Q
大学2年生
男性
大学を中退すると、その後の人生にどう影響しますか?
今、大学の中退を真剣に考えています。
もともとやりたかったこととは違う学部に入ってしまったため、授業にも身が入っていない状態です。そのため、このまま高い学費を払い続けることに意味があるのかと悩んでいます。
しかし、親や周囲からは「もったいない」「大卒の資格がないと後悔する」と言われ、大学中退という選択がその後の人生でどう響いてくるのかがとても不安で、なかなか決断できません。
大学を中退された方は、その後の就職活動やキャリア形成でどのような苦労があったのでしょうか?
中退後の就職活動の進め方についてもアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
大学中退は「明確な目的と行動計画があるか」が重要!
大学中退の影響は学歴要件が絞り込みに使われる可能性、履歴の空白理由の説明が必要という点で現れますが、致命的かどうかは中退後のストーリー設計で大きく変わります。
中退の目的が明確で、学外での学び・実務・制作物・資格などで「何を選び、何を得たか」を提示できるなら、評価は十分に挽回可能です。
中退することを決断する前に、休学や転部・編入、学費支援の再検討といった残す選択肢も比較し、本当に中退が最適かを整理してください。
もしそれでも中退を選ぶなら、翌日から何に向けて行動するのかを決め、行動計画を時系列に落としてみると良いでしょう。
中退後はポートフォリオと実務直結の資格で勝負しよう!
たとえば、就職することを目指すなら、3カ月で基礎スキル、6カ月で成果物、12カ月で実務経験というマイルストーンを設定します。なお、実務経験は長期インターンシップやアルバイトでも可です。
応募書類では、中退理由を短く事実ベースで伝え、すぐに中退後の学び直しの設計、想定している成果、今の志望と接続させるための方法などに話を移すのが鉄則です。
職種選びは、たとえば、制作、開発、オペレーション構築などポートフォリオで勝負しやすい領域から狙うと突破口が作りやすいです。
資格取得を目指すなら、基本情報、簿記2級、TOEIC目標点など実務直結のものを一点突破で積み上げると説得力が増します。
大学中退はその後の行動と説明次第で評価は大きく変わる
大学を中退する決断は、人生の大きな転機になりますね。「このままで良いのか」と悩む気持ちはとても自然なことです。
私がキャリア相談で出会った方のなかにも、「自分の選んだ道をやり直したい」「別の分野に挑戦したい」と考えて中退を選んだ人がいました。
大切なのは、「なぜ辞めたいのか」と「その後どうしたいのか」を具体的に言語化することです。
中退理由とその後の選択を言語化できるかが将来を左右する
一般的に、大学中退は就職活動で説明を求められることが多く、採用側は「困難にどう向き合ったか」「その経験から何を得たか」を見ています。
つまり、中退そのものがマイナスなのではなく、そこからの行動や成長をどう語れるかが大切です。
もし中退を決意するなら、早めに次のステップを動き出しましょう。職業訓練校や専門学校、アルバイトやインターンなどで経験を積む人も多いです。キャリアセンターやハローワーク、若者向けの就職支援サービスを頼るのも有効です。
続けるか、辞めるかはどちらが正しいではなく、「どう生きたいか」で決めることです。中退は終わりではなく、新しい始まりにできます。焦らず、自分の納得いく選択をしていきましょう。応援しています。
以下の記事では大学を中退した人の就職を成功させるための方法やポイントなどを解説しています。大学を中退したの立場にあり、就職を目指している人は、ぜひ参考にしてください。
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