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全国転勤がある会社を辞めようか悩んでいます。

現在、全国転勤がある職種で働いています。次の辞令で希望しない遠方への転勤がほぼ確定しており、このタイミングで会社を辞めるべきか悩んでいます。

転勤自体に疲れ、地元や現在の生活圏を離れたくないという気持ちが強く、このまま転勤を繰り返すキャリアに不安を感じています。しかし、会社自体への不満はなく、辞めることでこれまで築いてきたキャリアを手放すことになるのではと踏み切れません。

全国転勤を理由に退職する人はどのくらいいるのでしょうか? また、転職活動で「転勤を避けたい」という理由を正直に伝えると不利になるのかも気になります。

転勤のない仕事への転職を成功させる具体的な方法や、全国転勤がある会社を辞めるべきか判断するポイントについて、キャリアコンサルタントの方から専門的なアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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転勤で悩んだら心に従おう! 経験を次に生かそう!

すでに何度か転勤を重ねてきたなかでの決断であれば、これまでの経験を踏まえたうえで「今回はもう限界である」という結論に至ったはずです。

その場合は、自身の心に従って退職を検討することも、決して後ろ向きな選択ではないと考えられます。

次の転職活動においても、「複数回の転勤を経験した結果、自身のライフスタイルには合わないと再認識し、区切りをつけました」と伝えることで、単なる「転勤嫌い」ではなく、経験に基づいた客観的な判断として受け止められる可能が高いです。

キャリアを天秤にかけて判断! 地域限定職も選択肢!

ただし、築いてきたキャリアを手放すことへの葛藤はあるかもしれません。しかし、社会には数多くの企業が存在しているため、現在の職場がすべてでないのです。環境を変えることは、より広い世界を見るきっかけになると言えます。

辞めるべきか否かの判断基準は、最終的には自分の中にしか存在しません。「これまでのキャリアを継続すること」と「転勤のない働き方を手に入れること」を天秤にかけ、どちらに重きを置くかを検討すべきです。

この優先順位の決定は、たとえキャリアコンサルタントであっても代行できるものではなく、自身で深く考え抜いたうえで選択することが重要です。

また、昨今の企業は、求職者が勤務地にこだわる傾向にあることを十分に承知しています。そのため、大手企業であっても「総合職」や「一般職」とは別に、転勤のない「地域限定職」という選択肢を用意しているケースが少なくありません。

採用ページを精査し、自身の希望する働き方が実現できる環境を探すことは、現在では十分に可能な選択肢であると考えられます。

国家資格キャリアコンサルタント/国際コーチング連盟(ICF)ACC

五十嵐 篤

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転勤回避は個人の自由! 目的意識を持って転職しよう!

これは質問者さんの人生における選択であり、全国転勤のない環境を求めることは、自分の意思で自由に決めるべきことです。昨今、転勤を避ける働き方を希望する人は増加傾向にあり、それに応じる企業も増えています。

自身の希望に合致する環境があるのであれば、そこを選択していくべきだと考えられます。

地域密着の理由を明確に! 納得のいく背景を伝えよう!

そのうえで「なぜ全国転勤が自身のライフスタイルに合わないのか」という点について、納得感のある理由を添えることが重要です。

たとえば、「より地域に密着したい」「顧客と現場密着型で深く関わりたい」といった、その地域で働くからこそ実現できる動機を整理すべきです。

転勤は控えたいというネガティブにもとらえられかねない理由を、いかにして企業のメリットに変換して伝えるかがポイントになります。

そのうえで、面接等では「これまで培ってきた経験」を提示しつつ、「今後は特定の地域に根ざし、〇〇という仕事で貢献していきたい。なぜなら、自分はこうした関わり方にやりがいを感じるからだ」という一貫した姿勢を伝えてみてください。

自身の嗜好と貢献の方向性をセットで語ることで、より説得力のある志望動機へとつながると覚えておきましょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

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