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履歴書に書ける得意な分野がないです。
履歴書に「得意な分野」という項目があるのですが、正直なところ得意な分野がないので、何も書くことがありません。得意な分野って空欄でも良いのですか?
それか嘘をついてでも、応募してい企業に通ずる内容を書いた方が良いんですかね。
得意な分野に書けるものがない場合、どうすれば良いか教えてください。正直にないと書いて良いのか気になります。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「得意なこと」は必ずある! 些細なことでも自信を持って大丈夫
「得意な分野」に書けるような特別なことが何もないと感じる人もいるかもしれませんが、まず、嘘を書くのは絶対に避けるべきです。しかし、私の経験上、何も書かないと意欲がないとみなされてしまう可能性もありますし、空欄が多いのはもったいないです。
私がアドバイスする際には、何も思いつかないなら、まずは自分では当たり前だと思っているような、本当に些細なことから書き出してみることをおすすめしています。
たとえば、「人と話すのが得意」「どちらかというと聞くほうが得意」「困っている人を見ると放っておけない」「初対面の人ともすぐに打ち解けられる」「本を読み始めると時間を忘れて没頭する」「人を喜ばせるのが好き」「誰にでも明るく声をかけるようにしている」「周りからよく笑顔を褒められる」「物事を効率化する方法を考えるのが好き」など、本当に身近なことで良いのです。
自分では当たり前でも企業には魅力的に映るかも
自分にとっては大したことないと感じるかもしれませんが、企業にとってはそれが魅力的な強みとなり、仕事に役立つ可能性を秘めている場合もあります。私の経験上、どんな人にも必ず何かアピールできる点はあるはずです。「得意」という言葉のハードルを高く感じすぎず、「話すことが好き」といったレベルでも十分にアピールになります。凄いことを書く必要はないと覚えておきましょう。
「得意分野」を武器に! 自信を持ってアピールしよう
履歴書の「得意な分野」欄が空欄のままだと、採用担当者からは「自己分析が足りず、自身の強みを把握できていないのでは」と受け取られやすい傾向があります。
また、これまでの求職者指導の経験から、何も記載してこなかった人は「自己PRに消極的」「主体性が乏しい」といったマイナス評価を受け、「ほかにアピールできることは? 」と面接で深掘りされ、慌てるケースがみられました。
得意分野と聞くと「高い専門性や実績」をイメージしがちですが、実際にはアルバイトで培った接客力、ゼミでの調査力、趣味で続けている英会話やプログラミングなど、業務に応用できる経験はすべて立派な得意分野になりえると伝えています。
書けるものが思い浮かばない場合、求職者指導のなかでよくアドバイスするのは、まず自身の学生時代の活動を俯瞰し、「どの瞬間に最も充実感を感じたか」「周囲から褒められたことは何か」を振り返ってみることです。
そこから小さな成功体験や学びを抽出し、履歴書の欄には「ゼミ発表での論点整理」、「アルバイトでのクレーム対応を通じた課題解決」、「自主制作のWebサイト運営」といった具体的な表現で記載することをおすすめします。
小さな経験からも人より優れた強みを探してみよう
なお、これまでの支援経験から言えるのは、「好き」と「得意」は必ずしも同じではないということです。単に「好きなこと」ではなく、「自信があり、他者より優れている根拠がある分野」を選んで書くことが大切だと考えています。
もし本当に書けるものが一切見つからない場合でも、空欄のままにするのではなく、「挑戦中のテーマ」として「セルフマネジメント」、「コミュニケーション改善」など、現在取り組んでいることや今後伸ばしたいスキルを具体的に記すほうが、「成長意欲」や「向上心」が伝わります。
嘘をつく必要はありませんが、単に「現在は自身の強みを模索中」とだけ書くのは避け、「現在〇〇に取り組んでいる」、「今後△△を伸ばしたい」といった前向きな姿勢を具体的に表現すると、素直さや成長意欲を評価される余地が生まれるでしょう。
私が求職者指導のなかで最も大切だと感じているのは、「得意な分野がない」のではなく、「まだ言語化できていない」だけととらえ、小さな経験や志向性を丁寧に言葉に置き換えることです。自己分析や経験の振り返りを通じて、自身の強みを見つけ、履歴書でしっかりアピールできるよう、心から応援しています。
まだ自分の得意なことが見つけられていない人は、こちらの記事もチェックしてみましょう。得意なことをみつけるための方法を解説しているほか、得意なことから自分に合った仕事を見つけるステップも説明しています。
こちらの記事では就活で得意分野をアピールするコツを解説しています。併せてチェックしておきましょう。
履歴書の得意分野をどのように書いたら良いか悩んでいる人は、こちらのQ&Aも確認してみてください。同じように悩む人に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。
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