Q

大学2年生
女性

長期インターンは企業の見極めやガクチカ作成に役立つのでしょうか?

ガクチカとして長期インターンはおすすめですか? 安定志向で大手に入りたいので、ガクチカを今のうちから作っておきたいです。

ガクチカのためとか、同級生に長期インターンをしている人が多くなんとなく焦るという不純な動機もありますが、自分なりには民間で働くってどういう感じなのか、どんなことが大変でどんなことが求められるのか、自分でもやっていけるのかを今のうちにわかっておきたいという切実な理由もあります。

私は学歴だけは良いのですが、内向的な性格で大人数の集まりが苦手だったり、話すのがあまり上手くなかったりと、営業なども任される総合職に向いてないかもしれないという不安があります。

そのため、長期インターンで苦しんで、「自分には民間は無理だ」となったら、国家公務員か、民間でも財務・経理のような専門的な分野で新卒でも職種別採用で採用してもらえるように簿記1級などの資格の勉強を頑張る方向に切り替えようと思っています。

なので、自分の適正な見極めというのも挑戦したいおもな理由です。

しかし親からは「インターンで適性を見極めると言っても、3カ月程度働いたところで、かろうじて雰囲気が何となくわかるくらいだし、環境や雰囲気なんて職場や部署によって全然違うから、そこで上手くやれるかどうかで民間全体への適性がわかるわけじゃない。インターンに行くくらいなら、簿記とか資格の勉強か学祭実行委員の方がガクチカや就職のときのアピールになる」と言われてしまいました。

そう言われると「それも一理あるなあ」と思ってしまいました。実際、長期インターンはどの程度適性の見極めやガクチカに役立つのでしょうか。長期インターンは実際は雑用程度しか任されないから仕事内容はあまりわからないとの噂も聞き不安です。せっかく挑戦するなら意味のあることをしたいです。

いざやると決めたら迷惑をかけないためにも、自分のためにも全力で頑張ろうと思っているので意見を聞かせてください。よろしくお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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長期インターンシップをガクチカにするなら学びの活かし方が重要

まず、長期インターンをガクチカとしてアピールすることは可能です。実際の業務がどのようにおこなわれているのかを体感できるうえ、実務経験自体も就活においては利点になります。

そして何より、質問者さんの考えているとおり、業務を通して自分の強みや弱みを把握したり、どのような力を磨くとその企業で活躍できるかを知ることが可能です。より早い段階で自分の課題に気付き、それに対処するプロセスはガクチカへ落とし込めるでしょう。

なお、長期インターン先を選ぶ際には、業界知識を得るためにも志望業界に近い企業へ通うことがおすすめです。なかでも、雑用ではなく実務に携われるものが良いでしょう。

長期インターンは給料が支払われることもあるので、アルバイトの代わりとして力を入れるのも選択肢の一つです。いずれも業務内容をよく確認して応募してください。

幅広い選択肢を持って後悔のない就活をおこなおう

ガクチカは取り組んだこと自体よりも、取り組んだ過程から何を得たかが重視されます。インターンに限らず、たとえば学祭実行委員会ならばチームワークや企画力などをアピールすることも可能でしょう。

就活を有利に進めたいという意味では、ガクチカからは少し逸れますが、資格の取得によって優遇を期待できる職業もあります。ハードにはなるものの、長期インターンと並行して学祭実行委員会や資格取得に取り組むことでガクチカに使えるエピソードを増やしても良いでしょう。

限られた学生時代、学業とのバランスも取りながら納得のいく方向に歩めるように取り組んでみてくださいね。

人事を惹きつける効果的なガクチカの書き方は、こちらの記事を参考にしてください。業界別、エピソード別の例文も紹介しています。

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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ガクチカはあえて作らずとも大切な決断に自然とついてくるもの

質問者さんは現在、いろいろな情報が交錯して迷っているのではと感じました。

長期インターンシップを考えているおもな理由は、「自分の適性を見たいから」ですよね。ところが親からの言葉で迷いが生じてしまった、それなら資格の勉強や課外活動に時間を使った方がガクチカとして使えるのではないかとも思う、結局どうしたら良いのかわからなくなってしまった、というところでしょうか。

まず長期インターンとガクチカは分けて考えてください。つまり長期インターンをガクチカとして使うことは一旦置いておくということです。

長期インターンは確かにガクチカとして使えるかもしれませんが、もしインターンの内容が自分の想定と異なっていた場合、心から真剣に取り組めるでしょうか。そうなるとガクチカとして使いにくくなりませんか。一か八かに賭けるのは安定志向の質問者さんにとってなじまないのではないかと思うのです。

とはいえ、長期インターン自体に意味がないと否定しているわけではありません。自分の適性を見極めるということでいえば良い機会と言えます。もちろん親御さんが話していたことも一理あります。しかし、参加して初めてわわかることがあるのは事実です。

長期インターンに参加すれば、その期間に課外活動をするのは難しくなるかもしれませんが、資格勉強はインターンに参加しながらでも可能です。多くの社会人は仕事をしながら資格試験の勉強をしています。それも一つの経験でしょう。

インターンに参加しながら資格試験の勉強をしたことは、素晴らしいガクチカになると思いますよ。

落ち着いて情報を精査して自分にとって重要なものを見定めよう

いろいろな意見や情報が耳に入り、迷うことがあるかと思います。しかしそれらも発信者自身の経験から話している「一意見」であるという視点も大切にしてください。それらを踏まえ、最終的には質問者さん自身が決断をする必要があるのです。そこに絶対的な正解、不正解はありません。

長期インターンに参加して適性がわかった人もいれば、よくわからなかった人もいます。資格をとってガクチカとした人もいれば、資格ゼロで大手に内定獲得した人も大勢います。アルバイトやサークルを頑張った人もいれば、何もしないでガクチカを作った人もいます。

就活にも人生にも、絶対的に正しい基準があるわけではありません。質問者さんが「自分にとっては何が大事か」を信念を持って決断することが大切であり、そこにガクチカはついてくるはずです。

アドバイスから長期インターンに参加してみようと思った人は、以下の記事がおすすめです。効果的な探し方とありがちな失敗も解説しているので、併せてチェックしてみましょう。

そもそもインターンがよくわかっていないという人は、こちらの記事をチェックしてみてください。インターン全般の説明と参加するメリット、選び方を詳しく解説しています。

以下のQ&Aでも、長期インターンシップに参加するメリットや選ぶ際の注意点を解説しています。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

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