Q
その他
男性
退職を言い出せないのは普通ですか?
退職の気持ちは固まっているのに、上司に言い出せず時間だけが過ぎてしまい、精神的にも限界を感じています。
上司に引き止められたり、人間関係が悪くなったりするのではないかと不安で、なかなか切り出せません。自分の退職で職場に迷惑をかけることを考えると、罪悪感もあり、「情けない」と自分を責めてしまいます。
すでに転職先は決まっているのに、このままでは内定を無駄にしてしまうのではと焦っています。
私のように退職を言い出せないのは、社会人として甘えなのでしょうか? また、退職の意思をスムーズかつ確実に伝えるために、今からできる準備や、上司への伝え方のコツがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
退職を言い出せないのは責任感が強い人ほど自然なこと
退職の意思を伝えるとき、伝えた後どうなるのか想像がついていないと不安が募りますよね。
質問者さんは「自分の退職で職場に迷惑をかけるのではないか? 」と考えていることから、とても責任感が強い方なのだとお見受けしました。
私も初めての転職のときに、人間関係が悪化したら嫌だと思ってなかなか上司に言い出せなかったこともありました。
一方で、退職者を送り出す立場になったこともあります。正直なところ、良くも悪くも退職後も普通に会社の業務は回るものです。少し寂しい気もしますが、退職者のことは数週間経てば大きなトピックでなくなっていることが大半です。
伝える場を先に決めると気持ちは一気に楽になる
まずは上司へ退職の旨を伝えるために、先に機会をセッティングしてしまいましょう。
会社のルールにもよりますが、メールやチャットで一報を入れたり、予定を押さえたりしてみてください。「どう伝えよう」という気持ちが先行すると言い出す機会もどんどん後ろ倒しになります。先に予定を決めてしまいましょう。
当日になったら、退職の意思は固まっていることと、何月何日付で退職したいのかをセットで伝えてください。また、転職先は伝えると詮索が入ったり状況が拗れたりするケースもあるため、自分から伝えなくても大丈夫です。
関係性を大切にしてきた人ほど起こりやすい
退職を言い出せないことを「情けない」「甘えではないだろうか」と感じてしまう気持ちは、とてもよくわかります。退職を切り出すことに強いストレスを感じるのはごく自然な反応です。
なぜなら、おめでたい報告なら伝えやすいですが、退職の話題となると一気にハードルが上がるからです。
このことから、退職をなかなか告げられないのは、あなたが不誠実だからではなく、相手との関係性を大切にしてきた証でもあるということなのではないかと思います。
罪悪感を手放し区切りをつける準備を始める
けれども、本当に退職したいのであれば、上司に引き止められるかもしれないという不安や、人間関係が悪くなるかもしれないという心配に過度に囚われる必要はありません。
退職は去る側が抱え込むべき責任ではないうえ、あなたが辞めた後の人員補充は会社の役目だからです。
あなた一人が職場を背負う必要はありませんし、罪悪感を持つ必要もありません。そのうえで、丁寧に感謝とお詫びの気持ちを伝える姿勢を持つことが大切です。
これまでかかわってきた相手に敬意を持って話すことで、あなた自身が気持ち良く区切りをつけられます。むしろ、転職先で良いスタートを切るためにも「今の職場で自分の役目は終わった」「自分の席はもうここにはない」と意識を切り替えることが、内定を活かすための重要な準備になります。
今からできる準備と伝え方のコツを知ろう!
<今からできる準備>
・退職理由を簡潔にまとめておく(長く説明しない)
・伝える日時を先に決め、覚悟を固める
・直属の上司に一対一で話す段取りを作る
・退職理由はネガティブな愚痴ではなく前向きなキャリア選択として言語化する
<伝え方のコツ>
・結論を最初に置く「この度、退職の意思が固まりました」
・理由は簡潔に「今後のキャリアを考え、別の環境で挑戦したいと考えました」
・最後に感謝を添える 「これまで学ばせていただいたことに感謝しています」
退職は誰にとっても勇気のいる行動です。言い出しにくさは欠点ではありません。あなた自身の人生を前へ進めるための一歩として、気持ちを整えながら次のステージへの一歩を丁寧に進めてみてください。
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