早期選考を実施する業界一覧! 早めに内定を獲得する5つの秘策

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  • キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者

    Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる

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  • キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級

    Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

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この記事のまとめ

  • 早期選考は早めの準備が突破のカギ
  • 早期選考には5つのデメリットもある
  • インターンシップやOB・OG訪問から早期選考につながるケースがある

3月にエントリー開始、6月に面接解禁と公表されている就活のスケジュールですが、6月にはすでに複数の内々定を保持している就活生がいるのも事実。

「早期選考を受ける方法を知りたい」「早期選考を突破するための対策はあるのか」と早期選考についての疑問を持つ就活生は多いでしょう。

早期選考をおこなう企業の目的やポイントを把握すれば、効果的な早期選考対策ができますよ。

この記事ではキャリアアドバイザーのアドバイスを交えながら解説していきます。早期選考を受けて早めに就活を進めていきたいという人はぜひ実践してみてください。

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目次

早期選考は就活を成功に導くチャンス! 乗り遅れずに対策しよう

初動の早さが結果を大きく左右する就職活動。6月の面接解禁よりも前に内定を獲得している就活生もいます。

早期選考で内定を獲得するには、早期選考ルートに乗る方法を把握しておく必要があります。とはいえ、「早期選考を実施している企業や業界がわからない」という就活生は多くいます。

この記事では、早期選考を実施している業界や早期選考の実態を紹介。メリットとデメリットを比較して、早期選考を受ける重要性についても解説していきます。

そして、早期選考ルートに乗る方法や対策方法も紹介しています。早期選考の対策方法を知って、志望企業の選考を突破できるようにしましょう。

まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

まずは押さえておきたい! 早期選考とは?

早期選考とは、一般的に就活情報解禁、エントリー開始となる3月1日以前に実施される選考のことを指します。また、6月1日に面接を解禁するという企業では、6月以前に実施する選考のことを早期選考と呼んでいます。

通常よりも早い時期に実施されるので、出遅れてしまうと早期選考を活用して就職活動を進めていけません。そのため、スケジュールや実施している業界の理解は欠かせません。

早期選考のスケジュール

エントリー開始の3月1日以前の選考を早期選考とするか、面接が解禁される6月1日以前の選考を早期選考とするかは業界によって異なります。

3月1日以前に選考を実施する業界は、10月頃からエントリーや選考を開始し、3月以降は新たに選考を実施しない企業もあります。そのため、遅くとも3年生の秋までに自己分析や業界研究を終わらせておくことが必須です

また、サマーインターンに参加した優秀な学生は、サマーインターン経由で早期選考に招待されることがあります。つまり、サマーインターンは早期選考の0次選考のような位置づけです。サマーインターンに参加しないと早期選考に応募できない企業もあります。

企業によって細かいスケジュールは異なるので、必ず志望企業の採用ホームページ(HP)や口コミサイトでスケジュールを確認しておきましょう。

外資系企業は通常の早期選考スケジュールよりも早く選考がおこなわれることが多くあります。

たとえば、外資系メーカーは大学3回生の9月、外資系コンサルティングファームは10月、外資系投資銀行は12月に内定が出ることもあります。

早期選考のスケジュールだけではなく、就活全体の流れも押さえておかないと思わぬところで出遅れる可能性もあります。こちらの記事を参考に、5ステップで就活の流れを把握してください。
就活の流れを5ステップで解説! 時期別の選考対策も紹介

早期選考を実施している業種

早期選考を実施している業種

  1. 外資コンサル
  2. 外資系金融
  3. 外資系メーカー
  4. 外資系IT
  5. 総合商社
  6. 日系金融
  7. テレビ業界
  8. ベンチャー企業

早期選考を実施している企業は多くありますが、以上のような業界の企業が早期選考を実施する傾向が見られます。早期選考を実施している業界を志望している人は、企業ごとに情報を収集して乗り遅れないようにしましょう。

また、早期選考を逃すと来年まで選考を受けられない企業もあります。外資系企業に多いスケジュールなので、外資系企業を志望する就活生は早めの準備が欠かせません。

遠藤 美穂子

プロフィール

以前は早期選考といえばマスコミや外資系、IT企業のイメージだったのが、このところさまざまな業界で、夏のインターンをおこなった流れで早期選考をおこなうようになってきています。

とはいえインターンに参加しない人も多いので、早期選考に乗り遅れたと焦らないでくださいね。

外資系コンサル

外資系コンサルの企業は大学3年生の春ごろからエントリー可能な企業も多く、夏には内定を出し始めます。1月にはエントリー受付を終了する企業もあるので、早めの対策が必須です

一方で、通年採用を導入している企業もあります。通年採用とは、1年間採用活動をおこなうことを指し、いつでもエントリーが可能です。大学3年生の冬に選考を受ける人もいれば、大学4年生の冬にエントリーして内定をもらう人もいます。

外資系コンサル

外資系コンサルは企業の経営課題を発見して解決に導くのが主な仕事です。クライアントの内部に入って客観的な視点から課題を抽出し、解決までのプロジェクトを担当します。

外資系金融

外資系金融も外資系コンサルと同様に、選考を開始するタイミングが早く、早ければ大学3年生の夏に内定を獲得できます。20代で年収1,000万円を超える好待遇や規模の大きい仕事に携われるという点で人気があり、優秀な学生も多くエントリーします。そのため、入念な準備と対策が必要になります。

また、1月中に採用活動を終える企業が多いのも特徴です。外資系金融の就活は大学3年生の冬が勝負だと心得ておきましょう。

外資系金融

外資系金融とは、資本の3分の1以上を外国資本が占めている「投資銀行」「クレジットカード会社」「証券会社」などを指します。同じ外資系金融の中でも業務内容は大きく異なります。

外資系メーカー

外資系メーカーも大学3年生の3月までには採用活動を終えている企業が多いので、早めの準備が欠かせません。

また、インターンを0次選考として取り入れているケースもあるので、夏ごろに開催されるインターン選考にも必ず応募しましょう。インターンに参加しないと、そもそも面接を受けられない企業もあります

ただ、一口にメーカーと言っても多くの企業が存在しています。企業ごとに採用スケジュールや選考フローは異なるので、志望企業が定まったら口コミサイトなどで必ず確認しておきましょう。

外資系メーカー

外資系メーカーは外資系金融以上に幅広く、食品や医薬品、スポーツ用品などさまざまな企業が存在しています。

外資系メーカーの大きな特徴がJOB型雇用です。入社してからさまざまな部署を経験する日系企業と違い、外資系メーカーでは職種ごとの採用をおこないます。自己分析の結果からわかった自分の強みを活かせる領域で勝負するのがおすすめです。

外資系企業の選考を受ける前に、実績としてアピールできる経験を積みましょう。

外資系企業のインターンは、「能力を見極めるため」に実施されることがほとんどです。そのため、早期から就活の準備をすることがポイントです。

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総合商社

日系総合商社は基本的に6月1日の面接解禁に合わせて内々定を出します。しかし、インターンやOB・OG訪問などで見つけた優秀な学生にはそれより早く内々定を出すケースがあります。

大学3年生の夏・秋・冬とインターンをおこなっており、早期選考にエントリーするために参加は必須です。とはいえ、総合商社のインターン選考は非常にハイレベル。

準備不足で挑んでも突破は難しいでしょう。大学3年生の6月ごろまでには自己分析やWeb適性検査対策を終えておくのがおすすめです。

また、OB・OG訪問から早期選考に案内されるケースもあります。1人ではなく複数人のOB・OGと話して熱意や強みをアピールしておきましょう。面接に備えてガクチカや志望動機に対してのフィードバックをもらうのもOB・OG訪問の活用方法の1つです。

総合商社の中でも特に人気の高い5大商社の選考対策はこちらの記事で解説しています。それぞれの企業の違いも分析しているので、参考にして業界理解を深めましょう。
5大商社を徹底比較! 事業や社風の違いから内定への道筋まで解説

総合商社を志望していますが、優秀な学生が多く、早めの準備が必要な印象です。いつから対策を始めるといいのでしょうか?

大学3年生の春には自己分析や業界研究を始めよう

大学3年生の春には対策を始めておく必要があるでしょう。大学3年生の夏にはインターンに参加したくても、倍率がかなり高いため思い通りにいかないことがあります。

それでも、早めに自己分析や業界調査を終えておき、インターン参加に備えておきましょう。インターンではワークがおこなわれることも多く、そこでしっかりと結果を出すためにも業界に関連する情報収集などは欠かさないようにしましょう。

インターンに参加できない場合は、その分だけOB・OG訪問を繰り上げておこなうなど、情報収集はもちろん少しでも企業との関係を構築する行動力が重要になります。

日系金融

メガバンクや証券会社、生保・損保のような日系金融は、6月1日の面接解禁に合わせて内定を出します。しかし、総合商社と同様にインターンで活躍を見せた学生には早期選考を案内して、内々定を出すケースがあります

冬のインターンが終了すると、早期選考が本格化します。大学3年生の1月ごろまでに、面接対策は進めておきたいところです。

また、エントリー後にESの内容次第でリクルーターがつくことも。面談を複数回実施した後に早期選考に案内されるケースもあります。このケースの早期選考は、面接解禁よりも早い選考という意味で使用されるので、大学4年生の4月・5月あたりに内々定が出ます。

企業によって対応はさまざまなので、就活口コミサイトなどを活用して個別に情報を収集しておくのがおすすめです。内定者の8割がインターン参加者という企業もあるので、早めの情報収集が非常に重要です。

金融業界の選考対策はこちらの記事でさらに詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
金融業界を徹底調査! 押さえておくべきトレンドや対策まで大解剖

テレビ業界

テレビ業界の採用活動は日系企業の中でも早い時期に実施されます。特に東京を拠点とするキー局と、大阪を拠点とする準キー局は遅くとも外資系企業と同じ大学3年生の春から準備を始める必要があります。

製作スタッフ、アナウンサーなど職種を問わずに選考時期が早いのが特徴です。大学3年生の秋には、本選考がスタートします。大学4年生の春には、すでに次年度の採用活動に向けて動いている局が多くなっています。

その中でもアナウンサー就活の開始時期は早くなっています。規模の大きいキー局でもアナウンサーの採用人数は1人〜5人ほどであり、他局に取られる前に優秀な人材を確保したいという狙いがあります。

また、テレビ業界ではインターンが非常に重要です。インターンで高い評価を得た学生だけが、次の上級者インターンに参加できるという選考フローを導入している企業もあります。

遠藤 美穂子

プロフィール

3年生の秋以降の選考開始に向けて、3年生の春ごろから自己分析やテスト対策といった一般的な就活準備に加え、OB・OG訪問、放送業界向けの就活イベントに参加しましょう。

さらに、ニュースや世の中の出来事チェックに一層力を入れていくと良いと思います。

テレビ局への就職を検討している人はこちらの記事がおすすめです。高倍率なテレビ業界の選考を突破するための対策を解説しています。
テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介

こちらのQ&Aでもアナウンサーになるための方法をキャリアコンサルタントが回答しているので参考にしてみてください。

ベンチャー企業

ベンチャー企業には通年採用を導入しているところがあります。通年採用とは年間を通して採用活動をおこなうことです。3月にエントリーを開始し6月に面接を解禁する日系企業の多くが実施している採用活動とは異なります。

また、インターンを選考フローに組み入れているケースもあります。インターンで一定以上の成績を残せば、次の選考フローに進むことが可能です。

そのため、夏のインターン終了後に面接がスタートし、秋〜冬ごろには内定を獲得できます。とはいえ、ベンチャー企業の数は非常に多く、採用活動は企業ごとに異なります。各企業の採用HPや就活サイトの口コミから情報を集めて、素早い動き出しが必要です。

ベンチャー企業の中でも人気の高いメガベンチャーを目指している人は、こちらの記事も参考にしましょう。メガベンチャーに特化した選考対策を解説しています。
人気のメガベンチャー20社紹介! 特徴や選考難易度などを解説

就活は、適職診断から始めてください

就活では自分に適性がある仕事を選ぶことが大事です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する企業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

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受けて当たり前? 早期選考の実態とは

新卒一括採用という形式に疑問を持つ企業が現れ、通年採用や早期選考を導入する企業が増えてきました。

とはいえ、3月1日になってからエントリーを開始すれば良いと思っている就活生もいるでしょう。

ここでは、早期選考の内定率や内定を取得した企業の業種など、就職みらい研究所の就職プロセス調査(2024年卒)2023年3月1日時点 内定状況をもとに早期選考の実態について紹介していきます。

早期選考で内定を取得した企業の業種

24卒で23年3月1日時点で内定を取得した企業の業種

2024年卒の2023年3月1日時点で内定を取得した企業の業種は、26.7%の「情報通信業」がトップという結果に

次いで、「サービス業」が15.8%、「小売業」が12.6%で続きます。一方で割合が低かったのは、0.5%の電気やガスなどの「インフラ」、1.0%の「教育・学習支援業」でした。

情報通信業界は2位以降の業種と10%以上の差をつけていることから、高い割合で早期選考を実施していることがうかがえます。

早期選考の内定率

2024年卒の2023年3月1日時点での内定率は30.3%です約3割の学生が早期選考で内定を獲得していることになります。2023年卒の3月1日時点の内定率は22.6%だったので、1年で3月1日時点の内定率に約8%の差が出ていました。

新卒一括採用を疑問視する意見や議論がでており、今後もますます早期選考が活発化していくと見込まれています。3月のエントリー開始に照準を合わせて準備を開始すると、スタートダッシュに出遅れる可能性があります。

余裕を持って選考を進めるためにも早めの準備が必要です。

内定保有企業数

24卒で23年3月1日時点で内定を取得していた学生の内定保有企業数

2024年卒で2023年3月1日時点で内定を取得していた学生の内定保有企業数は64.2%の1社が最多。次いで、20.5%の2社、9.8%の3社と続きます。

最も多くの回答を集めた1社ですが、2022年卒の69.1%・2023年卒の64.9%と比較すると最も低い割合になっています。つまり、3月1日時点で2社以上の内定を取得している学生が増えたというわけです。

3月1日時点での平均内定取得企業数は、2022年卒は1.45社、2023年卒は1.67社、2024年卒は1.59社です。2024年卒は2023年卒より若干減少したものの、2021年卒が1.39社だったことを踏まえれば、増加傾向と言えるでしょう。

早期選考の内定辞退率

早期選考の内定辞退数が0社だった人の割合

内定保有企業数の増加にともなって内定辞退率は増加しています。内定辞退数が0社だったのは2023年卒で81.4%。2021年卒では83.9%だったので内定辞退をしていない学生が減ったことがわかりました。

また、2社以上の内定を辞退した人の割合も増加。2021年卒は7.0%、2022年卒は2.5%、2023年卒は7.7%という結果になっています。

アドバイザーコメント

近年の早期選考の傾向を把握してインターンへ積極参加しよう

もともと早期選考を採用している企業だけでなく、就活解禁日ルールの撤廃によって全体の就活スケジュールが早くなっている傾向があります。就活の早期化によって、近年は企業の採用活動に向けた動きが変化しています。

また、近年は売り手市場と言われており、学生優位の就活市場です。これらの状況から、企業は早期に学生との接点を持つために活動をおこなっています。

早期に学生と接点を持つ施策のひとつがインターンです。つまり、インターンに参加することで、採用に積極的な企業を知るきっかけができます。

また、企業も学生のためになるコンテンツ提供を意識しているため、企業情報だけでなくビジネススキルを高めるきっかけにもなりますよ。

インターン参加前に就活の軸を定めておこう

ただし、さまざまな企業からのアプローチを受けるため、就活の軸を定めることも重要なポイントです。

就活の軸を定めずにインターンへ参加すると、感情的に企業の良し悪しを判断してしまいミスマッチにつながる可能性もあります。自分が企業に対して求めることを明確にして、志望企業を定めるように意識しましょう。

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就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

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企業が早期選考を実施する理由

早期選考を実施する理由

  • 優秀な学生を確保するため
  • 選考スケジュールに余裕を持たせるため
  • 志望度の高さを判断するため

企業が早期選考を実施する理由を把握しておくと、早期選考の対策を効果的に進められます。なぜなら、企業が求める学生像の理解につながるからです。

理由を理解しないまま早期選考に取り組むと、的外れな対策をしてしまう可能性があります。早期選考対策を始める前に、企業が早期選考を実施している意図を把握しておきましょう。

優秀な学生を確保するため

就活における「売り手市場」が早期選考の活発化につながっています。企業の採用予定人数に対して就活生の応募数が少ない状況が売り手市場です。つまり、企業も早めに動き出さないと、ライバル企業や他業界に優秀な人材が流れてしまうわけです

また、優秀な学生は早めに就活準備を済ませて選考を受けているため、エントリー開始時期が遅いとすでに就活を終えている可能性があります。

早い時期から就活に備えて準備をしている優秀な学生を確保するために、企業は早期選考を実施しています。

選考スケジュールに余裕を持たせるため

6月1日の面接解禁以降に内定を出し始めると、採用活動の終盤に差し掛かっても採用予定人数に届かない可能性があります。

また、6月以降になると内定を出す企業が増えて就活を終了する学生が増加するので、採用活動がより難航します

とはいえ、予定人数から大幅に少ない人数しか採用できていない場合は、採用活動を継続するほかなくコストや時間がかかることに。

採用予定人数に届かず終盤にダラダラと採用活動を続けるという事態を避けるために、早期選考を実施して早めの人材確保に努めています。

志望度の高さを判断するため

インターンや就活イベントへの参加を、早期選考を受けるための条件に設定している企業があります。早期選考を受けるためには、ほかの企業の選考を受けたり、対策したりする時間を犠牲にしなければなりません。

第一志望の企業のインターンや説明会にまったく参加しない就活生はほとんどいないでしょう。そのため、志望度の高さを判断することができます。

志望度の高さを判断する理由は、辞退される可能性が高い学生に内定を出さないようにするためです。志望度が高くなければ内定を辞退される可能性があります。コストをかけて採用活動をおこなっても内定辞退が出てしまうと、企業は採用活動を継続せざるを得ません。

そのため、志望動機だけではなく早期選考に参加するためのインターン参加の有無などからも、志望度の高さを判断しています。

アドバイザーコメント

企業が早期選考を実施する主な目的は「いい人材を確保したいから」

企業が早期選考をおこなうのは、結局のところいい人材を採用したいからです。

いい人材というのは、会社のことや業務内容をよく理解して、顧客のために役に立ちたいという気持ちを持ち、会社のメンバーの1人としてしっかり仕事に取り組んでくれそうな人のことを指します。

早期選考を実施することで、その時期までに自己分析や企業研究といった準備の整っている学生や、志望度の高い学生と早めにコンタクトを取って、自社に迎え入れたいという目的意識があります。

欲しい人材の入社意欲を早い時期に高める目的もある

早期選考の時期にはまだそこまで心構えができていない場合や、公務員試験や教員採用試験を受ける予定で志望度があまり高くなさそうな場合でも、自社で活躍してくれそうな学生については、選考の過程で企業の担当者と直接やり取りをすることで、「業務内容や会社の雰囲気を知ってもらって、この会社で働いてみたいという気持ちを高めてほしい」という考えもあります。

学生にとっても前回の面接のフィードバックがあったり社員との座談会があったりすると、その企業に対する好感度が高まり、入社意欲も高まりますね。

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受けない方がいい職業を診断しよう

就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。

就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。

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早期選考を受ける6つのメリット

早期選考を受ける6つのメリット

  • 早い時期から本選考を経験できる
  • 内定を早めにもらえて就活に余裕が生まれる
  • 落ちたとしても自分の弱点に気づける
  • 優秀な就活生とのつながりができる
  • 内定後の自由に使える時間が長くなる
  • 一部の選考を免除される可能性がある

ここまで企業が早期選考を実施する理由や早期選考を実施する業界について紹介してきました。

「早期選考を実施していない業界を志望しているから自分には関係ない」「売り手市場なのであれば焦って就活を始める必要はないのではないか」と考えている人もいるかもしれない。

しかし、企業だけではなく学生にも早期選考のメリットがあるので、それぞれについて詳しく解説していきます。

①早い時期から本選考を経験できる

就活ではWeb適性検査や面接、グループワークなどすべてにおいて数をこなすことが非常に重要です

初めての面接では緊張するかもしれないですが、面接経験を重ねていくごとに緊張は和らぎます。部活動の初試合と比べて経験を積むごとに普段通りの動きができたという人も多いでしょう。就活においても同様です。

また、面接で何度も似た質問に答えることで回答の練度を高められます。早期選考を受ければ早い時期から本選考を経験できるため、本命企業の選考では周りの就活生よりも前に出た状態でスタートを切れます。

志望度が高い企業であればあるほど、面接を受けるときに緊張しますよね。力を発揮するためには、実践を通じて練習をしておくことが最も大切なポイントです。志望企業で納得感あるアピールができるように、早期から選考を経験しましょう。

②内定が早めにもらえて就活に余裕が生まれる

早期選考を受ける最大のメリットだと感じる人も多いでしょう。

6月1日の面接解禁まで内定がないと「内定をもらえないまま卒業を迎えてしまうのではないか」「周りの友人は内定を獲得しているのにどうして自分だけ」と不安に感じるでしょう。

不安を抱えたままでは自信を持てず、選考時の表情や態度に表れてしまうことも。内定がない不安から気分が落ち込んで態度や表情に表れてしまい、面接官に良い印象を与えられないまま面接に落ちるという負のスパイラルに陥ってしまいます。一方で、早期選考を受けて内定を獲得していると、精神的に余裕が生まれます。

また、内定があると選考を受ける企業を絞れるので、必要以上にエントリーシート(ES)を書いたり、面接を受けたりする必要はありません。入社したい企業を厳選して選考を受けられるので、時間的にも余裕が生まれます。

遠藤 美穂子

プロフィール

就活は大学入試と違って、選考時期も採用基準も企業により異なります。

はじめはどこかに決まるだろうと思っていたものの、季節が変わるにつれて終わりの見えない不安を感じる人もいます。

「1社受け入れてもらえた」「来年4月に行く先がある」というのはとても心強いものです。

③落ちたとしても自分の弱点に気づける

早期選考では当然落ちることもあります。早期選考に落ちるのは弱点を改善するチャンス。落ちた理由を見つめ直すことで、自分の弱点を把握してこれからの選考に活かせます。

「どの選考で落ちたのか」「落ちた原因はどこにあるのか」などを考えながら、弱点を克服していきましょう

「緊張すると変な敬語になる」「面接で緊張して回答が飛ぶ」のように、練習時は課題だと思っていなくても、経験してから課題に気が付く可能性もあります。

本命企業の選考前に気が付ければ対策は可能です。本番でしか味わえない緊張感のもとで、弱点をあぶり出しておきましょう。

早期選考で落ちた場合、その理由を分析しましょう。たとえば、分析結果から「志望動機への質問が少ない」という学びが得られたとします。

この気づきを踏まえると、「面接官から興味を持ってもらえるようにもっとブラッシュアップしよう」というように本選考に活かせますよね。

早期選考に落ちてしまっても、このように社会人からの反応から弱点補強ができますよ。

④優秀な就活生とのつながりができる

早期選考を受ける学生は就活へのモチベーションが高いと言えます。また、インターン選考を突破して早期選考ルートに乗っている学生もいて、優秀な就活生に出会える機会が多いでしょう。

また、同じ企業の早期選考を受けていることから似た業界や企業を志望している可能性があり、有益な情報を交換しあえる仲に発展するかもしれません

お互いのESを添削し合ったり、面接のロープレをおこなったりと、切磋琢磨しながらお互いを高めあえるライバルであり仲間が見つかる可能性があります。

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⑤内定後の自由に使える時間が長くなる

早めに内定を獲得しているので就活を終える判断は自由です。そのため、本命企業から内定をもらっていれば納得した形で就活を終えられます。

外資系企業やメディア業界を志望している人は、大学4年生を迎える前に就活を終える選択をする人も多いでしょう。

残りの期間は趣味に没頭したり、言語を学ぶために留学に行ったり、大学の勉強に集中したりと自由に使えます

6月1日の面接解禁後に就活を終える人と比較すると、3か月以上も内定後の自由に使える時間が長くなるので、自由な時間の確保も早期選考のメリットの1つです。

⑥一部の選考を免除される可能性がある

インターン選考やインターン当日の姿を見て参加可否が決められる早期選考では、すでに学生の力をある程度は図れているため、一部の選考が免除される可能性があります

免除される可能性がある選考は、Web適性検査やグループワーク、一次面接などです。インターンをグループワーク形式でおこなう企業は多いので、インターンで十分なアピールができればグループワークは免除されます。

企業によってはインターンの選考にグループワークを用いて、インターン参加者全員のグループワークを免除するところもあります。

また、人となりを見るケースが多い一次面接もグループワークと同様。本命企業の選考突破確率を高めるために、早期選考を受けるのは1つの選択肢です。

アドバイザーコメント

優秀な学生とのつながりは大きなメリットになる

就活は限られた期間の中で、自分にとって有益な情報を収集することが求められます。しかし、自分で収集できる情報には限りがありますよね。また、大学の友人は就活の情報源が同じことが多く、新しい情報を収集するハードルが高い特徴があります。

しかし、早期選考に参加すれば、自分にとって必要な有益情報を収集することができるのです。たとえば、就活で参考にしているサイトや本、興味ある業界や企業などの情報が学生の間でシェアされています。

実際に、早期選考に参加したときに他の学生からシェアされた企業へエントリーをして内定承諾したケースもあるほどです。

早期選考に参加することで就活に有益な情報を手に入れることができる

就活を競争と捉えている学生もいますが、早期選考に参加する優秀な学生は有益情報を出し惜しみせずにシェアしているケースもあります。

そのため、仮に早期選考へ参加するほどの就活対策ができていない学生であっても、積極的に早期選考を受けることがおすすめです。自分だけで情報収集をしようとせず、他の学生と協働して就活を乗り切りましょう。

早期選考を受ける5つのデメリット

早期選考を受ける5つのデメリット

  • 準備期間が短く十分な対策が立てられない
  • 通常の本選考へのエントリーができない可能性がある
  • 優秀な就活生と勝負する可能性が高い
  • 高い競争率を勝ち抜く必要がある
  • オワハラを受ける可能性がある

早期選考を受けるのはメリットだけではありません。デメリットを把握していなければ、後悔の残る就活になってしまう可能性があります。

ここでは、早期選考を受けるデメリットを解説していくので、正しく理解して早期選考を受けるかどうか判断してください。

①準備期間が短く十分な対策が立てられない

大学3年生の冬ごろに早期選考が本格化するので、開始時期が遅いと準備期間が短くなってしまいます。準備が不十分なまま早期選考を迎える就活生がいるのも事実

とはいえ、自己分析や業界研究、企業研究など事前の準備が勝負を分けるのが就活です。対策が進んでいない状態で早期選考に挑んでも、内定は獲得できません。

早期選考で内定を獲得するためには、早い段階から対策を始めておく必要があります。準備不足で挑むことがないように、早期選考の準備は時間をかけておこないましょう。

部活をやっているので、3年生の間はなかなか対策に時間を割けないと思います。そんな中途半端な状態では、早期選考は受けない方がいいのでしょうか?

遠藤 美穂子

プロフィール

準備不足で再チャレンジがきかないなら受けない方が良い

第一志望の企業かつ通常選考への再チャレンジがきかないのであれば、自分で中途半端な状態とわかっている状態のうちには無理に早期選考を受けない方が良いと思います。

しかし、いずれは本選考を受けるための準備をどこかでおこなうことになりますね。

興味のある企業なら業界研究も進めやすいので、部活の合間に少しずつでも集中して対策をおこない、早期選考に臨んでみてはどうでしょうか。

②通常の本選考へのエントリーができない可能性がある

早期選考に落ちてしまうと、通常の本選考へのエントリーができない企業があります。そのため、本命企業の早期選考にエントリーする際は、本選考のエントリー可否をチェックしておく必要があります

本選考へのエントリーができない企業では早期選考が最初で最後のチャンスになるので、後悔のないよう入念な準備をして選考に挑みましょう。もし、対策が不十分だと感じている場合は、早期選考のエントリーを見送って本選考に勝負を賭けるのも1つの選択肢です。

本選考のエントリーが可能な場合は、迷わずエントリーしましょう。選考に慣れたり、弱点に気が付いたりと早期選考のメリットを活かせます。

本選考への再エントリーが認められていない場合は、早期選考と本選考どちらを受けるべきでしょうか?

企業に対する志望度が高く就活対策をしている学生は早期選考を受けよう

早期選考にエントリーをしても選考ハードルが下がることはありません。

そのため、就活対策を十分にしていない状態で早期選考を受けると、準備不足の後悔をしてしまう可能性があります。

また、早期に選考を受けると他の業界に比べると合否判定が早いです。内定獲得したときに、すぐに意思決定できる状態でなければ、内定承諾の回答期間内に受諾するかどうか判断できないですよね。

そのため、すでに就活対策を実施しているかつ志望度が高い企業であれば、早期選考へのエントリーがおすすめです。

③優秀な就活生と勝負する可能性が高い

早期選考を受けている学生には就活に対するモチベーションが高く、入念な準備をして挑んでいる学生も多いでしょう。

特に内定枠を争う上位層のライバルは、モチベーションだけではなく優秀な就活生である可能性が高いです。早期選考で内定を獲得するためには、そのような優秀な就活生との勝負に勝たなければなりません

周りがどのような就活生であれ、自分の実力を常に発揮できるような準備をしておくことが、早期選考で内定を獲得するために必要です。

④高い競争率を勝ち抜く必要がある

早期選考を受ける就活生は少ないので、競争倍率が低いと考えている就活生もいるでしょう。しかし、本選考を考慮して内定枠も絞られていることも多く、むしろ競争率が高い可能性があります。

そのため、早期選考で内定を獲得するためには高い競争率を勝ち抜かなければなりません。また、人気企業の早期選考に応募する就活生は多く、競争倍率は自然に跳ね上がります。

とはいえ、競争率は自分でコントロールできる問題ではありません。どのような倍率であっても突破できるように、面接官に刺さる志望動機や自分の魅力を効果的に伝える自己PRを作成しておきましょう

就職みらい研究所の就職プロセス調査 (2023年卒)によると、​​大学3年生の3月までの早期選考で内定を得ている人は、2023年卒の場合は22.6%と全体の5分の1ほどとされています。優秀な学生が多いこともあって合格率自体は高いとも言えます。

早期選考を受ける人の中には合格率が気になる人もいると思います。以下の記事では早期選考の合格率や対策方法、注意点など詳しく解説しているので参考にしてみてください。

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⑤オワハラを受ける可能性がある

オワハラとは、企業が内定を出した就活生に対して就活を終えるように迫るハラスメントのことです。内定を出す条件として就活を終えることを提示する企業もあります

企業は優秀な学生を確保するために早期選考を実施しており、貴重な内定枠を無駄なく使いたいと考えています。そのため、内定を出した学生には就活を終えて、内定辞退の可能性を潰したいわけです。

もちろんオワハラをする企業は一部ですが、可能性として覚えておきましょう。

知らないと乗り遅れる! 早期選考への6つのルート

早期選考への6つのルート

  • インターンシップ
  • リクルーター面談
  • OB・OG訪問
  • オファー型の就活サイト
  • 早期選考をおこなう企業が集うイベント
  • 企業へ直接エントリー

メリットとデメリットを整理したことで早期選考を受けたい思いが高まり、「早期選考を受けるにはどうすれば良いのだろうか」と考えている人もいるでしょう。

ここでは、早期選考への6つのルートを紹介していきます。利用できそうな方法を見つけて、早期選考に応募してみてください。

①インターンシップ

企業にとってインターンは、業務を体験して仕事内容や企業風土を理解してほしいというほかに、優秀な学生を選別したいという狙いがあります

そのため、インターンでグループを上手に取りまとめたり、斬新なアイデアを提案したりして自分の魅力をアピールできていると、企業から早期選考の連絡が届く可能性があります。

また、インターン参加者全員に早期選考の案内をしている企業も。インターンのための選考が実施されている企業で、その傾向が見られます。

インターンは選考の一部だと認識して効果的に使えるような準備が必要です。サマーインターンもしくはウインターインターン参加者の中から、枠の大半を採用する企業もあります。

本命企業のインターン選考には必ずエントリーして、参加できるように対策しておきましょう。

インターンの選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説

インターンは早期選考にもつながるため、とても大切です。インターンの申し込み時期や応募方法をまとめた記事があるので参考にしてみてください。
インターンの申し込みはいつまで? 応募方法と必要な準備も解説

せっかくなら早期選考のチャンスがあるインターンに参加したいです。インターンが早期選考につながるかどうかは、どのように見極めればいいのでしょうか?

インターンの募集タイミングやインターン内容から判断しよう

インターンの募集タイミングが早かったり、職場体験というよりもワーク中心など参加者の能力やチーム内でのポジショニングなどを確認したりするような企業ならば、インターン後に早期選考をおこなう可能性が高いと言えるでしょう。

当然ですが、大手企業や外資系、人気ベンチャー企業などを含め、これまで早期選考を実施した実績のある企業ならば、早期選考の可能性が高くなります。

まずは、過去に早期選考を実施しているかどうかを調べたうえで、気になる企業についてはインターンの実施内容に注目しましょう。

②リクルーター面談

リクルーター面談から早期選考につながるケースもあります。リクルーターとは、就活のサポートをしてくれる社員のことで、人事部ではない部署の人が担当するケースが多いです。

インターンへの参加からリクルーターが付いてくれるケースもありますが、ESの提出後や一次面接の後などに付くケースもあります

リクルーター面談は、面接よりもカジュアルな雰囲気でおこなわれており、会話ベースであることが多いです。とはいえ、選考を兼ねて早期選考に推薦するかどうか判断している場合もあるので、受け答えは丁寧におこなう必要があります。

リクルーター面談についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
リクルーター面談の実態は? おすすめ逆質問30選と必須準備を解説

③OB・OG訪問

OB・OG訪問で高い評価を得られると早期選考に進める可能性があります。大学ごとの専用ページを用意してOB・OG訪問をしやすい環境を整えている企業もあるほどです。

学生には面接では聞きにくいスケジュールや福利厚生などの待遇面を聞けるというメリットがある一方で、企業は優秀な学生を早い段階から集めるというメリットがあります

そのため、OB・OG訪問で高い評価を得られると早期選考に案内してもらえるケースがあります。

OB・OG訪問は、大学のキャリアセンターで連絡先を紹介してもらったり、「ビズリーチ・キャンパス」や「Matcher」のようなOB・OG訪問専用アプリを使用したりする方法で実現できます。

OB・OG訪問の詳しい手順については以下の記事で解説しています。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅

④オファー型の就活サイト

オファー型就活サイトに登録しておくと早期選考を受けられる可能性があります。オファー型の就活サイトの利用方法は、プロフィールや自己PR、ガクチカを登録したら企業からのオファーを待つだけです。

そして、オファーが届いたらオファーを受け入れるかどうか選びます。

「企業は目についた学生全員にオファーを送っているのではないか」と思う人もいるでしょう。しかし、多くのオファー型の就活サイトでは企業のオファー数に限りがあり、誰にでも送れるわけではありません

そのため、あなたのプロフィールに魅力を感じた企業からしかオファーは届きません。

⑤早期選考をおこなう企業が集うイベント

ベンチャー企業を中心とした早期選考を実施している企業が集うイベントが定期的に開催されています。イベント形式はグループワークや座談会などさまざま。グループワークで優秀と判断された学生には、一部の選考を免除して選考を案内するイベントもあります。

大学3年生の秋ごろから開催されており、早ければ冬のうちに内定を獲得できる可能性があります

早期選考をおこなう企業が集うイベント

就活イベントに参加する際は、イベントの規模や主催者によって参加企業も異なるので、自分の興味のある業界と関連が深いイベントを選ぶことが大切です。

また、人気企業が参加するイベントはすぐに満席になるので、その場合は電話で問い合わせるなどして積極的にアプローチをしましょう。

⑥企業へ直接エントリー

外資系企業やメディア業界はエントリー開始時期が早く、本選考が大学生3年生の冬の間にほとんど終了します。そのため、企業へ直接エントリーすると誰でも早期選考を受けられます。

ただし、これらの業界を志望するのは優秀な学生が多く、ESやWeb適性検査を突破するのも困難です。面接練習をするために外資系企業やメディア業界にエントリーしても、そもそも面接にたどり着けない可能性があります。

総合商社やメガバンクなどの企業を志望している学生には、ハイレベルな選考を体験できるので、外資系企業にエントリーするのもおすすめです

アドバイザーコメント

リクルーターやOB・OGから早期選考の指名を待つのも1つの手

早期選考は参加自体のハードルが非常に高めです。そのため、自分で早期選考を勝ち取るために行動するのと同時に、オファー型の就活サイトを利用して指名を待つという2つの方法を取ることをおすすめします。

早期選考に参加しやすいのは、自分が所属する学校や研究室と関連の深いOB・OGやリクルーターとの面談が一番でしょう。

とくに、リクルーター制度を活用する企業はその学校や研究室などの人材を優秀と捉えており、逆指名で採用しようという意図があるため、早期選考につながりやすいというメリットがあります。

もちろん、リクルーターやOB・OGに経験やスキルのマッチ度、入社意欲をしっかりと伝える必要があるので、事前準備は必須です。

複数のオファー型サイトに登録してみよう

オファー型の就活サイトについては、サービスに登録して必要情報を記入すれば、あとは待つだけで早期選考の案内を受けられます。

そこまで負担は大きくないため、自己分析が終わってインターンなどに応募する際に、一緒に登録を済ませておきましょう。また、サービスによって登録企業も異なるので、複数の就活サイトに登録することが重要です。

インターンシップで早期選考ルートに乗るための5つのポイント

インターンで優秀な成績を残すと早期選考の案内が届く可能性があると紹介しました。「インターンで早期選考ルートに乗るためにはどうすれば良いのだろうか」と考えている人もいるでしょう。

ここでは、インターンで早期選考ルートに乗るための5つのポイントを解説していきます。インターンを活用して早期選考を受けようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

①インターンや早期選考に関する情報を集める

情報が非常に重要な役割を果たす就活。選考の情報を知っているだけで有利に進められたり、スタートダッシュを切れたりします。

特に周囲の人が就活に本腰を入れていない時期に実施される早期選考では、情報量と質が結果を左右する可能性があります。そのため、インターンや早期選考の情報を集めておくことは非常に大切です。

就活会議などの口コミ型の就活情報サイトを活用して、情報を集めていきましょう。

選考フローや面接での質問内容、インターンの内容など、企業ごとに投稿されている口コミから情報を入手できます。

②グループワークでの得意なポジションを見つけておく

6月に面接を解禁する企業の早期選考ルートに乗るための方法として、最も可能性が高いインターン。多くの企業でグループワーク形式が採用されています。インターンで結果を残している学生だけを早期選考に案内する企業もあるので、グループワークでの立ち振る舞いが大切です。

とはいえ、いきなりグループワークに参加して結果を残せる就活生はあまりいないでしょう。結果を残して早期選考に案内されるためには、グループワークを何度も練習して得意なポジションを見つけておく必要があります

「グループワークではリーダーとして話をまとめる人が最も評価される」と考えている人がいますが、決してそうではありません。リーダータイプばかりでは、仕事がスムーズに進まないからです。

書記やタイムキーパー、アイデアパーソンなど適した場所で効果的な働きをしていれば、企業が評価してくれます。グループワークセミナーへの参加や、インターン選考などで練習を重ねて得意なポジションを見つけておきましょう。

グループワークの対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

グループワークの進め方
グループワークは何が見られている? 進め方や対策など徹底解説

グループディスカッションのテーマ
グループディスカッションのテーマ50選|1人でできる練習法も紹介

グループワークの評価が高いのはどのような学生ですか?

グループワークで評価される学生は発信力と傾聴力がある

グループワークは個人面接と異なり、他の学生と協働して成果に貢献をしなければなりません。そのためには、他の学生の話を聞くだけでなく、適切な発言が求められます。

まず必要なことは、自分の考えを誰でもわかりやすく発言する発信力です。発言回数が多かったとしても、考えが整理できずに発言すると、グループを混乱させてしまうため評価は得られなくなってしまいます。

また、他の学生の話を引き出すことができれば、成果をあげるうえで有益な情報を引き出せますよね。

一方的に否定することなく、意見を聞き入れている学生も評価が高い特徴がありますよ。

③リクルーターと積極的なコミュニケーションを図る

インターンのサポートをするために、各グループにリクルーターがつくケースがあります。採用担当者だけではインターンに参加している就活生を見続けるのは難しいため、リクルーターにもグループワークの様子を見るように頼んでいます。

そして、インターン終了後、採用担当者はリクルーターに就活生ごとの評価を尋ねます。リクルーターの評価がインターンの評価に直結することも

リクルーターと積極的なコミュニケーションを図って良い関係を築けていると、高く評価してもらえる可能性があります。

④座談会や休憩時間では積極的に質問をする

インターンの最後には現役社員に質問できる座談会をおこなう企業があります。熱心に話を聞いたり、企業の強みをよく理解した質問をしたりしていると熱意が伝わります。反対に、ホームページを見ればわかるようなことを質問するのは逆効果です。

また、インターン中は就活生の様子を入念に観察。休憩時間に各グループを回り、コミュニケーションを図ろうとする採用担当者もいるでしょう。

そこでコミュニケーションを図れると採用担当者の頭に残ります。そして、会話の流れから質問を受け付ける雰囲気になったら積極的に質問しましょう。積極的に質問をしてくる学生は、志望度が高いと評価される可能性があるからです。

⑤夏のインターンで落ちても秋冬に再チャレンジする

夏のインターンで落ちたからといって内定をもらえないわけではありません。早期選考ルートに乗る可能性が閉ざされたわけでもありません。

夏のインターンが終わると秋や冬のインターンの選考がスタートします。落ちた原因を分析して自己PRや面接での受け答えを改善していけば、合格する可能性は十分にあります

そして、夏インターンの選考から変わった姿を見せれば、失敗から学んで改善する力のアピールも可能です。

夏のインターンの選考に落ちたからといって諦めるのではなく、秋冬のインターンに目を向けて再チャレンジしましょう。

夏のインターンシップに落ちた場合、その記録が企業に残っていると思います。秋冬のインターンに合格する可能性はあるのでしょうか?

合格する可能性はあるので、ESを作り直して再応募しよう

夏のインターンシップの選考で不合格になった理由にもよりますが、合格する可能性がないわけではありません。

人気企業であれば、他に優先的に参加させたい学生がいた可能性が十分にあるので、ESを再度作り込んで応募しましょう。

インターンの応募に何社も落ちてしまったのならば、どの選考で落ちたのかをしっかりと分析したうえで対策をおこなう必要があります。そもそもレベルが高過ぎる企業にばかり応募しているのならば、選考通過は難しくなります。

手当たり次第に応募するのではなく、自己分析や業界分析などをしっかりとおこない、レベルも見極めたうえで関連性のある業界に絞り込むなどの対応もおこないましょう。

ほかの就活生に差をつけよう! 早期選考を突破するための対策

準備期間が限られている早期選考。「どのような対策をしていけば良いのかわからない」という人もいるでしょう。

早期選考を突破するためには有効な対策があります。ここでは、ほかの就活生と差をつけるための対策方法を紹介するので、自分に足りていない部分を意識しながら読み進めてくださいね。

早めに自己分析をしてガクチカ、志望動機を仕上げておく

早期選考を突破するためには早めの準備が欠かせません。優秀な学生がたくさん集まっている可能性が高いので、入念な準備をしてガクチカや志望動機を仕上げておく必要があります

ガクチカや志望動機はESや面接で必ずと言っていいほど聞かれる王道の質問なので、早めから対策しておけば就活の軸が定まり、選考を有利に進められます。

自己分析は「自分の人生の目的は何か」「何かを成し遂げたときにどのような強みを発揮したか」など、自分を根本から見つめ直しましょう。出た答えに対して何度も「なぜ」と問いかけて回答を深掘りすると、より納得感のある回答が浮かび上がります。

自己分析に行き詰まったら、他人に自分を評価してもらう他己分析もおすすめです。

自己分析の方法は以下の記事でまとめています。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

ガクチカの考え方や回答方法はこちらの記事で詳しく解説しています。早期選考前に一度確認しておきましょう。
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説

アドバイザーコメント

早期選考に向けて自分の考えを言語化しておこう

早期選考は時期が早いものの、まさしく本選考です。インターンシップの選考とは違い、書類選考や面接に向けて自己分析をしっかりおこなっておく必要があります。

考えていることを、自分の言葉で言語化しておくことが大切です。模範解答のような、きれいでふんわりした言葉や一般論では印象に残らず流されてしまいます。

そのためにも、ESや面接で聞かれる基本の質問に答えられるよう、次のような視点で自己分析してみてください。

ガクチカ、自己PR、志望動機はそれぞれの視点での見直しが大切

・ガクチカ=一生懸命取り組んだこと。つらかったことに限らない。どのような課題・目標に対し、どう考え、どう行動したか。そこで得られた気付きは何か。

・自己PR=他の人との違い。自分で気に入っているところ、周りからほめられること。それは仕事のどういう場面で活かせそうか。

・志望動機=就活の軸は、業界選びや企業選びの基準。誰に何を提供したいか、どのように世の中に貢献したいか。入社後どうなりたいか。

まずはキーワードだけ、一文だけでもいいので書き起こしてみてください。

準備不足にならないように面接練習を早めにしておく

早期選考を突破できない要因の1つとして準備不足が挙げられます。通常の選考よりも早い分、面接経験が浅く緊張して本来の力を発揮できない人がいます

初めての面接が第一志望の企業だった場合、力を100%発揮するのは難しいでしょう。面接で本来の力を出せるように、早い段階から練習して慣れておく必要があります。

大学のキャリアセンターやOB・OG訪問などで面接練習は可能です。また、インターンの選考に申し込むと企業の面接官を相手に本番形式の面接を受けられます。

面接練習の方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介

グループワークの形式に慣れておく

早期選考を突破するためにはグループワーク対策が非常に重要です。なぜなら、早期選考ルートにつながるインターンがグループワークでおこなわれているからです

選考を突破して参加したインターンのグループワークで高い評価を得た学生は、早期選考に案内されるケースも多くあります。反対に、グループワークで活躍できなければ早期選考ルートからはじかれてしまうかもしれません。

とはいえ、慣れないグループワークで力を発揮するのは難しいでしょう。練習してグループワーク形式に慣れておく必要があります。

大学のキャリアセンター主催のグループワークセミナーなどで、グループワークの練習が可能です。

グループワークのイベントの例

積極的に発言できるタイプでもなく、グループワークに苦手意識があります……。おすすめの対策やコツを教えてください。

遠藤 美穂子

プロフィール

ワーク開始直後に一言話してみよう

他の学生もみんな、初対面で緊張しています。発言が苦手な人は、ワーク開始直後ほど議論のハードルが低いので、ぜひはじめのうちに一言声に出してみてください。

難しいことを言おうとせず、「自分はこのテーマについてはこんなイメージがありますが皆さんどうですか」という感じで大丈夫です。

また、途中で発言したいときは手を挙げると必ず聞いてもらえますよ。

Web適性検査で高いレベルの得点を目指す

早期選考は短いスケジュールで選考をおこなう企業が多いです。そのため、ESやWeb適性検査で就活生を絞り込みます。

Web適性検査の対策ができていないと書類選考を通過できず、面接やグループワークに到達できません

選考のスタートラインに立つためにWeb適性検査では高得点を目指してください。

また、企業によって採用している適性検査が違うので、Webテストごとの対策も必要です。受ける企業がどのWeb適性検査を導入しているのか事前に調べておきましょう。

適性検査の対策はこちらの記事で詳しく解説しています。併せて参考にして、対策のイメージを掴みましょう。
適性試験完全ガイド|試験内容から合格必至の勉強方法まで解説

対策が難しい性格検査については、こちらで詳しく解説しています。
性格適性検査マニュアル|問題例付きで選考を有利に進める対策を解説

適性検査の合格点数は、企業の規模や採用方針などによりますが、早期選考は優秀な学生が参加することが多いので全体の平均点自体が高めです。

そのため、適性検査は最低でも8割くらいの得点率を目指して対策をおこないましょう。

就活は早めに終わらせたいですよね。早期選考にも役立つ就活でやることをまとめた記事があるので参考にしてみてください。
就活で必ずやること一覧|時期・状況別で必須の対策を厳選!

早期選考の内定承諾の保留や辞退はできる?

早期選考で内定を獲得したら、内定を承諾するかどうかの選択を迫られます。内定を獲得した企業が第一志望の企業ではなくても「早期選考では内定を承諾しなければならない」と考えている人もいるでしょう。

ここでは、内定を獲得した後の内定承諾の保留や辞退が可能なのか解説していきます。内定獲得後に不安を感じて、早期選考に踏み出せていない人はぜひ参考にしてみてください。

こちらのQ&Aでは早期選考で内定をもらい、保留にする場合の対処法をキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。

企業によって方針が異なるので確認が必要

内定承諾の保留ができるかどうかは企業によって異なります。当日に判断を迫られるケースもあれば、1週間、2週間と保留できるケースも。なかには「A社の選考が終わるまで待ってほしい」と伝えても快諾してくれる企業もあります。

就活情報サイトの口コミや先輩の情報を参考に確認する必要があります。とはいえ、内定承諾の保留期間は企業によって違うのはもちろん、就活生への評価によっても変わってきます。

一般的には評価が高い学生に対してはギリギリまで内定承諾の保留を認める傾向があります。そのため、A社は何日、B社は何日のように断定することはできません。

承諾後の辞退も認められる

内定承諾後に辞退はできる?

内定承諾後は「内定承諾書」の提出を求められるケースがあり、「内定承諾後の辞退はできない」と思っている学生もいるでしょう。

しかし、内定承諾書に法的な拘束力はありません。そのため、内定承諾書を提出した後でも内定辞退は可能です。入社予定日の2週間前までであれば、法的に内定辞退が認められています。会社が費用を負担するイベントや研修などに参加した場合は損害賠償請求をされる可能性がありますが、ごく稀なケースです。

とはいえ、入社予定日の2週間前ぎりぎりに内定を辞退されると、新たに学生を採用するのは難しいため企業は新卒採用の枠を無駄にしてしまうでしょう。

企業に大きな迷惑をかけないためにも、第一志望の企業から内定を獲得して辞退すると決めたら、できるだけ早いうちに伝えるべきです

とはいえ、内定を承諾した後の辞退方法に悩む人もいるでしょう。内定承諾後の辞退方法や伝える時のポイントを以下の記事で紹介しています。
内定承諾に迷う人が持つべき判断基準|NGな考え方も解説

本命の企業に向けて、面接練習として早期選考を受けておきたいと思っていますが、企業に失礼でしょうか? 内定を得てもどうせ入社しないなら、辞めておいた方がいいですか?

遠藤 美穂子

プロフィール

行ってもいいなと思える企業の早期選考を受けよう

「練習のため」とか「どうせ入社しない」という気持ちで面接を受けると、それは相手に伝わります。

せっかくあなたのために時間を取ってくれた企業にとっても、あなたにとっても時間の無駄になってしまいます。

練習のためとはいえ通過しなかったという実績は心に残るので、行ってもいいなと思える企業の早期選考を受けてみてください。

準備を丁寧におこなって競争率の高い早期選考を勝ち抜こう!

ここまで解説してきたように、優秀な学生が多く競争率が高い早期選考では、丁寧な準備が必要不可欠です。

選考時期が早く準備期間が限られているため、前もって準備ができていると周囲の学生と差を付けられます。

今回紹介した対策を実践して、自信を持って早期選考に挑んでくださいね。

アドバイザーコメント

早期選考は早めに就活準備を済ませておこう

早期選考は、優秀な人材を早めに確保したいと考えている企業がおこなう採用活動であり、本選考と比べると内定率が高いという特徴があります。大手企業や人気企業でも早期選考をおこなっていますが、早期選考に進める人数自体がかなり絞られるため、ハードルはかなり高めです。

早期選考は早めに内定が得られるというメリットがありますが、それだけ準備時間が通常の就活よりも限られるというデメリットがあります。

早期選考を目指すならば、大学3年生の春先までには自己分析や業界分析を終わらせ、インターンや就活イベントに早めに参加するなどして就職先の方向性を明確にしておきましょう。

早期選考前の念入りな自己分析・企業分析が大切

また、人気企業だからなどの理由で早期選考を狙っていると、入社後に自分の望む環境ではなかったと後悔してしまう可能性もあります。急いで活動することが必ずしもプラスになるとは限らないので、自己分析や企業分析は継続的におこなうことが大切です。

早期選考の対象者に選ばれなかったり、早期に内定が得られなかったりしたとしても、まだまだ就職活動は続きます。その貴重な経験はそのまま就活に活用できるので、自信を持って行動し続けましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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