Q

大学4年生
回答しない

今の内定先の仕事が本当にやりたいことなのかわからず、入社を迷っています。

私は現在、大学4年生で、ネットワークエンジニア職で1社内定をもらっています。

確固としたやりたいことがないなかで、「ゼミでのプログラミング経験を活かせること」「人見知りで人と話すことが苦手なこと」の2点を理由にITエンジニアを志望して選考を受けた結果、内定をもらうことができました。

しかし、現在、今後の進路について悩んでいます。これは自分の責任であることは理解していますが、業務で必要な資格試験に向けて勉強をしているなかで、モチベーションが湧かない状況にあります。これが本当に自分がやりたいことではないかもしれないと感じています。

理想としては、自分のやりたいことを明確にしてから再度ほかの企業の選考を受けて内定をもらい、今の内定を辞退したいと考えています。しかし、自分のやりたいことがまだ明確になっておらず、また今後選考を受けられる企業が少ないこともあり、今の内定先に就職し、その後転職を検討するほうが良いのではないかとも考えています。

このような状況で、どちらの選択肢が良いのか、アドバイスをいただけると幸いです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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社会人として世に出てみることで見えてくる「やりたい」がある

「これが本当に自分がやりたいことではないかもしれない」と感じてしまうという人は多くいます。

そもそも質問者さんもITエンジニア職を選んだときの選び方が「学習歴」と「苦手なことを避ける」という基準だったわけですね。それに対して「これがやりたいことではないかもしれない」と感じるのは、当然といえば当然だと思います。

質問者さんの今の悩みは、このまま就職するか、就活し直すのかで迷っているとのことですが、結論から言うと、今の内定先に就職することをおすすめします。

その理由は、質問者さんが書いているように、今後選考を受けられる企業が少ないこともそうですが、何より今の状況で再度自己分析をしても、やりたいことが明確になるとは限らないからです。

きっとこれまでの就活の中でも自己分析をしたことでしょう。それでもやりたいことが明確にならないのは、今持っている知識や情報、経験などでは見えないものがあるからなのです。

自分のなかに新しい刺激をインプットして判断の糧にしていこう

一度社会に出て、実際に仕事をしてみるなかで自分の知らなかった仕事や業界に触れることがあると思います。エンジニアの仕事に実際に取り組んでみることで自分の能力や個性をより強く実感することも可能です。

こうした新しい刺激を自分に与えることで、やりたいことが明確になることがよくあります。「やりたいこと」というアウトプットを出すために、これまでにない新しい刺激を自分に「インプット」するわけです。

もちろん学生のときでもこういった、自分のなかにインプットすることは大切です。しかし質問者さんは今4年生であり、内定先もあるわけです。社会に出ることができるチャンスがあるならば、それを活用してみましょう。

大切なのは就職した会社で、まずは自分の仕事に真摯に取り組むことです。一生懸命やることでこそ本当に自分に合っている仕事なのかどうかが判断できます。また真剣にすることで新たなスキルや経験が身に付き、転職時にもそれが活きてくるのです。

質問者さんは今大学4年生で、かつ内定先も決まっている。ただやりたいことがはっきりわからないという状況なのであれば、まずは就職して一度自分を社会に晒してみることで新たな発見があると思いますよ。このアドバイスが参考になれば幸いです。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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まずは今の内定先で経験を積むことがおすすめ

大学4年生の質問者さんは、ネットワークエンジニア職の内定を得ているものの、今後のキャリアに不安を抱いているのですね。その不安な気持ちはよくわかります。

こういう場合には、まず、モチベーションが湧かない理由を理解することが重要です。

IT業界は急速に変化しており、特にネットワークエンジニアのようなインフラ関連のスキルは今後も需要が高まると予測されています。2024年以降もクラウドコンピューティングやDXの進展に伴い、ネットワークエンジニアやインフラエンジニアの需要が引き続き高くなるとされているのです。

社会人としての視野を広げて次のキャリアを考える余裕を持とう

もし、現時点で「自分のやりたいこと」が明確でない場合、まずは今の内定を受け入れ、実際の職場での経験を通してキャリアの方向性を探ることが有益かもしれません。IT業界では、新しい技術や分野に触れることで、将来の方向性が見えてくることも多いのです。

さらに、近年はキャリア途中での転職も一般的であり、数年間の経験を積んでから新しい機会を探すのも十分に合理的な選択肢となり得ます。

再度ほかの企業を探す選択肢もありますが、IT業界では特にネットワークやセキュリティに関するスキルが今後も重要視されるため、現在の内定先でスキルを磨きながら、次のステップを模索するほうが、長期的な視点で見ても賢明な選択だと思います。

ただ、どちらの選択肢が正解でどちらが間違いということはなく、質問者さんが今後、どのようなキャリアパスを望むかが重要です。まずは経験を積むことで視野を広げ、次のステップを具体的に考える余裕を持つことを目指してみてはどうでしょうか。

「やりたいことがわからない」というのは就活をおこなう学生の多くが感じる悩みの一つです。以下では、自分の本心を見つけ出す方法についてキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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