皆さんのなかには、日々忙しく仕事をおこなうことに疲れてしまったことで、時間に追われない仕事で働きたいと思っている人もいるかもしれません。
しかし、時間に追われない仕事を含めて完璧な仕事というものはなく、大変さもあるため「時間に追われない仕事が楽そう」といった安易な考えで就職を目指してしまうと、時間に追われない分、別にある大変さに耐えられないかもしれません。
そこでこの記事では、キャリアコンサルタントの西さん、永田さん、板谷さんとともに、時間に追われない仕事の特徴や具体例、就職の秘訣について解説します。時間に追われない仕事への転職を検討中の人は、ぜひ参考にしてみてください。
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時間に追われない仕事は自由度が高い分実力主義の傾向が強い
時間に追われない、つまり過度に忙しくなり過ぎずに働けたり、勤務時間を自由に決められたりする仕事というのは、自由度が高い分、実力・成果主義の傾向が強いです。そのため、自分のペースで仕事ができるからとその仕事で働いたとしても、実力が伴わなければ「こんなに大変だと思わなかった」ということになりかねません。
そこでこの記事ではまず、時間に追われない仕事におけるメリット・デメリットについて解説します。まずは時間に追われない仕事の特徴を正しく理解していきましょう。
次に、時間に追われない働き方ができる仕事10選を紹介します。それぞれの働き方の特徴だけでなく、どんな能力が求められるのかについても把握し、自分との適性を照らし合わせてみてください。
そして最後は、時間に追われない仕事へ就職するための3つのコツと、企業選びの際に着目しておきたい4つの制度について解説します。時間に追われない仕事の特徴を正しく理解したあとは具体的なアクションに移して、自分にとって理想的な働き方ができる環境への就職を成功させてくださいね。
「時間に追われない」という感情だけに囚われてしまうと最初から仕事の選択肢を狭めてしまうことになり、そのなかで選択すると誰でもできるような仕事となってしまい自身の成長やキャリアアップにつながりにくいという点が懸念されます。
時間に追われない仕事を探している人のなかには、楽な仕事で働きたいと思っている人もいるのではないでしょうか。以下の記事では楽に働ける仕事20選についてキャリアコンサルタントが解説しているため、参考にしてみてください。
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時間に追われない仕事の特徴とは? 働くメリット・デメリット
時間に追われない仕事の特徴とは? 働くメリット・デメリット
- メリット①働く時間帯の融通が利きやすい
- メリット②仕事の進め方を自由に決められる
- デメリット①仕事とプライベートのメリハリを付けにくい
- デメリット②スキルや実績がなければ稼げない
時間に追われない仕事の特徴とは? 働くメリット・デメリット
- メリット①働く時間帯の融通が利きやすい
- メリット②仕事の進め方を自由に決められる
- デメリット①仕事とプライベートのメリハリを付けにくい
- デメリット②スキルや実績がなければ稼げない
皆さんのなかには、時間に追われない仕事と聞くと、自分のペースで仕事を進められる、楽そうといったイメージを持っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、どんな仕事にもその仕事での良さや大変さは存在するため、何となくのイメージだけで仕事を選んでしまうと、自分にとってデメリットとなり得る部分が後から発覚し、ミスマッチを起こしてしまうかもしれません。
そこでここでは、時間に追われない仕事の特徴として、働くうえでのメリット・デメリットをそれぞれ2つずつ解説します。時間に追われずに働ける仕事の特徴を理解して、自分が理想とする働き方と合致しているのか改めて考えてみましょう。
メリット①働く時間帯の融通が利きやすい
働かなければいけない時間帯が明確に決まっていないケースが多い仕事では、自分の都合の良いタイミングで仕事に取り掛かることができるため、人によっては勤務時間の自由さがメリットの一つになり得ます。
またそうした仕事のなかには、必要な道具さえあればいつどんな場所でも作業ができるものも多く、それにより在宅で仕事を進めたり、物理的にオフィスのない環境で働いたりすることも可能です。
逆に一日のうちの勤務時間が固定されているような職場では、その時間のなかで与えられた仕事をうまくやりくりしなければいけません。そのため、仕事量が多くなると一つの業務にかけられる時間が少なくなり、時間に追われる可能性が高まるといえます。
以下の記事では自宅でできる仕事について詳しく解説しているため、併せて読んでみてくださいね。
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メリット②仕事の進め方を自由に決められる
時間に追われない仕事というのは、作業時間を自由に決められることに加え、どんな方法・手順で仕事を進めるかもある程度自分で決められる傾向があります。
仕事の進め方を変更するのが難しいタイプの職種や、職場内のマニュアル化が進んでいる企業などでは、自分ではやりにくいと思っているプロセスでも決められたルールややり方にのっとっておこなわなければいけません。
そうした融通の利かない状況に合わせて働くことにストレスを感じてしまう人にとっては、仕事の時間から進め方まで自由に決められる仕事はメリットが大きいといえます。
自由に働ける仕事については、以下の記事でも詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう
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自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
デメリット①仕事とプライベートのメリハリを付けにくい
時間に追われない仕事のなかには、仕事の時間や場所を自由に決められるという特徴はありますが、それは言い換えると、自分の裁量次第ではいつでも仕事の時間にすることができるということです。
仕事をすると決めた時間の間にやるべきことが終わらなければ、作業時間を伸ばしたり、プライベートの時間にも追加で作業時間を設けたりする必要があります。
勤務時間の始まりと終わりが明確に決まっていない仕事だからこそ、作業時間の変更や追加がいつでもできてしまうため、仕事とプライベートにメリハリが付けにくくなってしまうのです。
このように、プライベートと仕事の境界線がぼやけることで、プライベートの時間を満足に楽しめないかもしれません。ほかにも、終わらなければ時間を伸ばせば良いという考え方になりやすくなるため、そもそもの業務効率やモチベーションが下がってしまう可能性もあります。
- 実際のところ、時間に追われない仕事のほうが労働時間は長くなりやすいですか?
仕事に緊張感やメリハリがなくなると作業時間は伸びやすい
そうですね、時間に追われない仕事のほうが労働時間が長くなる傾向があります。理由としては、勤務時間内に仕事をするという緊張感がないため仕事にメリハリが出ないからです。
納期もプレッシャーもほとんどなく、仕事に対する管理をする必要もないといった状況もあり得るため、ついつい「ながら」作業をしてしまうこともあります。
たとえば、セカンドモニターでお気に入りの動画を観ながら入力作業をするなど、普通なら上司に叱られるような働き方ができたり、お菓子を食べながら作業をするといったオフィスワークではあまりないような状況下で仕事をすることも可能です。
しかし、自己管理が徹底していて、スケジュールを立てながら作業をしていれば、短時間で仕事を終えられ、リラックスできる時間をたっぷり確保することもできます。
デメリット②スキルや実績がなければ稼げない
前述の通り時間に追われない仕事の多くは、作業時間や仕事場、仕事の進め方については自由に決めることができるという特徴がありますが、これはその仕事が「決められた時間内に仕事を終わらせること」とは別のことが重視されているからなのです。
時間に追われない仕事で重視されているのは、仕事での成果です。
そのため、自由に作業時間を決めて時間に追われずに仕事をやり遂げたとしても、その仕事が成果や結果につながっていなければ評価にはつながらず、収入を上げることができません。
つまり、時間に追われない仕事は、仕事を進める過程においての自由度が高い分、収入を得るためには成果につなげられるだけのスキルや実績が求められているのです。
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就活の専門家に聞く! 時間に追われない仕事はストレスが少ない?
時間に追われない仕事は、時間や仕事の進め方の自由度が高いことが特徴の一つであるため、そうした点だけを見ると、働くうえでのストレスは一見少ないように見えます。では実際のところ、時間に追われない仕事でのストレスは本当に少ないのでしょうか?
ここでは、多くの人の仕事や人生の悩みに寄り添っているキャリアコンサルタントの板谷さんに、時間に追われない仕事で働くうえでのストレスについて解説してもらいました。
ストレスをため込まずに働きたいという希望から時間に追われない仕事を探しているという人は、仕事の実態を理解するための参考にしてみてくださいね。
アドバイザーコメント
板谷 侑香里
プロフィールを見る時間に追われない仕事にはその仕事ならではのストレスがある
時間に追われない仕事では、時間の使い方を自分で決めることができます。その分モチベーションを維持するという作業は自己責任の範囲になるのです。
時間的拘束がない代わりに、成果につながった際に出来高として費用が支払われるという形態なので仕事の契約が取れないと収入が得ることのできない完全成果主義な仕事もあります。
このような仕事の場合は収入の変動が激しく、それがプレッシャーやストレスにつながる可能性もあるでしょう。
向き不向きのある仕事だからこそ適性の見極めが重要
仕事とプライベートの境が曖昧になってしまうと「いつでも仕事ができる」というのが理想のつもりが、実際には切り上げるタイミングが見つけられずに「いつまでも仕事をしてしまう」という現実を生み出してしまうこともあります。
時間に追われない仕事は、上手にやり繰りできる人がいる一方で、ずっと仕事のことが頭から離れずにストレスになってしまう人も一定数いるといった、向き不向きのある仕事といえるため、適性を見極めて選びましょう。
仕事の時間と私生活の時間を明確に分けられる人や自己管理能力のある人、ずっと仕事をしていることに喜びを感じている人であれば時間に追われない仕事が向いています。
皆さんのなかには、今の仕事が忙しいことがストレスとなり時間に追われない仕事への転職を希望している人もいるかもしれません。以下では、仕事のストレスを過剰に感じてしまったときの対処法を解説しているため、当てはまる人はぜひ参考にしてみてください。
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あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
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それぞれで求められることも理解しよう! 時間に追われない仕事10選
この記事を読んでいる皆さんのなかには、時間に追われずに働きたいという気持ちはあるものの、具体的にどんな仕事があるのか、自分に合った時間に追われない仕事が何なのかが明確になっていないという人もいるのではないでしょうか。
そこでここからは、時間に追われずに働ける10の仕事について詳しく解説します。時間に追われないという同じ特徴を持つ仕事であっても、具体的な業務内容や仕事で求められる資質などは異なるため、それぞれの仕事の特徴をよく理解したうえで自分に合う仕事を考えてみましょう。
①Webディレクター
WebディレクターはWebサイトの制作や運用を取りまとめることが仕事です。基本的に、Webディレクションはパソコンが使用できればどこでも作業することが可能で、特にフリーランスであれば、業務の進め方や勤務時間も自由に決めることができます。
WebディレクターはWebサイトの制作全体の進行を管理しているわけなので、WebエンジニアやWebデザイナー、Webライターなど制作に携わるスタッフを統括し、業務の納期に遅れが出ないようにしなければいけません。
そのため、時間に追われず自分のペースで作業を進められる仕事ではありますが、制作スタッフの業務が滞りなくおこなえるよう、徹底したスケジュール管理が求められます。
またWebディレクションでは、Webサイト内でコンテンツを発信・運用し、ユーザーとの接点を増やすことがおもな目的となるため、Webマーケティングの知識やユーザーニーズを分析する力などもWebディレクターに必要な資質の一つです。
コンテンツの作成に関して自由にアイデアが出し合えるという点が自由度の高い業務でもあり、楽しみのある作業でもあります。
クライアントから明確な指示がある場合は別として、「こんな感じで」という曖昧な依頼が多いので、周囲を巻き込みながらデザインを考えていく作業が時間を忘れるくらいです。
Webディレクションについてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事で解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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②ライター
ライターはその名前の通り、文章を書くことを生業としている人のことで、文章を書く作業自体は時間や場所に制限されにくいため、時間に追われずに働きやすい職種です。
しかし企業に所属するライターの場合は、勤務場所への制限は比較的緩い可能性はありますが、自分個人の時間に追われたくないという理由だけで仕事の量や時間を自由に調節することは難しいといえ、納期や仕事量によっては忙しくなってしまうかもしれません。
フリーのライターになることで時間に追われず働くことはできますが、ライターとして一人で記事を書き上げるだけのスキルや制作実績がなければ、自分で仕事を選べるほど稼げない可能性があることは理解しておきましょう。
またライターは、雑誌や新聞、Webサイトなどさまざまなメディアに自分の文章を掲載することで収入を得ているため、記事を書くための文章力やリサーチ力はもちろん、メディア側の求める納期に間に合うよう、徹底したスケジュール管理をおこなうことが重要です。
以下の記事ではライターになるための方法を、キャリアコンサルタントが詳しく解説しているため、興味のある人はぜひチェックしてみてください。
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近年人気の職業でもあるライター。学生の中には「ライターになりたい」という人もいるかもしれませんが、新卒でライターに特化した採用をしている企業はなかなか見つからないことも。この記事では経験豊富なキャリアコンサルタントが、新卒からライターになる方法や、ライターを目指す学生が事前におこなうべき準備を解説します。
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受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
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- 自分に合う職業がわからない人
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③Webデザイナー
Webデザイナーは、WebサイトやECサイト内の色合いやレイアウトを考えることが仕事で、パソコンが使用できる環境であれば場所や時間を問わず作業することが可能です。
ただこの仕事も、ライターと同じでWebデザインに関するスキルが認められなければ、自分で自由に業務を管理できるほどの権限を得ることが難しい場合があります。
Webデザイナーには、Webサイトのレイアウトを構築するためのコーディングの知識や、ツールを使ってイラストや画像の編集をおこなうスキルなどが求められるため、この仕事で時間に追われずに働きたい場合には、これらの能力を高めておくことが必要です。
Webデザイナーの仕事に興味がある人は以下の記事もおすすめです。仕事内容や志望動機の書き方などについて、就活の専門家であるキャリアコンサルタントが解説しています。
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Webデザイナーを目指す人が増えていますが、選考で重要なのは志望動機です。徹底的な分析と要素を絞った内容で、ほかの人にはないアピールをすることが大切です。この記事では、キャリアコンサルタントとともにWebデザイナーの志望動機の4大要素や書き方を例文付きで紹介します。
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④マーケター
マーケターは、マーケティングのスキルを用いてさまざまな分野の課題解決をおこないます。ほとんどの業務がスマートフォンやパソコンを用いておこなわれ、作業場所の自由度が高く、時間の融通も利きやすいため、時間に追われずに働きたい人におすすめです。
マーケターの仕事の種類
- Webマーケティング
- 広告出稿・販売促進
- クリエイティブ制作
上記のマーケターの仕事のなかでも、近年はWebマーケティングの分野において、SNSやアフィリエイト広告の運用代行サービスなどの需要が高まっています。
ただ、近年のマーケティング需要の高まりによってマーケティング事業に参入する企業は増加傾向にあり、企業だけでなく個人のマーケターの流入も多く、競争が激しくなっています。
そのため、マーケターの業務自体は時間に追われずに進められることが多いですが、そうした仕事のなかでマーケティングスキルを発揮して成果が出せなければ、競争率の高いなかで満足に収入を得られない可能性があるのです。
⑤動画配信者
動画配信者はその名前の通り、YouTubeなどで動画コンテンツを配信し、動画内に広告を入れたり視聴者から投げ銭をもらうことで収入を得る仕事です。基本的には動画の撮影や編集がおもな作業となるため、カメラやパソコンなどの必要な道具があれば自由に仕事を進めることができます。
一まとめに動画配信者といってもどんな動画を配信するかはさまざまであるため、多くの視聴者を集められるようなチャンネルコンセプトや動画コンテンツを考えることが必要です。
成功して動画の再生回数を伸ばすことができれば、多額の広告収入を得ることができ、動画制作も好きな時間に好きな場所でおこなうことができます。しかし近年、動画配信の分野は個人・法人を問わず流入が増え競争が激化しているのが実情です。
時間に追われることなく動画配信だけで満足な収入を得るためには、新しいコンテンツを考えるアイデアやセンス、視聴者に受け入れられるためのマーケティング力などが問われているといえます。
- 動画配信者の自由度の高い仕事がイメージしずらいです。具体的にどのようなスケジュールで仕事をするのですか?
仕事が安定するまでは多くの作業時間が必要になることもある
実際には、特定の決まったスケジュールやルーティンができるようになるまでは融通が効くという代わりに1日の大半をほとんど作業時間に費やしたり、いつでも作業できるような環境や意識で仕事をする感覚が重要であるかと思います。
そのような意識で続けた先に安定的な時間配分がなんとなく決まってくるのです。そこまで行けば誰かに作業を依頼するなどして自分の自由時間を好きに決めることもでき、収入もそこそこ期待できるはずです。
ただ、そこに到達するまでがとても苦労が多いはずなので、最初はある程度自分の時間を犠牲にするという覚悟が必要ですね。
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『就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。
簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。
- 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
- チャットを使用した、模擬面接プロンプト
- 自己PRで使える強み診断プロンプト
⑥インフルエンサー
インフルエンサーは自身の持つ影響力を活用してクライアントから商品紹介やコラボ企画などの依頼を受け、ターゲットの購入を促進させることで報酬を得ています。
この方法をタイアップといい、自分がクライアントに売り込むのは自分の影響力となるわけなので、自分の体とSNSなどの情報発信がおこなえる環境さえあれば、時間に追われず仕事をすることができるのです。
しかしこの仕事で最も重要な武器となる自分の影響力というのは、一朝一夕で得られるものではなく、タイアップの依頼、すなわち仕事をもらうためには自分自身でも定期的にコンテンツを発信し続けなければいけません。
仕事をする時間から業務の内容まで自由度が高い分、その自由な仕事の時間でいかに自身の影響力を高められるのかが重要となるため、ターゲットニーズの理解や高いカリスマ性、セルフマネジメント力などが求められます。
⑦オンラインショップ運営
オンラインショップの運営は、実店舗を持たずに商品やサービスを販売する仕事で、店舗を開けている時間のなかで業務をおこなう必要がないため、時間に追われずいつでも業務をおこなうことができます。
自分だけでショップを運営する場合は個人事業主となるため、勤務時間や仕事の進め方はもちろん、どういったターゲットにどんな販売をおこなうかなどの戦略も自由に決めることが可能です。
しかしこれは言い換えれば、自分の裁量次第でオンラインショップの運営が成功にも失敗にも傾くということでもあります。そのため、オンラインショップの運営では時間に追われず自分のペースで働くなかでも、戦略的に業務を進められるマーケティング力が重要といえるのです。
⑧販売職
先のオンラインショップ運営では、実店舗を持たないことで時間に融通が利きやすいと解説しましたが、実店舗で営業をおこなう販売職の場合でも時間に追われずに働ける場合があるのです。
販売職の多くはシフト制であることが多く、そのシフト決めも企業全体ではなく各店舗ごとに調整がおこなわれるため、自分の都合の悪い日時を避けて勤務することができます。
また販売職は、店舗がオープンしている間とその前後の開店・閉店準備の時間がおもな勤務時間となり、顧客がいなければ成立しない接客が業務の大半を占めるため、閉店して顧客がいない場合に急に忙しくなることはあまりありません。
忙しさの度合いや時間帯は店舗によって異なりますが、開店時間中は、そのときの混雑状況によって忙しくなることはあります。ただ、接客中は自分と顧客との1対1の時間となるため、時間に追われながらいくつもの仕事を同時にこなすような状況は少ないといえるのです。
とはいえ、繫忙期には一日中忙しい場合も考えられるため、勤務時間の融通が利くこと以外に、勤務中に忙しく働くことは避けたいという人は店舗選びに注意する必要があります。
- 企業に販売職として就職を目指す場合、時間に追われにくい店舗で働く方法はあるのでしょうか?
顧客対応を重視する分野や高級な商材を扱う分野はおすすめ
百貨店の外商など高級品を扱う分野であったり、顧客とのコミュニケーションを重視するような仕事であったり、完全週休二日制で夕方以降も勤務なしなどの条件で探すと良いかもしれません。
私の知り合いの美容室は土日休み、平日17時に閉店しています。顧客も予約制でリピーターが多いため、そのような運営形態が可能とのことでした。
以前私が勤務していた不動産営業の話ですが、「家を買う」という決断は顧客にとって本当に勇気がいるため、店舗に来店してもらって、家の理想を詳しく聞きながらプランを立てていきました。
コミュニケーション重視であったため、1時間~2時間はおしゃべりしながら過ごしたものです。
以下の記事では、販売職の仕事内容や就職方法について詳しく解説しているため、販売職での仕事に興味がある人は確認しておきましょう。
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販売職の仕事内容や魅力を徹底解剖! 就職するために必要な対策とは
この記事は販売職を目指す就活生向けに「どのような人が向いているのか」や「成功するコツ」をキャリアコンサルタントが解説する記事です。販売職の志望動機や自己PRの書き方も例文を交えながら紹介し、自分でも簡単に作成できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
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⑨バックオフィス職
バックオフィス職、いわゆる事務職は、資料作成や雑務などを通して企業のさまざまな部署の業務を補佐することが仕事です。
各部署のサポートがメインで直接的に業務にかかわることが少ないため、企業のなかにある職種のなかでも働く時間や場所、仕事の進め方の自由が利きやすいといえます。
しかしこうした補佐業務こそ、確実性や精度の高さが重視されるため、事務の仕事に必須となるパソコンの操作スキルや資料作りのノウハウなどがなければ評価してもらうことが難しくなるのです。
また、時間に追われることが少ないとはいえ、企業の繫忙期などには資料作成など事務職への業務依頼も増える場合があります。ときにはタイトな締切で仕事を依頼されることもあるため、自分で計画的に仕事を進める管理能力が必須となることは覚えておきましょう。
未経験で在宅のバックオフィスというのは確かにハードルが高いですね。前職で総務や経理などの関連業務を経験していると経験者の実績として記載できで有利です。
基本的なパソコンスキルとしてはWordやExcelなどの操作が期待されていて、ビジネスマナーとしてはメールの作成や電話対応などのスキルが求められています。
事務職やバックオフィス職に関してさらに詳しく知りたい人は以下の記事がおすすめです。就活の専門家であるキャリアコンサルタントが、事務職の特徴や就職の秘訣を解説しています。
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事務職は多くの就活生から人気を誇る職種の一つであり、志望する学生は事務職への理解に努めることが大切です。記事では、事務職の種類とそれぞれの仕事内容をはじめ、事務職に対して多くの人が抱く誤解とその実態についてキャリアコンサルタントのアドバイスを交えながら解説します。
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⑩工場作業員
工場作業員は、工場で製品を生産する際に必要になるさまざまな業務をおこないます。工場では一日に生産する製品の量は決められているため、常に一定のペースを保って仕事を進めることができ、時間に追われずに働くことが可能です。
業務自体も不特定多数の人ができる軽作業が多くルーティン化されているため、暇になることもあまりありませんが、一気に忙しくなることもあまりありません。
また工場作業員も販売職と同じで、シフト制の勤務形式を採用している場合が多いため、朝から夕方まで勤務時間が定められている企業勤めよりは時間の融通も利きやすいといえます。
ただし工場作業員の仕事は、先で述べたようにルーティンワークが多く、決められた業務を時間内に適切なスピードでこなす必要があるため、忙しく働く必要はないものの気分やモチベーションによって業務の質にムラが出ないよう、集中力を維持して取り組むことが重要です。
- 工場作業はたしかにあまり忙しそうなイメージはないですが、給料が安そうな気がします……。
工場勤務に必要なスキルを習得すればキャリアアップは可能
工場内では一般的に製造ラインリーダー、製造主任を経て課長になります。チームのマネジメント能力を養うと共に、生産管理や品質管理、安全管理の知識を身に付けましょう。
企業のなかで推奨されている資格をいち早く取得することで、キャリアアップできたり昇給できたりする可能性は十分にあります。
以下のQ&Aでは、スローライフを送りたい人に向いている仕事について、キャリアコンサルタントが回答しているため、併せてチェックしてみてくださいね。
キャリアコンサルタントが解説! 時間に追われない仕事に向いている人とは
時間に追われない仕事といえるものはさまざまありますが、どんな仕事であっても、その仕事に対する適性がなければ仕事をうまくこなせなかったり、やりがいが感じられずにストレスにつながったりしてしまうかもしれません。
そこでここでは、キャリアコンサルタントとして日々多くの人の仕事や就職のサポートをおこなっている永田さんに、時間に追われない仕事が向いている人の特徴について解説してもらいます。
永田さんの解説を参考に、時間に追われない仕事で働くことをイメージして、どのような人材が活躍できるのか考えてみてくださいね。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る時間や仕事を自分で管理できる人ほど向いている
時間に追われない仕事に向いている人の特徴としてはいくつかあると思いますが、おもには2つあります。
1つ目は、自己管理能力があることです。大なり小なりビジネスパーソンには自分のタスクを管理する能力があるとは思いますが、他者に管理されない環境で仕事をしなければいけない場合はより自律することが必要になります。
自由な時間がある一方で一つのミスや失念が思いもよらない事態へ発展する可能性があることを考えると、必ずしも「時間に追われない仕事=楽」という関係性にはならないのではないでしょうか。
2つ目に「時間を守れる人」という特徴が挙げられます。少し今回のテーマと逆説的ではありますが、仕事において時間を守るということは非常に大切なことです。
「時間を守ることが苦手だから時間に縛られない働き方を探そう」という思考では絶対にうまくいきません。なぜなら、どんな仕事でも必ず納期や守らなければならない時間は存在します。
時間に追われないからといって期限を守れない人には不向き
時間に追われない仕事だからといって「期日を守らなくて良い」ということでは決してありません。最低限、いやむしろ時間を必要以上にしっかり守ることができる人だからこそ「時間に追われない仕事」が可能になるといえると思います。
時間の制限がないからこそ仕事に必要な能力の高さを示すことが大切

ここまでで解説した通り、時間に追われない仕事はたくさんありますが、これらの仕事で時間や場所の融通が利かせやすいのは、その本人が発揮する能力や仕事で出す成果のほうを重視されやすいからなのです。
そのため、それ相応の能力や実績がない状態で安易にその仕事に就いたとしても、思うように収入を上げることができなかったり、業務そのものがうまくこなせなかったりする可能性があります。
理想の働き方をかなえられる仕事に就くためには、時間に追われて働かなくても良いといった、その仕事の待遇面だけに目を向けるのではなく、求められる働き方や必要となるスキルについても理解し、多角的に自分との相性を判断することが大切なのです。
時間に追われない仕事に就きたいと考えている人は、上記のことを忘れず、仕事でに必要な能力の高さをアピールできるように準備を進めていきましょう。
時間に追われない仕事では圧倒的な成果が求められます。クライアントが考えていたよりも高いクオリティで仕上げることで、次の仕事の依頼につながるのです。
そこにはクライアントからの信用や信頼が必要不可欠となります。あなた自身が「商品価値がある人」であることを証明できるかどうかがポイントです。
時間に追われない仕事に就くには? 理想の働き方を実現させるコツ3つ
時間に追われない仕事に就くには? 理想の働き方を実現させるコツ3つ
- 自分の適性や興味にマッチする仕事を選ぶ
- スキルの向上や資格の取得で自分の市場価値を高める
- 副業で実績を積んでおく
前述の通り、時間に追われない仕事の多くは実力や成果主義の傾向が強いため、その仕事で自分がいかに活躍できるかが示せなければ、評価につながらず、就職をかなえることも難しいかもしれません。
とはいえ、具体的にどんな準備をしておけば時間に追われない仕事への就職をかなえられるのかわからないという人もいるでしょう。
そこでここでは、自分にとって理想的な働き方を実現させるための3つのコツについて解説します。時間に追われたくないという譲れない働き方の軸が決まっているものの、具体的な対策に乗り出せていない人は、ぜひ参考にしてみてください。
①自分の適性や興味にマッチする仕事を選ぶ
仕事を選ぶ際、その仕事の業界や業務内容などに興味があるか、適性があるかなどは必須でチェックしておくべき項目ですが、時間に追われない仕事ではより本人の能力や成果が評価の対象となりやすいため、仕事に対する興味や適性は特に重要なポイントといえます。
だからこそ、時間に追われない仕事での就職を目指す場合には、自己分析を徹底的におこない、自分の興味や仕事で活かせる強み、向いている働き方などを洗い出しておきましょう。
どんなに時間に追われず自分のペースで仕事を進められたとしても、その仕事に興味が持てなければモチベーションが上がらず、適性がなければ結果的に必要以上に労働時間が長引いてしまうかもしれません。
また、その仕事が自分に合っているかを判断するためにはその仕事に対する理解を深めておくことも重要です。その仕事の業界や業務について研究し、時間に追われないという特徴以外の、求められる素養やスキルについて理解して、自分の特性と照らし合わせてみましょう。
そうすることで、自分の興味に合致していて多少の壁に直面しても意欲的に取り組める、早いうちから能力を発揮しながらキャリアを構築できるなど、自分の興味や適性に合った仕事を見つけることができます。
自分に合った働き方を見つけるための自己分析方法は、以下の記事で詳しく解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。
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自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。
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②スキルの向上や資格の取得で自分の市場価値を高める
時間に追われない仕事のように、労働時間や仕事の進め方において大きな裁量をもらうためには、自分の能力が明確に認められる必要があります。
そのため、その仕事で必要になるスキルを率先して高めたり、資格を取得したりして自分の市場価値を高めていきましょう。
自分の持つ能力を目に見える形で示せることによって、あなた自身に対する信頼や評価も明確になるため、企業に所属する、またはフリーランスとして働く場合のどちらであっても、自分の希望を通しやすくなります。
自分にとって理想的な働き方ができそうな仕事が見つかったら、まずはその仕事で活かせそうな資格の取得に向けて動き出してみるなど、就職の際にアピールできる強みを増やしてみてくださいね。
③副業で実績を積んでおく
時間に追われない仕事のなかには、本人の持っている能力よりも、その仕事で示してきた成果や実績が重視される場合があります。
たとえば、ライターのような仕事であれば、どれだけ文章を書く力があったとしても、これまでほとんど記事として掲載された実績がなければ、ほかの多くの同業者と差別化できる材料がなく、仕事をもらうことが難しいかもしれません。
いきなり本業として仕事をスタートさせて思うように仕事をもらえないということにならないためにも、まずはアルバイトや副業などから始めて実務経験や目に見える実績を積んでおきましょう。
自分の積み上げてきた経験や実績は、今後自分が本業として始める際の宣伝材料となるため、時間はかかるかもしれませんが辛抱強く取り組んでみてくださいね。
- 今の仕事が忙し過ぎて副業をする余裕がありません……。やはり一旦別の職場に転職してから時間に追われず働ける仕事を目指したほうが良いですか?
時間に追われない仕事に就くことがゴールになるのはNG
個人的には、そもそもの考え方が逆になっているような気がします。
今の仕事が忙しいことで「時間に追われず働ける仕事」に就くこと自体が目的になってしまっていて、それがあくまで手段に過ぎないことを忘れてしまってはいないでしょうか。
その働き方をすることで自分が何を得ようとしているのか、どんな自分になりたいのかなど、働く環境はあくまでそういった部分を達成するための通過点であると考えましょう。
転職自体は悪い訳ではなく、環境を変えることも素晴らしいことだと思います。
しかし、ネガティブな気持ちや焦り・恐れといったマイナス感情から行動するのではなく「こうしたほうが自分にとっては良いかも」という前向きな気持ちで「時間に追われず働ける仕事」を探すことが大切です。
企業制度も要チェック! 時間に追われずに働ける4つの制度
企業制度も要チェック! 時間に追われずに働ける4つの制度
- フレックス制度
- 高度プロフェッショナル制度
- ワーケーション制度
- スイッチワーク制度
皆さんのなかには、時間に追われずに働こうと思うと、そうした働き方ができる職種に就いたり、フリーランスとして働くしか方法がないと考える人もいるかもしれませんがそんなことはありません。
働く時間や場所に縛られない仕事が増えてきたことで、企業でも、従業員の多様な働き方に対応できるような制度を設けているところも多くあります。
そこでここでは、時間に追われない働き方の実現につながる4つの企業制度について解説します。職種を限定せずとも自分の理想的な働き方ができる企業もあるため、ぜひ企業選びの参考の一つにしてみてくださいね。
①フレックス制度
フレックス制度とは、あらかじめ決められた労働時間が確保できる範囲であれば、出退勤の時間や一日の労働時間を従業員個人が自由に調整できるシステムのことです。
たとえば、基本的には朝9時から始業の企業であっても、フレックス制度を活用すればそれよりも遅い時間に出勤したり、早く帰りたい日があれば早めに退勤したりすることができます。
ただし、フレックス制度を取り入れている企業であっても一日のどの時間にも出退勤できるとは限りません。
企業ではチームでのミーティングや顧客との打ち合わせなど、ほかの従業員と連携して仕事を進めることも多くあります。そのため、一定の時間は従業員全員が出勤している必要があり、フレックス制度を活用している場合でも、コアタイムと呼ばれる企業が定めた時間帯においては制度の対象外となるのです。
またフレックス制度は、企業によっては従業員全員が利用の対象ではなく、職位が上がることで利用できるようなケースもあります。こうしたフレックス制度の細かい取り決めは企業によってさまざまなので、企業探しの際は注意して確認しておきましょう。
②高度プロフェッショナル制度
高度プロフェッショナル制度とは、高い専門知識や技術を持ち、一定の年収要件を満たす労働者が対象となり、対象者は労働基準法で定められている労働時間や休日、賃金などの規定が適用されない制度のことです。
この高度プロフェッショナル制度の対象者になると、一般的な労働時間や残業時間に応じた賃金の支払い形態ではなくなり、個人の持つ専門的なスキルによる成果によって報酬が決まります。
一定期間にこれだけの時間働かなければいけないという労働時間の規定もなくなるため、十分に成果が出せるのであれば、労働時間や勤務の時間帯、休日や休憩時間なども自由に決めることが可能です。
とはいえ、この制度は高度に専門的なスキルがあると認められ、年収も1,075万円以上でなければ対象にならないため、簡単に利用できる制度ではないことは覚えておきましょう。
上記の制度が適用される仕事として、たとえば、医者や弁護士、パイロットや外資系コンサルタント、公認会計士や税理士、外交官や一流スポーツ選手などが該当します。
共通している部分は「ほかの人ではできない希少性があるか」です。その人にしかない専門性を身に付け一定の成果を挙げることが求められます。
③ワーケーション制度
ワーケーションとは、英語の「ワーク」と「バケーション」を掛け合わせた言葉で、ワーケーション制度とは長期休暇中の一部の時間を労働に当てることのできる制度のことです。
仕事では、イレギュラーな事態への対応や、ほかの従業員と連携しておこなう業務も多くあります。そんななかで長期間休暇を取ると自分の抜けた穴をほかの従業員がカバーする必要があるため、人によっては周囲に迷惑がかかることを気にして気軽に長期休暇を取れない場合があるのです。
ワーケーション制度は、長期休暇の合間の時間に滞在先で仕事に参加できるため、長期間仕事を止めずに心身をリフレッシュでき、より気軽に休暇が取れるようになります。
毎日の勤務では難しいかもしれませんが、ワーケーション中は自分のペースで仕事が進められるため、忙しく仕事をする環境から離れて働きたいと思っている人にはおすすめの制度の一つといえます。
④スイッチワーク制度
スイッチワーク制度とは、いわゆるスイッチのように自分の都合に合わせて出勤と退勤を切り替えられる制度のことです。
通常企業で働く場合、一度出勤の打刻をすると退勤時間になるまでは勤務を続ける必要がありますが、スイッチワーク制度を活用している場合は、勤務時間の合間に複数回退勤や出勤を繰り返すことができます。
このような制度は、育児や介護などおこなっている人に特におすすめです。子供の送り迎えや通院など、勤務時間中にプライベートで急な対応が必要になった場合でも、仕事を早く終わらせて帰ったり早退したりする必要がなく、一旦仕事を離れるという選択肢を取ることができます。
- 上記のような制度を取り入れている企業に就職を目指す場合、選考などで制度について掘り下げるにはどんな質問をすれば良いですか?
企業理解を深めようという意思が伝わるように質問しよう
企業の成長戦略と絡めて、「これらの制度を取り入れることで、どのような組織の変化や成果が見られましたか?」などと質問してみましょう。
ほかには、制度の運用状況について確認する流れで「制度の利用率や社員からの評判はいかがでしょうか?」などと聞いてみるのもおすすめです。
きちんと企業理解をするための準備していることを示しながら、制度について質問することで、失礼な印象を与えず掘り下げることができます。
時間に追われない仕事は自分の市場価値を示して就職を目指そう
多くの仕事では一日の間に決められた勤務時間があり、その時間内で必要な仕事をこなさなければいけないため、仕事の量や進捗状況によっては常に忙しく働く必要があります。
皆さんのなかには、毎日の勤務時間を忙しく過ごすことに対し、「大変そう」「働くモチベーションが下がりそう」という印象を持ったことで、時間に追われない仕事で働きたいと考えた人もいるのではないでしょうか。
世の中にはさまざまな仕事があるため、選ぶ仕事次第では時間に追われずに働くことは可能です。ただし、時間や仕事の進め方において自由に決められる部分があるということは、成果や能力などそのほかの部分が重要視されているということなのです。
そのことをよく理解せず、時間に追われないという特徴だけで仕事を選んでしまうのではなく、その仕事で求められることと自分の適性を照らし合わせて、マッチする仕事を選びましょう。
また、企業制度にも着目してみることで、時間に追われずに仕事ができる選択肢を広げることができます。これから仕事探しをおこなう人は上記のことに注意して、自分にとって理想の働き方ができる場所で就職を目指してくださいね。
アドバイザーコメント
西 雄一
プロフィールを見る時間に追われない仕事だから「楽」なわけではない
時間に追われない仕事で働きたいならば、しっかりと自己分析をしてください。
あなたの他者が追随しないであろう専門性や技術は何ですか。あなたの商品を販売するとしたらいくらで販売しますか。毎日「目標設定」をおこない、その目標に対して結果を出すことができているかも重要なポイントです。
時間に追われないからといって、後回しにしたりダラダラしたりするのではなく、優先順位を決めて作業することはできるかも考えてみてください。
さらには、その業界や仕事に「将来性」はあるか、どのくらいの収入が欲しいのかも明確にしておきましょう。
時間に追われず働くイメージを具体的にしてアクションに移そう
このようなことをしっかりと考え、一般的に就職した場合とどう異なるのかを比較してください。「時間に追われない=楽な仕事」ではありません。成果を出している人には、次から次へと依頼が来ます。
また、その依頼内容もさらに大きく、高度で時間がかかるものになっていく可能性があります。そのときには自分の「器」を広げるために勉強し続ける必要があるのです。
時間に追われない仕事は、時間の融通が利く代わりに仕事のクオリティが問われます。クライアントと交渉したりするコミュニケーション能力も必要です。周りに時間に追われない仕事をしている人がいたら、どんな働き方が必要なのかインタビューをしてみましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/西雄一教育研究所代表
Yuichi Nishi〇大学では就活に関するスキルを身に付けられる実践中心の授業を展開。また、講師として企業で新人や中堅社員に向けてコミュニケーション研修、キャリアコンサルティングをおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/コラボレーター代表
Yukari Itaya〇未就学児から大学生、キャリア層まで多様な世代のキャリアを支援。大企業からベンチャー、起業・副業など、幅広いキャリアに対応。ユニークな生き方も提案するパーソナルコーチとして活躍
プロフィール詳細