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グループワークの経験はガクチカになり得るでしょうか?

就活でよく聞かれる「学生時代に力を入れたこと」いわゆるガクチカについて、私は大学の授業で取り組んだグループワークの経験を話そうと考えています。

メンバーとの連携や意見の調整、スケジュール管理など、困難な場面も多くありましたが、チームで目標を達成できたことに大きなやりがいを感じました。

ただ一方で、グループワークは個人の成果として見えづらく、「自分らしさ」や「主体性」が伝わりにくいのではないかと不安になっています。もし皆さんが企業の人なら、このグループワークの経験を、ガクチカとしてどのように評価しますか?

この経験がガクチカとして使える場合、伝え方はどんなことを意識すれば良いですか? 皆さんのアドバイスお待ちしてます。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

有馬 恵里子

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グループワークは立派なガクチカ! 役割と貢献を語ろう

グループワークでの経験がガクチカ(学生時代に力を入れたこと)としてアピールできるか、という質問ですね。

結論としては、グループワークの経験は十分にガクチカになり得ると考えています。

現代の仕事の多くは、チームで協力して目標を達成していくものですから、グループワークを通じて培われた協調性やコミュニケーション能力、主体性といった力は、企業が求める人物像と合致することが多いのです。

ぜひ、自信を持ってアピールしてください。

「あなた」の行動が重要! 具体的なエピソードを

グループワークの経験をガクチカとして話す際に、最も重要なのは、「グループ全体としてどのような成果を上げたか」という結果だけを話すのではなく、「そのグループのなかで、あなたがどのような役割を果たし、どのように考えて行動し、チームの目標達成にどのように貢献したのか」という、あなた自身の具体的な行動や思考のプロセスを明確に伝えることです。

たとえば、「メンバーの意見が対立した際に、それぞれの意見の良いところを整理し、建設的な議論を促すように働きかけました」とか、「誰も気づかなかった課題点を見つけ出し、その解決策を提案して実行しました」といった、具体的なエピソードを交えて話せると、面接官もあなたの個性や能力をより深く理解することができるでしょう。

「グループとして頑張りました」というだけでは、あなたの魅力は伝わりません。「あなたが」何をしたのか、という点を意識して話すように心がけてください。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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グループワーク経験も立派なガクチカ

大学時代のグループワークの経験は、十分にアピールできると考えます。

企業がガクチカを通じて評価したいのは、経験の華やかさではなく、その経験を通じて応募者がどのような「主体性」を発揮し、どのように「チームワーク力」を活かし、いかにして「問題解決力」を駆使したのか、といった点だからです。

効果的に伝えるためには、まず、がグループワークのなかでどのような役割を担ったのかを明確に伝えることが大切です。

そして、取り組みの途中で直面した困難や課題に対して、どのように考え、どのように行動して乗り越えたのかを具体的に示すことが求められます。

さらに、その経験から何を学び、それが社会に出てから、あるいは入社後にどのように活かせるのかを具体的に伝えることが重要です。

より魅力的に伝わるような構成としては、まず①取り組んだテーマや課題といった「背景」を説明します。たとえば、「大学の〇〇という授業で、△△というテーマのグループワークに、□名のチームで取り組みました」といった形です。

次に、②あなたが担った具体的な役割や、主体的にどのような行動をとったのかという「主体性」を述べます。

たとえば、「私は主に、全員の意見を調整する役割や、全体のスケジュール管理を担当し、メンバー間で認識のズレが生じた際には、率先して話し合いの場を設け、認識の統一をはかりました」というようにです。

具体的なエピソードであなたの役割と成長を語ろう!

続いて、③直面した困難や課題をどのように乗り越えたのか、具体的な工夫といった「課題解決力」を説明します。

たとえば、「意見がなかなかまとまらない場面では、一度各自の考えを紙に書き出して整理する時間を設けたり、議論の雰囲気が悪くなった際には、個別にメンバーにヒアリングをおこなうなどの工夫をしました」といった具合です。

そして、④その結果として得られた具体的な成果を伝えます。

たとえば、「結果として、チーム一丸となって目標を達成することができ、最終発表ではクラスで最も高い評価である1位の評価を得ることができました」などです。

最後に、⑤その経験から得た学びや成長、そしてそれを将来どのように活かしていきたいのかという「将来へのつながり」を述べます。

たとえば、「この経験を通じて、多様な意見を尊重し、チームとして一つの目標に向かって協力することの重要性や、主体的に課題解決に取り組むことの大切さを深く学びました。

入社後も、この経験で培った協調性や主体性を活かし、周囲と協力しながら積極的に課題解決に取り組んでいきたいと考えています」というように、将来へのつながりを示すと良いでしょう。

このような流れで具体的に語ることで、あなたのガクチカはより説得力を持ち、採用担当者に響くものとなるはずです。

ガクチカを企業にどう伝えるのか悩んでいる人は、以下の記事を参考にしてみてください。魅力的な構成でガクチカを作成する方法を詳しく解説しています。

こちらの記事では、ガクチカが本当にない人におすすめのテーマを紹介しています。ガクチカのエピソードがなかなか見つからずに悩んでいる人は、参考にしてみてください。

次のQ&Aではゼミで培った協調性をガクチカでアピールできるか? の質問にキャリアコンサルタントが回答しています。併せてチェックしてみましょう。

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 ツールで作成した例文 
私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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