就職活動が思うように進まないからといって、無能だと感じる必要はまったくありません。

内定が得られずに悩むことは決して珍しいことではなく、多くの学生が経験することです。

実際に、以前の調査では秋の時点で3〜4割の人が内定を得ていないという状況もありました。

売り手市場と前向きな対策が重要

最近ではこの割合は減少傾向にあるとの見方もあります。その理由として、現在の就職市場が売り手市場であることが挙げられます。

早期に活動を開始し、秋までに内定を得られない学生の割合は実際に減少し、最後まで粘り強く活動を続ける学生の数も減ってきているという実感があるようです。

大切なのは、現状を客観的に分析し、改善策を実行していくことです。

小さな成功体験を積み重ね自己肯定感をまずは回復させて、自信をもって行動し、納得のいく就活を目指しましょう。

内定がもらえないと、自分を否定されたような気持ちになってしまいますよね。辛い気持ち、よくわかります。

しかし、同じ悩みを持つ学生はたくさんいるので、まずは「自分だけではない」と知って、少しリラックスしてください。

「内定をもらえない＝自分は無能で、社会から必要とされない」と考える必要はまったくありません。

採用は、個人の能力のあるなしだけで決まるのではなく、企業とのマッチングという要素が非常に大きいのです。

ここには、企業のニーズや採用枠、タイミングや相性など、努力だけではコントロールできない要因も数多く含まれます。

まずは情報から離れて！ 自分を信じる工夫をしよう

辛い気持ちを乗り越えるための具体的な対処法として、まずは友人の内定情報など、不安になる要素をできるだけシャットアウトすることが有効です。

また、自分を取り戻す時間を作り、親しい人と話したり、好きなことに没頭したりして、自分のできたことに目を向けましょう。専門家のサポートを受けるのもよい方法です。

さらに、お守りの言葉を持つアファーメーションや、理想の未来にいる自分になりきって日記を描く未来日記といった心のセルフケアも、不安な気持ちを乗り越える助けになります。

大丈夫です。自分を信じて就活を続けていけば、必ずあなたを必要とする企業が見つかるはずです。