この記事のまとめ
- ESに書く趣味・特技欄では自分の個性・強みをアピールしよう
- 企業が注目しているのは趣味・特技への取り組み方
- 好印象を与える趣味・特技の例文60選を紹介
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この記事を読んでいる人に
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就活準備は万全、いざ志望企業へのエントリーシート(ES)に取りかかろうとしたところ、「趣味・特技」という欄に何を書くべきか悩む……ということはありませんか。
面接官に感心されるような趣味や、驚かれるような特技なんて持っていないから困っているという人もいるかもしれませんね。そもそも、なぜ企業に提出するESに趣味・特技を書く必要があるのでしょうか。
今回はそのような悩みを持つ人向けに、ESの趣味・特技欄ではどのような工夫をするべきかを、キャリアコンサルタントの鈴木さん、遠藤さん、横山さんのアドバイスを交えて解説していきます。
次の記事では、面接で趣味をアピールする方法について解説しています。ぜひあわせて読んでみてくださいね。
例文21選|面接で趣味はどう答える? 個性が伝わる回答方法を伝授
そもそもESと履歴書の違いがわからない、書き方がわからないと悩んでいる人は以下の記事をチェックしてください。履歴書との違いやESで採用担当者がみているポイントをまとめています。
就活に有利になる魅力的なESとは|履歴書との違いや例文も解説
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ESの趣味・特技欄は個性をアピールするチャンス
ESに書く趣味や特技は、企業に自分の個性を伝えるチャンスです。個性的な趣味・特技がなくても、書き方や話し方に工夫を加えるだけで好印象を残すことができます。
この記事では、まず趣味・特技の考え方から解説していきます。そして、ESに書くべきポイントや、NGの例にも触れながら、魅力的な趣味・特技の伝え方を伝授します。
キャリアアドバイザーのアドバイスも参考にしながら、ESの趣味・特技欄の書き方をマスターくださいね。
ESに趣味・特技欄があるのはなぜ?
就活生が提出したESをもとに、企業側は選考を進めます。ただ、企業側には多くの応募が届くため、一人ひとりの就活生を覚えることは困難です。また、応募者が多いと志望動機や学生時代のエピソードが被ることもあります。
そのような時に、趣味・特技欄の記載は、企業が就活生の個性の把握に役立つのです。また、趣味・特技への取り組み方によって、仕事への適性や強みを見極められることもあります。
なぜ企業側が就活生の趣味・特技を聞きたいのか、以下詳しく解説していきます。
就活生の人柄を把握するため
趣味・特技はその人の個性を表す要素の一つです。どのような価値観を持っているのか、どのような性格をしているのかを判断するには、趣味・特技を聞くことが有効です。
趣味・特技を聞くだけですべてが理解できる訳ではありませんが、「なぜ好きなのか」「どのように活動しているのか」を聞くことで、その人の人柄をある程度把握することができます。
そのため企業側は、志望動機や学生時代のエピソードだけではなく、趣味・特技欄によっても就活生の人柄を判断しています。
企業にとって就活生の人柄を知ることは、入社した後の自社とのマッチングの度合いを測るためにも非常に重要視されています。
特に社風に合わない学生を採用してしまうと、退職される可能性が高くなるため、人柄を知ることでそのリスクも回避しようと考えています。
もちろん、ESでは志望動機も重要です。こちらの記事で志望動機の適切な長さやポイントを解説しているので併せて参考にしてください。
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仕事に対する適性を見極めるため
趣味・特技に対する取り組み方は、仕事に対する姿勢と共通する点もあります。たとえば、趣味・特技を極めるためにどのような工夫や心がけをしていたか、取り組み方の姿勢には仕事に通じるポイントがあるといえます。
また、特技などは始めから得意でなかったこともあるかもしれません。どうしてそれが得意になったのか、その過程を伝えることによって、粘り強さやチャレンジ精神を見ることができます。
このように、仕事に対する適性や取り組み方は、趣味・特技への姿勢を通じても把握することができるのです。
- 志望業界によってESに書く趣味・特技を変える必要はありますか?
自信を持って話せる内容であれば必ずしも変える必要はない
いくつも趣味や特技があれば志望業界によって書き分けても良いですが、そこから話が広がることもあるので、基本的には自信を持って話せる鉄板のもので十分です。
一般的にはNGとされるゲームも、プレーヤー目線と開発者目線で楽しんでいるということであれば、エンタメ業界などで会話のきっかけとして取り上げるのも良いでしょう。
面接のアイスブレイクのきっかけにするため
面接を受ける就活生側も緊張しているかもしれませんが、面接官側もまた初対面の相手と話をして合否を決めるプレッシャーを感じています。
お互いリラックスして面接を受けるために、重要な役割を果たすことがあるのが、アイスブレイクの時間です。
アイスブレイクとは
研修や会議の前などに用いられる、参加者の気持ちをほぐす自己紹介やゲームのこと。
アイスブレイクとして趣味・特技について話してもらい、雑談風の会話を交わすことで、就活生の気持ちをほぐすとともに、面接の空気も和らげることができます。このように、自然体な面接をおこなうためにも、趣味・特技欄は欠かせないものになります。
アイスブレイクのきっかけとして、面接の自己紹介で自分から趣味・特技について触れるのも1つの手です。詳しい伝え方はこちらの記事で解説しています。
自己紹介で趣味を伝えるべき? 好印象を残す工夫を例文付きで解説
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る趣味・特技は自社への適性を測る材料になる
企業はESの趣味・特技の欄から、就活生個人の人柄を知ることを一番に重要視しています。趣味や特技の欄は、ESの中でも人柄を明確に記載できる箇所です。
この記載箇所から、あなた自身の考え方や性格、特徴について、ある程度推測することができます。
基本的に企業としては、就職後長く貢献してもらえる人材を採用しているので、あなたの個性を知ることで、自社の中でどのような仕事に適性があるかを知ろうとしているのです。
趣味・特技は特に面接後半にかけて重要視される
また、ESの趣味・特技の欄の重要度は、ESを提出している時点ではあまり高いものではありません。前述したとおり、人柄を知る傾向が強いため、どちらかというと面接を進めていく中で重要度が増してくる可能性が高くなります。
趣味や特技は人それぞれ異なるものの、ESに記載する内容の多くは似たり寄ったりです。だからこそ、自分のことを明確に伝えられる内容を考えることが重要なポイントといえます。
履歴書にも特技を記入する欄があります。以下の記事では履歴書の特技欄の書き方を解説しているので参考にしてみてください。
履歴書の特技で人事の興味を惹く書き方|ない場合の対処法も解説
履歴書や面接では、特技や趣味のほかに「得意科目」や「得意分野」について問われることがあります。こちらの記事でそれぞれ回答方法を解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
得意科目
例文7選|履歴書の得意科目の書き方や思いつかないときの対処法
得意分野
就活で得意分野をアピールする3ステップ|専攻別例文15選付
ESに書くことが無い人必見! 趣味・特技の見つけ方
企業側が趣味・特技欄を重視していることは上記の通りですが、就活生にとっては「何を書いたらわからない……」という人も多いかもしれませんね。また、ESに書いて面接官を感心させられるような趣味・特技を持っていないと感じる人もいるでしょう。
しかし、ESに書く趣味・特技は珍しかったり、すごいものである必要はありません。重要なのは、どのような趣味・特技なのかではなく、どのように取り組んできたかという点です。以下のポイントを念頭に、ESに書く趣味・特技を考えてみましょう。
周囲と差別化できる面白い特技をアピールしたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
面白い特技一覧30選! 就活で評価を得るアピール方法やコツを解説
- 趣味はありますが、特技と言えるほどのものはありません。趣味だけを記載する、もしくは特技だけを記載するのはありですか?
自信を持って言い切れるものであればどちらか片方でも良い
趣味は特技とは異なり、「心から楽しめるもの」と考えてみると良いのではないでしょうか。特技は、他の人があまりやらないようなこと、できることを考えてみてください。
いずれも、具体的に何を持っているかが重要ではありません。小さなことでも持っていると言い切れることが前提で、趣味か特技のどちらかの項目のみ記載するのもありです。
ただし面接のときに、それをきっかけに自分を知ってもらえる話をすることができるよう準備しておく必要があります。
まずはAI作成ツールを使って、
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手間をかけずに効率よく自己PRを完成させて、選考の準備を進めましょう。
趣味は好きな物事への取り組みを中心に考える
趣味とは、自分が好きな事柄のことです。具体的な定義はないので、好きだと感じるものを定期的に続けていれば、それは趣味と言うことができます。
まず自分の好きな物事を見つけ、それがどのような行為・事柄なのかを言語化してみましょう。そして、その趣味に対してなぜ興味を持ったか、どのように取り組んできたかを思い起こしてみてください。
趣味はその人の価値観や、物事への取り組み方を表します。企業側に自分がどのような人間なのかを知ってもらうためにも、なぜその趣味なのか、そしてどのように取り組んできたのかという点を詳細に伝えましょう。
特技は自分の得意なことを中心に考える
特技は、自分が特別に自信を持っている技術のことです。スポーツや勉強など、得意分野があればそれを特技と表現できます。また、たとえば「早起き」や「人と仲良くなること」など、日常生活の中で他の人より得意なことがあれば、そういった事柄でも問題ありません。
自分の好きな物事である趣味と比べると、特技を見つけることは少し難しいかもしれませんね。しかし、しっかり自己分析をおこなったり、周囲の人に他己分析をお願いしてみると、今まで自覚しなかった自分の意外な特技が見つかるかもしれません。
こちらの記事で自己分析の方法を解説しているので、参考にして得意なことを洗い出しましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
ESには、特技によってどのようなことができるか、成果があればそれもあわせて記載しましょう。特技になるまでの練習方法や努力したエピソードなどを盛り込むと、より具体的なイメージが伝えられます。
なかなか特技が浮かばないという人は、こちらの記事を参考に考えるヒントを得ましょう。
特技がない…とっておきの見つけ方7選|一覧や回答例文15選付き
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見るスキルやレベルの高さは気にせずに気軽に考えてみよう
趣味は好きなこと、特技は得意なことですが、いずれも大きな大会での優勝経験や師範級のような高いレベルのものでなくて大丈夫です。
「これをやっているといつの間にか時間が経っている」「一通りのルールや動きがわかる」というものが何か一つはありませんか。
特に思い浮かばない人は、小・中・高校でのクラブ活動や習い事を特技にするのも良いでしょう。ガクチカや自己PRと違い、チームの中での役割分担などは気にせず、「いくつかの曲が演奏できる」「道具が使える」という段階ですでに経験者なので、特技として伝えてみましょう。
継続的な取り組みやリフレッシュできることがアピールのポイント
趣味の方は、たとえば読書。歴史小説やインテリア雑誌など、好きなジャンルや意識して読む内容を添えて説明してみてはいかがでしょうか。ピアノや書道、水泳などは先に述べたように特技としても良いですし、今でもたまに弾いたり書いたり泳いだりするのであれば、趣味としてとりあげても良いと思います。
長く続けていること、気分転換の術を持っていることのアピールにもつながります。
一覧60選! ESに書くと好印象につながる趣味・特技
個性を伝えるため、趣味・特技は素直に記載することが一番ですが、その中でもESに書くと好印象を与えられるものもあります。そこで、4種類に分けて好印象の趣味・特技を紹介します。
もちろん、ここに記載してあるもの以外の趣味・特技でも、ESに取り組み方や努力を伝えることによって好印象を与えることができるので、安心してくださいね。
- 趣味がたくさんあるので、何を記載すべきか迷います……。選び方を教えてください。
期間が長いものや話題になりやすいものという基準で選んでみよう
趣味がたくさんあって記載に困ってしまうことはよくあります。
その場合、選び出すポイントとしては、業界に関連するものや、長い期間趣味となっているものを選ぶのが良いでしょう。
また、趣味が興じて資格取得や表彰されたことがあるもの、特徴的になりやすいものを選ぶというように、話題として膨らみやすい趣味・特技を選ぶのもおすすめです。
社会人向けの趣味・特技
社会人は、接待や上司・先輩との付き合いがあることも。そのため、ゴルフやお酒、スポーツなどの趣味・特技を持っていると、話が盛り上がるきっかけになります。
始めから社会人向けの趣味・特技を持っていると、社会人の交遊の場などで円滑なコミュニケーションが取れる印象につながります。
社会人向けの趣味・特技
- ゴルフ
- お酒
- ドライブ
- 釣り
- スポーツ観戦
- キャンプ
- 将棋・囲碁
- マラソン
- ロードバイク
- ジム
- 草野球
- フットサル
- ボルダリング
- スキー・スノーボード
- 乗馬
勉強につながる趣味・特技
英会話やプログラミングなど、社会人としての即戦力となるものや、美術館巡りなどの文化的な趣味・特技は勉強熱心な印象を与えられます。
どのように調べたり、実践したかという取り組み方は、仕事への姿勢にも共通するため、学び方を具体的に伝えて学びの姿勢をアピールしましょう。
勉強につながる趣味・特技を持っている人は、学ぶ楽しさや物事を極める楽しさを知っている印象があります。なぜそれに興味があるのか、どのように深めているのかということを聞いてみたくなりますね。
勉強につながる趣味・特技
- 英会話
- プログラミング
- エクセル・ワード
- 史跡巡り
- 美術館巡り
- 読書
- 音楽鑑賞
- 裁判傍聴
- 心理学
- 株・FX
- 暗算
- 執筆
- 歴史研究
- 資格取得
- 俳句・短歌
音楽鑑賞が趣味な人はこちらの記事を参考にしてみてください。他の学生と差別化する方法をまとめています。
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例文12選|趣味の音楽鑑賞で差別化する方法! 企業側の印象も紹介
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創意工夫が必要な趣味・特技
創意工夫が求められる趣味・特技は、その人の価値観や試行錯誤する姿勢が表れるため、クリエイティブな印象を与えられます。イラストを描くことや、写真を撮ることなどは、創造力をアピールできる趣味・特技です。
創意工夫が必要な趣味・特技
- イラスト制作
- デザイン関係
- ファッション関係
- カメラ
- 動画制作
- イベント企画
- 手芸
- 料理
- WEBサイト制作
- インテリアコーディネート
- ネイル
- 作詞・作曲
- ダンス
- スピーチ
- DIY
努力が必要な趣味・特技
資格や技能は、それを取得するまでの過程で努力が必要とされます。特に難易度の高いものであればあるほど、自分の努力の結果が伝わりやすいです。
資格などを持っている場合は、具体的なレベルも記載し、それを取得するためにどのような取り組みをしてきたかも伝えると、努力をした印象を与えられます。
努力が必要な趣味・特技
- 漢検
- 語学学習
- 手話
- 書道
- 簿記
- 色彩検定
- アロマテラピー
- 占い
- スポーツ
- タイピング
- 世界遺産検定
- PCの自作
- 楽器演奏
- 競技かるた
- トライアスロン
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る社会貢献活動を趣味として伝えることもおすすめ
社会貢献につながるような活動への参加を趣味としてあげると、企業からの好印象につながりやすくなります。
たとえば、学校の休みを利用して高齢者施設のボランティア活動に参加することを趣味としてあげることができます。ボランティア活動に参加することで、社会での人と人との関係性を築くことができたり、ボランティア活動に参加することで得られる新しい気づきがあります。
周囲との関係構築力や業務に対する積極性が期待できる
企業としては自社に入社する可能性のある就活生が、入社する前に社会との関係性を築けていることで、入社した後に社員や取引先との関係性をうまく築くことができるだろうという予測をつけることができます。
また、業務に対しても自ら積極的に取り組むことができるという期待にもつながります。
社会貢献活動はガクチカで挙げられることが多いですが、ライフワークとしてボランティアのような活動に参加しているという意味では、趣味として紹介しつつ経験をアピールすることが可能です。
「一覧を見ても自分が得意なことがわからない……」という人は、こちらの記事をチェックしてみてください。自分の得意なことを見つける方法について詳しく解説しています。
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悪印象かも! ESに書くことを避けるべき趣味・特技
趣味・特技欄は自分の個性を伝える欄ということを理解したところで、ESに書くことを避けた方がよいものを紹介していきます。すべて絶対にNGというわけではありませんが、受ける企業によっては悪印象につながる可能性もあります。
ここに記載されているものも参考に、自分の趣味・特技が企業側にどう捉えられるか、ESを提出する前に再確認してみてくださいね。
ギャンブル関係
賭け事を連想させる競馬や競艇などは、場合によっては悪印象を与えてしまうかもしれません。特に、金融業界などお金を取り扱う企業の面接官などは、お金に対して厳しい姿勢を持っていることが多いため、金銭感覚がだらしないという印象を与えてしまうかもしれません。
また、ギャンブルは一般的に娯楽の色合いが強い趣味・特技といえます。取り組み方や努力を伝えても、「遊んでいた」と捉えられることが多く、好印象を与えることは少し難しいかもしれません。
宗教を連想するもの
一般的に、宗教を連想する趣味・特技も避けるべき回答です。採用側は人権の視点から個人の宗教や信仰については触れられません。悪印象を与えることはありませんが、趣味・特技欄について深掘りできなくなるため、ESに記載することはおすすめできません。
一方で、御朱印集めや仏閣巡りなど、スピリチュアルな趣味・特技もあります。宗教との線引きは難しいですが、信仰とは離れた趣味・特技の一環としての活動であれば記載しても特に問題ありません。
アニメやゲーム
一概に悪印象を与えるとはいえませんが、場合によっては避けるべき趣味・特技はアニメやゲームといった娯楽性の強いものです。アニメやゲームの制作会社などを受ける場合は問題ないかもしれませんが、一般的な企業ではあまり良い印象を与えられない可能性があります。
アニメやゲームの趣味・特技は、子どもっぽい印象やインドアな印象を与える場合があります。近年では大人もアニメやゲームをすることは当たり前の風潮がありますが、上記のような印象を確実に避けたいのであれば、ESの趣味・特技欄に書くことはおすすめできません。
基本的に大手企業など従来の事業で成功実績を積んできた企業は、保守的だと考えた方が無難です。
ただしベンチャー企業や、新しい事業にチャレンジしようとしている企業は、新しい発想やZ世代の考え方などに強い関心を持っていることがあり、アニメやゲームをどのように活かしていくのか若者に聞きたいというケースもあります。
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(リーダーシップが強みの場合)
記載しない
もっとも避けたいことは、記載しないまたは「特に無し」という回答です。企業側がESに趣味・特技欄を設ける意図は、解説してきた通り、就活生の個性や仕事への適性を見る目的がほとんどです。
そのため、記載しなかったり、「特に無し」という回答をすると、せっかくの自分という人間をアピールする場を失うことになります。特に思い浮かばないという人も、自己分析や他己分析を通して趣味・特技を見つけてみてくださいね。
「特に無し」や空欄のESが提出されると、企業としては「入社意欲がないのでは」「自己分析をきちんとできていない学生なのでは」というネガティブな印象を持ちやすくなります。
ESで印象に残る趣味・特技を書く3つのポイント
ESで印象に残る趣味・特技を書く3つのポイント
- 取り組み方や動機を詳細に書く
- 実績を数字で表す
- 仕事で活かせる点をアピールする
ESの趣味・特技欄を回答にするにあたっては、いくつかのポイントが存在します。今までの解説の通り、企業が知りたいのは就活生の人柄や、物事への取り組み方の姿勢です。
面接官の印象に残る趣味・特技を伝えるために、以下の3つを意識してみてくださいね。
①取り組み方や動機を詳細に書く
趣味・特技を伝えたら、それに対してなぜ興味をもったのかや、どうして極めようと思ったのかなどの動機を伝えてください。
きっかけは「家族の影響」や「面白いと感じたから」など、習慣やささいなものでも構いません。話の流れを意識して、入り口を伝えてみてください。
そして、その趣味・特技にどのように取り組んできたか、どのような思いで続けてきたかを詳細に記載すると、自分の考え方や価値観を伝えることができます。動機から始まって、その取り組みを詳細に書くことによって、全体にまとまりが出て面接官に話が伝えやすくなります。
②実績を数字で表す
取り組みによってどのような成果があったのか、趣味・特技によって得た実績を具体的な数字を出すと、より明確なイメージが伝わります。
近年は、SNSの活動が活発になっています。たとえば、SNSで発信したことによって100件以上の高評価をもらったことや、フォロワーが1,000人に達したことなどを盛り込むと、自分の活動の成果がわかりやすくなります。
また、数字で表せないことでも、大会で入賞したことや、資格を取得できたことなども成果として挙げられるので、趣味・特技によって得た結果があれば必ず記載しましょう。そのことによって、自分の取り組みや努力の熱心さがアピールできます。
- 特技というからには、それなりの実績や成果が必要なのかなと思います。実績や成果は、内容を少し大げさに書いても問題ありませんか?
実績や成果だけが興味を惹くポイントではない
ESや履歴書を提出する目的は、面接に呼んでもらうことです。その中で特技は、その人なりの印象を伝える良い判断材料になります。
書類で細かくアピールする必要はありませんが、ありきたりなことを書くと印象に残りません。
実績や成果は面談の時に伝えても構わないので、まずは面接で聞いてみたいなと思わせるメッセージにしてください。
それは実績や成果である必要はありませんし、結果や成果について盛ってしまうと面接の時に窮地に立たされます。
③仕事で活かせる点をアピールする
趣味・特技の取り組みが仕事への姿勢にもつながることはすでに解説してきた通りです。エクセルやワード、プログラミングなど実用的な趣味・特技はもちろん、仕事に直結しないような趣味・特技でも、どのような工夫をしてきたか、努力を重ねてきたかという積み重ねは仕事に対する取り組み方を連想させます。
「仕事にこのような点を活かしていきたい」という表現ができればベストですが、趣味に関しては直接仕事に活かすような物事は少ないかもしれませんね。そのような時は、コミュニケーション能力やアクティブさを活かした取り組みや考え方を伝えることで、自分の強みをさりげなくアピールすることもできます。
その他のポイントとして、周りの人と同じ趣味・特技でも、そこに自分なりのこだわりや経験を添えると一味違った印象になり、詳しく聞いてみたくなります。
趣味:散歩(歩いたことのない道を散歩するのが好きなので、できるだけ知らない道を選びます。)といった具合です。
企業にOpenESでESを提出するよう言われた人もいるかもしれません。こちらの記事でOpenESの作成方法やコツについて詳しく解説しているので、「普通のESとどう違うのかよくわからない……」という人はチェックしておきましょう。
関連記事
OpenESとは? 活用すべき9つのメリットや作成のコツも徹底解説
OpenESとは、ひとつの応募書類を複数の企業に提出できるリクナビ提供のサービスです。エントリーシート作成にかかる時間と労力を最小限に抑え、ほかの就活対策に使える時間を増やせるため、有効利用することで就活成功に一歩近づけます。この記事では、OpenESのメリット・デメリットから記入例までキャリアコンサルタントの解説とともに詳しく説明します。
記事を読む
趣味の例文30選
ここでは、趣味の例文を紹介していきます。趣味は人それぞれなので、自分の好きな物事を考え、それに対してどのように活動しているかを中心に書いてみましょう。趣味によって得られた成果があれば、忘れずに盛り込んでみてください。
①釣り
例文
私の趣味は釣りです。特に渓流釣りが好きで、休日は一人で遠出することもあります。おすすめは東北地方の渓流です。青森県の奥入瀬渓流は四季の景色も美しく、季節ごとに通っています。
旅先で出会った他の釣り人や、地元の人と話すのも楽しみの一つで、もともとは人見知りだった自分が、このようなコミュニケーションを取れるようになったのは釣りのおかげだと思っています。新たな知識や釣りの技術なども得られるため、今後もこういった出会いを大切にしていきたいと感じています。
よく書けていると思います。休みの日を有効に活用でき、自然に親しむことや、人と話すコミュニケーション力についてもさりげなく触れていますね。
次のステップとして、面接時に、独自の体験やエピソードの話ができるように準備をしておいてください。
②キャンプ
例文
私の趣味はキャンプです。毎年夏は家族でキャンプに出かける恒例行事があり、そこから一人キャンプに挑戦するほどのめり込みました。
私が思うキャンプの魅力は、自分の作った料理を大自然の中で食べることです。特に夏の季節は、星空を眺めながら好きな料理を食べていると、悩みやストレスが解消されるような気がします。社会人になってからも、オンオフのメリハリをつけるためにリフレッシュとしてこの趣味を続けていきたいと思います。
ESに悩んでいる就活生は
大手内定者の「ES回答例100選」を活用しよう!
・内定者のESを参考にしたい
・大手志望で就活準備をしている
③海外旅行
例文
私の趣味は海外旅行です。特にアジア地域を旅行することが多く、韓国や中国、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムなどを旅しました。次はモンゴルに行ってみたいと思っています。
海外旅行では旅先の出会いが多く、見知らぬ人から新しい知識や視点が得られることが楽しいです。今後は、あまり日本人のいない地域にも挑戦してみたいです。
次の記事では、趣味が旅行のときのアピール方法について詳しく解説しています。旅行を趣味としてアピールしたい人はぜひ読んでみてくださいね。
例文16選|就活で「趣味は旅行」はおすすめ! 自分らしくアピールする方法
④将棋
例文
私の趣味は将棋です。祖父と同居していることもあり、幼いころから祖父を相手に将棋を打っていました。
始めた時はルールも上手く覚えられず、負けてばかりだったのですが、負けず嫌いの性格もあって戦術を研究した結果、地域の将棋大会で優勝するほどになりました。今後はもっと大きな大会にチャレンジしてみようと思っています。
⑤映画鑑賞
例文
私の趣味は映画鑑賞です。特に、単館の映画館で映画を見ることが好きです。単館の魅力は、その映画館のオーナーの一押しの映画が上映していたり、まだ自分が生まれていない時代の映画を大きなスクリーンで見られることです。
古い映画は歴史知識が必要とされるため、見てわからなかった部分は後で調べています。そうした過程で得られる知識も楽しみの一つです。
趣味である映画鑑賞のこだわりが伝わってきます。上映された映画でわからない部分を調べて解決しながら映画を楽しむことができるという人間性を知ることができる内容で、構成としてきれいにまとまっています。
映画鑑賞が趣味という人は、こちらの記事も参考にしてください。映画鑑賞を趣味として伝える際のポイントを解説しています。
就活で「趣味は映画鑑賞」はOK? 圧倒できる3つのアピールのコツ
⑥スポーツ観戦
例文
私の趣味はスポーツ観戦です。特に今は男子プロバスケットボール観戦を中心に通っています。
バスケットボールはもともと興味がなかったのですが、友人に連れられて観戦した際、迫力と熱気に魅了されました。学生の試合なども見に行き、プロになりそうな選手を予想したり、SNSを使ってバスケットボールの魅力を発信しています。
⑦ハンドメイド
例文
私の趣味はハンドメイドのアクセサリー作りです。母に習ったことがきっかけで、だんだんと上達し、アプリでの販売ができるほどになりました。
初めて自分の作ったアクセサリーが売れた時の喜びは今でも覚えています。ものづくりの魅力は、この趣味によって知ることができました。今後は資格取得なども考えています。
⑧料理
例文
私の趣味は料理です。特にカレー作りに注力しており、自宅には世界各国のさまざまなスパイスを取りそろえています。
また、隠し味を研究することも好きで、意外な組み合わせが成功した時が一番嬉しいです。もちろん失敗することもありますが、なぜまずくなってしまったのかを分析することで、自分の料理のスキルアップにつなげています。
いい匂いが漂ってきそうな趣味ですね。失敗の分析の部分もポジティブな印象です。
美味しい組み合わせを求めて試行錯誤を楽しんでいます、というような書き方も良いかもしれません。また、家族や友人の反応なども聞いてみたいところです。
⑨美術館巡り
例文
私の趣味は美術館巡りです。全国各地の美術館を訪問しています。訪問した美術館については、昨年の冬で400件を超えました。
私の目標は、おすすめの美術館を自己流にまとめて、SNSなどで発信することです。建物自体に価値があったり、珍しい展示がされていたりと、美術館のさまざまな魅力を多くの人に伝えたいと思っています。
⑩お酒
例文
私の趣味はお酒を楽しむことです。特に日本酒が好きで、卒業旅行は全国各地の日本酒を飲み歩く旅を計画しています。
日本酒の一番の魅力は蔵元によって味わいが異なり、個性を感じることだと思っています。好きな日本酒の蔵元の歴史を調べることも楽しみの一つで、いつか酒造見学もしてみたいと考えています。
お酒を楽しめることはとても良い趣味だと思います。さらに、各地のお酒を味わい歴史まで調べることで、お酒を楽しむことや興味を高める向上心につながっていることを伝えると良いですね。
また、面接時には、おすすめの銘柄や、その理由などの知識を上手に話せるように準備しておきましょう。
⑪史跡巡り
例文
私の趣味は史跡巡りです。好きなドラマの主題が西郷隆盛だったことがきっかけで、幕末から明治にかけての史跡巡りを始めました。
もっとも印象深かった史跡は、天守閣が無い鹿児島城です。「鹿児島は城をもって城とせず、人をもって城となす」という精神から造られているとのことで、史跡によってその土地柄もうかがえるという新たな発見がありました。
⑫トレーニング
例文
私の趣味は筋トレです。大学入学時はかなり細身の体型で、食べても太りにくいことがコンプレックスでした。
そこで、まずは動画サイトでトレーニングや食生活について学び、独学で体を鍛え始めました。始めは筋肉痛に苦しんだり、飽きてしまいそうになりましたが、根気良く続けたところ体脂肪率を18%から10%にまで落とすことができました。今後はパーソナルジムにも通ってみたいと考えています。
⑬読書
例文
私の趣味は読書です。歴史本からライトノベル、純文学、ミステリーなどジャンルを問わず、月に10冊以上読みます。
読書を習慣としていると、人の珍しい苗字を読めたり、ボキャブラリーが増えて会話が弾んだり、好きな本の舞台を巡るために旅をしてみたりと、実生活にさまざまな影響があります。社会人になってからも、本を読む時間は大切にしたいです。
読書を通じて知識が増えることに楽しみを見出せる学生であるという印象を受けます。このような就活生は、入社後仕事に対しても好奇心をもって取り組み、そこで新しい発見をしてくれるのではないかという期待が持てます。
⑭古着集め
例文
私の趣味は古着集めです。もともと服が好きで、さまざまなファッションを研究するうちに古着の魅力を発見しました。
活動としては、主に下北沢の古着屋に通っています。ショップの店員さんと積極的にコミュニケーションを取ることで、新しい着こなしや、次のトレンドの研究の糧としています。今の目標は、自分の古着のコーディネートを発信するSNSアカウントのフォロワーを1,000人以上にすることです。
⑮インテリア
例文
私の趣味はインテリアコーディネートです。大学生から一人暮らしをしており、インテリアによって定期的に自分の部屋の雰囲気を変えています。
プロのインテリアコーディネーターのサイトを見て、色合いによって統一感が出たり、家具の質感で雰囲気が大きく変わることを学びました。部屋の雰囲気が変わると、自分の気持ちも入れ替わるような気がします。もっとインテリアについて勉強して、帰ることが楽しみになるような部屋や、勉強に集中できるような部屋などを演出したいです。
⑯音楽を聴くこと
例文
私の趣味は音楽を聴くことです。中学生の時から、野外音楽フェスに毎年欠かさず通っています。
音楽フェスに行く時に心がけていることは、好きなバンドだけではなく、幅広く音楽を聴くことです。知らないグループの音楽を聴くことは、新たな出会いや発見につながるため、観客の数やビジュアルなどの偏見を持たず、フラットな姿勢で音楽に触れたいと考えています。
⑰写生
例文
私の趣味は写生です。小学生の時からデッサン教室に通っており、定期的に写生会が開かれていたため、教室を卒業した後も一人で写生に出かけています。
「ここを描きたい」という場所を探すために旅に出かけることも楽しみの一つです。今まででもっとも印象的だったのは、鎌倉の海の風景です。江ノ電と海のコントラストが美しく、この風景を一番活かせる画角を探すために3時間以上土地を歩き回りました。こだわった分、自分の中で一番の出来の絵を仕上げることができました。
⑱カメラ
例文
私の趣味はカメラで写真を撮ることです。高校生の時、美術の課外授業で訪れた写真展で写真の可能性に気づき、それから写真の勉強を始めました。
風景の写真を撮ることも好きですが、人々の日常風景を切り取ることに魅力を感じています。構図の勉強や、自然体な写真を撮るための心構えを自己流で身につけ活動しています。最近では学祭の写真担当を依頼されたり、大学の広報誌のための写真依頼をもらったりして、自分の活動の幅が広がっていることをうれしく感じています。
趣味が自分のためだけのものから広がりを見せているのですね。趣味が「カメラ」というよりも「写真撮影」という印象なので、カメラにこだわりがあるのであればそこも伝えてみてください。
企業が応募者の個性を知るために、ESで自己PR写真の提出を求めることもあります。こちらの記事で自分らしい自己PR写真を選ぶコツについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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⑲工作
例文
私の趣味は工作です。幼い頃から、弟のために手作りのプロペラ飛行機やラジコンを作っていたことがきっかけで、工作の楽しさにのめり込みました。
今は、大学で環境問題の研究をしていることもあり、海岸で出たごみや家庭のプラごみを使った模型の制作に注力し、作品は児童施設などに寄付しています。まだ始めたばかりの活動ですが、いつかはいろいろな人に見てもらえるように発信していきたいと考えています。
⑳ウォーキング
例文
私の趣味はウォーキングです。高校受験の時、運動不足で体の調子を崩してしまい、周囲のアドバイスで始めました。日常生活に早朝40分のウォーキングを取り入れるだけで、体がすっきりして一日を元気に過ごすことができます。
また、以前の私は朝が苦手で、休日は昼過ぎに起きることも多かったのですが、ウォーキングによって早起きの習慣もつきました。始めたばかりの頃は面倒に感じていましたが、今では早朝のウォーキングをしないと体が重く感じるようになり、根気強く継続することの大切さを学びました。
㉑アクアリウム
例文
私の趣味はアクアリウムです。友人の家に素敵な水槽があり、自分の家にも取り入れたいと思い始めました。
命を飼うことの責任を感じるためにも、水槽や周辺機器、魚はすべて自分のお金で購入しました。飼育方法やメンテナンスなども本やショップの店員から学び、愛情を持ってアクアリウムに取り組んでいます。今は淡水魚のアクアリウムだけですが、しっかり勉強したうえで難易度の海水魚アクアリウムにも挑戦してみようと思っています。
㉒草野球
例文
私の趣味は草野球です。高校までは野球部で、大学に入ってからは友人や地域の人々を集めて草野球チームを発足させました。
社会人の人も在籍しているので、活動は土日に限られています。始めは連係プレーが上手くいかなかったり、初心者と経験者の差があったりと困難が多く、敗戦が続いていました。しかし、チームのコミュニケーションを重視して、練習方法を変えてみたところ、部員の技術が少しずつ上達しました。初めて勝利した時は皆で抱き合って喜ぶことができました。
㉓プラモデル
例文
私の趣味はプラモデル制作です。父の影響で、幼い頃から一緒にプラモデルを作っていました。初めて一人で組み立てられた時、父に褒めてもらったことが思い出です。
今はバイクや車のプラモデル制作に注力しています。細かい部品が多く、色付けも難しいですが、根気よく取り組み、今までに15種類の作品を完成させました。また、神社仏閣プラモデルにも興味があります。バイクや車の模型とは違った技術を試してみたいため、今後挑戦したいと思っています。
モノを作ったり、チームで活動をする趣味や特技を記載する場合、可能であれば志望する企業や業種に紐付けるようなコメントをつけると良いかもしれません。ただし、無理にこじつけてしまうと逆効果です。
㉔ヨガ
例文
私の趣味はヨガです。学生時代、集中力が持続しないことに悩んでおり、知人に勧められてヨガ教室に参加しました。
体が固く、猫背だったこともあり、ヨガを始めたことで姿勢も改善されました。また、体のことを考え、健康にも気を付けるようになり、ヨガによって体調の良い生活を送ることができています。今後、社会人になって疲れがたまった時もヨガでリフレッシュをしていきたいと思っています。
㉕ドライブ
例文
私の趣味はドライブです。高校卒業と同時に免許を取り、大学時代はさまざまな場所へドライブしました。
もっとも距離が長いドライブは、友人と東京から広島までです。運転は私一人でしたが、パーキングエリアでこまめに休憩を取り、安全運転を心がけて往復運転を達成しました。今まで車で走った距離を合計してみると、約4万kmで、これは地球一周分に相当するそうです。
㉖盆栽
例文
私の趣味は盆栽です。父の趣味でしたが、真似して育ててみるうちに、盆栽は創造力を試されることを知りました。鉢の上で自分の思うように植物を育てていると、自然と愛着もわきます。
盆栽は毎日の水やりや、こまめな手入れが必要とされるため、根気強く育てる必要があります。その分、綺麗に育った時の喜びは格別です。
㉗バンジージャンプ
例文
私の趣味はバンジージャンプです。もともと絶叫系のアトラクションが好きで、大学生の時に初めてバンジージャンプに挑戦し、ジェットコースターなどとは違った魅力を感じました。
飛ぶ直前のスリルと、踏み切った時の爽快感が大好きです。飛び終わった後は何でも挑戦できるような元気がわいてきます。昨年は日本一高いとされる岐阜のバンジージャンプも経験しました。
㉘切手収集
例文
私の趣味は切手収集です。兄の影響で始めた趣味ですが、今では切手の絵柄を見ただけで発行された年代を言い当てることができるまでになりました。
切手は、流行や物事が反映されているものもあるため、絵柄からさまざまな時代を感じられます。また、地方で発行されたものにはその地方の名所や名品が描かれているため、その地方の情報を知ることができ、自分の知識や興味を広げられることが魅力の一つです。
㉙裁判傍聴
例文
私の趣味は裁判傍聴です。大学で犯罪心理学を学んでおり、研究の一環として通い始めました。
始めは裁判の空気に緊張していましたが、裁判長や検事に個性があることや、被告人の背景などを知っていくうちに、犯罪にはさまざまな形があることを学びました。さらに深い視点で裁判を見てみたいと思い、刑法についても勉強を始めました。
㉚お笑いライブ
例文
私の趣味はお笑いライブに行くことです。初めて見たライブは大阪の新喜劇です。生のライブの楽しさを感じ、東京や大阪の劇場に通い始めました。
お笑いライブの魅力は、芸人と観客の一体感です。その場の空気によって芸人がアドリブを入れたり、観客参加型のイベントがあったりと、毎回さまざまな楽しみがあります。毎週末劇場に通っていますが、行くたびに違った魅力があり、元気をもらえます。
お笑いライブを毎週末見に行く中で、新しい発見ができているということ。また趣味で気持ちの切り替えをすることができる、良いイメージにつながる内容になっています。社会人として必要なポイントを押さえられていますね。
特技の例文30選
ここでは、特技の例文を紹介します。得意分野について、どのように習得したか、特技とするまでにどのような努力を重ねたかも書くと、自分の強みや仕事に活かせる点をアピールすることができます。
①サッカー
例文
私の特技はサッカーです。小中高とずっと続けており、高校の時には国体にも出場しました。
朝晩欠かさず自主練を重ね、苦手な部分もコーチに積極的にアドバイスを求めることによって克服してきました。大学ではサッカーから離れ、ラクロス部に入部しましたが、サッカーで鍛えた体力や精神力を活かし、1年生からレギュラーを獲得しました。今でも、高校時代のチームメイトとフットサルチームを組んで、休日に活動しています。
サッカーからラクロスに話が流れてしまいましたね。今でもフットサルを続けているのであれば、ラクロスの話の代わりに、どのポジションでプレーすることが多いのかというようにサッカーを深掘りしてみてください。
②暗算
例文
私の特技は暗算です。小学生の時にそろばん教室に通っており、その時に暗算も身につけました。4桁の数字までであれば、すぐに答えを出すことができます。
特に暗算が役立つのは買い物の場面です。私は自分の買い物をする時、あらかじめ予算を決めて出かけます。始めに欲しいものをかごに入れてから、値段を暗算で出し、予算オーバーであれば取捨選択し、まだ余裕があるのであればその分だけ品物を追加します。そのため、周囲からはよく金銭管理がしっかりしていると言われます。
③似顔絵を描く
例文
私の特技は似顔絵を描くことです。高校時代は美術部で、文化祭では即興似顔絵イベントをおこないました。
私の似顔絵は、人の顔のパーツだけではなく、話し方や仕草からその人の個性を見抜いて、似顔絵に反映します。個人で運営しているWEBサイトを始めて、芸能人やスポーツ選手の似顔絵の作品を掲載しています。ご本人がSNSで私の作品を取り上げて、「そっくり」と喜んでくれた投稿をしてくれたこともあります。
④マジック
例文
私の特技はマジックです。大学ではマジック同好会に所属しています。
以前、文化祭でマジックを披露した時に、失敗してしまったことがあります。自分の練習不足が原因であることが悔しく、それからは苦手な部分を繰り返し練習したり、動画を撮って自分の動作を確認して精度を磨きました。今年の文化祭では完璧なマジックで観客を楽しませたいと思います。
⑤ピアノ
例文
私の特技はピアノです。5歳の時から今までずっと習っています。
高校生の時、スランプに陥り、ピアノを辞めようかと思う時期もありました。しかし、ピアノを弾くことが大好きで、私の演奏を好きだと言ってくれる周囲の人のためにも、もう一度向き合おうと思い練習を続けました。その後の演奏会で賞をもらうことができ、あの時投げ出さないで良かったと思っています。
幼少の時から続けている音楽やバレエなどは、自分の成長の一側面を表しています。単にスキルが向上しているだけではなく、精神的な成長について触れたり、見守ってくれた家族や先生への感謝の気持ちも伝えると良いですね。
⑥英語
例文
私の特技は英会話です。大学2年生の時から1年間アメリカへ留学していました。
始めはほとんど英語がわからず、コミュニケーションが取れないことに自信を失っていました。しかし、文法を覚えるよりも、音を耳で聞くことを意識してからは、だんだんと英語を理解できるようになり、帰国する頃には日常会話を不自由なく話せるようになりました。
英語力に自信がある人は特技で触れるのもおすすめです。英語力が評価されやすい企業の特徴や就活で求められる英語力は、以下の記事で解説しているので参考にしてください。
英語力は就活への影響大! 求められるケースとレベルを徹底解説
⑦人とすぐに仲良くなれる
例文
私の特技は、人とすぐに仲良くなれることです。初対面の人相手でも人見知りせず、自分から話しかけにいくことができます。
初対面の人と打ち解けるコツは、相手に安心感を与えることだと思います。声のトーンや、話題に注意しながら、まずは先に自分の紹介をするように心がけています。それから相手の話に耳を傾け、しっかり相槌を打ちながら時々質問し、会話を続けています。リラックスした状態で話をしてもらうためにも、相手の目をじっと見すぎないことも意識しています。
⑧早起き
例文
私の特技は早起きです。高校時代は野球部で、朝練のために毎朝5時に起きていました。
私は寒いのが苦手で、冬に早起きすることがとてもつらかったのですが、湯たんぽを布団に入れてみたり、朝起きてすぐに暖房つけられるようエアコンのリモコンを枕元に置いたりと、寒さで起きられないことがないよう工夫をしていました。続けていくうちに、自然と早起きの習慣が身に付き、大学では1限の授業でも無遅刻無欠席で参加できています。
⑨プログラミング
例文
私の特技はプログラミングです。好きな漫画の影響で、パソコンでプログラムを書くことに憧れて勉強を始めました。
まずはインターネットで知識を集め、WEBサイトの立ち上げから始めてみました。プログラムのコードを書くことでさまざまなことができることを学び、もっと自分の技術を伸ばしたいと感じて通信講座で本格的に勉強を始めました。1日3時間勉強することにして、現在は自作のゲーム開発を目指しています。
⑩ゴルフ
例文
私の特技はゴルフです。大学入学の時、父に教わり、さまざまなコースを回るうちにもっと上手くなりたいと思うようになりました。
始めたばかりの時はスコアが安定せず、打ち方も見よう見まねでしたが、知り合いに指導してもらったり、動画サイトでコツを学んだりと自己流で練習を重ねました。月に1回は打ちっぱなしに通い、フォームの確認や修正をおこなっています。初めてコースを回った時のスコアは170でしたが、今は100を切ることができます。今後も最高スコアを目指していきたいです。
始めたころから現在に至るまで自分でできる努力をし、スコアを向上できたという努力が伝わります。仕事に置き換えても、努力ができる人物であるという期待が持てる内容になっています。
⑪モノマネ
例文
私の特技はモノマネです。小学生の時、人気アイドルのモノマネをしたところクラスメートから好評だったことがうれしくて、それからいろいろな物真似を習得しました。
私は人の特徴を見つけることが得意です。発声の癖や、仕草の特徴をつかむと、外見が似ていなくてもその人を連想させることができます。また、モノマネにおいて私が心がけているのは、ネガティブな部分の真似はしないということです。笑いを取ったり目立ちたくても、人を傷つけることだけはしたくないと思っています。
⑫カラオケ
例文
私の特技はカラオケです。もともと歌うことはあまり得意ではありませんでした。しかし、友人との付き合いの中でカラオケに行くことが多く、周囲に気を遣わせるのも申し訳ないと思って、一人カラオケに通い始めました。
人前で歌を歌うことは恥ずかしいと思っていましたが、思い切って大きな声で歌ってみると気持ちがすっきりすることに気がつきました。また、メロディーをよく聞いてリズムを取りながら歌うと、音程も安定します。地道に一人カラオケで練習していたところ、友人から「歌が上手い」や「声がきれい」などと言われるようになり、自信がつきました。
⑬乗馬
例文
私の特技は乗馬です。大学に入学した時、新しいことに打ち込んでみたいと思い馬術部に入部しました。
馬術は馬との信頼関係が重要になります。競技以外でも、馬と触れ合うことを心がけ、お互いの呼吸を合わせるために世話や手入れなども自分でおこなっています。厩舎は大学から遠いですが、授業やアルバイトの合間を縫って通っています。昨年は目標としていた大学選手権での入賞を果たしました。この結果に満足せず、大学最後となる次の大会では優勝を目指したいと思います。
⑭社交ダンス
例文
私の特技は社交ダンスです。中学生の時、家族に連れられて社交ダンスの大会を見に行った時、ダンスの迫力に圧倒され、自分もやってみたいと思い習い事として始めました。
社交ダンスは優雅なイメージがありますが、高度な技術と激しい運動量が必要とされるスポーツです。私は、スピンターンというステップが苦手で、講師には何度も注意されました。そこで、ペアの人にも協力してもらい、空き時間を使って自主練を繰り返したり、先輩にコツを習ったりと苦手を克服するために練習を重ねました。その成果もあって、定期発表会ではミスなく踊ることができ、叱られてばかりだった講師に褒めてもらうこともできました。
スピンターンの練習を頑張ったのですね。努力の過程と結果についてのボリュームが多いので、ガクチカのような印象を受けます。特技として社交ダンスをあげたのであれば、得意のステップやジャンルについての話をもっと聞いてみたいです。
⑮動画制作
例文
私の特技は動画制作です。所属していたハンドボール部の広報担当として、新入部員勧誘用のビデオを制作したり、大会前はモチベーションビデオを制作して専用のSNSアカウントに投稿していました。
動画作りのコツは、視聴者に「見てみたい」と思わせるサムネイルを設定し、最後まで見てもらえるよう流れを意識することだと思っています。今まで制作した動画の中では、2年生の時の大会前選手紹介ビデオがもっとも好評で、500件もの高評価をもらうことができました。
⑯DIY
例文
私の特技はDIYです。歳の離れた妹のために、子ども用の台や棚を作ったことがきっかけで、家具製作にのめり込みました。
DIYは家族のニーズを考えることから始めます。たとえば、父は読書家なので書斎の本棚が書籍でいっぱいになっていたため、容量の大きいスライド式の本棚を作成しました。作業すること自体も好きですが、完成した家具で家族が喜んでくれることもやりがいの一つです。
⑰タイピング
例文
私の特技はタイピングです。コールセンターでのアルバイトでは、顧客の話を素早くパソコンに打ち込む必要があり、経験を積むうちに自然とタイピングが早くなりました。
もっと早く顧客の要望に応えるためにも、現在はインターネットのサイトなどで練習しています。ブラインドタッチも習得し、1分間に500字以上文字を打てるワープロ検定2級に昨年合格しました。
タイピングなどの技能は、資格を取ることでスキルを有していることが客観的に認められるので、ぜひ積極的にアピールしてください。ただし、資格を強調するのではなく、その資格を今後どう活かしたいかまで伝えてくださいね。
⑱競技かるた
例文
私の特技は競技かるたです。高校時代は競技かるた部に所属しており、全日本選手権大会に出場しました。
競技かるたには高い集中力と瞬発力が必要とされるため、私は瞑想を日常生活に取り入れたり、規則正しい生活を心がけています。この習慣は今も続けており、競技かるたで鍛えた集中力と瞬発力には自信があります。
⑲俳句
例文
私の特技は俳句を詠むことです。小学生の時に俳句教室に参加し、今でも週に1回通い続けています。
始めは祖母の勧めで仕方なく習っていましたが、経験を積むうちに俳句の奥深さに魅了され、俳句雑誌で金賞をいただいたこともあります。最近は、俳句教室の仲間と一緒に、名所巡りの後に句を作るという活動も自主的に始めました。
⑳手話
例文
私の特技は手話です。大学生の時、参加していた障がい者ボランティアで身につけました。
始めはボランティアの活動に支障が出ない程度に学習できればいい、と思っていましたが、活動を続けるうちに、相手ともっと深いコミュニケーションを取りたいと思うようになりました。通信講座で本格的な勉強を始め、今では日常会話のほとんどを手話で表現できます。
㉑コーヒーを淹れること
例文
私の特技はおいしいコーヒーを淹れることです。実家が喫茶店を営んでおり、高校生の時に店を手伝ってコーヒーの知識を得ました。
コーヒーの種類はさまざまです。産地や挽き方によって味が変わることが自分にはとても面白く、店の常連の客の好みに合わせておすすめの豆を選ぶことが楽しく感じました。もっと自分の淹れるコーヒーを楽しんでもらいたいと思い、今はコーヒーの勉強をしています。目標はコーヒーマイスターの資格を取得することです。
㉒ダーツ
例文
私の特技はダーツです。友人との遊びの一環で始めたことですが、行きつけの店でダーツのプロと知り合ったことがきっかけで、本格的に練習しています。
投げ方の矯正から心構えについてなど、プロの指導は幅広く、勉強になります。昨年はアマチュアの大会に出場しましたが、3回戦で負けてしまい、非常に悔しい思いをしました。負けの原因を分析し、今年の大会は優勝を狙いにいきたいと思います。
プロに指導を仰ぎ、自分で改善を繰り返しながら、上達するための努力を継続しているという点が良いポイントですね。成長が見込める就活生であるという印象を受けます。
㉓絶対音感
例文
私の特技は絶対音感です。一度聞いた音楽や、テレビの効果音なども楽譜に起こすことができます。
そして、耳で聞いた音を自分の中に落とし込み、一つの曲として組み立てることが得意です。私はこれを活かして、コンビニの入店音楽や好きな曲を組み合わせてメドレーを演奏したり、大学のバンドサークルの作曲を担当しています。私の作った曲を誰かが楽しんでくれることにやりがいを感じます。
㉔利き酒
例文
私の特技は利き酒です。日本酒やビールなどを飲むと銘柄を当てることができます。
もともとお酒が大好きで、「利き酒ができるとかっこいいな」という軽い気持ちで練習していたのですが、この特技を披露すると飲み会の場で盛り上がったり、お酒好きな人と話が弾みます。利き酒の検定もあると知ったので、挑戦してみようと思っています。
㉕スピーチ
例文
私の特技はスピーチです。もともとはあがり症で、人前で話をすることは苦手だったのですが、克服するために高校で演劇部に入部しました。
演劇部で活動をするうちに、失敗を恐れず、人前で堂々と話せるようになりました。高校3年生の時には、友人から生徒会の応援演説を頼まれスピーチをおこなったところ、生徒や教師から好評を得ることができ、自信がつきました。
人前で堂々と話せるようになったのは、練習を重ねて度胸がついたり、好評で自信がついたりしたからなのでしょう。特技としてあげるなら、スピーチをするときにあなたが意識していることや内容の組み立て方のコツなどもぜひ伝えてください。
㉖整理整頓
例文
私の特技は整理整頓です。母が綺麗好きで、家族の共用スペースがいつも整理整頓されてあったことから、私も自分の部屋や作業スペースは常に整理することを心掛けています。
整理整頓されていると、見た目が綺麗なだけでなく、自分が作業する効率も上がると感じています。社会人になってからも、デスク周りや共用スペースを綺麗に保って仕事をしたいと考えています。
㉗エクセル
例文
私の特技はエクセルです。大学生の時、アルバイトの効率化のために、独学で関数やVBAを勉強しました。
データを集計するマクロを組んだことで、業務が効率化し、社員に「エクセルでこんなことができるんだ」と驚かれました。まだまだ多くの技を習得したいので、今でもエクセルの勉強を続けています。
㉘ネイルアート
例文
私の特技はネイルアートです。好きなアーティストの絵を自分なりに表現してみたいと思い、もともと興味のあったネイルアートで練習を始めました。
ネイルアートの魅力は、10本の爪に自分のセンスが反映されることだと思っています。私はテーマを決めて、その主題の背景や裏テーマまで調べてから作成しています。作品をSNSで発信しており、フォロワーの方からの評価やアドバイスも励みになっています。
㉙手相占い
例文
私の特技は手相占いです。手相の勉強ができるアプリでいろいろな手相を見ているうちに、自分も占ってみたいと思うようになりました。
本を買って勉強を始め、家族や友人の手相を占っていくうちに、だんだんとどれがどの線なのかわかるようになりました。また、手相占いは、相手の意外な悩みや相談を自然と聞けることもあり、親しいコミュニケーションが取れるので、今後も勉強を続けていきたいと思っています。
㉚書道
例文
私の特技は書道です。小学生の時に書道を習い始め、大学2年生で目標だった書道2段を取得しました。
この特技を活かして、学祭の入口の横断幕を手掛けたり、アルバイトの看板を担当したりとさまざまな経験をさせてもらいました。これからも最高段位を目指して努力を続けるつもりです。
書道や武術などは、精神的な成長を促す学びの経験でもあります。字が綺麗に書けるようになったことに加えて、心の成長について何か触れることができればさらに良くなると思います。
こちらの記事でも特技の答え方について解説しています。面接用の記事ではありますが、回答例を紹介しているので「もっと特技の例文が見たい!」「面接で聞かれたときの答え方が知りたい!」という人は参考にしてみてください。
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回答例60選! 面接で「特技は何ですか?」と聞かれたときの答え方
この記事では、面接で特技を聞かれたときの回答例60選について、キャリアコンサルタントのアドバイスを交えつつ解説します。面接で何の特技を話そうか悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考に回答を考えてみてくださいね。
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ESが書けたら確認! 趣味・特技を面接で話す準備をしよう
ESの趣味・特技欄を回答できたら、面接で深掘りされる場合に備えて準備をしましょう。ESには文字数制限があることがほとんどですが、面接ではより詳細に話す必要があるかもしれません。
そのような時のために、まずは自分がどのようなことを書いたかを覚えておき、しっかりと話せるようにしていきましょう。
面接官からの深掘り質問を想定しておく
面接では、趣味・特技について触れられることを想定しておきましょう。なぜその趣味・特技を始めたのか、あらかじめESに記載してあっても、あらためて質問されたり、記載した内容以上のことを深掘りされる場合があります。
「なぜ興味を持ったのか?」「どのように考えて続けていこうと思ったのか?」など基本的な質問から、「周囲からの評価はどうか?」「今後はどうしたいのか?」などの深掘りをされることも想定して、自分の趣味・特技についてしっかり語れるようにしておきましょう。
面接官からの深掘り質問の例
- なぜ興味を持ったのですか?
- どうして続けようと思ったのですか?
- 周囲の人からはどう言われていますか?
- その趣味・特技を今後どう活かしていこうと思いますか?
- やめようと思ったことはありますか?
- 悩んだことや苦労したことはありますか?
少しでも印象に残ることを意識するあまり、ESには嘘は書かないようにしてください。事実に基づいた明確な回答ができるように、時系列を整理しておくこともおすすめします。
具体的なエピソードを用意する
深掘りされた時、趣味・特技についてのエピソードを求められることがあります。たとえば、「苦労したエピソードはありますか」「その資格を取得するためにどのような勉強をしましたか」など、取り組み方について言及されるかもしれません。
そのような時にエピソードを話せないと、本当にその趣味・特技について熱心に取り組んでいたのかを疑われてしまう可能性があるので、困難を克服したり、努力や工夫をしたエピソードをいくつか準備しておきましょう。
- 面接で話すエピソードは、すでにESに記載していたものでも大丈夫でしょうか?
まずは同じ内容を落ち着いて丁寧に伝えよう
ESに記載したエピソードを面接で話して大丈夫です。新しいものをひねり出そうとすると慌ててしまうので、落ち着いて、まずは一番話しやすいものを伝えましょう。
これまで続けてきたことや身に付けてきたことを丁寧に思い出してください。
まずゼロから始めたところで努力が必要だったでしょうし、好きで始めたことも常に順調な時ばかりではなかったのではないでしょうか。「できた!」「やった!」と思った瞬間も良いエピソードになりそうですね。
企業によっては自由記入欄のあるESを使用していることがあります。こちらの記事で自由記入欄の活用方法について解説しているので、書き方がよくわからないという人は参考にしてみてください。
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ESでの選考だけでなく、動画選考の方法を取り入れている企業も近年増加しています。動画選考の対策方法についてこちらの記事で解説しているので、「まだ動画選考をやったことがない」「そもそも動画選考って何?」という人はチェックしておきましょう。
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動画選考でライバルと差をつける工夫を伝授|注意点や練習法も解説
動画選考は通常の選考とは異なる対策が必要です。まずは動画選考をおこなう企業の意図を押さえましょう。さらに動画選考の撮影時の注意点やライバルと差をつけるためのコツをキャリアコンサルタントが解説していきます。
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ESの趣味・特技欄で面接官に自分らしさを伝えよう
この記事で、ESの趣味・特技欄の考え方は理解できたのではないでしょうか。企業側は趣味・特技欄によって就活生の個性を知り、どのような人間なのかの判断材料にしています。
そのため、ESに書く趣味・特技欄は自分を知ってもらうチャンスとなるのです。ESを書く時、志望動機や強みに力を入れがちですが、自分らしさをしっかりとアピールするために、趣味・特技欄も意識して書いてみてくださいね。
アドバイザーコメント
横山 慶一
プロフィールを見るありがちな内容よりも個性が伝わる趣味・特技で印象を残そう
ESや履歴書の趣味・特技欄は枠も小さく軽視されがちですが、画一的になりやすい応募書類の中で、個性を光らせることができる部分でもあります。枠が小さいので多くは書けませんが、短い文で印象的なものを書いてください。
就活における書類の目的は、次のステップである面接に呼ぶ人材であるかどうかを判断すること。そのため、一人ひとりの個性が伝わることが望ましいのです。
ワクワクする内容を伝えて「詳しく聞きたい」と思わせよう
趣味や特技欄は、あえて細かな説明をする必要はありません。面接で「もっと詳しく聞いてみたいな」と思わせることが重要です。
変わった趣味や人ができないような特技は印象的ですが、ポピュラーな趣味であっても、独自の楽しみ方や自分の信条で長く続けていることなどは印象に残ります。趣味や特技欄には、自分で書いていてワクワクするような内容にしてください。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長
Keiichi Yokoyama〇20歳後半からカウンセリングの勉強を始め、キャリアに比重をおくコンサルティング、人材育成を企業内で推進。独立後は大学のキャリアセンターで学生の就職支援にもかかわる
プロフィール詳細