Q
大学3年生
男性
おもしろいエントリーシートの書き方のコツを教えてください。
就職活動中の大学生です。周りの学生が優秀に見えて、このまま一般的なエントリーシート(ES)を提出しても埋もれてしまうのではないかと焦りを感じています。
そこで、ほかの就活生と差別化を図るために、「おもしろい」と言われるようなESを作成したいです。たとえば、あえて砕けた表現を使ったり、ユニークな構成にしてみたり、といった内容をイメージしています。
しかし、おもしろさを追求しすぎて、かえって採用担当者に「常識がない」「ふざけている」といったマイナスな印象を与えてしまうのではないかと不安です。
面接に呼ばれる確率を上げるために、ESに「おもしろさ」を取り入れる具体的なコツや、注意すべき点についてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
おもしろさはリスク! 自分ならではのエピソードが魅力につながる
おもしろいESを書きたいという思いはわかります。ただし、笑わせたり驚かせたりするよりも、「この人、すごく興味が持てるな」と思われる内容であるほうが良いです。
砕けすぎたり、奇抜なものにしすぎたりするとリスクになります。おもしろさを狙いすぎないほうが無難です。内容で差別化を図りましょう。
ポイントは、自分ならではのエピソードや物語を織り込むことです。自分が体験した具体的なエピソードをきちんと書くことで、あなたの魅力が伝わります。
たとえば、アルバイトなどでおこなった工夫と、それによって何か変化が起きたといった、体験を盛り込むのがおすすめです。売上アップ、雰囲気改善などの具体的な変化があると良いです。
独自の視点を見つけよう! あなただけの経験が大切
あるいは、視点がユニークだとおもしろいと思われることがあります。切り口を意識してみてください。
たとえば、「趣味が釣りなのですが、釣りはマーケティングの考え方とつながると実感しました」などの内容を記載してみましょう。趣味での気づきと仕事とが結び付くような物事の見方は、ほかの就活生との差別化につながります。
あるいは、そこで得た学びを入社後どう活かすかということも書きましょう。
奇をてらうよりも、自分だけが体験したことや、ほかの人にはない独自の視点があれば、それを入れることで「目立つな」と思われます。そこを磨くのがおすすめです。
笑える「おもしろさ」ではなく、興味深いおもしろさを目指そう
差別化のためにおもしろいESを書きたいという考えは、危険かもしれません。
まず、ESに「おもしろさ(Fun)」は求められていません。やめたほうが良いです。お笑い芸人のようなユニークな構成や砕けた表現は、リスクしかありません。
ESで求められる「おもしろさ」とは、興味深さ(Interest)のことです。つまり、理路整然としていて、端的にわかりやすく、具体性があるということです。正攻法で興味を引くことを目指しましょう。
オリジナリティは感情やセリフでも出せる
「おもしろさ」を考える前に、ESに書く内容をきちんと深める方法を考えましょう。
自分のアピールしたい特徴、性格、強みをきちんと示し、それを証明する具体的なエピソードを添えます。その際、「結論・理由・具体例・まとめ」という論理的な順番で書くことが重要です。
もし印象を強く残したい、オリジナリティを出したいのであれば、エピソードのなかに、そのときの感情や誰かのセリフを具体的に入れてみてください。そうすれば、あなたにしかないエピソードになり、自然と差別化が図れます。
「ESの自己PRの書き方がわからない」と悩みを抱えている人は以下の記事を参考にしてください。ESで採用担当者に刺さる自己PRの書き方を解説しています。
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