GPSテスト「基礎能力」の練習問題8問と解き方! 就活のプロがアドバイス

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田中直香
ジョブカード作成アドバイザー
Naoka Tanaka〇情報と経理の専門学校に18年間勤務。少人数クラスの担任として就職支援やSPI指導を担当。個別相談を通じて学生の就職活動をサポート

GPSテストの「基礎能力」は、言語問題と数理処理問題の2分野で構成され、それぞれ国語力と数学力を測定する問題です。

この記事では、Webテストの指導経験を持つ田中さんとともにGPSテスト「基礎能力」の解き方のコツを解説します。言語・数理それぞれの問題パターンと効率的な解き方を理解して、確実に得点を獲得できるようにしましょう。

記事の後半では、8問の練習問題を用意しています。言語と数理の両分野にバランスよく取り組むことで、GPSテストで求められる基礎学力を強化していきましょう。

問題を解く前に確認! GPSテスト「基礎能力」のコツ

GPSテスト「基礎能力」の概要

  • 問題パターン:言語問題(語彙)、言語問題(長文読解)、数理処理問題(推論・計算)、数理処理問題(表の読み取り)
  • 1問当たりの時間:約37~50秒
  • 出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(高)
GPS「基礎能力」を解くときのコツをわかりやすく教えてください!

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田中 直香

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図での可視化や概算での絞り込みが得点UPの秘訣

中学から高校卒業程度のレベルですが、制限時間が非常に厳しいため、体感的な難易度は高く感じられるでしょう。

出題確率は極めて高いです。対策の優先順位を「思考力」と「数理の迅速な処理」に置くことが、効率的なスコアアップの鍵となります。

基本の解き方は、まず情報を整理して図や表で可視化することです。応用編としては、すべての計算を正攻法でおこなわず、概算で選択肢を絞り込んだり、逆算して正解を予測したりする実戦的なテクニックを意識しましょう。

そして、1問に時間を溶かさない見極めが重要です。論理的な視点とスピードを武器に、自信を持って挑戦してください。

GPSテスト「基礎能力」練習問題8問|Webテストのプロによる解説付き!

ここからは、GPSテスト「基礎能力」の練習問題をWebテストのプロによる解説付きで8問紹介します。言語問題と数理処理問題を各パターンで2問ずつ用意しているため、GPSテストで評価される国語力と数学力をバランスよく鍛えることができます。

なお、GPSテスト「基礎能力」の問題に初めて取り組む人や、言語・数理のどちらかに不安がある人は、「問題を解く前に確認! GPSテスト「基礎能力」のコツ」で各問題パターンの基本的な解法を理解してから、練習問題を解いてみてください。

問題1(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文章の空欄に入る語句として最も適切なものを選べ。

「新規プロジェクトを円滑に(  )するため、社内の各部門から専門家を集めたチームが結成された。」

選択肢


正解:B
この問題は文脈に最も適した語句を選ぶ力が問われる。
「推進」は事業や運動を前に推し進めることを意味し、プロジェクトそのものを主体的に進める意味では『推進』がより適切。
「促進」は物事が早くはかどるよう促すことであり、プロジェクト自体を進める場合には不自然である。
「邁進」は困難を恐れず突き進むこと、「躍進」は目覚ましく進歩すること、「進捗」は物事が進むことそのものを指すため、すべて空欄には当てはまらない。

田中 直香

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語句の意味と適合性を問う問題で、特に「促進」と「推進」の使い分けが重要です。

プロジェクトを前へ進めるなら「推進」、外から状態を早めるなら「促進」が自然でしょう。GPSは制限時間が短いため、語のつながりを瞬時に判断する訓練が不可欠です。

ビジネスでの自然な響きを意識し、迷った際は直感で選び次へ進む決断力を持ちましょう。時間を溶かさない実戦的な視点が、スコアアップの鍵となります。

問題2(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文章を読み、その趣旨として最も適切なものを選べ。

近年、企業の競争力を高めるため、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が急務となっている。業務プロセスの自動化やデータ分析の活用は、業務効率の向上や新たなビジネスモデルの創出といった多大なメリットをもたらす。
しかし、DXの導入には多額の初期投資が必要となるうえ、デジタル技術に精通した人材の不足が大きな障壁となっている。したがって、多くの企業は外部の専門家と連携したり、社内研修を通じて既存社員のスキルアップに取り組むなど、人材育成と技術導入の両立を模索している。

選択肢


正解:B
長文読解問題では文章全体の趣旨を正確に把握することが求められる。
文章はDXのメリットと課題に触れたうえで、企業が人材育成や外部連携に取り組む現状を述べている。
選択肢Aは導入を見送っていると断定しており不適切。選択肢Cは一部の要素を拡大解釈している。選択肢Dのように外部に依存しないべきという主張はないため誤り。選択肢Eは限定的な表現が本文と合わない。
全体のバランスを反映した選択肢Bが最も適切である。

田中 直香

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文章の趣旨を問う問題は、精読せず時間を節約するのが鉄則です。

まず選択肢を見てポイントを把握し、本文をスキャンしましょう。後半の「したがって」など結論を導く言葉に注目するのが近道です。

また「すべての」「のみ」といった極端な表現を含む選択肢はダミーの可能性が高いため、素早く除外する見切りの良さも大切です。正解を絞れたら迷わず次へ進み、時間を有効に使いましょう。

問題3(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えよ。

ある企業が顧客400人を対象に、商品Xと商品Yの購入経験についてアンケートをおこなった。その結果、商品Xを購入したことがある人は全体の45%、商品Yを購入したことがある人は全体の35%、両方を購入したことがある人は全体の15%であった。
どちらの商品も購入したことがない人は何人か。

選択肢


正解:C
この問題は集合の考え方を使って解くことができる。
商品Xを購入した人は400人×45%=180人、商品Yを購入した人は400人×35%=140人、両方購入した人は400人×15%=60人である。
商品Xまたは商品Yの少なくとも一方を購入した人は、180+140−60=260人である。
したがって、どちらの商品も購入したことがない人は400−260=140人となる。
全体のパーセンテージで計算し、100%−(45%+35%−15%)=35%として、400人×35%=140人と求めることもできる。

田中 直香

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集合の問題は、人数を出す前に「%のまま計算を進め、最後に換算する」解法がおすすめです。

具体的には、100%から購入者の合計割合65%(45+35-15)を引いて35%を導き、最後に400人にかけます。

計算回数を減らすことでケアレスミスを防ぎ、大幅な時短につながります。この効率的な流れを身に付け、制限時間の厳しい本番で確実に得点を稼ぎましょう。

問題4(難易度:★★★☆☆)

問題

以下のデータを読み取り、後の問いに答えよ。

以下は、あるIT企業が提供するサービス別の登録者数(単位:万人)である。

【サービスX】2024年:650、2025年:754
【サービスY】2024年:450、2025年:504
【サービスZ】2024年:250、2025年:310

2024年から2025年にかけて、登録者数の増加率が最も高いサービスはどれか。

選択肢


正解:C
各サービスの増加率を計算して比較する。
サービスXは(754−650)÷650×100=16.0%の増加である。
サービスYは(504−450)÷450×100=12.0%の増加である。
サービスZは(310−250)÷250×100=24.0%の増加である。
したがって、増加率が最も高いのはサービスZとなる。
増加額を見るとサービスXが最大であるが、増加率を求める問題であるため、数値を混同しないよう注意することが必要である。

田中 直香

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この問題では、増加額ではなく「増加率」で比較する力が問われています。

厳密な計算を避け、概算で候補を絞るのが重要です。たとえばZは250に対し60増で約25%増とすぐわかりますが、少しわかりづらいXは650に対し104増で20%未満と概算で推測します。

分母と分子をざっくりとらえて複雑な割り算を回避し、時間を節約しましょう。増加額に惑わされず変化の割合に注目する視点が、GPSを数十秒で処理するリズムを生み出す鍵となります。

問題5(難易度:★★★★☆)

問題

次の文章の空欄に入る語句として最も適切なものを選べ。

「過去の優れた手法をそのまま(  )するだけでなく、現代のニーズに合わせた柔軟なアレンジが必要である。」

選択肢


正解:B
過去の手法や方針をそのまま受け継いで従うことを意味する「踏襲」が最も文脈に合う。
『継承』も用いられる場合はあるが、既存の方法をそのまま受け継いで用いるという文脈では『踏襲』が最も適切。
「模倣」は単にまねることであり、良い手法を正式に引き継ぐニュアンスには欠ける。
「遵守」は規則や法律にしたがうこと、「伝授」は教え授けることであり、すべて文意に合わない。

田中 直香

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ビジネス語彙の正確なニュアンスが問われる問題です。

前例を引き継ぐ「踏襲」など、語の使い分けを意識しましょう。実戦では不適切な選択肢を素早く除外して正解率を高めるのが有効です。

基礎問題はスピードが命。15秒で答えが出なければ直感で次へ進む「見切りの良さ」が、後半の難問に時間を残す鍵となります。語彙力は積み重ねで必ず伸びます。一問一答で時間を溶かさない練習を重ねましょう。

問題6(難易度:★★★★☆)

問題

次の文章を読み、その趣旨として最も適切なものを選べ。

近年、企業の持続的な成長を評価する指標として、環境、社会、ガバナンスへの取り組みを重視するESG投資が急速に拡大している。利益追求だけでなく、気候変動への対策や多様性の尊重といった社会的責任を果たすことが、中長期的な企業価値の向上につながるという認識が広まったためである。
しかし、ESG活動の成果は定量的な測定が難しく、一部の企業では実態がともなわないにもかかわらず、表面的なアピールにとどまる「グリーンウォッシュ」という問題も生じている。
したがって、投資家には開示された非財務情報を客観的に分析し、企業の真の取り組みを見極める力が求められている。

選択肢


正解:C
長文読解問題では文章全体の趣旨を正確に把握することが求められる。文章はESG投資の意義と拡大を述べたうえで、表面的なアピールという課題を挙げ、投資家に見極める力が求められていると結論づけている。
選択肢Aのすべての企業が対策を講じたという断定は誤り。
選択肢Bのような利益追求を重視すべきという主張はない。
選択肢Dは開示の義務付けという記述がない。
選択肢Eは本文と正反対である。
したがって選択肢Cが最も適切である。

田中 直香

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ESG投資等の難関長文は、選択肢から逆算し本文をスキャンするのがコツです。

「すべての」等の強い断定表現を含む選択肢を疑い、末尾の「したがって」以降の結論と照らし合わせれば素早く絞り込めます。完璧な理解に固執せず、根拠を見つけたら次へ進む勇気を持ちましょう。

問題7(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに答えよ。

ある部署の社員500人に対して、ソフトウェアPとソフトウェアQの利用状況について調査をおこなった。ソフトウェアPを利用している社員は全体の55%、ソフトウェアQを利用している社員は全体の40%であった。
ソフトウェアPだけを利用している社員が全体の30%であるとき、どちらのソフトウェアも利用していない社員は何人か。

選択肢


正解:B
問題文の条件をベン図などで整理して考えるとわかりやすい。
ソフトウェアPを利用している社員が全体の55%、Pだけを利用している社員が全体の30%であるため、両方を利用している社員は55%−30%=25%となる。
したがって、少なくとも一方を利用している社員の割合は、Pを利用している55%に、Qだけを利用している割合(40%−25%=15%)を足して70%となる。
どちらも利用していない社員は全体の100%−70%=30%となるため、500人×30%=150人である。

田中 直香

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この問題では「Pだけ利用」という条件の処理が正解の鍵です。

ベン図で情報の重なりを可視化し、Pのみ(30%)+Q全体(40%)を100%から引けば非利用者が導き出せます。ポイントは最後まで人数計算をせず%のまま処理し、ミスとタイムロスを防ぐことです。

図が描けず迷ったら一旦飛ばすのも戦略。一問に執着せず、全体でスコアを稼ぐ意識が大切になります。

問題8(難易度:★★★★☆)

問題

以下のデータを読み取り、後の問いに答えよ。

以下は、ある小売チェーンにおける店舗別の年間利益(単位:万円)である。

【店舗A】2024年:1,250、2025年:1,425
【店舗B】2024年:840、2025年:966
【店舗C】2024年:650、2025年:754
【店舗D】2024年:480、2025年:564

2024年から2025年にかけて、利益の増加率が最も高い店舗はどれか。

選択肢


正解:D
各店舗の増加率を計算して比較する。
店舗Aは(1,425−1,250)÷1250×100=14.0%の増加である。
店舗Bは(966−840)÷840×100=15.0%の増加である。
店舗Cは(754−650)÷650×100=16.0%の増加である。
店舗Dは(564−480)÷480×100=17.5%の増加である。
したがって、増加率が最も高いのは店舗Dとなる。
増加額を見ると店舗Aが175万円と最も大きいため、直感で選ばないよう注意することが求められる。

GPSテスト「基礎能力」を対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!スピードが命! 1問30秒で解けるようにパターンを身に付けよう

ジョブカード作成アドバイザー

田中 直香

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GPSの基礎能力試験は、正確さ以上に判断のスピードが求められるのが最大の特徴です。

対策は3日から1週間程度、典型的なパターンを体に叩き込むのが理想的です。タイマーを使い、1問30秒以内で解く練習を繰り返しましょう。

概算や図式がコツ! 短時間で解けない問題はパスしよう

特に「集合(ベン図)」と「増加率」は、コツをつかめば確実な得点源になります。

多くの人が陥る「増加額と増加率の混同」を防ぐため、精密な計算は避け、概算で割合を比較する習慣をつけましょう

数学が苦手なら、ベン図による可視化が劇的な効果を発揮します。完璧主義を捨て、時間を溶かしそうな問題は潔く飛ばすことが、スコアを最大化する秘訣です。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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