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面接で精神疾患があるという事情を考慮してもらえますか?

飲食店の正社員で4カ月ほど働いたのちに退職して、半年ほど定職に就いていません。

私は精神疾患があり、精神科に通院しています。精神疾患によりなかなか仕事が続かないのですが、一般企業の面接を受ける際事情を考慮してもらえることはあるのでしょうか。また、精神疾患があるということは障害者雇用でなく一般では採用に不利になりますか?

正直なご意見をお聞きしたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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精神疾患の有無だけで採用に響くとは言い切れない

前職を退職したのち、通院しながら次の就職に向けていろいろと考えているところなのですね。採用は、雇用側のニーズと自分がどれだけ合っているかによって決まるので、精神疾患の有無だけで一概に有利不利とは言い切れません。質問者さんの職務経歴・能力・知識・人柄などが雇用先の求めているものと合致すれば採用されます。

就職に向けて押さえておくべきポイントは、質問者さん自身が今の自分の状態をきちんと把握し、それを説明できるように準備しておくことです。たとえば、「自分にできることや得意なことは何か」「逆に避けたいことは何か」をこれまでの職務経歴を振り返って棚卸しておきましょう。

棚卸しをする際は、紙とペンを使ってとにかく頭の中に思いつくまま書き出して、「なんとなく抱いていたことを見える化する」ということを意識してみてください。

通常勤務では健康に問題がないことも伝えるようにしよう

選考では、業務を遂行するうえで健康面に問題がないこと、そして何より前向きに頑張る意志があるという点を伝えることが大事です。

逆に気を付けてほしいことは、内定をもらうことを優先するあまり、心身の健康を害してしまう可能性を感じながらも雇用者側の条件を呑んでしまうことです。こうしてしまうと結局長続きしないうえに、体調を悪化させてしまうこともあり得ます。

就職が決まらないと焦ってしまうかもしれませんが、心身の健康が第一ですよ。

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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有利不利よりもまずは考慮してもらいたいポイントの具体化が重要

健康の回復具合はいかがですか。「一般の企業の面接を受ける際事情を考慮してもらえるか」というご質問ですが、どういった事情・考慮を想定していますか。この具体化が再就職の要になるでしょう。

要配慮条件の擦り合わせをするのは、健康理由に限りません。育児や介護、資格受験など個人的事情があるときもそうです。「どんな配慮があれば働けるのか」を整理して伝えることは、自身でできそうでしょうか。

外部のプログラムを活用して応募先に交渉・擦り合わせをすることも検討しよう

一人で用配慮条件の擦り合わせができないときのサポートサービスは、障害者雇用には充実しています。自分の特性や要配慮要件をわかりやすく伝える書類作成や、面接の同行・同席も支援プログラムにあります。

障害者就労には「合理的配慮」が企業に義務付けられているので、入職後も必要な配慮について、ときには支援スタッフに加わってもらいながら働き続けられるように調整していきます。

要配慮条件を自力で伝えて交渉できる、または配慮不要であれば、一般就労を目指しても良いと思います。自身の求める「配慮」と「交渉の仕方」を考えて、一般就労/障害者就労のどちらの方向を選ぶか決めてみてくださいね。

うつ病であることを面接で正直に話した場合、影響があるのかと不安に思う人に向けたアドバイスは、こちらのQ&Aを参考にしてください。

「面接は通過できても病気を隠して入社したらまずいのかな」と不安な人は、こちらのQ&Aも併せてチェックしてみてください。

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