魅力的にアピールした自己PRの例文を、5つの努力タイプ別に紹介するため、まずはお手本が見たい人や、自分の自己PRに自信が持てない人はぜひ参考にしてみてくださいね。
逆算型の努力タイプの例文
逆算型の努力タイプの例文
私の強みは、目的から逆算して努力できることです。
その強みが活かされたのは、大学で所属しているフットサル部での経験にあります。
大学フットサルでは、毎年8月に大きな大会がおこなわれるのですが、私は4月の入部当初からその大会でスターティングメンバーに選ばれることを目標にしていました。
そのため、メンバー選抜までの3カ月でどんな練習をすべきか計画を立てるために、当時の一軍の先輩方のプレーを観察してみたところ、自分には試合に出続けるだけのスタミナが足りていないことがわかりました。
そこで、普段の練習以外の自主練習では、筋トレや走り込みなど体力向上のためのメニューをこなしました。
その結果、2軍チームではありましたが、1年生から数名しか選ばれないスターティングメンバーに選んでもらうことができました。その後も2軍メンバーに選ばれたことに満足せずに新たに目標を定め、3年生では1軍チームで出場することができました。
こうした経験から計画性を持って努力できる力が身に付きました。この力は、御社で顧客のニーズに対して長期的な施策をおこなう際にも大いに活かせると考えております。
計画を立て、課題を抽出して解決に向けた努力をするという一連の流れをうまくエピソードで伝えていて良い例文になっています。
事柄が多い文は読みづらくなるので、結論ファーストで構成した文で興味を引きましょう。
ストイック型の努力タイプ例文
ストイック型の努力タイプ例文
私の強みは、努力そのものに対する情熱と、結果が出るまで諦めずに取り組めることです。
この強みが活かされた一例として、大学時代に参加した新素材開発学術研究会での経験があります。
大学3年生のとき、私はナノマテリアルを用いて、環境に配慮した新素材の開発に取り組みました。当初から私の目標は、研究会の期間中に論文発表会に出場し、研究成果を発表することでした。
そのために、まずは研究のテーマを深く掘り下げ、関連する文献を綿密に調査しました。その過程で課題に直面した際には、図書館で情報収集をしたり、データを分析する時間に重きを置くなどして着実に研究の精度を追求してきました。
さらに、ゼミのメンバーとの協力や指導教員からのフィードバックを通じて、自らの研究能力を向上させるために日々努力しました。
その結果、研究成果として、エネルギー効率の高いナノ粒子を利用した環境に優しい新素材の合成方法を開発し、論文発表会で高い評価を受けることができました。この経験から、私は努力が成果につながることの喜びを実感しました。
御社でも持ち前の情熱と努力で、新しい課題に積極果敢に取り組み、求められる成果を生み出したいと考えています。
真面目型の努力タイプ例文
真面目型の努力タイプ例文
私の強みは、目の前の仕事に真摯に取り組み、一つひとつの課題を丁寧に解決することです。
その強みが活かされた例として、大学1年生の時に始めたコンビニのアルバイトがあります。
最初はレジや商品の陳列など、シンプルな業務から始めましたが、その一つひとつを真剣に取り組むことで、お客様からの信頼を得ることができました。
たとえば、商品の陳列では商品の期限切れや品質に問題がないかを細心の注意を払い、常に清潔で整然とした店内を保つよう心掛けました。また、お客様が困っている際には、丁寧に対応し、問題が解決するまで責任を持って対応しました。
中でも、証明写真の印刷のやり方がわからないお客様に、スマホアプリの使い方からコピー完了まで丁寧に対応した結果、とても喜んでいただき、コピー機の利用以外に商品を購入していただくことにつながりました。
この経験から、仕事に真摯に向き合い、一つひとつの課題を着実に解決する姿勢の大切さを学びました。
御社での業務においても、私の真摯さと丁寧さを活かし、チームの一員として確実な成果を生み出し、組織に貢献していきたいと考えています。
負けず嫌い型の努力タイプ例文
負けず嫌い型の努力タイプ例文
私の強みは、途中で諦めずに負けず嫌いの精神で取り組むことです。
私は中学時代から高校、大学と陸上部に所属し、中でもマラソン競技に情熱を注いでいました。
大学で数カ月が経ったころスランプのような状態に陥り、大会の成績も振るわず、自分に自信がもてない日々が続きました。しかし、自分自身には負けたくないという気持ちを奮い立たせ、居残り練習するなど練習時間を増やし、コーチや先輩からのアドバイスも積極的に取り入れるよう努めました。
そんな中ある大会では、スタート直後に転倒してしまうというアクシデントが起きました。そのときは、まさかの失敗に絶望しましたが、自分の持つ負けず嫌いな精神でレースを走り切りました。
結果は思わしくなかったものの、その経験から私は「逆境を乗り越える力」を身に付けました。その後は、そこでの失敗を糧としてスランプを乗り越え、スランプ前よりもタイムを伸ばし、翌年の大会では表彰台に立つことができました。
御社でも不屈の精神で、困難な状況でも前向きな姿勢を貫き、確実に結果に結び付けたいと考えています。
上記のようなエピソードのほかに、就活中の経験も活用できます。
たとえば、就活中に何度も落ち込むことがあったが、それをバネに自己分析とスキルアップに励んだ経験や、面接技術を磨くためにキャリアセンターの模擬面接をおこない、アドバイスを真摯に受け止めて改善した経験などです。
こうした学ぶ姿勢は、困難に立ち向かう強さや自己成長への可能性を示すことができるため高評価につながるでしょう。
責任型の努力タイプ例文
責任型の努力タイプ例文
私の強みは、やらなければいけないことに対する責任感と、その課題に真摯に取り組む姿勢です。
この強みは、大学時代におこなった地域ボランティア活動で活かされました。
ある冬の日、地域でのホームレス支援活動がおこなわれることになり、私はその一員として参加しました。
私の役割は、ホームレスの方々に炊き出しを提供することでした。食材の調達から、調理方法の確認、食事の配布、そしてホームレスの人たちとのコミュニケーションや清掃まで、すべての工程において責任を果たすことを心掛けました。
当日は厳しい寒さでしたが、私はボランティア活動を通じて地域の方々に少しでも温かさを提供できるよう努めました。その結果、ボランティア活動は成功裡に終わり、地域の方々からも感謝の言葉をいただきました。
この経験で学んだ「やるべきことに真摯に向き合い、与えられたことに対して責任を持ってやり切ること」を私の不文律として、御社の業務を責任感をもって遂行していきたいと考えています。
努力の自己PRは強みの解釈とエピソードで差をつけて高評価で突破しよう
努力というのは、多くの人が日常的におこなっていることであり、社会人として働くうえで必要不可欠となる場合もあるため、自己PRでアピールしようと考える人も多いでしょう。
しかし、多くの人に求められている強みだからこそ、ほかの人よりも秀でた強みとして伝えられなければ、人事に刺さる自己PRとはいえません。
努力を最大限にアピールするためには、まずは自分の努力の特徴を深掘りすること、そして結果につながったエピソードで根拠を強めることがポイントとなります。
これらの2つに加えて、伝え方の構成までマスターすることで、自分が持つ努力という強みを最大限に伝えることができるでしょう。
これから自分の努力家な一面を自己PRにしようとしている人はこれらの要点をしっかり押さえて、魅力的なアピールで選考突破を目指してください。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る努力が必要ない企業はないからこそ努力はアピールの仕方が重要
世界中にある企業を探しても「努力しなくて良い」という会社はまず存在しないでしょう。どんなに業績が良くても、雰囲気や仕事のスピードがのんびりしていても、努力なくして仕事というのは成り立たないのです。
「努力するのは当たり前」だからこそ、当たり前すぎてそこをアピールしようと思う人は案外少数派かもしれません。
そのため、皆さんのようにあえて努力を強調してアピールすることも有効でしょう。努力、という言葉が示す範囲はかなり広範なので見せ方がポイントです。
相手が共感できる困難や課題にどのように取り組んだかをアピールしよう
どのようなことで努力をしたのか述べるときに「〇〇の大会で優勝した」「県知事賞を取った」という特殊な経験を述べてしまいがちですが、それは別の質問に取っておきましょう。
ほかのコメントでも述べましたが、努力をアピールするときにはそのような体験よりも誰にでも起こりがちな困りごとや困難に対して、自分はどのような工夫をして乗り越えたか、というアピールの方が好印象につながります。
なぜなら、特殊な環境に置かれたときには誰でも頑張ることができますが、普段から少しずつ積み重ねるべき努力が求められたとき、人はすぐに飽きてしまったり、途中でやめたりするからです。
誰にでも起こり得る課題でしっかり努力でき、成果を残せる。これこそが企業にとって必要なスキルです。ぜひこれらの点を押さえてしっかりアピールしてくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Takuya Akita〇人事・採用の責任者として7年間、新卒・中途採用を担当。To Be Myselfを起業後、企業内のキャリアコンサルティング、新卒・中途の就職をサポートしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
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