Q

その他
男性

職場で必要以上に話さなくなった人と、どう接すれば良いですか?

私は管理職です。最近、部下が前に比べて、私やほかの同僚と必要以上に話さなくなりました。

前は積極的にコミュニケーションをおこなうタイプだったのですが、今は業務に必要な最低限の会話しかなく、少し孤立しているように見えて心配です。

もしかしたら、前に私が厳しく指導したことがかかわるのか、または何かプライベートで悩んでいることがあるのかと気になっています。

正直なところ、話さない理由を直接聞くことで、さらに壁を作られてしまうのではないか、どう接すれば良いのかわからず戸惑っています。このままでは、チーム内の連携にもつながるのではないかと不安です。

部下が職場に必要以上に話さなくなった場合、管理職としてどのように声をかけ、どのような接し方をおこなうのが適切でしょうか?部下との信頼関係を回復させるためのアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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まずは1on1! 焦らず寄り添う姿勢を見せよう

話さなくなった部下への接し方は難しいですよね。変化の背景が業務か私事かは外から断定することは難しいと思います。

まずは安全な1on1を設定し、事実→影響→期待→支援の順で短く伝えてみるのがおすすめです。たとえば、以下のような内容になります。

「最近、会議での発言が減っているように見えていて(事実)、連携に影響が出そうで少し心配しています(影響)。今週は進捗共有だけでも良いので、聞かせてもらえませんか(期待)。必要なら優先度調整や同席もします(支援)。」

この際、注意すべきなのは、詰問や原因の特定を急がないこと、選択肢(負荷調整・役割の明確化・情報共有の頻度/手段変更)を提案し、当人に選んでもらう自律型支援をすることです。

もし心の壁を感じられてしまっているのであれば、短期的には立ち話や非同期共有で話すハードルを下げ、成功体験を小さく設計しましょう。

中期的には仕事の意味付けと裁量の回復、必要なら産業保健や相談窓口を案内します。とはいえ、あくまで中心は部下自身なので、あなただけで解決しないようにしましょう。

素直に向き合う! 客観的な指標で回復を追っていこう

NG行動は「評価を匂わせる」「噂で裏取りする」「過去の指導を正当化する」などです。

あなた自身も率直に話すことを心掛ける、SBIモデル(Situation–Behavior–Impact)でフィードバックの質を点検しましょう。

発言回数・依頼のリードタイムなど客観指標で回復度合いを見える化すると、変化が見えやすいです。

キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表

村谷 洋子

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急な質問はNG! 自然な流れで声をかけてみよう

部下の変化に気づいたあなたの姿勢、まずそれが素晴らしいことです。

必要以上に話さなくなった部下を見ると心配になりますよね。でも、いきなり「なんで話さないの」と聞くと、相手はさらに心を閉ざしてしまうこともあります。

おすすめは、「最近どう」「何か困ってない」「私で力になれることある」という流れで、自然にやわらかく声をかけることです。

その人だけに話すのが不自然に感じるようなら、1on1のように全員と対話の機会を設けるのも良いでしょう。

変化に着目! 専門家へ相談や雰囲気づくりも考えよう

大切なのは、いつもと違うサインに気づくことです。

表情や口数、集中力、報告の回数などの変化は、小さなSOSかもしれません。眠れているか、食事は摂れているかなど、生活の乱れにも目を向けてみましょう。

もしメンタル不調が疑われる場合は、無理に抱え込まず、会社の相談窓口や産業保健スタッフへの相談も視野に入れましょう。

仕事量が過剰になっていないか、役割が曖昧になっていないかを部署全体で見直すことも効果的です。

上司自身もゆとりを持ち、安心して話せる雰囲気づくりを意識してください。

人間関係が原因で仕事に行きたくないと思っている人もいると思います。以下の記事では人間関係が嫌で仕事に行きたくないという状況から抜け出す方法を解説しています。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

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