アルバイト経験も立派なガクチカになりうると私は断言します。

質問の内容から推測するに、質問者さんは3つのポイントをガクチカとしてアピールできると私は考えました。

①継続力
大学1年生から一つ のアルバイトを続けてきたのであれば、継続力をアピールできます。

②人間関係構築力
同じ職場で長く勤務できたことは、良好な人間関係を築ける能力の証明になります。

③接客などによる販売促進力
接客における対人力や提案力は、マーケティングや営業職などで活かせる強みです。

自分のアルバイト経験に自信を持って具体的なエピソードを語ろう

アパレルで長く勤務されていたとのこと、素晴らしい経験だと思います。

私自身もアパレル経験がありますが、スタッフ間の関係は非常に重要です。当時は、自分も含めたスタッフ一人ひとりが個性を活かし、チーム作りを工夫したことで、下がっていた売り上げが大幅に向上した経験がありました。

質問者さんにも、長くアパレルで勤務された経験のなかに、こうした貴重な成功体験があるのではないでしょうか。そのエピソードを自信を持ってアピールしてください。

もし、サークルやボランティア経験がないことに引け目を感じているようでしたら、アルバイトに真摯に取り組んできたことを堂々と伝えましょう。

アルバイト経験しかガクチカがないということですね。まったく問題ありませんので安心してください。

企業側が「ガクチカ」で何を見ているのは、必ずしも華々しい活動経験や役職経験だけではありません。

むしろ、その経験のなかであなたがどのように考え、どう主体的に行動して課題を乗り越えようとしたのか、そしてその結果何を学び、どのような成長を遂げたのか、といったプロセスや再現性のある能力を知りたいと考えています。

アルバイト経験は、社会との接点を持つ貴重な機会であり、仕事への取り組み方や責任感、コミュニケーション能力、問題解決能力など、たくさんのことを学べる場です。

たとえば、以下のような点に着目してみましょう。

・単にいわれたことをこなすだけでなく、自分なりに工夫したこと
例：業務効率を上げるために新しい方法を提案した、顧客満足度向上のために率先して行動した

・困難な状況や課題に直面した際に、どのように考え、行動したか
例：人手不足のなか、ほかのスタッフと協力して乗り切った、クレーム対応で誠意をもって顧客の信頼を回復した

・その経験を通じて、どのようなスキルや強みが身に付いたか、また、それが今後どのように活かせると考えているか

上記の点をガクチカのなかで具体的に伝えることができれば、アルバイト経験は十分に強力なアピールポイントになります。

肩書き不要！ あなたの言葉で魅力やポテンシャルを示すことが大切

「バイトリーダーをしていた」といった役職名がなくても、あるいは「売上を大幅にアップさせた」といった派手な成果がなくても構いません。

大切なのは、その経験からあなた自身の個性や能力を企業に伝え、入社後にどのように貢献してくれるかをイメージさせることです。

どのような種類のアルバイトであっても、あなたが主体的にかかわり、そこから何かを得ようと努力したのであれば、それは立派な「学生時代に力を入れたこと」です。

自信を持って、ご自身の言葉でその経験を語ってください。

企業の採用担当者は、それらのエピソードからあなたのポテンシャルを見出そうとしていますよ。