顔採用の実態は? 誰でも自信を持って選考に臨める4つの対策法

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 柴田 登子

    libero firm代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16034907)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17401472号)/トーストマスターズインターナショナル日本語スピーチコンテスト全国1位(2013、2019年) SNS:Facebook

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  • 隈本 稔

    職りんく運営者 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号19041711)/性格応用心理士1級/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Facebook

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  • 渡部 俊和

    合同会社渡部俊和事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16029675) SNS:Facebook

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  • 永島 篤史

    社会保険労務士法人エンジン代表 保有資格:社会保険労務士(登録番号13150526)

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この記事のまとめ

  • 顔採用は正しい選考基準を知ることが不可欠
  • 4つの方法で誰でも選考突破率を高めることができる
  • 顔採用をおこなう傾向のある業界別の対策方法も紹介

顔採用という言葉を聞いて、そんな概念があるのかと耳を疑った人もいるかもしれません。「顔採用って実在するの?」「顔採用を突破する方法はあるのかな」と、その実態や対策について疑問を持つ人は多いと思います。

事実、顔採用をする企業は存在します。しかし、一口に顔採用といっても、企業によって視点はさまざまです。顔採用の実態を正しく理解し、それに準じた対策をおこなうことが大切です。

この記事では、キャリアアドバイザーの柴田さん、隈本さん、渡部さん、社会保険労務士の永島さんとともに、顔採用の特徴や、選考を突破する方法を解説します。顔採用について正しく理解し、選考対策をしていきましょう。

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目次

顔採用は正しい選考基準を見極めることが不可欠

顔採用と聞くと、「顔立ちが採否を決めるのではないか」と考える人は多いのではないでしょうか。実際は、企業によって視点は異なります。もし顔採用をする企業を受けるのであれば、その企業の選考基準を見極めて、それに合った対策をすることが大切です。

渡部 俊和

プロフィール

世間的な「顔採用」の意味と、実態は少し異なります。正しい判断基準を知って対策していきましょう。

記事では、まず顔採用の種類を解説します。そこで特徴を正確に理解しましょう。そのうえで、顔採用をおこなう企業の視点と、実際に顔採用をする傾向にある業界や職種を説明します。受ける予定の企業があるかを確認し、選考で見られる点を理解しましょう。

さらに、顔採用を突破する方法を解説します。業界別の身だしなみの整え方も併せて説明するので、希望する企業の選考を突破できるように、ぜひ参考にしてくださいね。

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知っておきたい顔採用の2つの種類

知っておきたい顔採用の2つの種類

  • 総合的な印象を採用基準とする
  • 顔立ちが整っているかを採用基準とする

顔採用には、大きく分けて2つの選考基準があり、どちらも必要とする企業もあれば、片方のみを評価基準にしている企業もあります。

ここからは、その2つの採用基準について解説します。まずは顔採用とは何を指すのか、正しく理解しましょう。

①総合的な印象を採用基準とする

顔立ちそのものを見るというよりも、外見から受ける総合的な印象を評価基準にする企業があります。基本的に人の印象は、顔立ちだけでなく、身だしなみや話し方、立ち振る舞いなどを含めて決まります。それらから受ける、総合的な印象の良し悪しを採用基準にしているのです。

たとえば接客業などの仕事では、顧客に好印象を残せるかを見るために、総合的な印象を選考基準にしています。

②顔立ちが整っているかを採用基準とする

事実として、顔立ちを採用基準にしている企業もあります。「可愛さや綺麗さが感じられるか」といった視点を1つの選考基準として設けています。この採用基準は特に女性に適用されることが多いです。

皆さんの中には、SNSや就活の口コミサイトなどで「〇〇社では顔が綺麗な社員しかいなかった」などという投稿を見たことがあるかもしれません。そのように言われているすべての企業が該当するとは限りませんが、顔立ちを見る企業は一定存在するのです

アドバイザーコメント

「自分をプロデュースする力」を採用基準とする企業もある

数年前に「顔採用、はじめます」のコピーがとても話題になった化粧品会社がありました。就活用の画一的なメイクではなく、自分に似合ったメイクで勝負してもらいたい、メイクを通して自己表現をしてもらいたい、というのがその会社の意図のようです。

つまりメイクを非言語コミュニケーションのツールとして活用してほしい、ということなのでしょう。化粧品会社ならではの発想ですね。

ダイバーシティを考慮に入れた採用戦略でもあったそうで、エントリー方法には「私らしさ」を表現している写真の提出が求められていました。そのせいか、かなりインパクトが強くきわどいコピーであるにもかかわらず、ネット上ではおおむね好意的に受け取られていました。

「自分らしさ」を作る業界では今後「セルフプロデュース力」が求められる

このような流れを受け、化粧品業界だけではなくアパレルやアクセサリー製造、生活消費財など自分らしさを演出できる商材を取り扱う企業において、今後はこの企業の意図のような「顔採用」も採用基準の1つとして受け入れられていくと考えられます。

顧客などにアピールできる「自分自身をプロデュースする力」を見ているのです。

顔立ちでの採用は就職差別につながる

顔立ちを選考基準とする例は事実としてありますが、容認されるべきものではありません。人を外見で差別するのは「ルッキズム」と呼ばれ、近年批判の対象となっています。

かつ、女性に適用されるケースが多いことから、性差別も助長するものであり、選考の公平性に欠けているといえます。

顔立ちなどの見た目が理由で不採用になったと感じた場合は、1人で抱え込まずに対応しましょう。具体的には、社会保険労務士の永島さんの以下のアドバイスを参考にしてくださいね。

アドバイザーコメント

顔採用は本来あるべき採用方法ではない

採用について定める法律は、労働基準法、男女雇用機会均等法、雇用対策法などがあります。これらの法律では、「人種・信条・性別・社会的身分・門地などの事項による差別」が禁止されています。

また、厚生労働省が「公正な採用選考の基本」というガイドラインで、本人の適性や能力で採用の合否を判断することを求めています。

現在の法律では「顔採用」に関して明確に違法であるという定めはありません。しかし、本人の適性や能力とは関係ない採用基準は、就職差別につながる恐れがあります。

顔立ちのみを判断基準とする「顔採用」も、本来あるべき採用方法でないことは間違いありません。

嫌な思いをした場合は総合労働相談コーナーで相談しよう

さらに最近では、男女平等の考え方が浸透し、差別やセクハラの規制も強くなっています。

その流れがある中で「顔採用」に重きを置く会社では、入社後に嫌な思いをする可能性が高いのではないでしょうか。

相談窓口として、全国、各都道府県の労働局や労働基準監督署に設置されている「総合労働相談コーナー」があるので、ぜひ利用してみてください。採用のほかにもさまざまな分野の労働問題に対応可能です。

予約不要、無料で専門の相談員に対面・電話で相談することができます。

単に顔立ちで判断される場合は対策をすることが難しいですが、総合的な印象が採用基準の場合は選考を突破できる方法があります。ここからは、総合的な印象を問われる顔採用に絞って解説していくので、さらに詳しい特徴や対策方法を理解して選考に臨みましょう。

アドバイザーコメント

顔採用をする企業も、もちろん外見以外も評価の対象としている

顔採用を取り入れている企業でも、容貌がすぐれている、または外見がきちんとしていればそれでOKというわけではありません。あくまでそれは、複数ある選考基準の1つにすぎないということに注意してくださいね。

多様な働き方が一般的になってきたため、外見の印象の良さ「だけ」で判断するような企業はほとんどないと言えます。正社員採用は、定年まで勤務することを約束する契約です。年月が経過すれば外見的な印象は変化します。

外見が重視されない職種でも活躍できることをアピールしよう

途中で印象が重要でない部署に異動になる可能性もあり、顔採用をしている企業でも、能力面など、それ以外のスキルも必ず求めています。

キャリアの変化にも対応でき、末永く勤務できる人材であるとアピールできるように、身だしなみ以外に、自分の能力や特性をしっかり掘り下げて面接対策をしておきましょう。

企業が顔採用をおこなう2つの理由

先述の通り、ここからは「顔採用」=「総合的な印象を問う採用」として解説していきます。

まずは、企業が顔採用をおこなう理由を説明します。企業が求めていることを理解しなければ、実際に対策しようとした際に、方向性がずれてしまうリスクがあります。

外見から受ける印象を採否の1つの条件にしている理由を知り、対策の方向性を定めましょう。

①顧客と接するうえでの印象を見極めるため

顔採用は、顧客と接する仕事内容がある企業でおこなわれることがほとんどです。

顧客に良い印象を残すことができれば、スムーズに交渉を進められたり、顧客に気持ちよくサービスを利用してもらえたり、その社員が所属する企業に好印象を抱いてもらえたりします。皆さんにも、従業員に良い印象を持った施設を、また利用したいと感じた経験があるのではないでしょうか。

良い印象を持ってもらえれば、顧客が何度もサービスを利用してくれたり、繰り返し商品を購入してくれたりする可能性があります。顧客と接する仕事では、社員の印象が企業の売り上げにつながりやすいのです

顧客への印象が良いことのメリットとして、たたずまいや接客姿勢などから、顧客が社員に憧れを抱き、就職先に選ばれることがあります。

そのため、お互いがリスペクトし合う関係性が生まれ、職場の雰囲気が良くなりやすいというメリットもあります。

②企業のブランドイメージを保つため

ブランドイメージが確立されている企業では、それに合わない雰囲気の社員がいると、イメージが崩れてしまいます。ブランドイメージに好感を持って商品を購入する顧客もいる中、イメージが崩れると売り上げが落ちてしまうリスクがあります

たとえば、とあるアパレルブランドのイメージに憧れを抱いて商品を買おうとしたとしても、そのブランドの服を着ている店員の印象が良くないと、「同じ服を着たくないな」という感情になることがあると思います。その結果、店舗の売り上げが落ちてしまうかもしれません。

このようにイメージが重要な仕事では、それを保つために顔採用をおこなっていると考えられます。

柴田 登子

プロフィール

ブランドイメージを保つ目的として、顧客からの信頼を得るためということも考えられます。

たとえば金融業界の社員に対して、人々は「多額のお金を扱うのだから見た目もきちんとしているはず」と無意識に考えているものです。

そのため、だらしない印象の社員がいると、ブランドイメージを損ない、かつ顧客からの信頼も失いかねません。企業イメージを保つのは、顧客からの信頼を得るためのものでもあるのです。

39点以下は危険!あなたの面接偏差値を診断しよう

面接に対して不安を抱いている人は多いです。「他の就活生より準備不足じゃないかな」と気になりませんか。

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顔採用をおこなう企業の具体的な視点を知ろう

顔採用をおこなう企業の視点

  • 明るさや清潔感があるか
  • 自社の求める雰囲気を持ち合わせているか
  • 仕事内容にふさわしい所作をおこなえるか

では、顔採用において企業から何を見られているのか、具体的な視点を理解していきましょう。これを知ることで、対策すべきことが明確になります。

見られているのは総合的な印象だと解説しました。つまり多角的な視点でチェックされているのです。それを網羅して選考を突破できるように、具体的な企業の視点を理解しましょう。

①明るさや清潔感があるか

顔採用は、顧客の前に立つ仕事でおこなわれるケースがほとんどだと解説しました。顧客を相手にする仕事で重要なのは、明るい雰囲気や清潔感です。

たとえば飲食店で、暗い雰囲気であったり、清潔感がない店員と話すと、少し嫌な気持ちになってしまう人もいるのではないでしょうか。

顧客に良い気分になってもらえるか、不快な気持ちにさせないかという点で、明るさや清潔感をチェックしています

明るさを判断するポイント

  • はきはきと大きな声で話しているか
  • 笑顔を維持できているか
  • 姿勢が良いか

清潔感を判断するポイント

  • 頭髪の乱れがないか
  • スーツのほつれや汚れがないか
  • 靴が汚れていないか
肌が弱くて荒れることが多いのですが、それだけで不利になることはありますか?

肌質などで不利になることはないので自信を持って臨もう

肌荒れなどの体質や体調に左右される肌トラブルが、直接的に採用において不利になることはありません。

ただし、採用面接で肌荒れや肌質を気にし過ぎてしまい、面接官を見ることができずにうつむいてしまったり自信なさげに返答をしたりすると、全体の印象が悪くなってしまう恐れがあります。

面接までに体調管理に気をつけるなど、できるだけのケアはおこなったうえで、体質上仕方ないと割り切り、自信を持って話しましょう。

②自社の求める雰囲気を持ち合わせているか

顔採用にはブランドイメージを維持する目的があると解説しました。ブランドイメージを損なわないために、自社が求める雰囲気に合っているかも見られることになります

たとえばジュエリー業界などでは、扱う商品のイメージを損なわないよう、社員にも上品かつ華やかなイメージを求められることが多いです。またブライダル業界では、新郎新婦を引き立てつつサポートできる、落ち着いた風格を求められる傾向があります。

渡部 俊和

プロフィール

ブランドイメージ以外に求められることの多い雰囲気として、特定の層の顧客(家族連れ、年配の人、子どもなど)に対する親しみやすさも求められる場合があります。これは、接客応対をスムーズに進めるために必要であるからです。

③仕事内容にふさわしい所作をおこなえるか

所作から出る雰囲気やオーラが、仕事内容にふさわしいものかということも見られています。たとえば以下の所作から、「店舗にいることが想像できるか」「顧客と交渉しているところを想像できるか」などをチェックされることになります

チェックされる内容は企業によって異なるものの、最低限以下については見られると考えましょう。

所作を見られるポイント

  • 座り方・立ち方:よろめいたり遅く動いたりせずに、スムーズに良い姿勢で着席・立席できるか
  • 歩き方:前を向き凛とした良い姿勢で、だらだらせずに歩けるか
  • 話し方:明るくはきはきと相手の目を見て話しているか

面接官の説明や質問など、話を聞くときの表情や相づちの打ち方なども、「相手に対して敬意を払って対処できるか」を判断するために見られています。面接官に対し不快にさせない適度な笑顔や相づちができる人は、入社後も活躍できると判断されます。

アドバイザーコメント

顔採用を実施する企業は「セルフプロデュース力」を見ていることも

顔採用をする企業は、「自分をプロデュースする能力があるか」という点も見られます。これは先述した「顔採用、はじめます」の企業もそうですが、そのような会社では、就活ではこのメイク! と決められたレールの上に乗るような凡庸な人材は求めていないのです。

自分らしさをどう伝えるかを考え抜き、それをメイクや服装で表現できるということは、自分をプロデュースする能力があると考えます。また、それができる人は既存の考えや慣習にとらわれず、自由な発想で新しい商品やサービスを生み出すこともできるはずです。

顔採用により自己管理能力も測っている

特に就活中はいっぱいいっぱいになりがちで、メイクや服装に自分らしさを出そうとは、精神的に安定していないと考えられませんよね。

日常の忙しさに追われていては、そのようなことにとても気が回りません。第一それでなくても慌ただしい就活中に、毎朝きっちり身だしなみを整えることは、通常難しいですよね。

その中で、しっかりと身だしなみを整えられている人は、自分を管理する能力があると言えます。面接官は顔採用を通して、生活などの自己管理ができているかどうかを見ているのです。

顔採用をする傾向にある業界

顔採用をする傾向にある業界

  • マスコミ業界
  • 航空業界
  • 美容業界
  • ブライダル業界
  • ジュエリー業界

ここからは、具体的にどのような業界が顔採用をおこなうのか解説していきます。関心があったり、受ける業界があるかチェックしてください。そして業界ごとの、顔採用をする理由や目線を理解し、企業に合わせた対策ができるようにしましょう。

業界はもちろん職種や仕事内容によっても、接する相手のタイプは異なります。そのため、顔採用のある業界の特性は理解しつつも、職種や仕事内容によっても顔採用の有無が異なることは念頭においてくださいね。

①マスコミ業界

顔採用をする特徴にあるのは、マスコミ業界の中でも、特にアナウンサーです。アナウンサーの仕事は、メディアを通して自身の口から情報を提供するというものです。不特定多数の人目に触れるため、明るくさわやかで、上品な印象のある人が選ばれる傾向にあります

また、広告業界の営業職も顔採用をする傾向にあります。仕事内容としては、顧客のニーズに応えて広告を作成するといったものです。

巨額の契約を取り扱うことが多く、そのような難しい交渉をこなすための1つのスキルとして、好印象を残せるかを見ていると考えられます。

具体的には、話しやすそうな明るく元気な印象や、仕事ができそうな信頼感のある印象を求められることが多いです。具体的な対策は後述します。

渡部 俊和

プロフィール

マスコミ業界の記者や編集などの仕事においても、コミュニケーションが取りやすい印象があるかは共通して見られているように感じます。

取材対象から信頼されるためには、口が堅そう、知的な印象がある、といったこともプラスになりそうですね。

②航空業界

航空業界の中でも、客室乗務員は顔採用をする傾向にあります。客室乗務員とは、主に航空機で、接客サービスをおこなう乗務員を言います。

特に国際線では、長ければ20時間程度航空機に乗り続けることがあります。長時間かつ、行動に制限がある航空機の中で、顧客ができるだけ快適に過ごせるように、好印象を残せる人を求めていると考えられます

具体的には、安心感や清潔感があるかを見られていることが多いです。対策方法は後述します。

柴田 登子

プロフィール

日本の航空会社は上記の他に、親しみやすいという印象を求めているように感じます。今や飛行機は特別な乗り物ではなく、誰でも利用できる交通機関です。

その一方で目的地に着くまで途中下車できないという、他の交通機関にない側面も持ち合わせています。そのため、誰にとっても機内が快適になるような、親しみやすい雰囲気づくりができる人を求めているのです。

③美容業界

美容業界とは、顧客の美をサポートする業界です。エステやサロンでの接客や、化粧品の販売といった仕事内容があります。そのような美容業界でも、顔採用をする傾向があります。

顧客は「綺麗になりたい」という思いから商品やサービスを利用しようとしています。そこで、そもそも社員が外見に気を遣えていないと、「ここのサービスを利用して問題ないのだろうか」「この店員の発言を信じて良いのだろうか」と不信感につながってしまいます。そのため、美容業界では顔採用をする傾向にあります。

具体的には、全体の清潔感や話しやすそうな雰囲気に加え、その商品やサービスに関する身だしなみへの配慮は特に見られることがあります。たとえば、化粧品業界であればメイクに気を遣えているかを見られている、といったイメージです。必要な対策は後ほど解説します。

自信を持った表情や言葉遣いで応対できるかどうかも重要です。顧客は、自分より美容に詳しい専門家に相談して悩みを解決したいと思っています。そのため、自信なさげな印象では、顧客を不安にさせる恐れがあります。

④ブライダル業界

ブライダル業界とは、ホテル・結婚式場を利用し結婚式や披露宴をする顧客にサービスを提供する業界です。ブライダル業界の社員も顔採用で選ばれる傾向があります。

特に結婚式は、人生で何度も経験できるわけではない、大切なイベントです。そのようなイベントを、顧客が満足感を持って終えられるように、ブライダル業界は良い印象を残せる人を求めていると考えられます。

具体的には、上品さや明るさに加え、確実に仕事をこなしてくれそうな信頼感、新郎新婦を引き立てる落ち着いた雰囲気を求められることが多いです。具体的な対策は後ほど説明します。

渡部 俊和

プロフィール

新郎新婦はナーバスになっていることも多く、打ち合わせから本番まであらゆる相談に乗ることになります。相手に寄り添いつつ気配りができて、不安や緊張を和らげてくれる雰囲気を持つ人も望ましいタイプです。

⑤ジュエリー業界

ジュエリー業界とは、アクセサリーなどの宝飾品を提供する業界です。その販売員の選考についても、顔採用をする傾向があります。

たとえば商品がふんわりとした柔らかい印象のものであれば、店員もそのイメージに合う人が選ばれるといったように、ブランドイメージに合わせて採用することが多いです

特に、華やかさや、洗練された印象を求められる傾向にあります。具体的な対策が気になる人は、後ほど解説するのでチェックしてくださいね。

柴田 登子

プロフィール

人は支払う金額が高ければ高いほど、それを扱う店舗の店員に丁寧な対応を求める傾向にあります。

たとえば、500円のラーメン屋の店員から「いらっしゃい」と言われて怒る人はいませんが、1万円以上するフレンチレストランでそう言われると「タメ口なんて失礼だ」と不満に思いますよね。

ジュエリーは高額商品であることから、正しい敬語やマナーを使え、丁寧な印象を残せる人が求められる傾向にありますよ。

アドバイザーコメント

少しの不快感が致命的になる業界は印象面の対策を徹底しよう

顧客と直接接することが多く、社員の印象がブランドイメージに影響を与えやすい「航空業界」「美容業界」「ジュエリー業界」などは、特に印象面を重視します。

これらの業界では、時間をかけて顧客と信頼関係を築くことができないため、顧客が少しでも不快感を感じると、接触を避けられる恐れがあるからです。

人生に大きな影響を与える業界は信頼感のある印象が必須

また、不動産業界や金融・保険業界など、顧客の人生に大きな影響を残す、高額を取り扱う業界でも信頼性が重視されるため、雰囲気などの印象面が重要になります。

それらの業界の、特に窓口や営業など直接顧客と接する職業ならば、相手を不快にさせない身だしなみができることはもちろん、落ち着いた表情と口調で応対できることが求められます。

不動産や保険などは、それを購入する顧客の悩みは重いものが多く、顧客の判断も慎重になります。最初から外見や雰囲気で違和感を持たれてしまうと、挽回が難しい業界です。その人の信頼性について、能力に加え雰囲気も含めて確認されるので、身だしなみまでしっかりと対策しましょう。

顔採用をする傾向にある職種

顔採用をする傾向にある職種

  • 営業
  • 接客
  • 受付・秘書

同じ企業内でも、職種によって採用基準が異なることはよくあります。ここからは、顔採用をする傾向にある職種を解説するので、選考を受ける予定のものがないか確認してくださいね。

職種を問わない総合職採用でも、人事は「この人は〇〇職に向いていそうだな」などと配属先を見すえて採用していることがあります。ここで紹介する職種に配属される可能性があれば、顔採用をしているかもしれないと考えて、しっかりチェックしましょう。

①営業

営業職は、企業の売り上げのため顧客と交渉し、契約を獲得することが主な仕事です。交渉をスムーズに進めるためには、まず顧客に好印象を持ってもらうことが大切です。そのため、営業職の選考には顔採用を実施しているケースもあります。

具体的には、明るく話しやすい印象を問われることが多いです。

渡部 俊和

プロフィール

昔と違って今は押しの強い営業は良く思われない傾向にあります。決して雰囲気が良い、話が上手い、といったことは必須ではなく、誠実そうで親身になってくれる真面目な印象のトップ営業マンが増えてきています。

営業職を志望する人は、こちらの記事で志望動機の考え方、書き方を解説しているのでぜひ参考にしてください。
例文18選|営業職の志望動機で採用担当者を惹きつけるコツ

②接客

接客業についても顔採用をする傾向にあります。接客業には、販売員、ホテルのフロント、美容師やエステティシャン、テーマパークの従業員などが挙げられます。

店員の印象が良ければ、顧客の購買意欲が刺激されたり、顧客の満足度が上がりサービスのリピーターになったりする効果が見込まれます

基本的には、親しみやすさや清潔感などが必要とされますが、企業によって求められる印象はさまざまです。企業の求める人材像やブランドイメージなどから考えてみましょう。

柴田 登子

プロフィール

上記に挙げられた接客業は、顧客を楽しませたり、リラックスさせたりするものばかりです。意外かもしれませんが、そのために必要なのは「信頼感があること」です。

安定感のない接客態度や商品知識の不足は顧客に不安を感じさせ、楽しんだりくつろいだりする機会を奪います。安心してその場を楽しんでもらうためにも、信頼感がある人が求められます。

③受付・秘書

初頭効果

受付とは、来訪者の氏名や用件などを聞き、内部の人に取り次ぐ仕事をおこなうものです。つまり、受付の人が企業の第一印象を作るといっても過言ではありません

初頭効果と言い、心理学では、第一印象はその後の印象に大きな影響を残す重要なものとされています。そのため、受付も良い印象を残せる人を選んでいる傾向にあります。具体的には、安心感のあるやわらかい雰囲気を求められることが多いです。

初頭効果とは

最初に与えられた情報がその後の情報にも影響を及ぼすという効果

また秘書も、顔採用により選ばれる傾向があります。秘書は上司の身の回りを整理したり、メールや電話、来客の応対、上司のスケジュール管理などをおこなう職種です。

社長など、高い役職の人につくことがほとんどで、対応する顧客も同程度の社会的地位のある人であることが多いです。そのため、秘書も好印象を残せる人であることが大切なのです。てきぱきと確実に仕事をこなしそうな、しっかりとした印象を求められることが多いため、面接では笑顔ではきはきと、かつ論理的な回答を心掛けましょう。

受付や秘書には、人への気配りはもちろんですが、不測の事態が起きた時でも落ち着いて対応できる能力が求められます。そのため、内面の不安を表情に出さずに、落ち着いた笑顔と口調で応対できる人が求めらますよ。

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面接に対して不安を抱いている人は多いです。「他の就活生より準備不足じゃないかな」と気になりませんか。

そんな時は、あなたの面接偏差値を診断できる「面接力診断」がおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで自分の弱みとその対策を解説付きで把握できます。

今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

受ける企業が顔採用をしているか調べるチェックポイント 

受ける企業が顔採用をしているか調べるチェックポイント 

  • 見た目に気を使っている先輩社員が多いか 
  • 人前に立つ仕事内容か

実際に受けようとしている企業が顔採用をしているか気になりますよね。求める人物像などで具体的に外見について触れられていることは少ないです。そのため、企業が顔採用をしているかどうかは、工夫してチェックすることが大切です。

ここでは、顔採用をしている企業を調べるチェックポイントを解説します。解説する内容と企業の情報を照らし合わせて考えてみてくださいね。

見た目に気を使っている先輩社員が多いか 

最もわかりやすいのは、先輩社員の様子を確認することです。顔採用をしているのであれば、見た目に気を使っている社員が揃っている傾向にあります。

企業HPの先輩社員の写真を見たり、説明会やインターンシップに参加したり、OB・OG訪問をしたりして、以下のポイントをチェックしてみましょう

先輩社員をチェックするポイント

  • 髪やヘアスタイルが整っているか
  • 香りに気を使っているか
  • 服やカバン、靴などにも気を遣っているか

ただ、じろじろと見すぎたり「何か香水を使っていますか?」とプライベートに踏み込む質問をするなど、相手を不快にさせるような行動はしないよう気を付けてください。

OB・OG訪問や説明会などで、社員に直接顔採用の有無を聞いても良いのでしょうか?

渡部 俊和

プロフィール

聞いても問題ないが、聞き方を工夫しよう

おそらくOB・OGにも正しい答えはわからないとは思いますが、聞くこと自体は特に問題ないです。

ただ、「顔採用をしているか」という聞き方だといろいろな解釈をされそうなので、聞きたいことを正しく聞こうとすれば、おのずと聞き方は変わるのではないかと思います。

「第一印象がどのくらい重要か」「見た目がどのくらい仕事に影響するか」というように、採否基準を聞くというよりも仕事への影響を聞くようにすれば誤解を招かずに済みますね。

人前に立つ仕事内容か

人前に立っている社員は、その企業の顔と認知されます。たとえば「テレビの〇〇局にはどんなイメージがあるか」という質問をされた場合に、真っ先にその局の有名なアナウンサーが思い浮かぶ人もいるでしょう。

企業を代表して人前に立つ社員の印象が悪いと、企業自体の印象も悪くなりますよね。するとその企業の商品やサービスを利用してもらえなくなったりする恐れがあります。

つまり、人前に立つ仕事は、良い印象を残すことが大切であるため、顔採用をしている企業は少なくありません。ここまでで紹介した業界や職種以外にも、人前に立つ仕事には以下があります。これらの選考を受ける際も、印象面の対策を徹底しましょう。

人前に立つ仕事の例

  • 舞台・宴会・結婚式などの司会
  • スポーツなどのインストラクター
  • 塾などの講師
  • イベントコンパニオン
  • タレント・女優

扱う商品やサービスにも着目しよう

人前に立つ仕事の中でも、扱う商品やサービスによって顔採用をしている可能性が高いかどうかは異なります。

たとえば、広告業界のような巨額のサービスを扱う営業職は、レベルの高い交渉力を求められることから、交渉がスムーズに進みやすくなる好印象な人を採用をしている傾向にあります。

また、「華やか」「洗練されている」「高貴である」など、商品に具体的なイメージがあると、それに合っている社員が選ばれる傾向にあります。ブランドイメージを維持しようとしているケースです。

さらに、記念日などの、重要な場面で扱われることの多いサービスを提供する企業でも、顧客に良い思いをしてもらえるように、顔採用をしている可能性が高いです。たとえば、ブライダル業界や高級レストラン、ホテルなどが挙げられます。

つまり、人前に立つ仕事内容かどうかに加え、商品やサービスが以下の特徴にあるかも併せてチェックすることが大切です

商品やサービスをチェックするポイント

  • 高額なものか
  • ブランドや商品・サービスのイメージが確立されているものか
  • 顧客にとって重要なものを取り扱うか

アドバイザーコメント

顔採用をしているか判断するには企業を訪問することがベスト

見た目の雰囲気が良い人を採用しているかどうかは、単純な話ですがその会社の従業員を見ればわかります。ではどうやってチェックすれば良いのでしょうか。最もわかりやすいのはその企業を訪問することです。

「容姿端麗」「スタイリッシュ」「華麗なイメージ」などの印象を受ければ、顔採用をしているかもしれませんね。

しかし、面接前に志望先企業を訪問する機会はあまりなく、オフィスを訪ねても、自社ビルでもない限り、その会社の人かどうか区別するのは難しいです。第一、オフィスの前で社員が出入りするのをジロジロ見るわけにもいかないですよね。

SNSを活用して社員の雰囲気を確認することも有効

そのため、どのような雰囲気の社員を採用しているのか、リアルに確認したいときは、FacebookLinkedInなどのSNSを活用しましょう。

これらのサービスでは勤務先を公開している利用者が少なくありません。特にLinkedInはビジネス用のSNSであり、利用者は基本的に勤務先を公開しています。リクルーターとして投稿をしている人もいますよ。

会社名で検索してヒットした人をチェックすると、だいたいの雰囲気がつかめると思います。

印象面の対策がカギ! 顔採用を突破する4つの方法を解説  

顔採用を突破する4つの方法

  • 証明写真は撮影スタジオなどでプロに撮ってもらう
  • 企業ごとに求められる身だしなみを調べて整える
  • 面接直前にも身だしなみを整えられる持ち物を用意する
  • 言葉遣いや振る舞いを意識して面接に臨む

顔採用をする企業は、「明るさや清潔感があるか」「自社の求める雰囲気を持ち合わせているか」「仕事内容にふさわしい所作をおこなえるか」といった点を見ていると解説しました。これらをアピールするには、普通の面接以上に隅々まで身だしなみを整え、良い印象を残せるよう心がける必要があります。

ここからは、具体的に顔採用を突破する対策方法について解説します。良い印象を残すためのさまざまな工夫や細かい観点を解説しているので、しっかりチェックしていきましょう。

①証明写真は撮影スタジオなどでプロに撮ってもらう

スピード写真などで履歴書やエントリーシート(ES)に使う証明写真を撮影する人もいますが、顔採用を突破するのであれば撮影スタジオや写真館などを使用しましょう。撮影スタジオで撮ると以下のメリットがあります。

撮影スタジオで撮るメリット

  • プロのカメラマンによる表情・笑顔・服装の指導がある
  • 顔写真の修正・編集が可能な場合がある
  • ヘアスタイリング・メイクをしてもらえたり、指導してくれる場合がある
  • スーツなどを貸してくれる場合がある

撮影時間は約1時間、費用は1万円前後としているところが多いです。化粧を自分でするのであれば、1,000~2,000円程度安くなることもあります。

近くの写真館や撮影スタジオを検索して予約してみましょう。スタジオにもよりますが、就活シーズンは予約が取りにくいことがあるので、少なくともエントリーの1か月前から予約しておきましょう

プリントしたものに加え、履歴書をPCで提出する場合に備えて、データももらっておくと安心です。

履歴書は手書きで書くと、さらに好印象になる可能性があります。手書きで作成する方法はこちらの記事で解説しているので、参考にしてくださいね。
手書きの履歴書の印象は? PCとの効率的な使い分け術も解説

笑顔を作ることが苦手な人もいると思いますが、顎を引いて、口角を無理に上げずに口を横に伸ばして端部を少しだけ上げ、目の力を抜く意識を持つと自然な笑顔になりやすいです。

スタジオでは、何度も撮影し直すことができるケースがあるので、納得いかなければ遠慮せずにやり直しましょう。

②企業ごとに求められる身だしなみを調べて整える

業界度後に求められる身だしなみの自由度の傾向

面接では、頭からつま先までチェックされると考えましょう。そこまで考える必要はないと思う人もいるかもしれませんが、顔採用をおこなう企業は顧客の前に立つ仕事が多く、顧客によっては細部まで気になる人もいます。そのため面接官も全身くまなくチェックしているのです。

ただ、企業ごとに求める身だしなみは異なるので、企業が求める内容に合わせて準備することが大切です

ここでは、業界ごとの求める身だしなみを解説します。受ける企業が求めている身だしなみがわからないという人は、業界の特徴をつかむと考えやすくなります。

①マスコミ業界

マスコミ業界のアナウンサーは、明るくさわやかな印象を求められると解説しました。身だしなみは、華やかさや清潔感、加えて自分らしさを意識すると良い印象になります。具体的には、以下のポイントをチェックしましょう。

服装白やベージュ、ライトグレー、パステルカラーなど
明るく自分らしい印象のスーツを着る(リクルートスーツの人は少ない)
しわや染みがなくパリッとしたもの
Yシャツなどの堅いものではなくブラウスなどがおすすめ。
スーツの色に合わせて、白など違和感がないものを着用する
ヘアスタイリング剤を使ってつやを出す
毛先に内巻きのワンカールが入るよう軽くヘアアイロンをする
前髪は目にかからないようにしつつ眉毛のすぐ下くらいの
長さにして目力を強調する
前髪がない人は自然に横に流してスタイリング剤などで固める
黒髪もしくは明るすぎない6〜7トーンくらいの茶髪が好まれやすい
ロゴやブランドマークが目立たないもの
紺や茶色など服装を邪魔しない色
茶色や白、パステルカラーなど、暗すぎず明るすぎないヒール付きのパンプス
化粧クマやしみなどはコンシーラーで隠す
自分の肌色に合うファンデーションやチーク、
リップを使用して血色をよく見せる
ハイライトを使用してつやを出す
アクセサリー付けても良いが控え目なものがおすすめ
アナウンサーの面接の身だしなみチェックポイント(女性)
服装上下揃ってサイズがフィットしているもの
紺やダークグレーなどの派手過ぎないもの
短髪にし、前髪は固めるか目にかからない長さで下ろす
黒や紺や茶色などのシンプルなもの
革の紐靴タイプのビジネスシューズ
化粧クマやしみなどを隠すためにファンデーションを薄く塗ると良い
アクセサリーつけない
アナウンサーの面接の身だしなみチェックポイント(男性)

広告業界の営業職も顔採用の可能性が高いと解説しました。クラアイントの課題を解決するためには、常に情報収集をおこない、世の中のトレンドにも敏感である必要があります。身だしなみも無難なものを着用するというよりは、トレンドを意識しセンスが出るものを着用すると良いですね。

服装リクルートスーツほど堅いイメージのないカジュアルなスーツ、ビジネスカジュアル
色はネイビーやグレーがベター、ライトグレー、ベージュなどでも問題ない
オールバックや、前髪を横に流す
短髪・ショートカットの人は固める
黒やネイビーや茶色、白などのビジネスバッグ
茶色や白、薄紫など、暗すぎず明るすぎないヒール付きのパンプス(女性)
茶色や黒や紺などの革靴(男性)
化粧濃すぎず薄すぎず、自分に似合うメイクをする
アクセサリー付けても良いがシンプルなものを着用する
広告業界の面接の身だしなみのチェックポイント

柴田 登子

プロフィール

アナウンサーや広告の営業職は、「自分が主役」という感じよりは、さりげないセンスの良さを感じさせることが要求されます。

スーツや髪形などはできるだけフォーマルにしつつ、色遣いや形にさりげなく個性を感じさせるものを選ぶようにしましょう。

広告業界を志望する人は、こちらの記事で業界の説明や選考対策を詳しく解説しているので参考にしてくださいね。
例文7選|広告業界で勝ち抜く志望動機の書き方と差別化のコツ

マスコミ業界にはテレビ局もありますが、こちらの記事ではテレビ局の就職を決める秘訣を説明していますよ。
テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介

②航空業界

航空業界は、特に客室乗務員で、安心感や清潔感がある身だしなみがが求められると解説しました。清潔感を第一に考え、加えてどのような年代の人にも信頼感を与えられる身だしなみを意識しましょう。具体的には、以下の点を踏まえて用意してくださいね。

服装黒やグレーのリクルートスーツ
色はネイビーやグレーがベター、ライトグレー、ベージュなどでも問題ない
シャツやカットソーを着用する
髪が長い人は1つにまとめてお団子にし、
お団子部分をヘアネットなどでまとめる
おくれ毛が出ないようにする
前髪は横に流しておでこが見えるようにする
短髪の人は前髪、横の髪が乱れないように固める
A4サイズの黒のバッグ
黒のパンプスや革靴
化粧ナチュラルメイク
アクセサリーつけない
航空業界の面接の身だしなみのチェックポイント

渡部 俊和

プロフィール

企業HPの採用FAQなどで、応募書類の写真や服装などの言及はありますが、顔や印象についてはあまり触れていないようです。むしろ体力や健康であることが重視されることもあるので、繊細さやひ弱な印象を持たれないようにしましょう。

③美容業界

美容業界は清潔感や話しやすそうな雰囲気に加え、その商品やサービスに関する身だしなみへの配慮が大切と解説しました。面接では、清潔感をベースに、その企業のブランドイメージを取り入れて印象づくりをすることがポイントです。具体的には、以下のように身だしなみを整えましょう。

服装黒やグレーのリクルートスーツ
ブラウスやYシャツなどのインナーにブランドイメージに合わせた
カラーを取り入れるとなお良い
(クールなイメージの商品を扱っているなら黒や白を基調にするなど)
顔に髪がかからないように1つにまとめたり固める
明るすぎない茶髪や黒髪
A4サイズの黒や紺のバッグ
黒や紺のパンプスや革靴
化粧ナチュラルメイク
アクセサリーつけない
美容業界の面接の身だしなみのチェックポイント

柴田 登子

プロフィール

美容業界でもどのような雰囲気やメイクを展開しているのかは志望先によって大きく違います。企業HPだけではなく店舗などにも出向き、そこで働く人を観察・分析してみましょう。

せっかく気合の入った服装で面接に臨んでも、その会社のブランドイメージやサービスの雰囲気に合っていなければ意味がありません。

④ブライダル業界

ブライダル業界は上品さや明るさに加え、確実に仕事をこなしてくれそうな信頼感、新郎新婦を引き立てる落ち着いた雰囲気が大切だと解説しました。堅めの印象で、かつ実際に現場で動いているイメージが湧くようにしましょう。スカートかパンツかで迷う人は、パンツスーツで臨むことがおすすめです。

服装黒のパンツスーツがおすすめ
インナーは白で、YシャツやUネックのシャツ
顔に髪がかからないように、1つにまとめたり固める
黒髪にする
A4サイズの黒のバッグ
黒のパンプスや革靴
化粧ナチュラルメイク
アクセサリーつけない
ブライダル業界の面接の身だしなみのチェックポイント

ブライダル業界ではクリーンな印象が求められます。爪は意外と目立ちやすいため、短く切り、ささくれなどないようにしましょう。時計は小振りのアナログタイプがおすすめです。

⑤ジュエリー業界

ジュエリー業界は、華やかで洗練された印象が大切と解説しました。無難すぎるリクルートスーツなどではなく、明るい印象を残せるようなファッションで臨むことがポイントです。加えて、企業のブランドイメージを意識することが好印象につながります。

服装黒や紺のスーツでも問題ないが、
ベージュやグレーなど明るめのものがおすすめ
私服を指定されている場合はブランドイメージに合わせる
例:柔らかく上品な雰囲気
→ふんわりしたスカートにシルエットが出るシンプルなカーディガン
顔に髪がかからないように、1つにまとめたり固める
明るすぎない茶髪や黒髪
黒や紺や白など服装を邪魔しない色
茶色や白、薄紫など、暗すぎず明るすぎない
ヒール付きのパンプス(女性)
茶色や黒や紺などの革靴(男性)
化粧顧客層に合わせることが前提だが、
華やかさのある化粧が好まれることが多い。
目や口元に少し濃い色を使用することで、
パーツの存在感が生まれるためおすすめ
アクセサリーきらびやかなアクセサリーをつけることがおすすめ。
腕時計やネックレス、指輪などをつけると良い
ネイルもした方が良い印象になる。
店内で面接する場合、商品が明るく見えるよう照明を
設定されていることが多く
パールやラメといった、光の反射により綺麗に見えるものがおすすめ
ジュエリー業界の面接の身だしなみのチェックポイント

通常の面接では、アクセサリーを付けることは良くないとされていますが、ジュエリー業界の場合アクセサリーをつけていないと「ジュエリーに興味がないのかな」と懸念されるリスクがあります。そのため、店舗のコンセプトに合った腕時計やリングなどを付けていくことをおすすめします。

渡部 俊和

プロフィール

自社の扱いブランドや自社商品を身につけて似合っているのがベストですが、ハイブランドなどはそうもいきませんよね。気に入ったものを使い、こだわりや好みが語れると良いです。ライバル会社のものを身に着けないことも重要です。

③面接直前にも身だしなみを整えられる持ち物を用意する

さらに面接直前にも身だしなみをチェックし、万全の状態で臨むことが大切です。道中で汚れてしまったり、乱れてしまったりすることがあるため、いつでも直せるようにしておきましょう

以下のものを持ち歩いておくと安心ですよ。

面接直前に身だしなみを整えられる持ち物

  • ウェットティッシュ
    道中で付いた汚れや化粧のにじみを落とすために使える
  • 持ち歩き用染み抜き
    ランチで付いた染みなどを落とせる
  • ほこり取り
    家では気づかなかったほこりや、道中でついたほこりをとれる
  • ワックス・ヘアピン
    ワックスは手がべたつかない固形状のものが便利
  • 予備のヘアネット
    万が一切れてしまったりほつれてしまったときに使う
  • 携帯用靴磨き
    靴の汚れは特に見られることが多いため面接直前にも汚れを落とせるようにする
  • 予備のストッキング
    破れたり伝線したときに替える

柴田 登子

プロフィール

就活のシーズンは初夏なので暑さが強い日もあります。そのため汗拭きシートは必ず持参しましょう。

汗を拭くだけならハンカチやティッシュでも大丈夫だと思いがちですが、汗は乾いたときに匂いが残ることもあります。

そうならないように、消臭または除菌作用のある汗拭きシートを活用しましょう。

④言葉遣いや振る舞いを意識して面接に臨む

顔採用をおこなう企業は総合的な印象を見ると解説しました。身だしなみを徹底しただけでは印象を良くするには不十分であり、言葉遣いや振る舞いなど、以下についても意識することが大切です

言葉遣いを意識するポイント

  • 綺麗な敬語を用いる
    NG例①二重敬語 
    ×伺わせていただきました→〇伺いました

    NG例②尊敬語・謙譲語の混在
    ×(自分のことを伝える)お聞きになりました→〇お聞きしました

    NG例③砕けた表現をする
    ×~っす→です、ます
    ×なるほど、たしかに→〇おっしゃる通りです
  • 一人称は「わたくし」もしくは「わたし」で統一する
  • 「あの」「えっと」などの口癖をなくす

振る舞いを意識するポイント

  • 座り方・立ち方:よろめかずスピーディーに動き、良い姿勢でおこなう
  • 歩き方:前を向き凛とした良い姿勢で、かかとをひきずらず綺麗に歩く

質問を受けた際には、すぐに返答するのではなく一呼吸置いてゆっくり話しましょう。

焦って早口で返答していると、落ち着きがない印象を残してしまいます。また、プラスの内容は声のトーンを上げるなど、話す内容によって声の高さまで意識できると好印象になりやすいですよ。

顧客を相手にするイメージで明るくはきはきと話す

繰り返しになりますが、顔採用をおこなう企業は顧客を相手にする仕事が多いです。そのため、面接でも、顧客相手に、丁寧に話していることをイメージしましょう。具体的には、以下のポイントに気を付けて話すことをおすすめします。

話し方のポイント

  • 相手に安心感を与えられるような笑顔で話す
  • わかりやすく伝えるために抑揚をつける
    例:結論やアピールしたい強みなど強調したいところを強く言う
      エピソードなど補足となる部分は弱く言うなど抑揚をつける
  • 飽きさせないために身振り手振りでメリハリをつける
    例:強調したいポイントで手を前に出す
      大きさや規模を表す言葉で手を広げる
     「ポイントは3つあります」などの数を表す言葉で指をその数の分立てる
  • 強調したいワードの前で1、2秒間を空けて惹きつける

基本的な話し方からマスターしたいという人は、こちらの動画で面接での話し方を解説しているので、参考にしましょう。

また、一方的に話すのではなく、面接官とのコミュニケーションを楽しむ意識を持つことも大切です。台本を読むように話すのではなく、面接官の質問をよく聞き、それに対して回答をするといった意識を持ちましょう。

渡部 俊和

プロフィール

緊張した時に自然に話せるかどうかは重要です。本番ではあれこれ考えず、その場に集中してやりとりを楽しみましょう。

準備段階で対策を徹底しておけば、本番では何も考えなくとも好印象な対応ができるようになります。

先輩社員を参考にして企業に合った立ち振る舞いをする

企業が求める印象は、先輩社員を見ると特にわかりやすいです。自分の言葉遣いや振る舞いと、先輩社員の話し方などを比べ、改善するようにしましょう。

先輩社員を参考にするステップ

  • 先輩社員にOB・OG訪問をしたり、美容業界など実際に社員が働いているところを見れる企業は見に行く
  • 自宅などで面接練習をし、録画する
  • 録画の自分と先輩社員を比較し、自身の改善点を挙げる
  • 改善点がなくなるまで練習する
顔採用をする企業のWEB面接を受ける場合、どんな対策が必要ですか?

柴田 登子

プロフィール

自然な明るさを取り入れることが最重要

顔採用をする企業のWEB面接ならば、配信環境に最大限の配慮をしたほうが良いです。

少しでも顔色をよく見せるために肌の補正機能を使ってしまいがちですが、そのようなツールを使っていることは相手にも伝わります。

明るい部屋でWEB面接を受ける、背景に暗い色が来ないように気を付けるなど、できるだけ自然な感じで画面全体が明るく見えるように配慮しましょう。

どんなにバッチリメイクをしても、画面が暗ければその人の印象まで暗くなってしまいます。

どうしても明るい場所からの通信が難しければ、目に直接光が当たらないリングライトなどを活用するのもおすすめです。

面接練習をしたことがなく、練習方法がわからないという人もいるでしょう。面接練習の方法はこちらで詳しく解説しているので、参考にしてくださいね。
効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介

アドバイザーコメント

その企業のプロになったつもりで自信を持つことも効果的

外見や印象というのは、実は相手をよく知るようになると短期間で変わるものでもあります。

スポーツ選手や芸能人でも第一印象の良くない人はたくさんいるのですが、その人が凄い実績を出したり、他人には真似のできないスキルがあると、なんとなくカッコ良く、「良い顔」に見えてくるものですよね。

そこで、対策として、その道の一流のプロになったつもりで振る舞ってみる、ということをおすすめします。あれこれ考えてぎこちなくなるよりは、たとえば自分が一流の秘書だったら、一流のブライダルコーディネイターだったら、というように、イメージになり切ってみるのです。

面接準備を徹底して、相手を尊重しつつ堂々と話そう

間違えないで欲しいのは、本当の一流は、相手を見下したりはしないだろうということ。どんな相手にでも丁寧に、対等に、相手を尊重して話すことができ、面接であろうと動じることはないのです。

面接官も言葉だけでなく五感であなたの情報を受け取っています。私も面接中に印象が変わっていく学生に何度か会いました。しっかり準備をして自信を持てば、「良い顔」になれますよ。

総合的な印象を良くする意識を持って顔採用を突破しよう

顔採用は、外見から受ける総合的な印象を判断基準とするものと、顔立ちそのもので判断されるものがあります。後者は容認されるべきものではなく、また対策も難しいです。

ただし、前者を採用基準とする顔採用であれば、対策が可能です。企業の視点をしっかり理解して、好印象を残す対策を徹底しておこない、内定をつかみましょう。

アドバイザーコメント

顔採用は「セルフプロデュースする」という意識で突破しよう

その事業や業務の性質から、従業員に容姿の端麗さを求めている企業もあるでしょう。しかし「顔採用、はじめます」の企業のように、自分らしさをどのように表現できるのかを見ている場合も多いです。

また、自己研鑽の一環として、外見を整えているかチェックしている企業もあります。要は顔採用と言っても、身だしなみやマナーなど、変えられる印象を見ているところも多いのです。

そのため、顔やスタイルに自信がないから顔採用をしている企業は避けよう、などと諦める必要はありません。最大限にセルフプロデュースができるところを見せようと意識すれば大丈夫です。

社員の雰囲気を参考にしつつ自分らしさを表現しよう

さまざまな企業の従業員面接に出向いていてよく感じるのは、どの会社も似たような顔立ち、雰囲気の人が多いということです。何度も訪問していると、その会社の前にいる人がそこの社員なのか、単に通りがかった人なのか判別できるようになるほど。

人は似た雰囲気を持つ人を仲間にしたいと考えがちです。したがって似た雰囲気の人が集まるのは必然的な現象といえます。

「顔採用」をしている、していないにかかわらず、志望先企業の社員にどのような雰囲気の人が多いかを分析し、それに合わせた服装や髪形を選ぶ。そのような面接対策もおこない、顔採用を突破しましょう。

39点以下は危険!あなたの面接偏差値を診断しよう

面接に対して不安を抱いている人は多いです。「他の就活生より準備不足じゃないかな」と気になりませんか。

そんな時は、あなたの面接偏差値を診断できる「面接力診断」がおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで自分の弱みとその対策を解説付きで把握できます。

今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)

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