Q
大学3年生
女性
地方銀行の年収って、実際どのくらいですか?
地方銀行への就職を考えているのですが、年収について不安を感じています。
ネットや就活サイトでは、メガバンクに比べて年収が低いという意見をよく見かけて、将来のキャリアや生活を考えると、この点が気になってしまい、決断できません。
一方で「年収は高くないけれど、安定して働きやすい」という話も耳にします。実際のところどうなのでしょうか?
また、年収以外のメリットやデメリットもあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
400~600万が目安! 地域や知名度によって異なる
地方銀行の年収は、その銀行の規模や地域経済の状況にもよりますが、一般的には400〜600万円程度が目安になると考えられます。
第一地方銀行かそうでないかによって給与水準は異なります。さらに、その地域内での知名度やシェアによっても差が出ます。そのため、志望する銀行の情報を個別に確認するようにしてください。
メガバンクなどの都市銀行に比べれば金額は下がる傾向にあるものの、その地域の平均所得と比較すれば安定した水準であるケースが多いです。
また、地域経済の中核を担う存在として、一定の社会的地位や信頼を得られるというメリットもあります。
人生設計を見据えた選択をすることが鍵
給与額だけでなく、転勤がその地域に限られる点や、地元経済に密着して働ける点など、金額以外の要素も含めて総合的に検討してください。
住み慣れた土地でライフプランを描きやすいことや、地域社会への貢献を実感しやすいことは、地方銀行ならではの大きな魅力です。
将来的なキャリアを見すえ、働くうえで何を優先したいのかを整理し、年収を含めた待遇面を判断するようにしてください。
「なぜその地域で働きたいのか」という軸を持つことで、納得感のある就職活動ができるはずです。
666万円というデータあり! 地域の生活水準から判断しよう
地方銀行の年収に関して、アルビノの調査によると地方銀行66行の平均年収は約666万円とのことです。
地方銀行の所在地にもよりますが、首都圏と比較して家賃や物価が安いということもあり、メガバンクと比較して年収が低いから生活が厳しくなるとは言い切れません。
メガバンクとの単純比較では見えないメリットを理解しよう
また、メガバンクでは役職定年が早く、50歳以降や出向や転籍によって給与が大幅に下がるというケースも多いです。そのため、一概に地方銀行のほうが不利というわけでもありません。
年収以外のメリットもあります。地域の経営者の相談に乗ったり、地元の人達との関係構築を図ったりしながら、融資先の企業の成長にじっくり携わることができる点です。
デメリットとしては、営業先が限られてしまっていることや、地域の高齢化、経済の縮小によって支店の統廃合などが起きる可能性が挙げられます。
以下の記事では銀行への就職の実態について解説しています。具体的な仕事内容や平均年収などについても触れているので、銀行への就職に興味がある人はぜひ参考にしてください。
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