Q

自己PRをプレゼン形式で実施する場合、どのような準備をすれば良いですか?

志望企業の選考では、自己PRをプレゼン形式でおこなわなければなりません。これまでプレゼンをした経験がほとんどないので、どのように準備をすれば良いかがわからず困っています。

当日のプレゼンに備えて、資料作成のやり方や練習方法、話し方のコツなどのアドバイスをいただきたいです。

また、そもそも自己PRをプレゼン形式で実施する企業にはどのような意図があるのでしょうか? 採用側の意図を知ったうえで対策したいのでこちらも併せて教えてください!

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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プレゼン形式の自己PRは3つのポイントを押さえて準備しよう

質問者さんはこれまでプレゼンをしたことがないということなので、まずはプレゼンのイメージを持つために「自己PR」「プレゼン」でYoutubeで検索してみてください。たくさんの動画が出てくるので、まずはそれでイメージを掴みましょう。そのうえでの対策です。

プレゼンのやり方をここで話すことはかなり難しいのですが、準備をする際に注意すべきポイントを3つお伝えしますね。

まず1つ目のポイントは、パワポ資料は「シンプル第一」です。最もNGなのは、1枚のスライドに文字びっしり埋めることです。とにかく1枚のスライドには文字を大きく、見やすく、情報量を少なくして、その分スライドの枚数を増やせば良いのです。

2つ目のポイントは、「いきなりパワポを作らない」です。パワポをいじる前に、ノートとペンで全体の構造や、最も言いたいことなどを書いて全体のデザインを決めてからパワポを作成しましょう。

ここで最もNGなのは、構造や言いたいことを考えながらパワポをいじっていくことです。この方法でパワポを作成すると、とてつもなく時間がかかってしまいます。効率良く資料を作成するためには、全体の構成作業とパワポ作成作業を分けることが大切です。

3つ目のポイントは、「口に出して身振り手振りも練習」することです。ここで最もNGなのは、資料作成に時間を使いすぎて、実際に声を出す練習を1〜2回くらいしかしていないというパターンです。

資料作成は準備の半分で、残りの半分は「実際に練習する」ことに時間を使いましょう。今までプレゼンをしたことがないのであれば、最低でも10回してください。その過程で人に見てもらってフィードバックをもらえると尚良いですね。

プレゼン形式の自己PRは自主性が見られている

最後に、企業がなぜプレゼン形式で自己PRをさせるのかというと、言われたことだけする人間か、それとも自分で考えて動くことができる人間かを見るためです。

プレゼンは「能動的な行為」です。自分の意見や考えを効果的に相手に伝え、相手の行動を変化させるためにおこなうものであり、言われたことだけをすれば良いという受け身の人間にはできません。

細かなことを言えば「表現力」や「コミュニケーション能力」が求められるわけですが、プレゼンはそれらを総合的に活用して相手に情報を届けるものなので、能動的に考え行動する力を測れるのです。

身振り手振りのやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてください。

キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

谷所 健一郎

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通常の面接では伝わらない人柄や個性を見極めている

企業が自己PRをプレゼン形式で実施させる目的に、通常の面接ではわかりにくい学生の思考力や話し方、さらに聞き手が理解できる伝え方などのレベルをチェックすることが挙げられます。

通常の質問形式の面接では、学生が予め回答を準備してくるためマニュアル型の回答が多く本質を見極めにくい場合がありますが、プレゼン形式であれば、学生の人柄や個性が明確になります。また顧客や社員に伝えるためのプレゼンテーション能力が高ければ、社会人になり成果を構築できると考える企業もあります。

伝える内容を盛り込み過ぎずメリハリをつけてアピールしよう

プレゼン内容を考える際は、時間内に収めることを意識しましょう。多くの要素を盛り込み過ぎると、何を伝えたいのか理解できなくなるので、伝えたいポイントを絞り込むことが大切です。

最初に自己PRとして伝えたいポイントを説明し、アピールポイントの具体的な根拠や企業で活かせる強みを伝え、最後に強みを活かして応募企業で働きたいというような構成でまとめると良いですね。

緊張すると早口になりがちなので、聞き取りやすいスピードを意識して声のトーンやスピードにメリハリをつけるとプレゼンは上手くいきます。

また資料を作成してプレゼンをおこなう場合、スライドの資料は原則として1つのスライドに1つのメッセージにすることに加えて、図や表を活用するとわかりやすい資料になりますよ。

プレゼンテーション形式を含めた面接のコツは、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでくださいね。

こちらの記事では、自己PRを書くうえでの必要な知識を網羅的に解説しています。資料を作成する前にチェックをして、基本を押さえましょう。

以下の記事では面接練習のコツを解説しています。練習のメリットや練習する方法、チェックポイントはプレゼンにも共通する部分なので参考にしてくださいね。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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