Q
大学3年生
男性
「ノーネクタイで構いません」の指示は就活でどの程度許容されますか?
企業から「面接時はノーネクタイで構いません」と案内を受けましたが、どの程度カジュアルな服装で参加して良いか判断に迷っています。
私服OKではないものの、ネクタイを外すだけで良いのか、それともジャケット着用でシャツのボタンを少し開けるなど、少し崩したほうが良いのか悩んでいます。特に、金融やメーカーなど堅い業界の面接では、指示通りノーネクタイで行って悪目立ちしないか不安です。
また、周囲の就活生はこの指示に対してどのように対応しているのかも知りたいです。
「ノーネクタイで構いません」と指示する企業の意図と、就活生として最も安全かつ好印象を残す服装の線引きについて、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業の意図を理解して、指示通りノーネクタイで参加しよう!
企業側の意図は、学生の緊張を和らげ、自然体で話してもらうためです。
また、服装に柔軟な会社、風通しの良い社風をアピールし、上下関係や形式に縛られすぎない姿勢を示すことで、多様性や働きやすさを重視する企業イメージをアピールしたいという狙いもあります。
さらに、堅苦しくない会社という印象を与えることにより、応募者層を広げたいという採用ブランディング、つまり他社との人材獲得競争に勝ちたいというのも企業側の本音の一つです。
シャツやジャケットは着用したほうが全体の印象が引き締まる
就活生として最も安全かつ好印象を残す服装の線引きとしては、指示通りノーネクタイで訪問することです。「ノーネクタイで構わない」と指示されているのにネクタイを着用すると、指示を守らない人と見られるおそれがあります。
ただし、ノーネクタイでも清潔感を重視することが大切です。
必ずシャツを着用し、ボタンを留めましょう。ボタンを外すとしても第一ボタンまでが限度です。シャツの襟元がだらしなくなるのも避けましょう。ジャケットを着用して全体の印象を引き締めてください。
金融や公務員のような堅い業種であっても、最近はビジネスカジュアルが進んでいます。同様の対応で問題ありません。
許容範囲は明確! 清潔感を維持してカジュアルダウンしよう
ここ数年で「ノーネクタイで構いません」という案内が増えているのは事実です。特に夏場とはなりますが、企業がクールビズや働き方改革の一環として推進していることも影響しています。
ただし、これらは「自由な服装で良い」という意味ではありません。ネクタイを外しても、ジャケットを着用したりシャツの第一ボタンは閉めたりと、ビジネスシーンに適した清潔感のあるスタイルを保つことが必要です。
支援のなかでも、このビジネススタイルの枠内でのノーネクタイが最も安全だと学生に伝えています。
「ノーネクタイ」の指示には適切に従うほうが良い
たとえば、堅めの業界である金融やメーカーでも、企業側が明確にノーネクタイを指示している場合、ネクタイ着用がかえって指示を読めていない印象になることがあるため、ノーネクタイのほうが無難です。
ただし、これらは基本的に企業の指定や季節に依存しています。そのため、通常の就活スタイルとしてジャケットは必須で、襟付きシャツの第一ボタンを閉めて、清潔感を損なわない範囲で軽いカジュアルダウンをおこなうというのが一般的なマナーです。
多くの学生の服装も「ジャケット+襟付きシャツ(第一ボタン閉める)+ノーネクタイ」が主流であり、清潔感や信頼感を維持しながら、企業側の肩肘張らない配慮に沿う形となっています。
決して服装の自由やカジュアルさを評価しているわけではないので、服装による冒険は控えて基本に忠実に臨むことが重要です。
企業の意図を踏まえつつ、安心して面接に臨もう
企業の意図はリラックスして話せる環境づくりにあり、服装もその一助としてとらえられています。
したがって、ジャケット着用、シャツの襟元はきちんと整え、ネクタイだけ外すスタイルがどの業界でも安全かつ高い評価を得られる服装です。こうした服装は安心して面接に臨むうえでの無難な選択となります。
「面接でどのような服装をしたら良いかわからない」と疑問を持つ人は以下の記事を参考にしてください。面接時の適切な服装やマナーなどを解説しています。
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