面接の合否サイン32選! 落ちたサインを出されたときの対策も解説

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 隈本 稔

    職りんく運営者 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19041711)/性格応用心理士1級/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Facebook

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  • 渡部 俊和

    合同会社渡部俊和事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16029675) SNS:Facebook

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  • 木村 千恵子

    Koyori キャリアワールド代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16050754)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:X(旧Twitter)/Facebook

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この記事のまとめ

  • 面接で落とされてしまう人には4つの特徴がある
  • 当てはまるかチェック! 面接の合否サイン32選を紹介
  • 面接で落ちたサインを出されたら次の対策につなげよう
  • この記事を読んでいる人におすすめ

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面接が終わった後は、合否が気になって気持ちが落ち着かないですよね。採用担当者のささいな行動や言動から、「落ちたサインなのではないか」と心配になる人も多いのではないでしょうか。

面接を受ける前に合否サインを知っておけば、面接中に余計な不安を感じずに済みます。また、面接での合否サインは必ずしもその通りの結果になるわけではないので、気にしすぎずに参考程度に留めておきましょう。

この記事では、キャリアアドバイザーの隈本さん、渡部さん、木村さんのアドバイスを交えつつ、面接での合否サインを解説するのでぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

面接で落ちたサインを出されたら次の面接で繰り返さないことが大切!

「面接での落ちたサイン=必ず不採用」というわけではないので、心配しすぎる必要はありません。ただし、次の面接で同じような落ちたサインを出されないように、対策しておく必要はあります。

この記事では、始めに面接で落とされてしまう人の特徴を解説します。まずは自分がそのような特徴に当てはまっていないか確認してみましょう。

次に、面接での合否サイン32選を紹介します。落ちたサインと合格サインをそれぞれ解説するので、面接の合否サインが気になる人はそれぞれ参考にしてみてくださいね。

さらに、落ちたサインを出されたときにすべきことや、そもそも面接で落ちたサインを出されないための対策も解説します。面接で落とされないためにも、こちらも併せてチェックしておきましょう。

面接であまり手応えを感じられず落ち込んだ経験がある人もいるのではないでしょうか。面接の手応えを判断する基準を知り、次につなげる方法を知りたい人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
面接の手応えがわからないときの判断基準12選|次につなげる対策も

面接が上手くいかないときは、面接回答集を活用してください

面接で聞かれる質問に答えられるか不安ですよね。ただ、何を質問されるか分からず対策しようにも出来ない人は多いはず。

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面接で落とされてしまう人の4つの特徴

各面接のフェーズで落とされてしまう人の特徴

そもそも面接で落とされてしまう人にはどのような特徴があるのでしょうか。

まず始めに、面接で落とされてしまう人の4つの特徴を解説します。

面接で落とされてしまう人の特徴がわかれば、反面教師にして対策することができますよ。

①時間や身だしなみに対してルーズ

初頭効果

面接は人生を大きく左右する大事な日です。そのような大事な日に遅刻をしたり、スーツやシャツにしわや汚れがあると、「志望意欲が低くだらしない人」と判断されかねません。

初対面の場合、第一印象で与えた情報が相手の記憶に残りやすくなるので注意が必要です。最初に与えた印象がその後にも強く影響を与えることを初頭効果と呼びます。

初頭効果とは?

最初に与えられた情報がその後の情報にも影響を及ぼすという現象、または効果。

面接時の第一印象でルーズな人という印象を与えてしまうと、いくら面接の受け答えでアピールしても、最初のイメージを覆すことが難しくなります。

特に一次面接などの序盤の面接では、採用担当者と応募者が初めて顔を合わせるため、第一印象が大きく影響します。そのため、身だしなみには細心の注意を払いましょう。

時間や身だしなみにルーズな人は、社会人としてのマナーが備わっていないケースが多くあります。

また、第一印象が悪いというのはもちろん、そもそも採用試験という場がどういったものかを認識できていないことが多く、「本当に入社したい」という意欲がないという印象を抱きます。

以下の記事では、面接で遅刻しそうなときの対処方法を解説しています。万が一遅刻しても慌てないように、事前に対処方法を確認しておきましょう。
面接に遅刻=不採用とは限らない! 正しい対応方法や注意点を徹底解説

②質問に対する回答がずれている

採用担当者からの質問に対する回答がずれている人は、「会話ができないコミュニケーション能力の低い人」と判断されてしまい、面接で落とされる可能性が高くなります。

たしかに、面接中は自分をアピールしたい気持ちが先行して、聞かれたこと以上に話してしまう人も多いでしょう。しかし、大切なのは、聞かれた質問に対して適切な回答をすることです

まずは、聞かれたことに対する結論がズレないように注意しましょう。そして、回答する際は、結論から話すPREP法を意識して話せば、だんだんと話がズレていくことを防げますよ。

PREP法

PREP法とは?

結論(Point)、理由(Reason)、具体例(Example)、結論の頭文字をとった、この順番で話を展開するフレームワークのこと。

木村 千恵子

プロフィール

質問や相手の話をよく聞かずに回答がズレてしまうことが多い人は、就職後に顧客との接客場面や、上司や先輩から仕事を教えてもらう場面で困る可能性があります。

③志望意欲が感じられない

志望意欲が感じられない人を「採用したい」と思う企業はいません。

志望動機が漠然として不明瞭であったり、面接中の受け答えに覇気がないと、「志望度が低いのではないか」「熱意が感じられない」などと判断されてしまい、不採用になる可能性が高くなります

面接時に「なぜこの企業でないといけないのか」をしっかりと説明できるように、事前に自己分析を万全におこないましょう。

自己分析の基本的なやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。自己分析はちゃんとやったつもりでも不十分な場合が多いので、面接でよく落とされてしまう人は、以下の記事を参考にもう一度自己分析をやり直してみてください。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

④強みや弱みが仕事に合っていない

あなたの強みや弱みが、応募企業が求める人物像や仕事内容と合っていない場合、面接時にミスマッチと判断されて落とされてしまう可能性が高くなります。

たとえば、単純作業が多い職種を志望するのにもかかわらず「想像力」という強みをアピールした場合、応募職種が求める強みとミスマッチになります。

また、営業職志望にもかかわらず「人前で話すのが苦手」という弱みを伝えてしまったら、「なぜうちを応募したのだろう?」と思われてしまいます。

このように、面接で話す強みや弱みが「応募企業とマッチするかどうか」も再度確認しておきましょう

「そもそも自分の強みや弱みがわからない……」という人もいるのではないでしょうか。そのような人は、以下の記事を参考に強みや弱みを探してみてくださいね。

強み
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法

弱み
就活で使える弱み100選! 短所を悪印象なくプラスに見せる秘策

渡部 俊和

プロフィール

企業が応募者に対し、仕事の中でどのように強みを活かし、弱みをカバーできるかを想像したうえで、「一緒に仕事がしたい」と感じるかどうかが採用の判断基準になります。

弱みのない人などはいませんが、少なくとも自己理解ができている人が望ましいです。

あなたが受けない方がいい職業を確認してください

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当てはまるかチェック! 面接での合否がわかるサイン32選

ここでは面接での合否がわかるサイン32選を紹介します。

「面接で落とされる可能性が高い16個のサイン」と「面接で合格の可能性が高い16個のサイン」をそれぞれ解説するので、自分が当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね。

これらのサインを事前に知っておけば、面接中に「この言動は落ちたサインなのかな……?」などといった余計な心配をせずに済みますよ。

面接で落とされる可能性が高い16個のサイン

面接で落とされる可能性が高い16個のサイン

  • 採用担当者の反応がそっけない
  • 採用担当者がメモをあまり取らない
  • よくある基本的な質問しかされない
  • 質問に対する回答で深掘りされない
  • 質問に対する回答の内容を否定される
  • スキルや経験に関する質問があまりない
  • 企業についてや業務内容の説明がない
  • 入社後や将来のビジョンを聞かれない
  • 仕事と関係のない話が多い
  • 逆質問の時間を取ってくれない
  • 今後の選考スケジュールに関する話題が出ない
  • 面接の最後にアピールすることがないか聞かれる
  • 面接の合否を後日メールで送ると言われる
  • エレベーターまで見送られる
  • 予定時間よりも極端に早く面接が終わる
  • 面接の合否の連絡がなかなか来ない

事前にある程度不採用サインを知っておけば、面接中に「採用担当者のこの言動は落ちたサインなのか……?」と疑心暗鬼にならずに済みます

注意点として、面接中にこれらのサインを出されたからといって、必ずしも不採用になるわけではありません。あくまで参考程度のものだと留めておきましょう。

①採用担当者の反応がそっけない

「目がほとんど合わない」「笑顔をまったく見せない」「回答に対するリアクションが薄い」などのようなそっけない反応をした場合は要注意です。あなたへの印象が良くなかったり、回答内容に興味を持てていないのかもしれません。

また、「そうですか」「わかりました」「ありがとうございます」など必要最低限の返事しかしない場合も、面接を事務的におこなっている恐れがあり、落ちたサインの可能性があります。

もちろん採用担当者の人柄や面接でのかかわり方によって異なるため、一概にそっけない反応があったからといって不採用になるとは限りません。

ただし、あまり深掘りの質問もされないなど、態度だけでなく会話もそっけなければ選考通過は難しいかもしれません。

②採用担当者がメモをあまり取らない

採用担当者が面接中にあまりメモを取らない場合、回答内容にそれほど興味がないか、面接中に不採用と判断している可能性があります。

しかし採用担当者によっては、細かくメモを取る、要点だけをメモする、まったくメモを取らないなどさまざまなタイプがいます。

メモを取るか取らないかは採用担当者によって異なるので、メモをあまり取らないからといって必ずしも落ちたサインになるとは言えないでしょう

渡部 俊和

プロフィール

面接時にお互い十分にやりとりが済んでいて、担当者の中で「もう十分この人のことはわかった、自分の中では内定だ」と認識している場合もメモを取らないことはよくあるので、面接官がメモを取らなかったからと言って過度に落ち込まないようにしましょう。

③よくある基本的な質問しかされない

応募者に興味があって「採用したい」と考えるなら、特に最終面接など選考の後半フェーズにおいて、当たり障りのない質問だけではなく、「あなたが苦手に思う人はどんな人ですか?」や「どんな上司のもとで働きたいですか?」などといった踏み込んだ質問をしてくるはずです。

しかし、自己PRや志望動機など、どの企業でも聞かれるような基本的な質問しかされない場合は、落ちたサインかもしれません。

応募者に興味がなくても、すぐに面接を終了にするわけにはいかないので、形式的な質問だけをして面接を終わらせようとしているケースもあります

企業によっては、面接中に基本的な質問以外に一風変わった面白い質問をしてくる場合もあります。以下の記事では、実際にあった面接での面白い質問をまとめたのでチェックしてみてくださいね。
本当にあった面接での面白い質問50選! 印象アップする答え方を解説

④質問に対する回答で深掘りされない

最終面接の場合は、面接の前にほとんど内定が決まっていることがあり、あくまで入社意思の確認のみになる場合が多いので、回答を深掘りされないパターンもあります。

しかし、最終面接以外の面接で採用担当者から「なぜ?」と回答を深掘りされない場合は、会話の内容にそこまで興味を持てていなかったりと、落ちたサインの可能性があります

木村 千恵子

プロフィール

採用担当者が回答を深掘りしてこない場合、他にも2つの可能性があります。1つ目は採用担当者の疑問や質問に対して詳細に答えたため、深掘りの必要がないと思われた可能性です。

2つ目は、すでに合格か不合格かの判断が出ているため、面接を早めに切り上げようとしている場合が考えられます。

以下の記事で、面接でよく聞かれる質問をまとめています。こちらで紹介している質問は深掘りされる場合が多いので、対策しておきましょう。
就活の面接の質問70選! 完全攻略できる準備や回答方法を解説

⑤質問に対する回答の内容を否定される

「その考え方は当社の理念とは異なります」などと、応募企業からハッキリと回答内容を否定された場合、自社に合わない人材だと判断されている可能性があります。

しかし、採用担当者によっては、応募者を圧迫することでストレス耐性があるかどうかを判断しようとするケースもまれにあります

圧迫面接の切り抜け方は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
圧迫面接とは? どんな圧力も切り抜ける予防・対処法18選を解説

⑥スキルや経験に関する質問があまりない

本当に採用したいと考える応募者に対しては、持っているスキルや過去の経験を知りたいと考えます。

スキルや経験に関する質問をあまりされないということは、応募者が自社で働くビジョンを想定していないからかもしれません。

または、そもそもあなたのスキルや経験が企業とミスマッチで、深掘りしようがない可能性もあります。アピールする強みが応募企業とマッチするかどうかは、応募前に必ず確認しておきましょう

一方で、書類に記載された経験・スキルや応募者本人の説明ですでに納得している可能性があります。

ただし、本人から説明していないのにもかかわらず、質問を深掘りされない場合は、自社とのマッチ度が低いと判断されている恐れがあります。

⑦企業についてや業務内容の説明がない

優秀な応募者や自社とマッチした応募者には「入社してほしい」と考えるため、面接中に自社の良いところや業務内容の詳細な説明をすることが多くなります。

しかし、それらの説明がされないということは、応募者に「入社してほしい」と考えていない可能性が考えられます

一方で、学生の見極めに時間を費やすような面接では、そもそも企業や業務内容の説明を想定していないケースもあります。

⑧入社後や将来のビジョンを聞かれない

採用したいと考える応募者に対しては、「入社後、どのようなキャリアプランを想像していますか?」や「将来はどのように活躍したいですか?」というような入社後や将来のビジョンに関する質問をするケースがあります。

キャリアプランとは?

自分が目標とする将来像に近づくための具体的な行動計画のこと。

企業が将来のビジョンを聞く目的は、応募者の理想が自社で叶えられるかどうか判断するためです。しかし、ビジョンを聞いてこないということは、自社で働くビジョンを想定していないからかもしれません。 

一方で、たとえば最終面接で学生のビジョンを聞くことが決まっていて、それまでの面接では別の観点で学生を見極めようとする企業など、最初からビジョンを聞くことを想定していないケースもあります。

⑨面接と関係のない話が多い

採用担当者と出身地が同じであったり、共通の趣味があったりした場合、それらの話題で盛り上がることがあるかもしれません。

しかし、面接はあくまでも将来を左右する重要な場です。面接に関係のない話が長く続いた場合は、「不採用だけど、雰囲気が悪くならないように楽しい会話をしよう」「もう聞きたいことがないから雑談をしておこう」と考えているケースもあります。

また、例外として、自社の社風にマッチしているかどうかを見定めるために、あえてプライベートな話をすることでその人の普段の様子を見ようとするケースもあります

面接の途中から、採用担当者と趣味の話でかなり盛り上がってしまいました。面接らしい厳かな雰囲気がなかったので不採用ですか……?

渡部 俊和

プロフィール

合格の可能性も不合格の可能性もある

どちらの場合もあり得ます。話の内容よりも話し方や親しみやすさを評価している場合は、そのまま合格となる場合も考えられます。

あるいは、不合格と判断したので、それ以上は詳しい話を聞かずに採用担当者が趣味の話に合わせてくれているだけの場合もあります。

このような経験がある場合は、いくら趣味の話で盛り上がったとしても、最後は仕事についての真面目な話で締めることを忘れないようにしましょう。

「ユニークな人でも仕事はきっちりやりますよ」ということを感じさせるような締めの言葉を用意しておくと、そのギャップにも魅力が出て、雰囲気に流されない人、わかっている人、という印象を与えることができるでしょう。

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⑩逆質問の時間を取ってくれない

面接の最後には、「何か質問はありますか?」といった逆質問の機会が設けられます。逆質問を通して、「志望意欲が本当に高いかどうか」や「応募者との間に認識の齟齬がないか」を最終確認しようとするのです。

そのため、この逆質問の時間を取ってもらえない場合は、採用を想定していない恐れがあります。

しかし、企業によってはそもそも面接時間の中に逆質問が組み込まれていない場合や、次の予定などで面接を長引けないという理由で逆質問がカットされる場合も考えられます。逆質問の時間がなくても、あまり心配しすぎないようにしましょう。

逆質問でどのようなことを聞くべきかは、以下の記事で解説しています。こちらの記事もぜひ参考にしてみてくださいね。
面接で「質問はありますか」と聞かれたら?  回答例66選を大公開

⑪今後の選考スケジュールに関する話題が出ない

本当に採用したい応募者に対しては、今後の選考スケジュールを早めに共有をして、他の企業よりも少しでも先に内定を出そうとする場合が多いです。

そのため、面接の後半や最後に、次の選考に関する話や今後の流れを共有されない場合は、不採用の可能性があります。

ただし、大手などの規模の大きい企業の場合は、採用担当者のみの判断で合否を決められないため、面接中に今後の選考スケジュールの話題が出ない場合もあります

二次面接で今後のスケジュールについての話はなかったんですが、一次面接でもそうだったので、この場合は合格している可能性もありますか?

木村 千恵子

プロフィール

必ずしも合格しているとは限らない

一次面接後のパターンが、二次面接後に当てはまるとは限りません。面接の後半で次回の面接の話が出る場合も出ない場合も、その企業の面接の進め方によるため、一概には言えないところです。

もちろん合格している可能性もありますが、そうでない場合もあるでしょう。

合否を知らせてもらえるタイミングを可能な限り教えてもらい、通知される日まではあまり一喜一憂せずに、落ち着いて通知を待つようにしましょう。

⑫面接の最後にアピールすることがないか聞かれる

面接終盤で、「最後にアピールをお願いします」「最後に一言ありますか? 」などとアピールの機会を与えられる場合があります。

このケースは、面接中のあなたのアピール不足が原因で、採用担当者が最後に挽回のチャンスを与えてくれているケースもあります。

しかし、企業によっては特にそのような意図がなく聞いている場合もあるので、必ずしも落ちたサインであるとは言えないでしょう

面接で「最後に一言ありますか?」と聞かれたときに好印象を残すコツは、以下の記事で解説しています。ぜひこちらもチェックしてみてください。
面接の「最後に一言」は何が評価される? 好印象を残す8例文も紹介

⑬面接の合否を後日メールで送ると言われる

わざわざ不合格の連絡を電話でする企業は少ないと考えられます。そのため、面接の合否を後日メールで送ると言われた場合は、落ちたサインかもしれません。

しかし、合否の連絡に限らずすべての連絡をメールでおこなう企業も多いので、こちらもあくまでも「不採用の可能性がある」程度に留めておきましょう

⑭エレベーターまで見送られる

面接終了後に採用担当者が不採用の応募者をエレベーターの前まで見送ってくれることを、通称「エレオク」と言い、落ちたサインであると呼ばれています。

もともと、国家公務員の試験の際に次の選考に進めない応募者をエレベーターまで送っていたことが由来となっています。

しかし、学生にも顧客と同様にエレベーターまで送ることをマナーとしている企業は多く、必ずしも落ちたサインであるとは言えないので、あまり気にしすぎないようにしましょう

採用担当者がエレベーターまで送ってくれることは不採用サインと聞いたので不安です……。

エレベーターまで見送ることをマナーとする企業がほとんど

エレベーターまで送られることが不採用サインということはありません。企業側の慣例やマナーとしておこなわれることがほとんどなので、エレベーターまで見送られたからといって諦める必要はありません。

ただし、エレベーターまで送ってもらった際の自分の対応によっては、相手の心象を損ねる可能性があります。

送ってくれる人の案内について行った後は、自らエレベーターの呼び出しボタンを押し、乗り込む前にお礼を伝えたうえで扉を閉める際にもお辞儀をしながら感謝を伝えましょう。

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⑮予定時間よりも極端に早く面接が終わる

面接の予定時間よりも極端に早く面接が終わる場合は、「聞きたいことが特にない」「面接の途中で不採用と決めた」などのパターンかもしれません。

ただし、最終面接の場合は面接の前に内定が決まっていることもあります。仮に面接時間が短くても、入社の意思確認がメインとなれば不合格の可能性が高いとは言えません

渡部 俊和

プロフィール

採用したい人ならば、面接を3分の2くらいで切り上げることはないように思います。

60分の予定なら40分、30分なら20分以下の場合はあまり関心が持たれなかったと考えても良いでしょう。

面接が予定より短い時間で終わった場合、企業側の事情として考えられることをこちらの記事で詳しく解説しています。
面接時間が短い理由は9パターンに分かれる! 不安解消法も伝授

⑯面接の合否の連絡がなかなか来ない

企業は多くの学生と面接をしています。面接をした中でも、特に採用したいと考える学生には面接後に時間を空けずに合格の連絡をします。

一方で、採用する決め手に欠けたり、保留にしたい応募者は、合否の連絡が遅くなる場合が多くなります。なぜなら、採用したいと考える応募者に辞退された場合の補欠としてキープしているからです。

しかし、大手などの企業規模が大きい企業は、さらに上の担当者に確認しなければいけない場合も多く、合否連絡が遅くなるケースもあります。合否の連絡がなかなか来ないからといって、あまり心配しすぎないようにしてくださいね

面接の合否連絡がなかなか来ないので、落ちたのではないかと不安です……。一般的に、合格の連絡はどれくらいで来ることが多いのでしょうか?

面接の合否連絡は一般的に1週間以内に来ることが多い

面接の合否連絡は、通常は1週間以内に来ることがほとんどですが、採用意欲が高く次の選考に早めに進めたい場合は、早ければ2、3日ほどで連絡がきます。どんなに遅くとも10日以内には何らかの連絡があるのがほとんどです。

面接の最後に連絡の目安を伝えてくれる会社もあるので、聞き逃さないようにしましょう。

営業日で10日間を過ぎても連絡がない場合は、こちらから状況を確認しつつ、就職活動が長引くリスクに備えて他の会社への応募や選考試験への参加を進めるようにしましょう。

合否の連絡が来ないのは不安になりますよね。以下の記事では合否連絡のタイミングや問い合わせ時期についてまとめているので参考にしてみてください。
面接の合否連絡はいつくる? 適切な問い合わせのタイミングも解説

面接の結果を待っている中で、土日を挟む場合連絡が遅れる場合があります。不安に感じている方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
最終面接の結果は土日を挟むとどうなる? 連絡が来ない原因を解説

また、面接の合否を応募者に通知しないことで、不採用であることを伝えるサイレントお祈りをおこなう企業もあります。サイレントお祈りの実態については、以下の記事で解説しているので併せて確認してみてくださいね。
サイレントお祈りの実態|合否を判断する方法と割り切る3つのコツ

以下のQ&Aでは、最終面接でサイレントお祈りをされた場合の対処方法を3名のアドバイザーが回答しています。こちらも併せてチェックしてみてくださいね。

アドバイザーコメント

採用したい学生に対しては質問やこれからの話が多くなる

若年者が不足している時代なので、面接官も最後まで可能性を探しながら面接しますが、内心落とすと決めたら、その学生と話し続けるのはあまり気乗りがしないものです。

一方、将来一緒に働く想定での面接は、応募者のことを少しでも知ろうとし、仕事や会社について少しでも知らせようとします。将来に向けての話も出やすいと言えます。

3つのサインがあると不採用の可能性が高くなる

不採用のサインとして補足するとしたら以下のようなことです。

➀面接の前半はスムーズでも後半や終盤で話題が不足していく
➁現在と過去の話に終始してこれからの話が少ない
③別れ際に面接官が凄く丁寧になる

③は人によるかもしれないですが、私の場合は「これでもう会うこともないだろう」と思うと別れ際くらいは「他で頑張って欲しい」という意味も込めてきちんと丁重に見送ろうと考えていました。

もしかしたらこのような心理は、「エレオク」で不採用になると噂される一つの根拠になっているのかもしれません。

面接で合格の可能性が高い16個のサイン

面接で合格の可能性が高い16個のサイン

  • 採用担当者の反応が良い
  • 採用担当者がメモをたくさん取る
  • 質問に対する回答を深掘りされる
  • スキルや経験について詳しく聞かれる
  • 自社の良いところをアピールしてくる
  • 企業についてや業務内容の詳細な話がある
  • 仕事に対して適性があると言われる
  • 希望の勤務地について聞かれる
  • 入社後や将来の話題が出る
  • 次の選考の詳細な話が出る
  • 他社の選考状況を聞く
  • 面接の時間が長い
  • 他の社員を紹介される
  • 次回選考のアドバイスをしてくれる
  • フォローアップのメールや電話がある
  • グループ面接の際に自分によく質問が来る

ここからは、面接で合格の可能性が高い16個のサインを解説していきます。

事前に合格サインを知っておけば、面接中に手ごたえがあるかどうかをある程度推測することができます

落ちたサインと同様ですが、面接中にこれらのサインを出されたからといって、必ずしも合格になるわけではありません。あくまで参考程度のものだと留めておきましょう。

①採用担当者の反応が良い

面接中の採用担当者の反応が良い場合は、応募者に対して好印象を抱いているサインです。

人当たりの良い採用担当者もいるので、必ずしも合格サインであるとは言えませんが、「アイコンタクトがある」「笑顔をよく見せる」「回答に対するリアクションが良い」などのような反応をした場合は合格サインかもしれません

②採用担当者がメモをたくさん取る

そもそも、採用担当者が面接中にメモを取る理由は、次の採用担当者にあなたの情報を共有するためです。

そのため、あなたが話した後に採用担当者がメモをたくさん取っている場合は、あなたに興味があり、次の選考につなげようとしていると捉えられるので、合格サインの可能性が高くなります。

ただし、メモをほとんど取らない人や、採用担当者によっては要点を絞ってメモするタイプの人もいます。そのため、採用担当者がたくさんメモを取っているからといって、必ずしも合格サインになるとは限らないので注意してくださいね

③質問に対する回答を深掘りされる

質問に対する回答に「なぜ、どのように、どうやって」などと深掘りしてくる場合は、採用担当者があなたに興味を持っているサインです。

採用担当者は、質問に対する回答を深掘りすることで、あなたの価値観を把握して、自社とのマッチ度を測ろうとします

特に二次面接では、一次面接よりも深掘り質問が多くされるので対策が必要です。以下の記事では、二次面接での深掘り質問の対策を解説しているので、要チェックです。
二次面接は深掘り質問に注意! 回答例や失敗する学生の特徴を解説

木村 千恵子

プロフィール

面接で採用担当者が回答を深掘りする時、学生の考え方や知識、思考の癖などを知り、人物像を可能な限り正確に把握しようとする意図が働いていると考えられます。

質問に対する答え方や言葉遣い、文章の組み立て方なども含めて、深掘りによってチェックされています。

④スキルや経験について詳しく聞かれる

採用担当者は、応募者にスキルや経験について質問することで、「実際の業務で活躍できそうか」や「どの部署に合いそうか」を見極めようとします

スキルや経験についてただ質問されただけでは合格サインであるとは言えませんが、採用担当者の反応が良かったり、詳しく聞かれたりした場合は、合格サインの可能性があります。

スキルや経験を持っていることを示すためには、資格の取得が有効です。以下の記事では、就活で有利な資格を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説

⑤自社の良いところをアピールしてくる

採用したいと考える応募者には、「自社の良いところを知ってもらいたい」「志望意欲をもっと高めてほしい」と考えます。

そのため、事業内容や働きやすい制度、社内の雰囲気など、自社の良いところをアピールしてくる場合は、合格サインの可能性が高くなります。

ただし、不採用にする応募者も今後顧客になる可能性があるとして、自社の良いところを話すケースもあります。そのため、必ずしも合格サインであるとは言い切れないので注意してくださいね。

⑥企業についてや業務内容の詳細な話がある

採用したいと考える応募者には、面接時に業務内容を詳細に話すことによって、実際の仕事内容を具体的にイメージしてもらいたいと考えます

そのため、面接時に業務内容の詳細な話がある場合は、応募者の入社後を見据えている可能性が高く、合格サインの見込みがあります。

また、業務内容に疑問があれば、積極的に質問して志望意欲の高さをアピールすると、なお合格の可能性を高められます。

⑦仕事に対して適性があると言われる

企業側としては自社の仕事や社風にマッチした学生を採用したいと考えています。

そのため、「あなたは自社の営業職に適性があると思う」「あなたは自社の社風に合っている」などと、採用担当者から直接適性があることを伝えられた場合は、合格サインである可能性が高くなります

適性があると言われても、「ありがとうございます」「恐縮です」などと謙虚に答えて、最後まで気を抜かないでくださいね。

面接の場で適性があると言われた場合は、採用担当者からの評価が高いと考えられるでしょう。

しかし内定を得られたわけではないので、さらに適性が高い候補者が出てくる可能性があり、上位者との比較で落とされることもあります。「適性がある」と言われても、油断しないようにしましょう。

⑧希望の勤務地について聞かれる

全国各地に支店のある企業や転勤のある企業は、入社後に研修を受けた後に決められた勤務地に配属されます。

そのため面接で希望の勤務地について聞かれた場合は、企業側が採用後の配属まで考えている可能性が高くなり、合格フラグであることが考えられます。

ただし、希望の勤務地に関する質問が、もともと面接に組み込まれているだけの場合もあります。必ずしも合格サインであるわけではないので、参考程度に留めておきましょう。

以下のQ&Aでは、「就活において勤務地も考慮すべきかどうか」という質問に対して、2名のアドバイザーが回答しています。こちらも併せてチェックしてみてくださいね。

⑧入社後や将来の話題が出る

入社後や将来についての話題は、入社を想定している質問であるため合格サインの可能性があります。

具体的には、「入社後はどこの部署で働きたいですか?」「どのような上司のもとで働きたいですか?」「弊社でどのようなキャリアプランを考えていますか?」というような質問が考えられます。

このような質問を聞かれてもスムーズに答えられるように、入社後のビジョンを明確にしておいてくださいね

以下の記事では、入社後にやりたいことを聞かれたときの回答のコツを解説しています。入社後に関する質問に対してどう回答して良いかわからない人は、ぜひチェックしてみてください。
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?

⑨次の選考の詳細な話が出る

面接の後半などで、「次の面接は営業部の部長と1時間ほど面談になります」「次の面接ではキャリアプランについて聞かれます」などと、次の選考の詳細な話が出た場合も合格サインの可能性が高くなります。

面接中に次の選考の話が出るということは、そのときの採用担当者が次の面接につなげたいという意思があるということです

必ずしも合格サインであるわけではないですが、少なくともそのときの採用担当者にとってあなたが好印象に映ったと考えて良いでしょう。

⑩他社の選考状況を聞く

採用担当者は、採用したいと考える応募者の他社の選考状況が気になるもの。もし、面接中に「他社の選考がどれくらい進んでいるか」と聞かれた場合は合格のサインの可能性があります。

他社の選考状況について答える場合は、同じ業界・職種や似ている社風の企業を受けている旨を伝えると無難です。ここで、まったく毛色の異なる企業を受けていることを伝えてしまうと、「志望企業に一貫性がない」とマイナスな印象を与えてしまうので要注意です。

また、第一志望の企業から他社の選考状況を聞かれた場合は、「他の企業の面接も控えていますが、御社が第一志望です」と答えて第一志望であることをアピールしましょう。

以下の記事では、第一志望か聞かれたときの回答法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文15選|面接で第一志望を聞かれたときの回答法と企業の本音

渡部 俊和

プロフィール

他社の選考状況を聞く企業の意図は、採用人数を予測しなければならないのが最も大きな理由です。

そのため、他社の選考状況を伝える際に嘘をつかれるのは困りますが、お互い様の部分もあるので、企業側はある程度は割り切ります。

仕事をするうえでは誠実さも重要なので、他社の選考状況を答える際は一貫性がある正直な回答をすると好印象になります。

次の記事では、他社の選考状況について聞かれたときの回答方法を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
例文付き! 面接で他社の選考状況を質問されたときの答え方

⑫面接の時間が長い

一般的に、不採用の応募者に対して企業側はあまり時間を割こうとしません。逆に興味のある応募者や採用したいと考える応募者には、たくさん質問をして時間を多く取る傾向にあります。

そのため、面接時間が予定より長くなる場合は、合格サインである可能性が高くなります。長引く面接で集中力が切れてしまわないように気を付けましょう

しかし、面接の時間が長いからといって必ず合格になるわけではないので、参考程度に留めておきましょう。

木村 千恵子

プロフィール

逆に面接時間を長く取っているのにもかかわらず、不採用サインである可能性もあり得ます。

採用担当者が面接時間を長めに取って、「自社の理想とする人物像に合っているかどうか」を確かめようとした結果、理想とする人物像と判断されなかったというケースです。

以下の記事で、面接にかかる時間について解説しています。「そもそも面接ってどのくらい時間がかかるんだろう……」と疑問に思う人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
面接の時間はどれくらい? 選考別の時間を把握して対策を効率化しよう

⑬他の社員を紹介される

入社後に新卒を迎え入れる予定の部署は、適性のある人や部署の雰囲気に合った人に来てほしいと考えます。

そのため、採用担当者から配属される可能性のある部署の社員を紹介された場合は、実質現場の社員との顔合わせになるので、合格サインの可能性が高くなります

ただし、もともと選考フローに組み込まれている場合もあるので、これだけで合格だと判断しないようにしましょう。

⑭次回選考のアドバイスをしてくれる

採用したいと考える応募者には、面接の後半で採用担当者から次の選考のアドバイスをされる場合があります。

具体的には、以下のようなアドバイスをされたら合格サインの可能性が高くなります。

次回選考のアドバイスの例

  • 次の面接担当者は営業部のマネージャーです
  • 次の面接では成長意欲の高さを見られる傾向にあります
  • 次の面接ではキャリアプランを聞かれるので回答を用意しておいてください
  • 志望動機をもっと深掘りしておきましょう

次の選考のアドバイスをするということは、あなたに次の面接を突破してほしいと考えているからです。アドバイスを参考に、次の面接までにしっかりと対策をしておきましょう。

⑮フォローアップのメールや電話がある

中小企業やベンチャー企業など採用人数がそこまで多くない企業では、「採用したい」と考える学生には、面接後に採用担当者や人事からフォローアップのメールや電話がある場合があります。

面接後のフォローアップには、「内定までフォローしたい」という企業側の意図があるため、合格サインである可能性が高いでしょう

ただし、応募人数の多い大手企業ではフォローアップの連絡がないケースも多く、連絡がないからといって不採用になるわけではないので、あまり気にしすぎないでくださいね。

⑯グループ面接の際に自分によく質問が来る

グループ面接の企業側のメリットとしては、一度に複数の応募者を見られることが挙げられます。

そのため、グループ面接で他の応募者と比較し自分によく質問が来る場合は、合格である可能性が高くなります

しかし、そもそも回答があいまいで深掘りせざるを得ずに採用担当者が何度も質問をしてくるケースも考えられるので、よく質問されるからといって確実に合格だとは思わないようにしましょう。

グループ面接の攻略方法は、以下の記事で詳しく解説しています。これからグループ面接を控えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
グループ面接を確実に攻略する8つの極意! 陥りがちな失敗も解説

アドバイザーコメント

実際に面接の合格サインがはっきりわかるケースは少ない

面接中に合格サインがはっきりわかるケースは、実際はあまり多くないと考えた方が良いかも知れません。

その理由は、全体の応募者が数人という企業への応募の場合はある程度面接時の感触で合否を推測できるケースもありますが、応募者が数十人以上いる企業の場合は、選考状況によって合否の判断基準が途中で変わってくる可能性もあるからです。

合格サインは企業によって異なる! 良い反応をもらえたとしても注意しよう

多くの学生が面接を受ける企業では、面接の日程が進むにしたがって選考状況も動いていきます。

そのため、面接した時点では好印象を受けた学生であっても、後日さらに優秀な学生および求める人物像に近い学生が現れれば、比較の問題で面接の合格率が下がる可能性もあります。

一次面接の段階で「面接官が自分に積極的に質問をしてくれた」「印象が良かった」など、良い反応を得られたと確信できる場合は、他の学生との比較を考慮しなければある程度合格サインであると推測できるでしょう。

二次面接以降は企業ごとに選考方針が大きく異なるため、面接の場での印象だけで合格サインを判断するのは危険なので注意する必要があります。

最終面接での合格フラグについても以下の記事で解説しています。
最終面接の合格フラグ17選|落ちたかもと思ったときの対処法も解説

必ず落とされるわけではない! 面接で落ちたサインを出されたらすべきこと

面接で落ちたサインを出されたらすべきこと

  • 面接中に気付いたとしても最後まであきらめない
  • 次の面接では挽回できるように対策を進める
  • 落ちたサインを出された原因を振り返って次に活かす

ここまで、面接での合否サインについて解説しましたが、落ちたサインを出されても必ずしも面接で不合格になるとは限りません。

面接で落ちたサインを出されても、まだ採用されるチャンスはあるので、気持ちを切り替えて挽回することが大切です。

これから、面接で落ちたサインを出されたらすべきことを解説していきます。

①面接中に気付いたとしても最後まであきらめない

面接の途中で落ちたサインに気付く場合もあるかもしれません。

「落ちたサインを出されたから終わりだ……」と投げやりな気持ちになってしまうと、その気持ちが採用担当者に伝わってしまいます

落ちたサインはあくまで目安なので、絶対に不合格につながるわけではありません。最後まで熱意を持ってあきらめないで面接を受けることで採用につながります。

面接中に不採用サインに気付いた場合、どのように挽回すれば良いでしょうか?

渡部 俊和

プロフィール

面接官に質問をして場の雰囲気を切り替えよう

基本的に、落ちたサインを過剰に気にすることは面接の内容に集中できないため、かえってマイナスになります。しかし、気づいて挽回しようとする場合は、質問や違う話題を振るなどして場の雰囲気を切り替えることを考えてみましょう。

話し過ぎたり、話の内容で失敗していると感じたら、面接官に質問してみることで場面転換を試みてください。仕事の内容に関するものや、会社の今後についての質問が良いでしょう。

一旦会話の主導権を渡し、面接官の話の中から挽回の手がかりを掴んでください。

受け身になりすぎて失敗したと感じたら、そのままやっていても不採用になるので、ダメ元で開き直って会話の主導権を握りましょう。あなたのチャレンジ精神を見てくれる面接官もいるかもしれません。

②次の面接では挽回できるように対策を進める

面接中に落ちたサインを出されたからと言って必ずしも不採用になるわけではありませんが、その予感通りに落ちてしまうこともあります。

落ちたサインを出された人は、少なからず自分の行動にも何か原因がある可能性も高いので、次の面接で繰り返さないようにしましょう。

落ちたサインを出されても次の面接に進めるケースは十分にあります。次の面接に進めた際は、挽回できるように対策を進めましょう。面接で落ちないための対策は次の章で解説しているので、参考にしてみてくださいね。

不採用サインを出されないためには、各面接ごとの対策をおこなう必要があります。一次面接や二次面接、最終面接を突破するための方法は、以下の記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

一次面接
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説

二次面接
二次面接は深掘り質問に注意! 回答例や失敗する学生の特徴を解説

最終面接
最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説

③落ちたサインを出された原因を振り返って次に活かす

落ちたサインは必ずしも不採用につながるわけではないと解説しましたが、そもそも落ちたサインを出された自分にも原因がないか振り返ることも大切です。

面接で落ちたサインを出された人は、サインを出されたときのことを思い出して「質問された内容にきちんと答えられていたか?」「志望動機や自己PRは応募企業に合ったものだったか?」など、面接中の行動や言動を振り返ってみてください

振り返りができたら、改善策を考えましょう。改善策が思い浮かばない人は、就職エージェントにどうすべきだったかを相談してみるのも手です。就職エージェントは、個別のサポートが手厚いキャリアパーク就職エージェントがおすすめです。

不採用サインが出ても合否連絡があるまでは不合格だとは判断できません。

しかし、不合格通知が来てから面接を振り返っていては他の会社の面接に活かすのが遅れるので、面接が終わったその日のうちに自分の面接を振り返って、気になったポイントを修正しましょう。

面接でボロボロでも受かった事例もあります。以下の記事ではその事例を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
面接でボロボロでも受かったケース6選|途中で挽回する方法も伝授

そもそも面接で落とされないためには?

面接で落とされないための対策

  • 身だしなみやマナーを見直す
  • 話すときの表情や話し方に注意する
  • 志望動機や自己PRの内容を見直す
  • 業界や企業の研究を万全におこなう
  • 想定される質問に対する回答を準備する

ここまで、面接の合否サインを解説しましたが、そもそもどうしたら面接で落とされずに済むのでしょうか。

これから、面接で落とされないための対策を解説します。面接で不合格を繰り返し出されないためにも、必ず確認しておきましょう。

①身だしなみやマナーを見直す

選考においてマナーを重視する割合

ダイヤモンド・ヒューマンリソースによるダイヤモンド就活ナビ就活意識調査によると、選考でマナーを意識する企業は、就活生よりも多い36.5%であることがわかります。就活生が思っている以上に、企業は面接でマナーを重視していることを念頭に置きましょう。

身だしなみやマナーができていない人は、落とされる可能性が高まってしまうので、面接を受ける前に改めて見直してくださいね

面接における基本的なマナーは、以下の記事で詳しく解説しています。こちらも併せてチェックしておいてくださいね。
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法

面接で相手を不快にさせないためにも、髪型や服装などの身だしなみが「清潔感があるかどうか」も改めて見直してくださいね。

面接における身だしなみのマナー

面接での適切な服装は、以下の記事で詳しく解説しています。面接に臨む前に、必ず一読しておきましょう。
面接の服装に迷う就活生必見! 基本マナーから私服対策まで完全網羅

②話すときの表情や話し方に注意する

メラビアンの法則

上記のメラビアンの法則を見ると、情報に矛盾があった際、話の内容よりも、表情や声などといった視覚や聴覚から伝わる情報の方が、人の印象に大きな影響を与えることがわかります。

メラビアンの法則とは?

コミュニケーションを取る際に言葉と表情、態度が矛盾していると、話し手が聞き手に与える影響は「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」の割合で伝達されるという心理学上の法則。

話す内容よりも表情や話し方が大切になるので、面接を受ける前に、明るい表情や身振り手振り、聞き取りやすい話し方ができるように練習しておきましょう

以下の記事では、身振り手振りで好印象を残すコツを解説しています。面接での印象を良くしたい人は、こちらも要チェックです。
面接は身振り手振りを適切に使って制す! 好印象を残すコツを解説

以下の記事では、面接中の緊張を克服するコツを解説しています。「緊張で上手く話せない……」という人は、参考にしてみてくださいね。
「面接で上手く話せない」を克服する6つのコツ|緊張緩和の方法も

③志望動機や自己PRの内容を見直す

複数社の選考を同時に受けている人は、志望動機や自己PRが他社の使い回しになっている人もいるかもしれません。

また、使い回していなくても、そもそも適切なアピールになっていないこともあります。志望動機や自己PRがしっかりと考えられていないと、ミスマッチな応募者として落ちる可能性が高くなってしまいます。

自己PRを使いまわしている人や、志望動機を企業によって少しだけ変えている人は、応募企業ごとに自己PRや志望動機がミスマッチになっていないか見直しましょう

自己PRや志望動機の使い回しは採用担当者にバレていますか……?

木村 千恵子

プロフィール

自社向けのものか他社向けのものかは見抜かれる可能性あり

実際に使いまわしているかどうかは別として、自己PRや志望動機が企業研究や業界研究を十分にしたうえで考えられたオリジナルな内容なのか、それとも他社でも使える内容なのかは、採用担当者はすぐに見抜くことができます。

同じ業界や業種の企業であっても、企業の特徴は異なるはずです。

各企業の特徴の違いを把握したうえで、「志望していること」と「自分の強みや得意分野がその企業に貢献できる客観的な理由」を自信を持って伝えることが大切です。

「面接で志望動機や自己PRをどう答えたら良いかわからない……」という人は、以下の記事を参考に対策を進めてくださいね。

志望動機
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

自己PR
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!

④業界や企業の研究を万全におこなう

業界や企業の研究が足りていない人は、自社への志望意欲が感じられず不採用の対象になってしまう恐れがあります。

業界・企業研究不足は、面接中の何気ない会話でバレてしまうので、面接に臨む前に万全な状態にしておきましょう。

業界研究のやり方は、以下の記事で詳しく解説しています。また、就活で役立つ業界一覧も紹介しているので、こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!

企業研究は、企業のホームページ(HP)や説明会の資料などを見ながら、企業理念や事業内容、各部署の仕組みなどを企業研究ノートに整理していく方法がおすすめです

企業研究ノートのまとめ方は、以下の記事で詳しく解説しています。企業研究のやり方も丁寧に説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
作り方例4選|企業研究ノートのまとめ方をイラスト付きで解説!

渡部 俊和

プロフィール

上場企業なら投資家向けの情報がホームページ(HP)などで公開されています。

やや難しいかもしれませんが、事業の情報は全て入っているので3期分の決算書とコメントを見ておくことを推奨します。非上場の場合は、実際の会社(現場)を外から見てみましょう。

⑤想定される質問に対する回答を準備する

面接では、どの企業でも必ず聞かれるといっても過言ではない頻出の質問があるので、面接を突破するためにはこれらの質問に答えられるように対策しておく必要があります。

頻出質問に対する回答が不十分な場合、「簡単に想定できることにも準備できない人」というマイナスな印象を残してしまいます。

以下の質問は、特に頻出なので回答内容をしっかりと考えておきましょう。

面接でよく聞かれる質問の例

  • 自己紹介
  • 自己PR
  • 志望動機
  • 学生時代に力を入れたこと
  • キャリアプラン
  • 就活の軸
  • 他社の選考状況

これからの質問をされたときに言葉が詰まってしまうと、「面接の準備が足りていない」と判断されかねないので注意してくださいね

面接でよく聞かれる質問に対する回答方法は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひこちらも併せてチェックしてみてください。
面接の質問150選!回答例から答え方まで質問対策を完全網羅

面接でキャリアプランを効果的に伝えるコツは、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
例文14選|面接で聞かれるキャリアプランを効果的に伝えるコツ4選

木村 千恵子

プロフィール

自己PRや志望動機など、どの企業の面接でもよく聞かれる質問に上手く答えられない人は、単純に、「面接の準備ができていない人」または「就職活動に対して真剣に取り組んでいない人」という印象を持たれてしまう可能性が高いです。

実際の理由は関係なく、就職活動に対する真剣度が疑われてしまう可能性があるので、注意しましょう。

面接で落ちたサインを受けたら次に繰り返さないように対策をしよう

面接での合否が気になる人は、本記事で紹介した合否サイン32選をぜひ参考にしてみてください。

もし落ちたサインに思い当たる節がある場合は、自分の言動を思い出し、反省点があれば次に繰り返さないように対策をしましょう。

ただし、仮に面接で落ちたサインを出されたとしても、必ず不採用になるわけではないのであまり気にしすぎないようにしてくださいね。

アドバイザーコメント

不合格サインは面接官の人柄にもよるので気にしすぎないことが大切

面接中は、不合格と感じるようなサインを出されることもあるでしょう。しかし、採用担当者の反応が鈍いなどの感覚は、あくまで自分自身のなんとなくの感覚に過ぎません。採用担当者の人柄などによっても反応は異なるので、過度にサインを気にしないようにしましょう。

あまり楽観的に考えすぎるのも良くありませんが、過ぎたことを悔やむのではなく、次の選考試験はもちろん他の会社への応募や面接の対策などを優先的におこないましょう。

不合格サインをもらわないためにも準備万端な状態で面接に臨もう

面接で自分でも納得のいく対応をするためには、事前準備が何よりも大切です。身だしなみやマナーなどは当然求められるものであり、模擬面接などの練習でいくらでも修正できるポイントなので、早めに対策をしておきましょう。

志望動機や自己PRは、最も採用担当者の評価を左右する質問です。特に志望動機は、業界研究や企業研究をしっかりおこなっていなければ、追加で深掘りの質問をされたときに上手く答えられなくなるでしょう。

自信を持って面接に臨めるように、想定質問に対する回答を事前に準備したうえで、練習を重ねましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

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