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化学メーカーに就職するメリットと仕事内容を教えてください。
化学メーカーへの就職を目指している理系学生です。
昔から化学メーカーに憧れがあったので目指しているのですが、就活を進めるために化学メーカーへ就職することのメリットを明確にして就活に挑みたいです。化学メーカーに就職することのメリットってなんでしょうか?
メリットの一つとして、化学メーカーは比較的ホワイト企業が多いと聞いたことがあります。実際のところはどうなのでしょうか。
また、化学メーカーの実際の仕事内容がいまいちつかめていません。どんな職種があるのかや詳しい仕事内容なども教えてほしいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「自分にとってのメリット」を明確にすると就職のメリットが見えてくるはず
ある会社に入社するメリットは誰にでも当てはまる絶対的なものはなく、相対的なものになります。化学メーカーに就職することのメリットを教えてほしいとのことですが、もう少し正確に表現すると「質問者さん自身にとってのメリット」ということです。
たとえば総合商社に入社したい人にとっては、いかにホワイトで給料が高い化学メーカーでも、そこに就職するのは自分のやりたいことができないデメリットの方が大きいのです。
メリットを考えるために、まずは質問者さんにとってメリットと思えることは何かを言語化しましょう。
なぜ化学メーカーに就職したいと思ったのでしょうか。仕事内容がいまいちつかめないということなので「こういうことをやりたくて入社したい」という具体的なやりたいことがあるわけではないわけです。では何によって憧れが生まれているかを考えてみましょう。
それが明確になると何が自分にとってのメリットになるのかがわかり、それが実現する会社が質問者さんにとってメリットの大きい会社ということになります。自分自身の基準がないままメリット・デメリットを考えても良い悪いの判断ができないのです。
一般的な「ホワイト企業」の定義は満たしている企業が多い
ホワイト企業には具体的な定義はなく、一般的なイメージで語られることが多いです。よく言われるホワイト企業の条件とは「休みが多い」「残業が少ない」「残業代がきちんと支払われる」「福利厚生が充実している」などが挙げられます。
化学メーカーは規模が大きな会社の名前が上がりやすく、会社の規模が大きいとコンプライアンスを重視していることが多いからだと思われます。ただしこれは傾向の話なので、質問者さんが行きたい会社がどうなのかは個別に調べる必要があるかと思います。
化学メーカーの仕事内容は「研究開発職」「生産技術職」「調達購買職」「品質管理職」「営業職」などがあります。もちろんそれだけではなく、会社の運営にかかわる総務的な部署もあります。
最後に業界の将来性もよく言及されるのでお伝えします。就活で言われる「業界の将来性」とは、将来にわたって長く成長していく業界という意味です。
この意味からすると化学メーカーは原油の価格の影響を受けやすいと言われているため、新型コロナウイルス感染症や紛争などによって業績に影響が出る業界ですが、社会的ニーズは高く業界規模が大幅に縮小することは考えにくいといえ、まだまだ安定した分野と考えて良いかと思います。
休みの取りやすさ・安定性・低い離職率が「ホワイト企業」といわれる理由
化学メーカーは基本的に取引先の企業が顧客であるため、カレンダー通りに休みを取ることができます。取引先が休みになる可能性の高いお盆休みや年末年始も休みが取りやすく、土日祝日がお休みであることが一般的です。
また、化学メーカーは専門性が高く多岐に渡る業界とつながりがあり、景気の影響を受けにくいため、安定しているといえます。給料水準も高く、福利厚生が充実しており、離職率も低い傾向があります。
化学メーカーの仕事内容は大きく分けて4つの項目がある
①研究開発職:素材や製品、化合物の研究や分析、新商品開発に向けて応用研究などをおこなう。
②生産技術・プロセス開発:製品の製造や生産方法の技術を開発し、製造コストの削減など、プロセスの最適化をおこなう。
③品質管理:製品の品質を保証するための検査や分析、製造した製品の管理をおこなう。
④営業・マーケティング:既存製品を販売するとともに、必要に応じて新製品を顧客へ提案する。
SDGsの意識の高まりとともに、環境に配慮した製品への関心が高まっています。石油製品に依存しない製品の開発などをおこなっている化学メーカーや市場拡大している製品を扱っている化学メーカーは、将来性のある分野であるといえるでしょう。
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