Q
大学4年生
男性
面接時間が長いのは落ちるサインですか?
先日、ある企業の面接を受けたのですが、予定されていた時間よりも30分以上長く続きました。
話は盛り上がって和やかな雰囲気だったのですが、面接時間が長いと「聞くことが多くて深掘りされた=何か問題があるのではないか」「単に雑談が多くて、選考とは関係ない時間だったのでは」と不安になっています。
一般的に、面接時間が長引くのは、合格の可能性が高いからなのでしょうか? それとも、不合格の可能性が高いから念入りに懸念点を確認されているのか教えていただきたいです。
面接官の意図として、面接時間が長引いた場合に考えられる理由や今回の面接結果を前向きにとらえるための考え方について、アドバイスがほしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接時間が長いからといって落ちるサインとは限らない
面接が予定よりも長引くと不安になるかもしれませんが、これは必ずしも悪い兆候ではありません。面接時間の延長を「アピールのアディショナルタイム」だととらえてみてはいかがでしょうか。
相手の声のトーンや表情に不審な点がないか注視して!
長引く面接にはおもに二つのケースがあります。
一つは、さらにあなたのことを詳しく知りたいというポジティブな理由があるケースです。もう一つは、合否を決定するために慎重に評価しているケースです。
後者の場合は、面接官が何か懸念を持っている可能性があります。相手の声のトーンや表情のなかで「ん? 」と疑念を抱く瞬間があれば、それがサインかもしれませんので注意を払いましょう。
どんな場合でも誠実に答えポジティブにとらえよう
ここで大切なのは、質問に対して正確かつ誠実に答えることです。そして、面接官が何を聞き出したいのかを考察することも役立ちます。
たとえば、「この質問はこういう意味ですか? 」と確認し、質問の意図を正確に理解することも重要な戦術です。相手の意図を理解し、こちらの強みや意欲をしっかり伝えることで、より良い印象を残せます。
面接は相互理解を深める場ですので、長い時間をポジティブにとらえ、最後まで諦めない姿勢が大切です。途中で集中が切れたなと思われないように、質問への受け答えには気を付けましょうね。
面接時間の長さと合否は直結しない
「時間が長かったけど、これって良いの? 悪いの? 」とぐるぐる考えてしまう感じ、よくわかります。せっかく頑張った面接だからこそ、ちょっとしたことまで合否のサインに見えてしまいますよね。
まず押さえておきたいのは、「面接時間の長さと合否は、原則として直結しない」ということです。
多くの企業では、あらかじめ決めた評価項目(経験・スキル・志望度・人柄など)に沿って総合的に判断しており、「予定より長引いた/早く終わった」こと自体を評価にはしていません。
長くなる理由も、仕事内容の説明が丁寧だったり、雑談が弾んだり、単に面接官が話し好きだったりと、本当にケースバイケースです。
大切なのはどれだけ中身を具体的に伝えられたか
私がかかわった学生でも、15分でさらっと終わって内定した人もいれば、1時間以上じっくり話し込んで不合格だった人もいます。
違いは時間の長さではなく、その時間のなかで自分の経験や強み、入社後にやりたいことをどれだけ具体的に伝えられたかでした。
時間が長くなった面接も、詰められたからではなく、興味を持たれて深掘りされた、条件や仕事内容のすり合わせに時間をかけてもらえたということが多かったです。
心配するよりも、面接の質を上げる心掛けが大切!
ですので、面接の質を上げるために、以下のことに取り組んでみてはどうでしょうか。
①今日の面接を思い出し、「聞かれたこと」「自分の答え」「うまく言えなかったところ」をメモに書き出す。
②「同じ質問をもう一度されたら、どう答えたいか」を1〜2パターン、整理しておく。
③面接時間は企業が自分を知ろうとしてくれた一つの状況ととらえ直し、結果が出るまでは次の面接の準備や企業研究にエネルギーを回す。
面接時間は「結果の答え合わせ」ではありません。「次に会う面接官に、どんな自分をどう伝えるか」に集中できれば、今回の不安も次の一歩に変えていけますよ。
面接の落ちたかどうかのサインについて、以下の記事でその例を32選解説しています。自身が受けた面接の結果がどうなるか気になる人は、以下の記事をチェックして予測を立ててみるのも良いでしょう。
面接本番前の方へ
39点以下は要注意!面接力を診断してください
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