Q

その他
回答しない

録画面接のガクチカはどう話せば採用担当者に響くでしょうか?

録画面接を控えている大学3年生です。現在面接用にガクチカを考えているのですが、録画面接は相手の反応を見ながら話すことができないため、時間配分や話の構成、熱意の伝え方などに不安を感じています。

録画形式の面接でガクチカを話す場合、対面での面接と比べて、特に意識すべき点はありますか? また、限られた時間のなかで、自分の経験や人となりを効果的に伝えるためには、どのような工夫が必要でしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

百田 千穂

プロフィールを見る

PREP法を意識して簡潔で伝わりやすい構成で話そう

録画面接の場合、1番に意識することは「簡潔」で「伝わりやすい順番」であるかということです。

先方の反応を見ることができないため、余談を挟む余地がありません。そのため、先方が聞き飽きてしまうような構成だと、せっかくの熱意が響きづらいということも。

伝え方としては、PREP法が有効です。PREP法は、次のような構成になっています。

①P:結論
②R:理由
③E:具体例
④P:結論

①では、「○○は○○○○です。」と、伝えたい内容の結論を簡潔に宣言します。
②では、「なぜなら○○だからです。」と、エビデンスを述べます。
③では、「たとえば○○のような例があります。」と、体験談を語ります。
④では、「すなわち○○ということです。」と、再び結論で締めくくります。

その際に、人柄が伝わるようなエピソードを盛り込むと、あなたの魅力が面接官に伝わりやすくなるでしょう。また、録画の際は緊張しすぎず、口角を上げて話すことも忘れずに取り組んでみてください。

3つの注意点を意識することが大切

録画面接での注意点は、3点あります。

1つ目は、ビジュアルです。

前髪が目にかぶっている、シャツやスーツにシワがあるといった細かなところが意外と目立ちます。これは、企業側が直接面接の時と違い、画面の中にいる応募者を見るからです。そのため、対面の時以上に意識しましょう。また、照明の明るさなどへの工夫も必要です。今は、安価で撮影用のライトが販売されていますので、そういったものを用いるのもオススメです。

2つ目は、話し方と配分です。

直接面接と違い、聞こえづらかった部分を面接官が聞き直すといったことができません。そのため、明瞭に活舌よく話すように配慮が必要です。対策としては、普段より少しスローテンポで話すのがコツです。時間配分に関しては、持ち時間を4分割します。割合は、2:3:3:2です。この公式に当てはめて、結論→理由→具体例→結論の順で話すと、相手側に伝わりやすいとされています。

3つ目は、熱意や人柄の伝え方についてです。

有効な手段として、キャラ設定をして演じるというものがあります。たとえば、周囲の方たちから「明るくて可愛らしい」と思われている場合には、少し口角を上げ気味にし、ハツラツと話すように意識します。また、「知的でクール」といった印象でしたら、「しごでき」をイメージできる落ち着いたトーンと表情で話すといったものです。

人は、聴覚よりも視覚からの情報を多くインプットします。そのため、内容に凝りすぎてぎこちなくなってしまうよりも、自分らしい等身大の内容をイメージに合わせて伝えたほうが、全体的に良い印象を与えやすいのです。

ぜひ、飛び切り素敵な俳優さんになったつもりで身なりを整え、自信を持って録画にのぞんでみてください。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

プロフィールを見る

録画面接のガクチカは「1:3:1」の構成で伝えるのがおすすめ

企業によって指定される時間は異なりますが、構成要素の割合で言うと「結論:具体的なエピソード:まとめ」が、おおよそ「1:3:1」程度のバランスになるのが理想的です。

ここでの「まとめ」とは、再度結論を述べたり、入社後の再現性や意欲を表したりする箇所になります。

このなかで、中心となる「具体的なエピソード」の部分が、全体の持ち時間に応じて伸縮するイメージですね。

冒頭の惹き付けや明瞭な話し方などもしっかり練習しよう

伝え方としては、まず最初に「私が学生時代に最も力を入れたことは〇〇です。」と結論を述べ、次にその具体的なエピソードを話し、最後に「この経験から得た〇〇を活かして貴社に貢献したいです。」といった形で締めくくってみてください。

上記のような、いわゆるサンドイッチ構造を意識すると聞いている側にとって非常にわかりやすくなります。

エピソードを伝えるときは、背景、課題、行動、結果、学びなども加えてくださいね。

なかでも、特に私が重要だと感じるのは、冒頭の1~2分です。ここで話が冗長になったり、要領を得なかったりすると、視聴者である採用担当者からのマイナスな印象につながりかねません。

簡潔に、かつ魅力的に伝える練習をすることが、録画面接では特に重要だと私は思います。

録画面接の対策について悩んでいる人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、録画面接を成功させるための準備や練習のコツについて紹介していますよ。

こちらの記事では、ガクチカを作成する方法について詳しく解説していますよ。ガクチカの作成に悩んでいる人は、あわせて参考にしてみましょう。

時間がない人におすすめ!
ツールを使えば、ガクチカが3分で完成します

学生時代に頑張ったこと(ガクチカ)は、自己PRや志望動機と差別化するのが重要です。とは言え、ガクチカで話せるネタがなく悩む人も多いでしょう。

そこで活用したいのが「ガクチカ作成ツール」です。このツールを使えば、簡単な質問に答えていくだけ採用担当者に魅力が伝わるガクチカが完成します。

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

簡単な質問に答えるだけで、あなたの魅力が伝わるガクチカが作れます。
ガクチカ作成ツールでガクチカをつくる【無料】

 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア