※近年、ダイバーシティ&インクルージョンやジェンダー尊重の考え方が重視されています。PORTキャリアも、就職・転職活動においてこれらを大切にしています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。
本企画について
「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。
世界最大手の化粧品メーカーの日本法人、日本ロレアル。外資系からイメージする徹底した実力主義・成果主義や、非上場企業の情報の少なさから「やばそう」と考える人も少なくないようです。では本当のところはどうなのでしょうか。
この記事では、日本ロレアルへの就活を検討している人に向けて、「やばい」といわれる理由と、入社の判断材料となるデータなどについてプロの視点で情報提供します。
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1分でわかる日本ロレアル
日本ロレアルとは
1963年に日本企業と提携し日本で事業を開始。1996年に日本ロレアルを設立。
ランコム、ヘレナルビンスタイン、ラルフローレン・フレグランス、ロレアルパリなど20ブランドを展開。2009年に「シュウウエムラ」、2021年に「タカミ」の株式を100%取得。
| 会社名 | 日本ロレアル(NIHON L’ORÉAL K.K.) |
| 従業員数(連結) | 2,350名(2024年12月時点) |
| 本社所在地 | 東京都新宿区 |
| 主な事業 | 化粧品の輸入・製造・販売およびマーケティング |
| 売上高 | 937億1,400万円(2024年12月時点) |
| 営業利益 | 42億7,300万円(同期間) |
| 企業HP | https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/brands/ |
| 新卒採用HP | https://www.loreal.com/ja-jp/japan/articles/human-relations/recruiting-campus/ |
「日本ロレアルはやばい」と言われる4つの理由|プロが読み解く
「日本ロレアルはやばい」と言われる4つの理由
「日本ロレアルはやばい」と言われる理由を客観的なデータに基づき解説します。キャリアコンサルタントが説明するデータの読み方を参考に、自分の適性との相性をチェックしてみてください。
非上場の外資系企業だから
日本ロレアルは非上場会社なので、財務諸表の公開義務がなく経営状況が見えづらい面があります。外資系であることからますます会社の情報を手に入れにくく、不安を感じるのも無理はありません。
日本でも非上場の優良企業は少なからずあり、非上場と「怪しい」や「ブラック」とは本来関係がないのですが、企業の魅力や将来性を見極める判断材料が上場企業より少ないのも事実。
外資系という点も、魅力を感じる人がいればマイナスのイメージを持つ人もいるでしょう。徹底した成果主義や実力主義でスピード重視。少しでも仕事の結果が思わしくないと職場の居心地が悪くなるという「外資系へのよくあるイメージ」も気になるポイントかもしれません。
その代わり若いうちから重要な仕事を任されるチャンスもあり、日本ロレアルでも入社2年で日本市場への新ブランド投入という大型案件のプロジェクトチームに抜擢されるケースもレアではないようです。
アドバイザーのリアル・アドバイス!成果主義である分ハイスピードやマルチタスクが苦手な人は難しい
上場企業の場合は知名度が高く、情報収集に困らないと思いますが、非上場企業は社名を知らないことから不安に感じたりすると思います。
しかしながら日本の企業は90%以上が中小企業ですから、知名度だけでなく自身がどんな場所で活躍したいのかを優先して企業選びをする方が、就職してからの充実度が変わってくると思います。
外資系については、向き不向きがはっきりしていると言えます。国内企業と違い、成果主義であるため、やればやるほど実になる面白さを実感できる人には適していると思います。
また、成果を上げるためにあらゆる準備を惜しまないなど集中して取り組むタイプは成果を上げやすいと言えるでしょう。
一方で、スピード感に付いていけない、マルチタスクが苦手などゆっくり仕事をしたいタイプには適していないと言えます。
誰にどのように貢献したいのかを立ち返るのがおすすめ
外資は予想以上に厳しいです。その分、裁量も大きく収入も高いのです。本当にやりたいことと自分自身の働き方を見極める必要がありますね。
成果を上げられていないと周囲が気になって仕方ない、落ち込んで仕事が手に着かないなど起こる可能性は誰にでもあります。迷ったら、誰にどのように貢献したいのかもう一度考えてみると良いですね。
高い英語力が必要だから
ロレアルグループはフランスを代表するグローバル企業です。日本ロレアルも社長を含む幹部には外国人も多く、社内公用語こそ英語ではないものの英語を使う機会は多いと思われます。面接でも英語力が問われると言われるケースもあります。
会社側も「キャリアを考えたときに、英語は必須であると考えます」と英語の重要性を明言しています(※1)。日常会話能力だけでなく、ある程度のビジネス英語の能力がないと仕事の内容によっては苦労することになるでしょう。
もちろん職種やプロジェクトによっても英語の使用頻度は変りますが、入社後は海外との連絡やメールのやり取りも想定され、やはり英語が得意な人、もしくはこれから英語を習得していく意欲が高い人でなければ活躍は難しいかもしれません。
※1 企業HP 採用ページ
プロのアドバイザーならこうアドバイス!仕事で成果を出せる英語力がなければ通用しない
グローバル企業で英語ができるのは必須ですが、何が求められているのかを理解すべきです。
仕事で成果を出すために必要なビジネス英語の能力が求められるため、学校での英語の成績の良さや、日常の英会話で使う程度の英語力では通用しません。
たとえば、社内外の相手と英語でコミュニケーションをとる能力や、相手に自分の要求を適切に伝えるための交渉能力など、英語を活かして仕事で成果を出すために必要な能力の高さが求められます。
また、英語のリスニング力や英語で書かれたビジネス文書の読解力、プレゼンテーション力なども伸ばす必要も出てくるでしょう。
英語力を磨く機会を確保しておこう
留学のために英会話で磨いた発音の良さや、学校の勉強を通して覚えた英単語や英文法の知識とは異なる、英語を用いた業務遂行能力を磨いていくようにしましょう。
目的をもって英語力を高めようとすれば、大学入学以後から始めても遅くはありません。思い立ったタイミングが大切です。
就職後のキャリアを描いたうえで、必要に応じて実用英語技能検定やTOEICにチャレンジしたり、海外に留学するなどによって、英語力を磨く機会を確保するのをおすすめします。
顔採用の噂があるから
美を売る化粧品会社となれば、容姿重視の顔採用だと思い込んでしまう人がいても不思議ではありません。実際に社員が登場している広告ビジュアルなどを見ると、容姿端麗な印象を持つ人もいるのではないかと思います。
美容部員の採用では、化粧品会社の顔として清潔感や明るさといった第一印象が選考要素になることが想定されます。整った容姿が求められる顔採用ではないにせよ、ブランドの世界観に合った外見を求められる可能性は残ります。
オフィススタッフの場合はまた事情が異なります。ロレアルグループはDE&I(ダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン)の面でも世界トップクラス(※2)で、日本ロレアルも同様に、性別・年齢・国籍・障害の有無・価値観の多様性を認め公平な機会を提供しており、容姿を選考要素にする合理性はないでしょう。
※2 L’ORÉA GROUP HP
アドバイザーのリアル・アドバイス!印象が良い人が採用されるのはビジネスの仕組みとして当然といえる
多かれ少なかれ、私たちは他人の第一印象を容姿や見た目で判断しています。そして、化粧品というのはそれをより良く整えるためのものです。
そう考えると、化粧品の会社に容姿の整っている人が多いというのは自然なことです。
化粧品の売り手と買い手は知り合いでもないし、初対面の場合が大半なわけですから、よく知らない相手に対して、短時間で好印象を持ってもらい、自社の商品やサービスの良さを伝え、買ってもらう必要があるのです。
買い手に与えるイメージが良いほうが有利なのは当然です。
スポーツ経験者がスポーツ用品店に勤めるのと同じこと
もう一つ、別の角度から言えば、化粧品会社で働く人はその業界や商品、サービスに興味を持つ人ですから、容姿に自信がある人や容姿を整えることに興味、関心がある人が集まりやすいのです。
これは、別な例でいえば、スポーツ用品の会社にスポーツマンやスポーツ経験者が集まるのと同じことなのですが、それを「差別だ」などと言う人はいないでしょう。
生まれつきの容姿がどうであれ、化粧品の使い方やセルフプロデュースが上手く、自分の印象を良く変えられる人なら、そのほうが生まれつきの美男美女より業務適性は高いと言えます。
自分の容姿に自信がない応募者の立場なら、容姿に恵まれていないからこそ、化粧品やメイクの手法にこだわって印象を作れるということをむしろPRポイントにしたいところです。
多様な価値観を尊重する外資系の企業はDE&Iについても敏感です。顔採用、などと言われるリスクをわざわざ抱える不公平な基準で採用をおこなうことは基本的にないと考えていいでしょう。余計なことを気にして前述した本質の部分を見誤らないようにしてください。
顔採用についての詳細と対策法を解説した記事はこちら
顔採用の実態は? 誰でも自信を持って選考に臨める4つの対策法
女性中心のイメージがあるから
ユーザーがまだまだ男性より女性が多いこともあって化粧品会社は社員構成における女性比率が高い傾向があります。日本ロレアルも女性社員比率が60%と高くなっています。
女性管理職の割合は54%で、経営幹部の女性比率も38%となっています。さらに研究職における女性研究員比率も60%。女性中心の会社といえそうです。
男性管理職の割合が高い企業が多い中、裏を返すとジェンダーレスの平等な経営を推進しているともいえるでしょう。
※ 企業HP 数字で見る日本ロレアルの多様性・公平性・包摂性
アドバイザーのリアル・アドバイス!女性が強い=男性が弱いわけではなく「全員が平等」の雰囲気
私自身が90%以上が女性という特殊な世界で働いていました。女性中心の企業では性別を感じさせない働き方をする人ばかりです。
つまり、男女の差を唱える機会はなく全員が平等でした。女性が強いのです。発言も実行力も皆自分の仕事に責任を持っていました。時代とともに男女の差は縮まってきていますが、やはり女性中心の企業は独特の雰囲気はあります。
そのようななかで、活躍する男性社員はうまく女性たちを立てられる人物が重宝されると思います。自己主張の強い男性はぶつかることもあるでしょう。少し引くと円滑に進むため、その意味では肩身が狭いのかもしれません。
しかしながら、男社会の中の女性の地位向上と叫ばれるほど、女社会の中の男性は立ち位置は低くはなく、管理職にも同様につくことはできます。
男性のとってもプラスの要素は管理職に就く機会が多いこと。自分自身が戦力になるのではなく、サポートする意識があれば良好な関係を気づくことができるでしょう。
平等に仕事の機会が回るメリット・デメリットがある
あえてマイナス面を上げると、男性は自分の意見が通りづらいことがあります。
女性にとっては、誰に遠慮することなく主体的に能動的に仕事を進められます。ここが一番男性社会との違いです。その代わり、体力面では女性だからと主張したくても認められないこともあるでしょう。
外資や非上場だからといってやばいと決めつけるのは危険
外資系のハードなイメージや、非上場企業であることから公開データが少ないゆえに「やばい」と言われる日本ロレアルですが、別の切り口から見るとそれゆえの他社との差別化になっていたり、魅力として出ている部分もあります。
噂のネガティブなイメージにとらわれず、その印象を形作るものは何か、裏側まで理解したうえで自分に合う会社か考えてみましょう。
本コンテンツにおける編集方針
近年では「ダイバーシティー&インクルージョン(D&I=多様性と社会的包摂)」およびジェンダー尊重の重要性が増しており、PORTキャリアでは、就職活動・転職活動においてそうした取り組みを推進する立場をとっています。
本コンテンツでご紹介する就職活動、転職活動に関連するノウハウ、マナー、対策等の情報は、特定の価値観を押し付けたり個性を損なわせる目的でなく、情報提供及び選択肢の提示であることをご理解いただき、情報の取捨選択については、あくまでそれぞれの価値観ないし個性に基づいて判断いただければ幸いです。
※PORTキャリアのダイバーシティ&インクルージョンな 就活を推進する取り組みについてはこちらにて詳しく説明しています
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/fc-styling代表
Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Kazuyoshi Masuda〇教育研修サービス会社等での勤務を経て独立。キャリア相談、就職支援のほか、大学でキャリアデザイン講座を担当。ミッションは「自分とかかわる人の可能性を信じる」こと。
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細