アドウェイズはやばい? 仕事がハード? 体育会系? 就活の専門家が解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • 国家資格キャリアコンサルタント

    Takuya Takahashi〇人材系スタートアップ企業で採用支援・D&I推進に従事。その後、SIer企業でエンジニア兼研修講師として新人育成に参画。現在はNPOで若者の居場所支援やケアに取り組む

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  • キャリアコンサルタント / システムエンジニア

    Ichiro Komine〇大手電機メーカーでシステムエンジニアとして従事。若者の人生や成長にかかわりたいと思い、キャリアコンサルタントの資格取得。現在はコンサルティングや自己分析支援をおこなっている

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

    Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている

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本企画について

「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。

「アドウェイズはやばい?」

広告をメインの事業としているIT企業ということで、就活生からの人気が高い企業なのではないでしょうか。しかし、アドウェイズには「仕事がハード」「体育会系」といった不安になる噂があることも事実です。

そこで、この記事ではアドウェイズがやばいと言われている理由を、就活のプロであるキャリアコンサルタントとともに紐解いていきます。気になっている点に注目しながら読んでみてください。

1分でわかるアドウェイズ

アドウェイズとは

2001年に設立されたインターネット広告事業を主軸とする企業。スマートフォン向けやアフィリエイト広告のプラットフォームを提供する「アドプラットフォーム事業」と、包括的なマーケティング支援をおこなう「エージェンシー事業」を展開。

また、海外展開やDX支援、VTuber運営なども手掛けて、『全世界に「なにこれ すげー こんなのはじめて」を届け、すべての人の可能性をひろげる「人儲け」を実現する。』ことをパーパスに掲げる。

会社名株式会社アドウェイズ(Adways Inc.)
従業員数(連結)992名(2025年12月31日現在)
本社所在地大阪府大阪市
主な事業・スマートフォン向け広告事業・インターネット(PC)アフィリエイト広告事業・モバイルアフィリエイト広告事業・メディア開発・運営事業
売上高(連結)122億1,949万2,000円(前年同期比3.7%減)(2025年12月期)
営業利益(同)6億715万9,000円(同20.4%増)(同期間)
企業HPhttps://adways.net/
新卒採用HPhttps://adways.net/wp-content/themes/adways/adnavi/
企業情報

「アドウェイズがやばい」と言われる4つの理由|プロが読み解く

アドウェイズについてやばいと言われているポイントを4つ紹介しています。キャリアコンサルタントがプロの視点で、正しい読み解き方を解説しているので、参考にしながら読み進めていきましょう。

①労働環境がハードだから

職場環境へのネガティブな噂は、残業時間と業務上のプレッシャーによるものと考えられます。

現職と退職を含めた社員による口コミを集めたサイトでは、アドウェイズの残業時間は平均して20~30時間という報告が多いです。情報通信業界の平均16.5時間(※)と比較すると、数値上は多忙になる傾向があるといえます。

同社が事業の主軸としているWeb広告は常時配信されており、常に数値が変動する可能性があるため、常時数字と向き合うことへのプレッシャーがかかります。人によっては、残業時間とその働き方についてハードだと感じてしまうことが考えられます。

また、部署によっても残業時間は変動する可能性があるので、自分の希望する部署や職種の内情は確認しておきましょう。

厚労省 毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報

プロのアドバイザーはこう分析!スケジュールや数値管理など残業時間に出ない忙しさがある

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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月間残業時間が30時間未満であれば、比較対象を情報通信業全体から、同業のWeb広告業に絞ると「標準よりも少ない」です。しかし、残業時間に現れないハードさが存在します。

Web広告代理店で働く友人の話によると、代理店という立場上、顧客の要望には最大限応える必要があり、無理なスケジュールへの対応も避けられません。

また、顧客の売上に直結するため、数字管理は想像以上にシビアです。たとえば、新しいキャンペーンの配信が始まる深夜0時に待機して配信ミスの有無を確認することがあります。

さらに、キャンペーン中盤はインプレッション数やコンバージョン数など想定通りに数字が上がっているのか確認し、数字の伸びが悪いなら改善策を講じる必要があります。

終盤は予算超過を防ぐために休日も管理画面に張り付き予算超過しないよう設定を微調整したりすることも珍しくありません。

業界特有の激務となるタイミングを知っておこう

年間の繁忙期としては、顧客の決算期(各四半期末)、また顧客の業界にもよりますが、たとえば小売業であれば、年末商戦(10月〜12月)と新年度・新生活シーズン(3月〜5月)といった具合とあります。

②体育会系でベンチャー気質な社風だから

アドウェイズは、パーパスに『全世界に「なにこれ すげー こんなのはじめて」を届け、すべての人の可能性をひろげる「人儲け」を実現する。』と掲げており、独特な印象を受ける人もいるかもしれません。

公式サイトの社員インタビューを見てみると、「社員同士のつながりが強い」や「若手から挑戦できる環境」という意見がよく出てきます(※)。

社員同士のつながりが強い

広告企画営業社員
「社員同士の距離が近く、「繋がり」や「関係値」をしっかりと築けることが、良い意味でのギャップでした。」

広告企画営業社員
 「パーパスにもある『人儲け』からも感じられる働く人の良さが決め手となりました。」

若手から挑戦できる環境

広告企画営業社員
「『社歴に関わらず挑戦もできて、実績に応じて評価をしてもらえる』と聞き、僕自身が拘っていた「若いうちから挑戦できる」環境が整っていると確認できたので、「働く上で、理想に一番近い会社」と感じて入社を決意しました。」

システムエンジニア社員
「アドウェイズは、自ら積極的に動けば、新卒でも責任のある仕事に関わることができます」

人と人との結び付きが強く、若手の活躍を奨励するという企業文化が、人によっては体育会系気質やベンチャーらしさを感じてしまい、不安要素となってしまう可能性があります。そのため、自分自身と社風がマッチするかを確認していくことが大事です。

アドウェイズ インタビュー

アドバイザーのリアル・アドバイス!流動的な会社でも意識的に動ける人が向いている

キャリアコンサルタント / システムエンジニア

小峰 一朗

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アドウェイズに向いている人というのは、変化の速い環境でも前向きに試行錯誤できる人ではないでしょうか。

Web広告の仕事は、常に数字が動き、昨日まで通用した施策が今日も通用するとは限りません。そのため、正解がない状況でも自分で考え、周囲と連携しながら改善を継続して回せる人が力を発揮しやすいでしょう。

また、若手のうちから挑戦や責任ある仕事を任されることに前向きな人、社員同士の距離の近さを活力に変えられる人にも向いていると考えられます。

ミスマッチとなる特徴を知って照らし合わせよう

一方で向いていない人というのは、手順や役割が細かく決まっている環境で落ち着いて働きたい人や成果が数字で見え続ける状況にストレスを感じる人、対人距離の近い組織文化に窮屈さに感じやすい人などには合わない可能性があります。

つまり、安定した環境で落ち着いて働くことよりも、変化のなかで主体的に動き、失敗を恐れず成長機会を取りにいける人ほど、この会社との相性は良いと思います。

就活では、社風の勢いだけに惹かれるのではなく、自分がそのスピード感の中で無理なく力を出せるかまで想像してみることも大切ですね。

③人の入れ替わりが激しいから

アドウェイズの離職率は2023年から上がっており、2025年度は20.0%と、情報通信業界の平均9.8%の比較するとかなり高い数値を記録しており、確かに人の入れ替わりが激しい企業ととらえることができます(※1)(※2)。

離職率の推移(%)

しかし、平均勤続年数自体は微量ながら伸びている傾向にあります(※3)(※4)。

平均勤続年数の推移(年)

そのため、同社の社員の内訳としては、短い年数でスピード感を持った成長を目指す人が多いなかで、着実に経験年数を積んでいく人もいるという二極化が起きていると推測することができます。

自分自身がどのようなキャリアを理想としているかによって、企業との適性を見極めることが求められるようです。

※1 アドウェイズ ESGデータ
※2 厚労省 雇用動向調査
※3 アドウェイズ 有価証券報告書
※4 厚労省 賃金構造基本統計調査

プロのアドバイザーならこうアドバイス!「自分がどうしたいか」という気持ちを軸に考えてみよう

キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

杉原 美佐子

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厚生労働省のデータを見ると、IT業界の離職率は12%前後ですが、アドウェイズは20%とやや高めです。平均勤続年数も情報通信業平均の約12年に対し5年前後と、短い印象を受けます。

しかし、これらはあくまで数値上のデータに過ぎません。重要なのは辞めた理由です。過酷な業務から解放されたかったのか、十分にキャリアを積んだ結果のステップアップなのかを見極める必要があります。

厳しい環境に身を置いて数年で必要なスキルを手に入れるキャリアプランがあれば、時間をかけて成長を図るキャリアプランもあります。

結局のところ、自分が何を目指し、どの程度の実力をいつまでに手にしたいかという軸が明確でなければ、数値に一喜一憂しても意味はないでしょう。

自分の理想とのギャップを埋めることが重要になる

環境を活かせるかは本人次第です。目標と現実に乖離がある際、その差を埋めるべく自己研鑽する姿勢がなければ、どんな環境でも成長は望めません。早期離職は、いわば自己理解不足の結果です。

自分のキャリアプランと環境が合致していれば、この数値は決して「やばい」ものではないはずです。

④会社の業績が不安定だから

業績の不安定さについて、確かにアドウェイズの売上は2023年度から下降しています(※)。

アドウェイズの売上推移(万円)

同社は近年の売上減少について、「エージェンシー事業での広告減少」「金融関連広告の減少」「中国市場の冷え込み」などをおもな原因として分析しています(※)。

売上減少のおもな要因

  • エージェンシー事業での広告減少
  • 大手広告主(クライアント)が広告に対する方針を変更したことによる広告出稿の減少が見られた。
  • 金融関連広告の減少
  • PC向けアフィリエイト広告サービス「JANet」において、金利上昇等の影響を受け、金融
  • 関連の広告主(クライアント)からの広告需要が減少した。
  • 中国市場の冷え込み
  • 中国では日中関係の動向を背景とした日本製品に対する消費マインドの低下に伴い、ブランド広告の需要が減少した。

ただ、企業の状態を判断するには売上だけでなく、利益にも着目しましょう。同社は売上の総額が減っているなかでも、営業利益では前年から78.6%増、経常利益では20.5%増(※)の成長を遂げており、確実に収益を拡大する仕組みを築けているといえます。

 当連結会計年度(2025年12月期)増減額(増減率)
売上高122億1,949万2,000円前年同期比3.7%減
営業利益2億9,723万1,000円前年同期比78.6%増
経常利益6億715万9,000円前年同期比20.5%増

アドウェイズ 有価証券報告書

アドバイザーのリアル・アドバイス!経営状況は問題ない! 企業も成長予測を出している

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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減収増益は費用を抑え利益を上げているということなので、特別問題ないと思います。

2026年12月期連結業績予想では、売上高が減少する一方で営業利益を約2倍にするという予想を出しています。この背景には、不採算案件の整理やコストカットなどの効率化がありそうです。

従業員一人ひとりに対して主体性が求められている

一方でキャリアコンサルタントの視点でIR情報などの資料を読み解くと、注目すべき数字を見つけました。採用教育費の推移です。

2025年12月期は過去数年と比較して3分の1程度にまで削減されており、詳細な内訳まではわかりませんが、時間をかけて新人を育てるフェーズから個々の自走力に頼るフェーズへ移行している可能性があります。

販管費を抑え収益性が高まることは経営面での安心材料ですが、働く側からすれば、入社直後から高い生産性と利益への貢献を求められる、シビアな環境になったとも言えます。

今の同社は、手厚い研修を期待する人よりも、リソースが限られたなかで自らチャンスを掴み取り、常に変化する状況で即戦力として動きたい人に向いていそうです。

正しい企業の情報と自分の理想を照らし合わせよう

アドウェイズの労働環境や社風については人によっての向き不向きがあり、離職率や業績については改善の傾向があることがわかりました。

そのため、正確な情報から企業の実態を知ったうえで、自分自身が思い描く働き方と照らし合わせて考えることが、納得した企業選びにつながるでしょう。

アドバイザーからワンポイントアドバイス向き不向きが出やすい会社! まずは自分の理想を言語化しよう

キャリアコンサルタント / システムエンジニア

小峰 一朗

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アドウェイズへの就職を検討するうえで、まずやっておきたいのは、自分がこの会社で何を得たいのかをはっきりさせることです。

同社は働き方や社風に合う人には成長機会が大きくある一方、合わない人には負担が強く出やすい会社だとも読み取れます。

だからこそ、「広告運用の数字を追う仕事に興味があるか」「若手のうちから裁量を持ちたいか」「変化の速い環境で試行錯誤したいか」を自分の言葉で整理しておくことが大切ですね。

会社への理解を深めてギャップをなくしていこう

そのうえで、説明会や面接では、配属後の業務内容、評価のされ方、繁忙期の働き方、若手への任され方を具体的に確認してみると良いでしょう。

特に、日々の数字管理にどの程度向き合うのか、チームで動く場面と個人で成果を求められる場面の比重がどう違うのかも、入社後の納得感に関係します。

企業研究を深めるだけでなく、自分の向き不向きを言語化し、合えば伸びやすいが、合わなければ消耗しやすい環境かもしれないと理解しておくことが、入社後のギャップを減らす一番大事な準備になるでしょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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