Q
大学3年生
男性
発達障害を抱えて就活するのは無理なのでしょうか?
私はADHD(注意欠陥・多動性障害)の診断を受けており、特性からくるマルチタスクの困難さやコミュニケーションの微妙なズレに、就職活動を始めてから強く直面しています。
周りの就活生はスムーズに進めているように見えますが、自分はエントリーシートの提出締切に遅れてしまったり、面接で話がまとまらなかったりして、「このままでは就職自体が無理なのではないか」と、強い焦りを感じています。
企業に障害をオープンにすべきか、それとも言わずに進めるべきかという点でも迷いがあり、判断に困っています。
発達障害を抱えて就活を進めるのは無理なのでしょうか? 発達障害の特性を持つ私が上手く就活を進めるにはどうすればよいのか、何か具体的なアドバイスをいただけると幸いです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
就活できる! 良い点と悪い点を見て公表を判断しよう
無理ではありません。障害をオープンにして就職するのか、言わずに進めるのかはどちらでも良いのですが、それぞれメリット・デメリットがありますのでよく考えて決めましょう。
オープンにした場合は、配慮をしていただけたり、援助も受けられます。また、特性に合った業務に就くことができます。
しかし、業務や業種の選択肢が減りますし、給与面や昇進面でも差が出てくるでしょう。
言わずに就職した場合は、業務や業種の選択肢が増えますし、求人の数も多くなります。給与面や昇進面でも良くなるでしょう。しかし、配慮してもらえないため、苦手な業務に就いた場合は誰にも言えずに悩むこともあります。
長所も存在する! 工夫を凝らして乗り切ろう
就活においては、障害を自分の特性と考えてみると良いと思います。
長所としては「発想力やチャレンジ精神」「興味があるものには集中できる」「決断力がある」などで、短所としては「書類業務でミスをしてしまう」「優先順位がつけにくい」「マルチタスクが苦手」「整理整頓が苦手」などです。
面接などを受けるにあたり、スケジュール管理は大切です。スケジュール帳を使ったり、家を出る時間にアラームをかけるなど工夫をしましょう。忘れ物や見落としもないように、チェック表を作るなどすると良いでしょう。
面接での受け答えは、慌てず、一呼吸おいて話すよう心掛けてみてください。
無理ではない! 特性を強みとしてアピールしよう
決して無理ではありません。障害を個性や特性ととらえ、適切な自己理解と対策をおこなうことで十分に就職は可能ですよ。
ネガティブにとらえるのではなく、自分の特性を理解することが大切です。
たとえば、タスク管理が苦手ならカレンダーや可視化ツールを使うなどの工夫ができ、「こだわりが強い」ことを「細部への集中力がある」と言い換えるなど、強みに変換できる部分を見つけてアピールしていきましょう。
開示は任意! 専門家と相談して慎重に決めよう
企業の合理的配慮や障害者雇用枠を活用するのも一つの手です。
障害をオープンにするかクローズにするかは、不利益を被る可能性なども含めてメリット・デメリットがあります。支援機関やキャリアカウンセラーと相談しながら、自身に合った働き方や伝え方を慎重に検討してみてくださいね。
自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる人は多いはず。
そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
自分の長所を分析するなら「My Analytics」がオススメ
今すぐあなたの強みを診断する【無料】
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人





