Q

大学3年生
女性

ぼっちで就活を進めるのは不利になりますか?

私は大学でいわゆる「ぼっち」で、就職活動を一人で進めています。情報交換をしたり、面接練習を一緒にしたりする友人がいないため、不安を感じています。

周囲の学生はグループでエントリーシート(ES)の添削をし合ったり、説明会情報を共有したりしており、「一人でやっている自分は就活で不利なのでは」と焦りを感じることが増えました。面接練習も一人では限界があり、客観的なフィードバックを得られない点にも悩んでいます。

また、グループディスカッションのように他人とかかわる選考形式に苦手意識があり、どう対策すれば良いかわかりません。

ぼっちで就活を進めることによるデメリットや、それを補うための具体的な対策(情報収集・面接練習の方法など)についてアドバイスをお願いします。また、一人でも効率的に就活を乗り切るための考え方も教えていただけるとうれしいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

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ファイナンシャルプランナー/行政書士

桜井 鉄郎

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ぼっち就活は不利になるので情報収集と面接対策を徹底しよう

ぼっちで就活を進めるのは不利になります。就活仲間がいないことで考えられるデメリットは、説明会や企業情報、選考の最新動向などをリアルタイムで共有できず、情報がネット情報に限定されてしまうことです。

また、模擬面接やグループディスカッションの練習を一人でおこなうのは限界があり、面接練習や対策が難しくなります。

さらに、孤独感からモチベーションが下がりやすく、最悪の場合悩みを抱え込み、就活うつに陥る可能性もあります。誰にも相談できないことが、精神的な負担につながりやすいわけです。

就職センターで模擬面接を! 声をかけられる人には協力を仰ごう

これを補うための具体的な対策としては、まず就活の全体スケジュール(自己分析・業界研究・ES作成・面接対策・内定獲得)を把握し、時期ごとのやるべきことを整理することです。

情報収集は、リクナビマイナビなど複数の就活サイトに登録しておくと、効率的に選択肢を広げられます。はじめは、流れてくる情報を見て、説明会に参加するだけでもかまいません。

面接練習は、大学の就職センターを利用して職員の人に模擬面接をしてもらうのが有効です。

もし大学のゼミやサークルに入っていたなら、その人たちにも声をかけてみましょう。なかなか勇気のいることだとは思いますが、孤独感を軽減できるかもしれません。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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ぼっちで就活を進めてもやり方次第で十分に戦える

一人で就活を進めていると、「友達と協力していない自分は不利なのでは」と不安になるかもしれませんが、それだけで選考結果が悪くなるわけではありません。

むしろ、自分のペースで淡々と準備を進められることは、多くの学生にとって大きな強みになります。

大切なのは、一緒に動く人数ではなく、どれだけ質の高い情報を集め、本番を想定した練習ができているかです。

プロや経験者からのフィードバックを通して面接イメージを固める

とはいえ、一人だからこそつまずきやすいポイントもあります。特に、ESの客観的なチェックや面接のフィードバック、業界研究の精度は、自分だけでは限界が生じやすい部分だといえます。

ここを補うために頼りにしてほしいのが、大学のキャリアセンターやオンラインで受けられる模擬面接サービスです。

キャリアセンターの職員は毎年多くの学生の相談に乗っており、友人同士の添削よりも、選考基準を踏まえた具体的なアドバイスが得られるケースが多く見られます。

また、大学によっては模擬面接を複数回無料で提供しているところもあり、プロの視点から改善点を教えてもらえます。

一次情報を集めれば、質の高いぼっち就活が可能になる

また、情報収集においても、「誰から聞いたか」はとても重要です。身近な友人の体験談は参考になる一方で、噂ベースの情報や勘違いが混ざってしまうことも少なくありません。

一方、企業の公式サイトや採用ページ、採用担当者による発信、大手就活サイトのレポートは、選考フローや募集要項、求める人物像などについて比較的信頼性が高い情報源とされています。

一人で進めているからこそ、こうした一次情報を中心に落ち着いて取捨選択できることは、大きなアドバンテージになりえます。

グループディスカッションは個人練からの集団練習会で自信を高める

グループディスカッションが不安な場合は、センスよりも型を知っているかどうかが重要です。解説動画や書籍で、役割分担の仕方、発言の順序、結論のまとめ方などの基本パターンを押さえると、一気に見通しが良くなります。

また、一人でできる練習としては、新聞記事や時事テーマに対して結論・理由・具体例の流れで約1分にまとめるトレーニングがおすすめです。これを繰り返すと、GDだけでなく面接での受け答えも論理的に話しやすくなります。

可能であれば、大学や就活イベント会社が開催しているGD練習会にも参加し、実際に他人と議論する場数を踏むと、さらに自信がつきます。

就活は個人戦かつ集団戦! 必要に応じて他者の力を借り内定獲得へ

最後にお伝えしたいのは、「就活は基本的に自分の選考を戦う個人戦でありながら、周囲との情報共有や支え合いという団体戦の側面も併せ持っている」ということです。

友達と常に一緒に動く必要はありませんが、必要な場面ではキャリアセンターや先輩、オンラインコミュニティなど他者の力を借りていくことで、一人で抱え込みすぎずに前へ進めます。

一人で進めていることは不利ではなく、戦い方のスタイルが少し違うだけです。情報の質と練習の質さえ押さえていけば、一人でも十分に内定は狙えます。

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