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転職の給与交渉はメールでおこなっても良いのですか?

転職活動中で内定をいただいたのですが、給与についてもう少し交渉したいと考えています。直接お会いして話すのではなく、メールで打診しても失礼にあたらないでしょうか?

もしメールで交渉する場合、どのような点に注意して書けば良いでしょうか? 具体的な例文や、先方に失礼にならない伝え方など、アドバイスをお願いします。

また、給与交渉のメールを送るタイミングについても教えていただけますでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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給与交渉は対話が理想! メールなら建設的な姿勢で伝えよう

内定おめでとうございます。転職の給与交渉は、状況次第でメールでも可能ですが、直接対話が理想的です。

メールは手軽ですが、誤解を招きやすく、熱意や誠意が伝わりにくい面があります。対面であれば、細かいニュアンスも伝えられ、より建設的な交渉ができます。ただし、遠方や相手の多忙さを考慮すると、メールも選択肢の一つとなります。

メールで交渉する場合、丁寧な言葉遣いは必須です。「~いただけますでしょうか」などのクッション言葉を使い、内定への感謝と入社意欲を明確に示します。

希望額だけでなく、その根拠となる経験、スキル、貢献できる点を具体的に提示し、業界水準など客観的なデータも加えると良いです。

譲歩案も示し、建設的な姿勢を強調する。たとえば、「これまでの経験とスキルを考慮いただき、年収〇〇万円でご検討いただけないでしょうか。難しい場合は、〇〇万円でもお受けできます」といった言葉の余地を残す表現にしましょう。

交渉のタイミングは、内定通知後から承諾前までとなります。

感謝と意欲を持ちつつ根拠を提示して交渉しよう

給与交渉は、感謝と意欲を示し、具体的な根拠にもとづいて丁寧におこなうことが重要です。メールが不安なら、電話で相談するのも有効と考えられます。

どのような形でも交渉をする際の姿勢は崩さないことを意識しましょう。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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給与交渉はメールでもOK! 内定後に速やかにおこなおう

転職の給与交渉をメールでおこなうことは、失礼ではありません。特に、最終面接後や内定通知を受けた後など、企業側から連絡方法の指定がない場合や、直接交渉の機会が設けられていない場合には、有効な手段となり得ます。

ただし、タイミングや伝え方を誤ると、企業にマイナス印象を残してしまう可能性があるため、慎重におこなう必要があります。

メールを送るタイミングは、内定通知を受け、労働条件の詳細が提示された後、できるだけ早めにおこなうのが適切です。

熟慮した結果、給与条件について相談をしたいという意思を、速やかに企業に伝えることで、企業側もその後の対応を検討しやすくなります。

あまりにも時間が経ってからの連絡は、企業側に「入社の意思がないのではないか」という疑念を抱かせる可能性もあります。

メールで給与交渉をする際の注意点としては、まず丁寧な言葉遣いを心掛けることが最も重要です。ビジネスメールの基本に則り、件名には「内定承諾に関するご相談(氏名)」のように、内容が一目でわかるように記載しましょう。

本文では、内定をいただいたことへの感謝の気持ちを述べたうえで、給与条件について具体的な金額を提示し、相談をしたい旨を明確に伝えます。

感謝の気持ちと根拠を持って相談の姿勢で臨もう

失礼にならない伝え方としては、あくまでも交渉ではなく確認や相談という姿勢を示すことが大切です。

一方的に希望額を主張するのではなく、「提示いただいた年収について、私のこれまでの経験やスキル、業界水準などを考慮すると、〇〇万円程度でのご提示は難しいでしょうか」といったように、具体的な根拠を示しながら、理解を求める形での表現を心掛けましょう。

また、「もし難しいようでしたら、〇〇万円であればお受けさせていただくことも検討しております」といった競歩案を示すことも有効です。

具体的な例文を参考にしてください。

件名:内定承諾に関するご相談(〇〇 〇〇)
〇〇株式会社
採用ご担当者様
いつもお世話になっております。〇〇です。
この度は、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。貴社の一員として貢献できる機会をいただけること、大変光栄に存じます。
つきましては、先日ご提示いただきました年収〇〇万円という条件について、大変恐縮ではございますが、私のこれまでの職務経験、専門スキル、および業界水準などを総合的に考慮いたしますと、〇〇万円程度を希望していますがいかでしょうか。
もちろん、貴社の給与体系やご事情も重々承知しております。もし、提示させていただいた金額が難しいようでしたら、〇〇万円であればお受けさせていただくことも検討しております。
お忙しいところ大変恐縮ですが、一度ご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
署名

給与交渉では、内定に対して感謝の気持ちを伝えたうえで、具体的な根拠を示しつつ、あくまで相談という形で控えめに交渉することで、企業に与える印象を和らげることができます。

直接会って話すほうがより丁寧な印象を与える可能性はありますが、状況によってはメールでの交渉も有効な手段となります。

私の採用担当者としての経験では、メールでの給与交渉は記録に残せるため、まったく問題ありませんでした。誠意を持って、建設的な対話を試みましょう。

以下の記事では転職の際の給与交渉を成功させるための方法を解説しています。転職の際に給与を上げたいと考えている人は、成功率を高めるためにもチェックしておきましょう。

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