ジャストシステムはやばい?「高年収だが激務」は本当かプロが解明

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  • キャリアコンサルタント / システムエンジニア

    Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている

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  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

    Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている

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本企画について

「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。

「ジャストシステムは不安定で浮き沈みがある」
「頑張れば高収入を得られるが激務」

ジャストシステムを検討するなかで良からぬ噂を聞いて戸惑う人もいるのではないでしょうか。ただし噂と実態が異なることはよくあることです。

この記事では、ジャストシステムへの就活を検討している人たちに向けて、「やばい」「やめとけ」といわれる理由と、企業の実態について、プロの意見を交えながら解説します。

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1分でわかるジャストシステム

ジャストシステムとは

1979年に徳島市で創業。1982年にコンピュータ上の日本語処理システム「KTIS」(現「ATOKI」)を発表。1985年に日本語ワードプロセッサ「一太郎」発売。2000年代に入り業績が悪化し2006年3月期から4期連続で赤字決算。2009年にキーエンスと資本・業務提携。2012年に提供開始した小学生向け通信教育「スマイルゼミ」など教育事業の貢献で業績回復。2014年に上場市場をジャスダックから東証1部に変更。

会社名ジャストシステム(JUSTSYSTEMS CORPORATION)
従業員数(連結)297人(2025年3月現在)
本社所在地徳島県徳島市(登記上の本店)/東京都港区(実質的な本社機能)
主な事業「一太郎」や「ATOKI」をはじめとする文書ソフトウェアを祖業とする。その後、1999年の小学生用日本語ワープロソフト「一太郎スマイル」発売を機に教育分野に進出。教育にITを活用するエドテック(EdTech)の高まりや、通信教育事業のスマイルゼミ(小学生対象)、SMILE ZEMI(中・高校生対象)等の好調を受けて教育関連事業の比重が拡大。
売上高(連結)445億5,100万円(前年同期比8.7%増)(2025年3月期)
経常利益(同)181億5,900万円(同4.4%増)(同期間)
企業HP https://www.justsystems.com/jp
採用HPhttps://www.justsystems.com/jp/#top_recruit
企業情報

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「ジャストシステムはやばい」と言われる5つの理由|プロが読み解く

「ジャストシステムはやばい」といわれる理由を客観的なデータから紐解きます。キャリアコンサルタントのプロ目線の説明も加えているので、対象企業が自分にマッチするのかを考えながら読み進めてください。

①激務・残業が多いといわれるから

1カ月当たりの残業時間が60時間近いといった情報がネット上では見受けられますが、ジャストシステムの公表データや公的な調査データには同社の残業時間に関する数値はありません。

ただし、同社ホームページ(HP)では、「平日は定時後も仕事をしている社員が数多くいます」と残業の実態を説明しています(※1)。また残業理由には「自身の業務や役割をここまでと限定せず、幅広く仕事に取り組むことを大事にしている」ことを挙げており、強制性はないとしています。

同時に「21時以降の残業や、土日祝日の勤務は禁止している」(※2)とし、一定の歯止めをかけていることも説明しています。会社として過度な残業を求めるような体制はないものの、部署によってはある程度の残業を覚悟せざるを得ないケースがあったり、自ら自分の仕事の範囲を広げて自己研鑽に励む企業風土が存在すると推測されます

※1 企業HP 採用情報
※2 同上

プロのアドバイザーはこう分析!残業時間は仕事への取り組み姿勢ととらえられる

キャリアコンサルタント / システムエンジニア

小峰 一朗

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ジャストシステムの「強制ではないが残業する人が多い」という状況は、一見前向きに見えますよね。

前向きな面としては、自分の担当範囲を限定せず、より良い成果や付加価値を求めて主体的に仕事へ向き合う風土があるとも受け取れます。

実際、同社は残業理由として「幅広く仕事に取り組むことを大事にしている」と説明しており、自律性や向上心を重んじる文化がうかがえます。

残業は強制ではない! 社風とのマッチ度を確かめよう

一方で、強制性がなくても、残業が状態化している職場では「周囲も頑張っているから自分も残業すべきだ」と感じやすくなるリスクにつながることもあります。

しかも、公表上は21時以降や土日祝勤務に歯止めをかけていても、日常的な負荷の感じ方は部署や個人によって差が出やすいものです。

就活生としては、「自主性が尊重される環境」と前向きに見るだけでなく、その風土が本当に自由で自律的な働き方であるかという視点で見極めることが大切です。

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②業績や企業評価に浮き沈みがあったから

ジャストシステムの業績が落ち込んだのは2000年代半ばです。2005年度に赤字転落し、4期連続で赤字を計上しました。しかし、2008年度に黒字回復すると以降は業績を伸ばしています。また、2016年度からは7期連続で増収増益を続け、2025年3月期は445億円という過去最高の売上高を記録しました(※3)。

転機となったのが2009年のキーエンスとの資本・業務提携で、発行済み株式の約44%を取得し、筆頭株主になったキーエンス流のリストラと経営改革により業績が回復しました。現在はキーエンス出身者が社長を務めています。

不祥事として記憶されているのは、キーエンスとの資本・業務提携に際してジャストシステムの株が事前に大量取引されたインサイダー取引の発覚で、役員が有罪判決を受けています(※4)。

また、2014年にはベネッセコーポレーションから不法に持ち出された個人情報を、複数の名簿業者を経てジャストシステムが購入し販売促進に利用していました。流出情報とは知らずに利用したものの、入手した全データを削除したと日本経済新聞が報じており、社会的評価も一定程度のダメージを受けたことがうかがえます。

※3 企業HP 有価証券報告書
※4 金融庁HP インサイダー取引違反・参考資料

 ③成果主義が極めて徹底しているから

成果主義の徹底はジャストシステムの大きな特徴です。これを支えるのが目標管理制度と利益還元制度です

目標管理制度は、会社や上司が目標を設定するのではなく、仕事を通じて付加価値を生み出すにはどうしたら良いかを考えたうえで自分で目標を設定します。そのうえで3カ月ごとに達成状況を振り返ることが求められます。

利益還元制度は、給与や年2回の賞与とは別に、会社の営業利益額に応じた報酬が月給に上乗せされるものです(※5)。成果主義が収入に直に反映されるだけに、仕事に自信が持てる人にはやりがいを感じられる職場といえそうです。

※5 企業HP 採用ページ

プロのアドバイザーはこう分析!主体性のある行動が求められる文化がある

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

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結論から伝えると、目標管理制度や利益還元制度そのものは、特別珍しいものではなく、多くの企業でも取り入れられている一般的な仕組みです。ただし、ジャストシステムはその「使い方」に特徴があります。

最近の企業では、会社から一方的に目標を与えるのではなく、会社の期待や方向性を共有しながら、本人の考えやキャリアの希望も踏まえて、上司と対話しながら目標を決めていくスタイルが主流になっています。

その中で同社は、さらに一歩進んで自分で付加価値を考え、目標をつくることが強く求められる環境です。自由度が高い分、自分で考え抜く力や結果への責任も大きくなる点が特徴です。

成果を出せば給与につながる仕組みが根付いている

また、利益還元についても違いがあります。一般的な企業では、業績は賞与などで一部反映されることが多いですが、同社は営業利益が給与に直接反映される仕組みになっており、「成果がそのまま収入につながる」実感を持ちやすい環境です。

つまり、制度自体は多くの企業と共通していますが、実際の運用は成果重視の色合いが強く、自分で考えて動き、その結果がしっかり返ってくる会社ととらえると、イメージしやすいでしょう。

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④表彰制度で格差が付きそうだから

社員のやる気を引き出し、成長の背中を押すために複数の表彰制度が用意されています。

優秀社員表彰制度「JSアワード」は、営業成績、革新的な商品開発、経営の効率化等に関して活躍した社員を半期ごとに表彰し賞金も増呈しています。

「新人王」は入社1年目で目標を大きく上回る成果を上げた若手社員が対象です。また、社員一人ひとりがビジネスプランを起案する「JustSystems Business Plan 100」や、社員全員が業務上の改善点やなどの最新技術に関する気付きを提出する仕組みもあります。

成果に対する貪欲さや仕事に対する積極的な姿勢が日々問われる職場環境に疲れてしまわないメンタルが求められそうです

アドバイザーのリアル・アドバイス!社内の表彰は自分への通信簿ととらえる

キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

杉原 美佐子

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ジャストシステムはITの精鋭技術集団です。したがって、そこでの表彰制度は、単なる営業売上のランキングとは趣を異にします。これは、自分の技術的価値が問われる絶好の機会と言えるでしょう。

新しい技術に挑み、自分が考案したシステムで問題解決しようと研鑽を積む技術者は、この制度でそのたゆまぬ努力が認められるのです。そして、その承認こそが次の目標へ向かう原動力になるのです。

受け身な姿勢ではミスマッチな環境となってしまう

反面、実力が伴わない人やIT業界にいれば安泰と考える保守的な人にとっては、切磋琢磨し続ける環境はプレッシャー以外の何物でもありません。

つまり、この制度をチャンスととらえるか、あるいは負担ととらえるかによって、仕事に対する姿勢が浮き彫りになります。

自分には無関係だと表彰制度を切り捨てる人は、この会社が求める「成果への執着心」とは対極の存在であると言わざるを得ません。

⑤待遇の良さが段違いだから

新入社員のモデル給与は月収40万円、年収670万円(※6)で入社初年度から好待遇が期待できます。また20代の平均年収は1,000万円(※7)だそうです。

従業員全体では平均年齢が39歳で、平均年間給与額は1,400万円を上回ります(※8)。また平均年間給与額が初めて1,000万円を超えたのが2019年度で、その3年後には1,400万円を超えており、その伸び方も目覚ましいものがあります。

年度給与額
2019年度1,145万2,242円
2020年度1,198万3,996円
2021年度1,309万2,132円
2022年度1,438万9,256円
2023年度1,428万2,337円
2024年度1,432万1,260円

福利厚生も手厚く、住宅関連手当は最大7万4,000円にも上ります。またアニバーサリー手当は、年次有給休暇取得時に「特別な1日を過ごしてリフレッシュするため」の資金として会社から3万円を提供するもので、年2回合計6万円が支給されます。

高年収・高待遇だからこそ、良い意味で「やばい」と言われることもあるようです

※6 企業HP 2027年度募集要項
※7 同上
※8 企業HP 有価証券報告書

アドバイザーのリアル・アドバイス!ジャストシステムの給与は業界内でも高水準といえる

キャリアコンサルタント / システムエンジニア

小峰 一朗

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ジャストシステムの入社初年度のモデル給与が月収40万円・年収670万円という水準は、近年の初任給引き上げの流れを踏まえても、かなり高い部類に入ると思います。

一般的な企業では、初任給は上がってきているとはいえ、大卒で年収ベースでもここまで高い企業はまだ限られていると思うのでとても魅力的ですね。

その意味では、同社の提示水準は人材確保への本気度と、入社直後から一定の成果期待を織り込んだ設計だと考えられます。

給与だけで自分と合うかを判断するには避けよう

ただし、ここで注意したいのは、あくまで「モデル給与」である点です。実際の収入は配属や評価、成果との連動も含めて確認しておく必要があります。

また、初任給が高い会社は魅力的とはいえ、それが自分に合う会社とは限りません。

高い処遇の背景には、高い成果基準や自律性への期待があることも多いため、待遇の良さだけでなく、「会社が求める水準に見合う働き方や期待を自分が前向きに受け止められるか」という視点で見ることも大切だと思います。

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就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

「ジャストシステムはやばい」という噂を信じすぎず自分の目で見よう

「ジャストシステムはやばい」という噂についてよく調べてみると、社員のモチベーションアップ策や高年収実現のための取り組みと、表裏一体の面がありました。それぞれのマイナスのやばい面ばかりに注目するのではなく、良い面にも目を向けてみてください。

アドバイザーのリアル・アドバイス!自ら学べる人はジャストシステムに向いている

キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

杉原 美佐子

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常に成果が求められる環境に適応できるかどうかは、自分のスキルに基づく圧倒的な自信と、前に進み続ける姿勢があるかどうかにかかっています。

このような環境に向いているのは、会社を労働の場としてとらえている人ではなく、自分の能力・スキルを発揮し、困難な課題を解決しようとする自律型の人材です。

誰かに指示されなくても、自ら目標を掲げ目標達成に向けて着実に一歩一歩進んでいける人たちにとっては、実力が正当に評価される環境は、さらなる成長が期待できる場所になります。

自立していない人は職場の居心地が悪く感じる

反対に向かないのは、ミスを恐れて誰かに正解を求める依存型の人です。「自分は何をすればいいですか」といつも人に指示を仰いでいる人にとって、リスクを恐れず挑戦したり責任を負ったりすることは、苦痛でしかありません。

つまり、ITは一つのツールであって、それをもって何かを実現しようとしているか、あるいはITそのものが仕事(目的)になっているかの違いです。

ジャストシステムは、ITを武器に何かを達成しようと考えている人を求めているのではないでしょうか。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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