面接の合格フラグを面接官が明かす! 見極め方から面接対策まで解説

5名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

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  • キャリアコンサルタント/公認心理師

    Ikuko Yoshino〇就職支援歴18年。若者就労支援NPOに勤務の後、独立。現在は行政の就職支援施設にて、学生/既卒/フリーター/ニート/ひきこもり/女性などを対象に相談やセミナー講師を担当

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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  • 国家資格キャリアコンサルタント

    Gaku Baba〇製造メーカーやITベンチャーの企業人事に従事する傍ら、キャリアエージェントとして数多くの転職希望者の支援も実施。幼児教育事業も展開するなど、幅広い年代のキャリア支援に携わる

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  • キャリアコンサルタント/fc-styling代表

    Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事

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面接中に面接官の反応がとても良く、「これは合格フラグかな」と気になる人も多いかもしれません。

しかし、合格フラグが出ても、それが必ずしも合格に結びついているとは限りません。また、合格フラグと誤解されやすい言動もあるため、注意が必要です。

重要なのはこれらのフラグを理解したうえで、フラグを気にしすぎず、面接に向けた準備や対策をおこなうことです。

この記事では、6人のキャリアコンサルタントとともに、面接の合格フラグについて解説します。

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大前提として覚えておこう! 面接中の合格フラグは絶対ではない

面接における「合格フラグ」は好印象のサインですが、勘違いの可能性や、その後の回答次第で評価が覆ることもあります

フラグを過信せず、最後まで集中してアピールし続けることが大切です。

野村 芳克

プロフィール

元人事/野村さんからのエール

面接中に合格フラグや不合格フラグを意識しすぎると、集中力を欠いたり、回答に対してのパフォーマンスを落としたりするリスクがあります。

重要なのはフラグに左右されず、最後まで自分の魅力をしっかりアピールし続けることです。

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合格フラグの可能性が高いサイン8選

合格フラグは、自分で合否の予想をする際の参考になるほか、面接中に気付くことによって、その後の面接の自信にもつなげられます。

ここでは合格フラグの可能性が高いサイン8つについて解説するので、自分の面接の良し悪しを判断して次に活かしたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

【就活QA集】「合格フラグ」や「受かるサイン」を見る(タップで開閉)

①面接官が熱心に質問をしてくる

面接官が熱心に質問をしてくるときは、あなたに興味を持っている可能性が高いサインです。

「どんなサークルに入っていますか?」「ゼミではどんな研究をしているのですか?」など、興味を持ったことを質問する面接官は一定数います。

その回答内容に対してさらに深掘り質問をしてくるようなら、面接官はよりあなたについて知りたいと考えている可能性があります

しかし、面接で質問があるのは基本であり、義務的に聞いている可能性もあるので、質問が多いというだけで合格だと断定しないようにしましょう。

吉野 郁子

プロフィール

就職支援歴20年/吉野さんのアドバイス

「将来やってみたいことは?」「管理職を目指しますか?」といった長期のキャリアプランについての質問は、相手が興味を持っているサインかもしれません。

こうした質問は、長く活躍してほしいという期待から生まれている可能性があります。

②入社後の業務内容について具体的に話される

入社後の働き方について具体的に話をするとき、面接官は「早く応募者と一緒に働きたい」と思っている可能性があります。

そのため、入社後について詳細な話題が出ているときはチャンスだと思いましょう。

「入社するときには○○が必要なので、準備してくださいね」のように、内定後に出るような話をされる際は、合格フラグの可能性が高いです

髙橋 ノリヒロ

プロフィール

人事系部門の管理職/髙橋さんが語る採用のリアル

配属を想定している部署での、活躍イメージにはまりそうな学生には、入社後ギャップをなくして欲しいです。

また、入社前からモチベーションを高めてもらいたいので、具体的な業務内容は確かに話しますね。

③面接官が会社のメリットについて強調する

面接官が「同業界のなかでも、〇〇に力を入れています」「昇進しやすい環境です」といった会社のメリットについて強調することがあります。

このとき、面接官は「自社に入社してほしい」「他社に行ってほしくない」と思っている可能性があります

特に、選考が進んだ段階では、採用を前提とした選考をおこなうため、入社意欲を高めてもらうために、積極的に会社をPRする可能性が高いです。

谷所 健一郎

プロフィール

元採用担当者/谷所さんが語らる採用のリアル

通常は入社してほしい応募者に対して自社の良さを強調してPRしますが、面接官の個性や採用方針で、応募者を問わず自社のPRをおこなうこともあります。

この場合は、面接官が自社の広報的な役割を担っているという心理状況になります。

④面接時間が予定よりも長くなる

面接時間が予定よりも長い場合は合格フラグの可能性があります。

面接時間が長くなるのは、面接官が応募者に興味を持ち、さまざまな質問や深掘り質問をしているからです

ただし、質問に対して考える時間が長すぎたり、会話のキャッチボールがうまくできなかったりして時間が伸びているケースもあります。

野村 芳克

プロフィール

人事部出身/野村さんが語る採用のリアル

面接官が好印象を抱いた応募者に対しては、さらに深く知りたいと考え、予定時間を超えて質問を続けることもあると思います。

一方で、ほかの面接予定スケジュールとの兼ね合いで延長が難しい場合もあるため、状況次第だと思います。

⑤次の面接や連絡について具体的に言及がある

面接官が「次の選考に進んで欲しい」と考えていると、次の面接について話をしてくれることがあります。

次も突破してほしい」という思いを込めて、「次の面接ではガクチカをもっと聞かせてほしい」とアドバイスをしてくれることもあるようです

また、合否の連絡についても「○○日までに電話で連絡があるよ」と具体的に言及してくれることもあります。

これらだけで合格するとは一概に言い切れませんが、不合格者に今後の話をして期待感を持たせる可能性は低い傾向にあります。

企業人事として活躍/馬場さんが語る採用のリアル

具体的に次回についての話がある場合、一定の期待はできますが、それによって就職活動を終了したり油断するのは禁物です。

最後まで気を緩めずにやり切れば精神的にもブレないため、おすすめです。

⑥「社風に合っている」といわれる

採用担当者にとって選考は、応募者と会社のマッチ度を測るためのものです。

つまり、マッチしているという意味合いの言及があると、あなたのことを高く評価しているといえます

特に、面接の終盤になると、役職者や社長が面接官になることがあります。

役員以上の役職がある面接官は社風についてよく理解している可能性が高いため、「社風に合っている」という言葉にはかなりの信憑性があるのです。

吉野 郁子

プロフィール

就職支援歴20年/吉野さんのアドバイス

面接官も、あなたとのフィーリングが合ったことをうれしく感じたのかもしれません。

ただし、この後さらに優秀な応募者が現れる可能性もあります。「合格フラグだ」と喜ぶのは、少し早いかもしれません。

⑦ほかに応募している企業があるか聞かれる

面接官が他社の応募状況を聞く理由

  • 自社への志望度を確認したい
  • 内定を出すタイミングを見計らっている
  • 企業選びの軸を把握するため

特に採用したい学生には、他社より先に内定を出そうとしている可能性が高いため、合格フラグの一つとしてとらえられます。

ただし、形式的な確認として聞いているケースがあることも覚えておきましょう。

冨永 実希

プロフィール

アパレル業界の元人事・冨永さんのアドバイス

採用計画があり、他社に流れそうな人材よりも自社を第一希望としてくれる学生を残したい意図があります。

ただし、同レベルである場合、他企業への応募は参考にする程度です。一方で、異業種を受けている場合、優先度は下がります。

⑧面接官のプライベートな話をしてくる

面接官がプライベートな話をしてきたり、フレンドリーに接してきたりする場合は、あなたに対して好印象を抱いている可能性があります。

たとえば、「私も趣味〇〇をしていますよ!」のように、面接官自身の話も交えてくる場合は、あなたに興味を持っているかもしれません

他愛ない話でも盛り上がって面接の雰囲気が良くなると、それも応募者を魅力的に感じる要因の一つになります。

谷所 健一郎

プロフィール

元採用担当者/谷所さんが語らる採用のリアル

面接官の言動が好印象の場合、合格フラグというケースもあります。

ただし、企業の採用方針や面接官の個性によって、応募者に関係なく面接時間が長くなることや他社の応募状況を聞くことがあるため、合格フラグに確実性はありません。

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合格フラグと誤解されやすい言動4選

一般的に合格フラグとされているもののなかには、合否に関係ない可能性が高いものもあります。

ここでは合格フラグと誤解されやすい言動4選を解説するので、合格フラグと勘違いしないためにも事前にチェックしておきましょう。

①選考結果の通知が遅い

選考結果の通知が遅いと、「自分の合否に迷っていて、合格のチャンスが残されているのでは」と考え、合格フラグだと期待してしまう人もいるかもしれません。

しかし、面接において選考結果の通知にかかる時間が合否に関係している可能性は低いといえます。

これは単にその選考の応募者が多く、全員との面接が終了して評価が完了するまでに時間がかかっているだけの可能性もあるからです

とはいえ、「合格の場合は○○日までに連絡します」と明確に伝えられていない場合、希望は十分にあります。

選考結果の通知が届かなくても、諦めずに連絡を待ちましょう。

②エレベーターまで送られる

面接が終わって応募者をエレベーターまで送ることを「エレオク」と呼びますが、これも合格フラグとして勘違いされがちなサインの一つです。

そもそもエレオクは、国家公務員試験の官庁訪問において不合格者をエレベーター前で見送っていたことに由来し、もともとは不合格フラグを意味しています。

また、ビジネスシーンでは、外部からの訪問者が帰る際に見送りをすることはごく自然におこなわれます。

そのため、就活の面接でもビジネスマナーの一環として、丁寧な振る舞いをしている可能性が高いです

エレオクされたからといって一喜一憂せず、前向きに次の選考の対策を練っておきましょう。

③「最後にアピールしたいことはありますか?」と聞かれる

「最後にアピールしたいことはありますか?」と聞かれると、「自分の話をもっと聞きたいのでは?」ととらえてしまう人もいるかもしれません。

しかし、「もっとアピールしてほしい」といった意図で聞く面接官もいれば、ただ形式的に自由なアピールの場を設けているだけの面接官もいます。

そのため最後にもアピールを求められたからといって、全ての採用担当者が合格フラグのつもりで質問しているとは言い切れません。

もし質問をされた時点で手応えが足りないのなら、挽回する気持ちで入社意欲を示しましょう

④面接官が積極的にメモを取っている

面接官が積極的にメモを取っている場合、話を整理するためや深掘り質問をするためだけにメモを取っている場合が多くあります。

そのため、メモを取る姿だけで合格フラグと思い込むのは時期尚早です。

重要なのは面接官がメモを取ることではなく、応募者が質問にしっかり答えたり、アピールをしたりすることです

積極的に質問をしてメモを取ってくれる面接官に当たっても、自身の魅力が伝わらないと合格には結びつかないので、面接対策を徹底しましょう。

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面接官が出す不合格フラグ4選

合格フラグがある一方で、不合格フラグも一定数存在します。しかし、不合格フラグが出たからといって、その場で合否が確定するわけではありません。

最後まで質問に向き合い続ければ、挽回できる可能性は十分あるため、不合格フラグを事前に知ることが大切です。

ここでは、面接官が出す不合格フラグを4つ解説します。

①面接時間が極端に短い

面接時間が極端に短い場合は面接官が応募者に対して興味がないため、質問や深掘り質問を積極的にしない可能性があります。

合格に近い人ほど「もっと知りたい」と面接官も熱が入るもので、マッチ度が低いと判断された場合、早めに切り上げられることも少なくありません

この不合格フラグは面接が終わってみないとわからないものなので、挽回のしようがないという厳しさもあります。

十分な対策をしていても、面接官との相性によって不合格フラグが出てしまうこともあるので、引きずりすぎず適切な対策をして、気持ちを切り替えましょう。

吉野 郁子

プロフィール

就職支援歴20年/吉野さんのアドバイス

応募書類が確認の必要がないほどわかりやすく作られており、さらに人柄や雰囲気が企業に合うと確信された場合、短時間面接でも採用の可能性はあります。

また、経営層の面接の場合、単に経営陣が面接に割ける時間が限られているだけ、というケースも考えられます。

②逆質問を求められない

逆質問は、面接官にとって自社のことを知ってもらい、志望意欲を高めてもらうチャンスです。

それにもかかわらず、「何か質問はありますか」と聞かないのは「落とすからこれ以上自社のPRをする必要はない」という意思の裏返しでもあります。

しかし、面接によっては逆質問をしない場合もあるので、逆質問がなかったからといってそれが必ずしも不合格フラグというわけではありません

そのため、逆質問をされなくても気を落とさず、最後まで自分の魅力をしっかりアピールしましょう。

「最後に私からもいくつか質問させていただいてもよろしいでしょうか?」と、逆質問を申し出てみるのも一つの方法です。

③回答に対して深掘り質問をされない

あなたの回答に対して面接官が深掘り質問をしてこないなら、それはあなたの話に興味がないという不合格フラグの可能性があります。

逆に、興味のある応募者に対しては、「自社とのマッチ度が高いか見極めたい」と考えるため、自然と深掘り質問が多くなるのです

ただし、最初の回答で面接官の聞きたいことが完璧に答えられていて、深掘り質問の必要がない場合もあるので、気にしすぎずアピールを続けましょう。

谷所 健一郎

プロフィール

元採用担当者/谷所さんのアドバイス

深掘り質問をしなくても十分納得できる回答であれば、好印象でも深掘り質問はおこないません。

また、企業の採用方針や面接官の個性によっておこなわないこともあります。逆に回答の信憑性に疑問がある場合、深掘り質問で確認することもあるでしょう。

④面接官がメモを取っていない

面接官がメモを取っていないのも、興味が薄いことからくる行動の可能性があります。興味がある応募者なら、積極的にその人の魅力についてメモを取ります。

ただし、メモに頼らず応募者とのコミュニケーションを重視することもあるので、面接中にメモを取っていなくても焦る必要はありません

また、メモを取る面接官も、応募書類に記載のない情報を単に書き足しているだけという可能性もあるので油断は禁物です。

野村 芳克

プロフィール

人事部出身/野村さんが語る採用のリアル

面接では毎回メモを取るようにしていました。特に応募者の特徴や印象的な回答を記録するためです。

逆に、応募者のコミュニケーションに集中する必要があるケースや短時間の面接の場合はメモを取りません。

面接の合格フラグはあくまで目安! 振り回されることなく突破を目指そう

面接の合格フラグは合格を確実にするものではありません。合格フラグが出ても、その後の言動次第では不合格になってしまうこともあります。

フラグに振り回されることなくアピールを続けるためには、自信が付くまで面接対策を極めることが重要です。

この記事を参考にして合格・不合格フラグについて理解を深め、不安を払拭して突破を目指してくださいね。

アドバイザーからあなたにエール合格フラグに振り回されると危険

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

プロフィールを見る

面接の「合格・不合格フラグ」は、面接官の態度から合否を予測する目安にすぎません。

熱心な質問や具体的な業務の話があれば合格、短い面接時間や逆質問がない場合は不合格の傾向とされますが、これらは企業のスタイルで変わるため一喜一憂は禁物です

フラグに振り回されず、自分の魅力を最大限アピールし、最後まで集中して臨むことが成功への近道です。

諦めず誠実な態度で挽回を目指そう

もし不合格フラグを感じても挽回のチャンスはあります。 途中で諦めず、誠実な態度で自分らしさを貫きましょう。

面接は緊張しますが、企業もあなたを知るために時間を割いています。 会話を楽しむくらいの気持ちで、自分の努力を信じて臨んでください。 応援しています!!


執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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