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農学部は就職先がないって本当ですか?
農学部に在籍している大学3年生です。いよいよ来年には就職活動を本格的にはじめるのですが、農学部の就職先はあまりないという話をよく聞きます。先日、ネット上でも「農学部卒で就職先がない」という書き込みを見かけて、とても不安になっています。
研究室の先輩方も、なかなか希望の職種に就職できていないように見受けられ、自分の将来がどうなるか心配でたまりません。
本当に農学部には就職先がないのでしょうか? もしそうでない場合、どのような分野に就職できる可能性があるのか、具体的に教えていただけますでしょうか? また、農学部で学んだ知識を活かせる仕事があれば、ぜひ教えていただきたいです。アドバイスをよろしくお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
農学部の就職先はいろいろ! 意外な分野の就職も狙える
まず、「農学部だから就職先がない」ということはありません。むしろ、特定の学部に所属しているからといって、就職先が限定されるという考え方自体が、現在の就職市場とは合わなくなってきています。
「農業に関わる仕事」と一括りに言っても、農業法人で働く、農薬や肥料の研究開発をおこなうなど、その仕事の種類はさまざまです。
さらに、一見すると農業とは関係なさそうな分野でも、農学部の専門知識が求められる、思いもよらない職種は少なくありません。食品メーカーや化粧品、製薬、環境コンサルなど、活躍の場は皆さんが考えている以上に広がっています。
まずは視野を広げて調べてみることが大切です。
就活サイトなども利用しつつ、農学部での経験が活かせる仕事を見つけよう
それでも不安な場合は、スカウト型の就活サイトに登録するのも1つの有効な手段だと私は思います。
自分のプロフィールに「農学部で〇〇を学んできました。この知識を活かせる仕事がしたいです」と具体的に記載し、企業からのオファーを待つのです。興味を持ってくれる企業との、思わぬ出会いが期待できますよ。
農学部卒に就職先がないということはない! 世の中の業界・職種はさまざまある
農学部卒は就職先がないというのは違うと思います。質問者さんは、自分で将来を限定して考えすぎていることが原因で、就職先ややりたい事が見つけられていないのではないでしょうか。
これは農学部の学生に限ったことではありませんが、就活生は、どうしても自分が見ている、あるいは見えている部分だけを対象に考えてしまう傾向があります。
大学3年生の夏のインターンシップまでは、広く業界や企業を見て可能性を探ってみましょう。そのうえで、志望企業や業界などを絞っていくことが大切だと思います。
私自身もそうでしたが、広い視野を持てないままで就職活動を進めてしまうと、社会に出てから世の中にさまざまな業界や仕事があることに気付き、新卒の就職活動の際に知っておきたかったと後悔することになるからです。
専門企業の営業やMRなどがおすすめ! 自分の可能性を狭く考えないことが大切
農学部での学びは農業系の企業でしか活かせないということはありません。文系の職種などでも活かすことはできます。
たとえば、営業職です。研究職でなくても、農学部出身者であれば、農業系企業の営業として専門知識を活かして働くことができます。
また製薬会社のMRはどうでしょう。農学部で薬を投与する実験などをおこなっていた人は基本知識も持っているため、この職種で力を発揮することができるかもしれません。このように、まだまだ多くの職種に活躍の場があります。
大切なのは自分の可能性を狭めて考えないことです。ぜひ、選択肢を広げて考えてみてください。
農学部卒におすすめの就職先は以下の記事で解説しています。「農学部で学んだことを活かしたい」「どのようにして仕事を選べば良いかわからない」と悩む農学部出身の人はぜひ参考にしてください。
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