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職務要約が複数ある場合の書き方を教えてください。

職務経歴書を準備している転職活動中の者です。これまでのキャリアでは複数の職種を経験しており、それぞれでアピールしたいスキルや経験が異なります。

職務要約は、応募する企業や職種に合わせて内容を変える必要があると聞きましたが、職務経歴書のなかに複数の職務要約を記載しても良いのでしょうか? もしくは、2社程度に絞って書いたほうが良いのでしょうか。

複数の職種を経験している場合の、具体的な職務要約の書き方を教えてください。どのような点を意識して書くべきかについてもアドバイスいただけると嬉しいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/高校教諭一種 保健体育

徳田 このみ

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職務経験はすべて記載! 可能性を企業に伝えよう

職務経歴書を作成する際、もし複数の職種を経験しているのであれば、そのすべてを記載することをおすすめします。

応募する職種は一つかもしれませんが、企業側としては、入社後のキャリアパスというものも考慮するからです。

私の知るかぎりでは、さまざまな経験を持っていることを伝えることで、将来的に別の職種でも活躍してもらえる可能性を示唆することにもつなげられます。

そのため、持っているスキルや経験は、すべて開示するほうが良いでしょう。

工夫と成果を具体的に書くのが重要! 自己PRとしても活用しよう

アピールする際のポイントとしては、単に「何をしてきたか」という客観的な事実を並べるだけでなく、仕事のなかでどのような工夫をしたのか、そしてそれによってどのような成果が得られたのかを具体的に示すことが重要になります。

たとえば、「〇〇の業務におきまして、△△という工夫を凝らした結果、□□時間の短縮に成功しました」というように、数字で客観的に表せるような具体的な成果があれば、それは単なる経歴の紹介にとどまらず、自己PRとしても非常に有効です。

そのような記述ができれば、企業側も「この人は工夫をしながら仕事に取り組んでこられた人材なのだな」という良い印象を抱くことでしょう。

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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職務要約は一点集中で魅せる! 志望職種に合わせてカスタマイズしよう

職務経歴書において、複数の職務要約を並列記載するのは原則として避けるべきです。

応募する企業・職種ごとに、あなたの経験から最も関連性の高い要素を凝縮した、一点集中の職務要約を一つ作成することが、転職成功への戦略的アプローチとなります。

複数の要約は、採用担当者の焦点をぼかし、「結局何がしたいの?」という疑問を抱かせ、応募職種への熱意や適性を伝えにくくなるからです。

大切なのは、応募企業の求める人物像を丁寧に分析し、自身のキャリアにおける共通項や関連性を見出し、キャリアの軸を意識しながら、簡潔かつ具体的に記述することとなります。

唯一無二の職務要約が企業に刺さる! 最適な内容でアピール

また、応募職種に特化したキーワードを盛り込むことも効果的です。

私の過去の支援例では、営業と企画の経験を持つ人が企画職に応募する場合に、まずは共通点を抽出するように伝えたことがあります。たとえば、顧客ニーズを深く理解して提案につなげた経験や目標達成意欲といった共通点です。

そして、「〇〇業界で〇年の営業経験で培った顧客視点と、△△の企画業務で培った分析力を活かし、貴社の〇〇事業の発展に貢献します」のように、一つの明確なメッセージとして提示するようにおすすめしました。

異なる企業に応募する際は、それぞれの募集要項に合わせて、この職務要約を最適化することが大切です。

複数の職種経験は、多様な視点とスキルを持つ証となります。それぞれの経験を強みとして効果的にアピールするために、応募企業ごとにカスタマイズされた唯一無二の職務要約を作成しましょう。

以下の記事では第二新卒の職務経歴書の書き方を解説しています。現在第二新卒として転職活動を考えている人は、少しでも選考を有利に進めるためにもチェックしておきましょう。

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