Q
大学3年生
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SCOAとSPIの違いは何ですか？
就職活動でSPIの勉強を始めたのですが、企業によっては「SCOA」というテストが使われることもあると聞きました。
SPIとSCOAは、どちらも適性検査だと思うのですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか？
「知能検査」や「学力検査」という表現で区別されているのを見かけましたが、出題される問題の分野や難易度、制限時間の使い方がどう違うのか教えていただきたいです。
また、SPIとSCOAでは対策の方法も大きく変わってきますか？ 両方に対応するために、特に意識すべき勉強の進め方やポイントがあれば、アドバイスをいただきたいです。
2人のアドバイザーが回答しています
質問日 :
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
SPIは総合力！ SCOAは学力テストと考えよう
「SPI＝総合力を見る王道の適性検査」「SCOA＝学力寄りの内容が強いテスト」というイメージを持っておけば大きくズレはありません。
出題内容の違いとしては、SPIは言語（国語）、非言語（数学）、性格検査。就活で最も使われる、いわばスタンダードなものです。文章理解や表の読み取り、図形や論理など、社会人としての基礎的な思考力を問う内容が中心となります。
SCOAは言語、数理、常識（時事・社会・理科・歴史などの一般教養）、資料解釈、性格
5科目構成の問題集みたいな構造で、幅が広いです。数学と国語に加えて、理科・社会系のセンター試験のような問題が出るのが特徴です。
難易度の違いとして、SPIの問題レベルは標準ですが時間がキツく、SCOAは1問1問は簡単ですが、範囲が広いです。
また、SPIはスピード勝負ですが、SCOAは広く浅くの教科テストのような内容です。
業界も違う！ SPIから始めてSCOAにも触れよう
実施される企業の違いとしては、ざっくりした傾向で、SPIはほぼ全業界で使用されますが、特に大手が使用しています。SCOAは金融・量販店・物流・サービス系で採用されやすいです。
両方に対応するならどう勉強すればいいかというと、効率重視でいくなら、まずはSPIの問題集を1周することから始めましょう。その次にSCOAの常識分野だけ軽く触り、直前に時間配分の練習をおこなうと良いでしょう。
SPIは思考力！ SCOAは教養を問う違いがある
SPIとSCOAはいずれも企業の採用選考で用いられる適性検査ですが、性質や出題範囲に大きな違いがあります。
SPIは言語・非言語・性格検査に加え、テストセンターでは英語と構造把握が出題されます。特徴は文章理解や数的推理など思考力を問う問題が中心です。
テストセンター方式では分野ごとに制限時間が設定され、問題ごとに戻れない形式もあり、時間配分と形式への慣れが重要になります。
一方、SCOAにはいくつかのタイプがありますが、最も広く使用されているSCOA-Aでは5尺度、つまり、言語・数理・論理・英語に加え、常識（理科や社会に関する問題）が出題されます。
試験は45～60分で、テストセンター方式と、Webテスト形式（監督付き）があります。範囲が広いため、知識の定着と処理能力の両方が試される点が特徴です。
SCOAの難易度は中高レベルとお考え下さい。SPIとは異なり、英語では長文は出題されません。
テストごとの対策する範囲を見極めて演習をおこなおう
対策方法も異なり、SPIは問題形式に慣れる演習が中心で、非言語分野の数的処理や文章整序などを繰り返し練習することが効果的です。
SCOAは中学レベルの理科・社会を復習し、浅く広く知識を押さえたうえで、時間制限下でのスピード練習が必須となります。
以下の記事ではSPIの出題内容や対策方法などを網羅的に解説しています。これからSPIを受検する予定があり、少しでも不安を抱えている人は一度目を通しておきましょう。
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