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英語ができないのですが商社に入社できますか?
商社への就職を考えているのですが、英語がまったくできません。TOEICの点数も低く、日常会話にも自信がありません。
商社の仕事では英語が必須というイメージがありますが、英語ができないとやはり就職は難しいのでしょうか? もしそうであれば、どの程度の英語力が必要とされるのでしょうか?
また、英語が苦手な場合でも、商社で活躍できる職種や、英語以外のスキルをアピールする方法はありますか?
入社後に英語力を伸ばすことは可能でしょうか?商社で働くうえで、英語ができないことのデメリットと、それを克服するためのアドバイスがあれば教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
英語力を伸ばすには基礎固めが最重要!
商社の就職において、英検では高校卒業程度の2級以上、TOEICではスコア700点以上が必要だと言われています。これらは決して高いレベルではありません。
英検2級ならば、高校2年生でも取得している生徒が多くなってきています。
英検とTOEICでは求められる英単語の語彙は異なります。TOEICはビジネス寄りのため、TOEICで高いスコアを出すためには、専用の問題集等で対策をおこなってください。
しかし、文法問題に関しては、英検もTOEICも高校英文法が基本です。高校生のときに使った問題集で土台を築くことが重要です。
また、文法や語彙が身につけばリスニングができるようになります。スピーキングの練習をすれば、同時にリスニングも鍛えられます。
現在はオンラインやAIによる英会話も充実しているため、できることから始めてみましょう。
交渉力や課題解決力など多様なスキルもアピールしよう
商社で働く場合、英語力がすべてではありません。商談などではコミュニケーション力、交渉力、課題発見力、問題解決力、プレゼンテーション力、商品知識、市場の動向を読み取る力などが求められます。
過去の自分を振り返り、先ほど述べた力を発揮できた場面があれば、それは大きなアピールポイントになります。
商社で必要なのは英語力だけではない!
英語が不得意でも、商社入社への扉は閉ざされていません。商社の業務は多岐にわたり、英語を日常的に必要としない職種も存在するからです。
総合商社は、資源、エネルギー、金属、機械、化学品、食料、繊維など、文字通り幅広い分野で国際的なビジネスを展開しています。
その内部には、国内営業、事業企画・管理、経理・財務、人事・総務、情報システムといった、日本語でのコミュニケーションや専門知識が中心となる部署も存在しているのです。
これらの部署では、高い英語力よりも、国内市場の知識、企画力、分析力、会計スキル、ITスキルなどがより重視される傾向にあります。
自分の強みを商社でどう活かせるかを考えてみよう
さらに、商社が求める人物像は、単に語学力に秀でた人材だけではありません。
異文化を持つ人々とも円滑にコミュニケーションを図れる能力、複雑な問題を分析し解決に導く力、そして新しいことに主体的に挑戦する意欲と困難を乗り越える力が不可欠です。
私の過去の支援事例でも、英語がまったく話せなくても、前職で培った高いコミュニケーション能力と深い知識を武器に大手商社へ入社し、国内営業部門で成果を上げていました。
英語が苦手だからと諦めるのではなく、自身の強みを最大限に活かし、戦略的に就職活動を進めることで、商社という舞台で活躍する道は必ず開けます。
以下の記事では商社の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。特に5大商社への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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