BREXA Technology(旧アウトソーシングテクノロジー)はやばい? 就活のプロが解説

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    Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味

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  • 2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級

    Tomohiro Morita〇理系大学院修了後に企業で勤務。その後、キャリア支援・セミナー講師・文章制作などマルチに活躍。就職・転職に関する情報整理や書類作成、意思決定支援をおこなう

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    Hiroshi Sakai〇大手ICT企業で人事部長・人材開発部長として採用・育成・制度・労務を統括。面接は5,000人超。国家資格キャリアコンサルタントとして就労支援・研修講師も担当。

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本企画について

「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。

「BREXA Technologyはやばい?」

2万人以上のエンジニアを抱える大規模なIT企業であるBREXA Technologyですが、企業について調べると、「やばい」という評判が出てきます。

企業は気になっているけど、不安な気持ちが拭えないという人に向けて、この記事では「給与が低い」「配属ガチャがある」といった噂の実態を読み解きます。就活のプロの解説も参考にしながら読んでみてください。

1分でわかるBREXA Technologyとは

BREXA Technologyとは

ITや機械、電子などの技術者派遣および開発請負を主力事業とする企業。在籍エンジニア数は27,000名を超え、日本一の規模を誇る。「すべての『はたらく』に境界をなくし、より多くの人に、より多くの可能性を」というパーパスを掲げており、充実した資格取得支援や研修制度を通じて、多様なエンジニアのキャリア実現と成長を支援する。

会社名株式会社BREXA Technology
従業員数(連結)27,121名(2024年12月期)
本社所在地東京都千代田区
主な事業・IT・機械・電子・電気・ソフトウェアの技術者派遣及び開発請負※次世代自動車・デジタル家電・ロボティクス・医療機器の研究開発、生産、技術開発など
・職業紹介業務(専門職の職業紹介)例:カーオーディオチューナー製造・販売 電子部品、完成品の受託生産(テレビ基板、PC光学ドライブ、無線オーディオ、カメラ、無線監視装置)企業向けネットワーク、コンピュータ及び情報通信システム関連のハードウェア・ソフトウェア・サービスの輸出入、販売、設計・構築、保守・その他技術サービスなど
売上高(連結)1,777億3,800万円(2024年12月期)
企業HPhttps://technology.brexa.com/
新卒採用HPhttps://www.ostechgroup-recruit.jp/ostech/
企業情報

「BREXA Technologyがやばい」と言われる5つの理由|プロが読み解く

BREXA Technologyがやばいと言われるおもな理由を5つにまとめています。キャリアコンサルタントからも専門的な視点で、「どのように情報を解釈すべきか」を紹介しているので、参考にしながら読み進めてください。

①給与が低いから

BREXA Technologyの給与額について、正確なデータは公開されていませんが、募集要項に掲載されているモデル年収(※1)は、日本企業の平均(※2)と比較すると高く出ていますが、情報通信業界の平均である659万円(※2)と比較すると、高収入といえるレンジではないともとれます。

平均年収の比較(万円)
年齢BREXA Technologyの年収日本企業の平均
26歳400万円407万円
28歳440万円407万円
33歳530万円449万円
40歳630万円482万円

同社は未経験者に向けた研修もおこなっていることから、未経験者の給与も加味して、全体的に年収が低く出ている可能性が想定されます(※3)。実際に、未経験者と経験者では月給に最大40万円の開きがあります(※4)。

経験の有無月給
未経験者20万円~25万円
経験あり若手23万円~35万円
経験あり即戦力25万円~60万円

同社では、給与額を上げるための資格やスキルを明確に定めた評価制度が取り入れられているようです(※5)。そのため、給与を上げていきたいのであれば、エンジニアとしての能力を積極的に伸ばしていく姿勢が求められると言えるでしょう。

※1 BREXA Technology 募集要項
※2 令和6年分 民間給与実態統計調査
※3 BREXA Technology キャリア採用
※4 BREXA Technology 募集要項
※5 BREXA Technology キャリア採用

アドバイザーからワンポイントアドバイス自分の市場価値の高さが給与にヒットする

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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モデル年収の「幅」を見て、皆さんはどう感じましたか。

未経験と即戦力で月給に40万円もの開きがあるということは、この業界の実力至上主義が極めてストレートに反映されている証拠です。

BREXA Technologyのようなエンジニア派遣(SES)のビジネスモデルでは、給与は「クライアントがあなたにいくら払うか(=単価)」に連動します。

未経験のうちは会社が教育コストを負担するため低めになりますが、一旦現場に出て「この人がいないとプロジェクトが回らない」と言われるレベルになれば、年収は100万円単位で跳ね上がります。

資格取得や上流への挑戦で自分から昇給を目指そう

具体的には、基本情報技術者試験などの国家資格や、AWS/Azureといったクラウドの認定資格、あるいは特定のプログラミング言語の高度なスキルを1つ取得するごとに、月給が底上げされるイメージです。

さらに、設計やプロジェクト管理といった「上流工程」へシフトできれば、40代で年収600万〜800万円のレンジも決して夢ではありません。

「会社に昇給を待つ」のではなく、自分のスキルをカードに会社と交渉する。そのような主体性を持てる人なら、この「幅」はむしろ魅力に変わるはずです。

②配属ガチャがあるから

前提として、エンジニアの仕事が決まる際には、そのときの案件の依頼状況、アサインできるエンジニアの状況などが関係します。そのため、すぐには自分が希望する仕事に携われない可能性があります

また、BREXA Technologyは全国各地に52か所もの拠点があるため、自分の希望が通らない可能性が高いと感じる人もいるのではないでしょうか(※)。

もちろん、すべてのエンジニアが希望通りの職種に就けるわけではないです。そのため、研修時に専門スキルを確実に身に付けていき、エンジニアを担当する営業担当やキャリアアドバイザーたちとすり合わせをおこなうことが重要になります。

BREXA Technology キャリア採用

アドバイザーのリアル・アドバイス!自分の希望を明確にしてアピールをしよう

2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級

森田 智比呂

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BREXA Technologyで希望の配属先に近づくためには、会社任せにしない姿勢が重要です。案件状況や人員配置によって配属先が決まるため、希望を伝えれば会社側も判断しやすくなります。

開発、インフラ、運用保守など、自分が進みたい分野を明確にし、担当営業やキャリアアドバイザーへ継続的に伝えることが大切です。

一方で、全国に50か所以上の拠点があるため、希望勤務地や職種に出会える可能性が広がります。地域や業務内容について柔軟に相談する姿勢があると良いでしょう。

必要となる能力を意識して経験を積んでいこう

次に、希望先で求められるスキルを先回りして身に付けることです。開発職ならプログラミング学習、インフラならクラウドやネットワーク資格など、実力を示せれば候補に入りやすくなります。

加えて、過去の実務経験や学習履歴、資格取得歴などの経歴も評価材料になりやすいため、面談時に具体的に伝えることが重要です。

最初から条件を絞りすぎず、関連案件で経験を積みながら次の案件で希望に近づくという視点を持てれば、納得感のあるキャリアを築きやすいでしょう。

③会社側のサポートが薄いから

サポートの薄さが挙がる理由としてはおもに2点あります。

まず、客先常駐という働き方があることです。普段の勤務状況は常駐先で確認されることになります。そして、営業担当がサポートしてくれますが、相性によっては「サポートが薄い」と感じてしまうことがあるかもしれません。

次に、従業員が急増していることです。同社は2018年時点で6,400名(※1)の従業員がいましたが、2024年時点では20,061名(※2)までに急拡大しています。

そのなかで、2020年に12,174名だったエンジニアの人数は、2024年には18,676名と1.5倍にまで伸長したため(※3)、一人ひとりにサポートが行き届かないと思われているのかもしれません

しかし、同社ではエンジニア一人に営業担当だけでなく、専任のキャリアアドバイザーがいて、相談しやすい仕組みを整備しています(※4)。また、エンジニア出身者が開発した専門スキルの研修、研修施設での学習(※5)などで個人に合わせたキャリア支援を後押しします。

※1 BREXA Technology労働組合
※2 マイナビ転職 BRXA Technology
※3 BREXA Technology キャリア採用
※4 BREXA Technology キャリアパス
※5 BREXA Technology 豊富な社内技術研修

アドバイザーからワンポイントアドバイス給与アップやサポートの制度が充実している

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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「2万人もエンジニアがいて、自分は放置されないかな」という不安、非常によくわかります。

同社は30年の実績を持つ教育企業を傘下に抱え、独自の「バリューアップ・アカデミー」では研修や資格取得を「単位」として積み上げ、報酬に直結させる仕組みを整えています。

また、現場での孤独を防ぐため、第三者的立場で並走する「キャリアアドバイザー制度」も導入されています。

実はサポートは受け身なだけではいけない

一方で、現場によっては「自律的な学習」が強く求められる側面もあります。今の就活市場では、受動的に待つのではなく、提供されたeラーニング等の資源を「武器」ととらえ、自らキャリアを切り拓く姿勢が不可欠です。

「2万人の1人」ではなく「2万通りの可能性の1つ」として、あなたのなりたい姿をアドバイザーに具体的に伝えてみてください。その熱意こそが、手厚いサポートを引き出す一番の鍵になるはずです。頑張ってください。

④過去に不祥事を起こしたから

BREXA Technologyは、2021年に不適切な会計処理をおこなったということで、調査報告書(※1)を公表しています。具体的な内容として、売上の水増しや赤字となる費用を記載していなかったことが挙げられます。

さらに、2023年には雇用調整助成金に関する不正受給をおこなったことが報告されています(※2)。

こういった度重なる不祥事によって、同社は2024年6月6日に上場を廃止する運びとなりました(※3)。この一連の流れから、「やばい」と言われてしまうことは無理はないかもしれません。

現在、同社はベインキャピタルという企業の傘下に入っており、ガバナンス強化を始めとした不祥事からの立て直しを目指しています。今までの組織体制が大きく変わるため、企業が再出発をしている段階であることを知っておきましょう

※1 BREXA Technology 調査委員会調査報告書の受領に関するお知らせ
※2 BREXA Technology 外部調査委員会の調査報告書の受領に関するお知らせ
※3 BREXA Technology 株式併合、単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関するお知らせ

アドバイザーのリアル・アドバイス!再上場に向けて根底から変わろうとしている

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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世界最高峰の投資ファンドであるベインキャピタルは、いわば企業再生のプロです。

彼らの目的は、ガバナンス(統治)を徹底的に叩き直し、企業価値を高めてから再上場させることです。そのため、現在この会社には、上場企業時代よりも遥かに厳しい「監視の目」と「コンプライアンスのプロ」が送り込まれています。

不正を隠すことは投資リスクに直結するため、自浄作用はかつてないほど強力に働いています。

新たな状態の企業の飛び込む勇気があるか考えてみよう

今このタイミングで入社する人は、最もクリーンに生まれ変わろうとしている、最も厳しい(健全な)変革期に立ち会うことになります。

不祥事が起きづらくなるのは間違いありませんが、その分、組織全体の「甘え」は許されなくなります。

過去の不祥事に怯えるよりは、新しく生まれ変わる船に、刷新されたルールで乗り込む覚悟があるかを自分に問うてみてください。

⑤誰でも受かる会社だから

同社の募集要項によると、技術職は理系の学生についてはすべての学科が対象となっています。文系については経験、スキル、特性によってチャンスがあると述べられているため、必ずしも誰でも受かるとは言い切れません(※)。

さらに、選考フローも複数回に分けて実施する形式となっており、途中にはマッチングための面談も設けられています。そのため、会社が求める人物像に当てはまる人物を注意深くすり合わせていることがわかります(※)

BREXA Technologyの選考フロー

  • ①会社説明会
  • ②適性検査(1次選考)
  • ③キャリアマッチング面談(1次選考)
  • ④フォロー面談(2次選考)
  • ⑤幹部面談(最終選考)

そのため、最初から高いスキルを持っていないといけないわけではないものの、準備なしに受かることはできない企業だと思っておきましょう。

BREXA Technology 新卒採用 募集要項

アドバイザーのリアル・アドバイス!最初から絞り込み過ぎずに選考を通してすり合わせている

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

酒井 宏

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BREXA Technologyの選考は、学部や専攻で厳しく絞り込むというより、選考を通じて仕事との相性や成長意欲を見ていく設計です。

募集要項では「求める人物像はありません」とし、技術職は理系全学科が対象で、文系も経験・スキル・特性によって応募の可能性が示されています。

さらに、説明会の後に適性検査、キャリアマッチング面談、フォロー面談、幹部面談を重ねる流れからも、一度の面接で足切りするより、対話を通じて見極める姿勢がうかがえます。

勤務地は全国各事業所で、地域限定採用枠もあるため、合否では能力だけでなく、希望する働き方や配属条件とのすり合わせも重視されていると見て良いでしょう。

入社後の姿が想像できているかが選考の分かれ目になる

受かる人は、ものづくりや技術職への関心があり、仕事内容や働き方の前提を理解したうえで、入社後に何を学びたいかを自分の言葉で説明できる人でしょう。

反対に、仕事内容への理解や自身の入社後の成長イメージが浅いまま応募する人や、条件面だけで判断している人は、マッチングが弱いと見られやすいです。

自分から動くことでより安心して働ける会社である

BREXA Technologyの噂について、必ずしも従業員が不満を抱くような実態ではないことがわかりました。しかし、主体性を持って動くことが年収アップや配属先決定の鍵になったり、選考も安心して望める要素になることも意識しておきましょう。

アドバイザーのリアル・アドバイス!スキル獲得に貪欲な人は活躍できる

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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「どんな人が活躍できるの」という疑問、将来を真剣に考えているからこそ湧いてきますよね。

同社で輝いているのは、自ら学び、武器を増やすことを楽しめる人です。たとえば、独自の評価制度「バリューアップ・アカデミー」では、研修や資格取得が「単位」となり、それが給与アップに直結します。

実際に、配属先の業務をこなすだけでなく、社内のeラーニングをフル活用して上位資格を取得し、自ら望む高度なプロジェクトへの切符を掴み取る例もあるようです。

当事者意識を持って学ぶ姿勢で道を切り開こう

今の就活市場では、特定のスキル以上に「変化への適応力」が重視されます。同社は「2万通りの可能性」がある一方で、現場により環境が異なる側面も否定できません。

だからこそ、受け身で待つのではなく、常時、自分ゴトという行動指針通り、キャリアアドバイザーを味方につけて自らの意思を発信する積極性が活躍の鍵となります。

「自分に何ができるか」と不安になっても大丈夫です。一歩踏み出し、学び続ける姿勢さえあれば、膨大な案件と教育環境があなたの背中を押し、道は必ず開けます。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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