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何もしてこなかったので、自己PRを考えられません。

大学生の就活生です。就職活動で自己PRを考えるにあたって、アピールできるような特別な経験や実績が何も思い当たりません。

授業も楽に単位をとれるものしかとっておらず、あとは家で映画を観たり、釣りをしたり、読書をしたり、気の合う友人とだべったりしてすごしていました。アルバイトもしてはいましたが、すぐに嫌になって転々としていました。

のらりくらりと過ごしていたので、いざ就活が始まって自己PRを求められても、何も考えられず途方に暮れています。ここまで何もしてこなかった自分は、自己PRでどうやって話したらよいのでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

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特別な経験は不要! 日常にPRの種はある

自己PRを考える際に「何か特別な経験や輝かしい実績がなければならない」と思い込んでしまう人は少なくありません。しかし、決して「特別なことが必要」ということはありません。

むしろ、普段の生活における過ごし方や、大切にしている価値観、物事に対する考え方や取り組み方といった、ごく身近なことのなかにこそ、あなたらしさを伝えるヒントが隠されています。

それらを伝える良い機会だととらえてみましょう。

あなたにとっての普通は当たり前ではないかもしれない! あらためて客観的に自分を見つめなおしてみよう

たとえば、熱中している趣味や、継続して取り組んでいる学習、あるいは日常生活で心掛けていることなど、どんな些細なことでもかまいません。大切なのは、それらの活動を通して何を感じ、何を学び、どのように成長してきたのか、といった点を少し深く掘り下げてみることです。

そして、それらの経験を具体的なエピソードを交えながら、自分の言葉で表現することです。たとえば、複数のアルバイトを経験してきたという事実も、見方を変えれば「多様な環境への適応力がある」「さまざまな人と協力して仕事を進めるコミュニケーション能力を培った」といった強みにつなげることができます。

何かを大げさにアピールしようとするのではなく、経験や考えを丁寧に振り返り、それを相手にわかりやすく伝える「言語化」の作業に注力することが、魅力的な自己PRを作成するうえでの鍵となります。

キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

秋田 拓也

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自己PRのポイントは大学時代に限らなくても良い! 人生レベルで振り返ってアピールポイントを見つけよう

「周りの人と比べてしまうと、自己PRできるようなネタがない」と悩んでいる学生の人は、実は非常に多いですよ。もし最近のことで思いつくエピソードがなければ、無理に大学時代の活動にこだわる必要はありません。

高校時代や、場合によっては中学生時代の昔の活動からみつけ出すことも問題ないと思います。活動してきたエピソードからPRポイントをみつけるのが難しいのであれば、性格や価値観といった内面的な部分をPRするという方法もあります。

たとえば「気配りができる」ということを伝えたいのであれば、日常生活のなかで実際に気配りをしたエピソードや、そういった行動をするようになったきっかけなどを具体的に話すと、より伝わりやすくなるでしょう。

自己PR=特別な実績や経験ではない! 相手に自分を知ってもらう機会だということを忘れずに

自己PRというのは、何も立派な活動をしてきたことをアピールするだけが目的ではありません。本質は「自分を売り込み、相手に知ってもらう」ということです。

ですから、もっと自分に自信を持って、PRできるネタを探してみてください。自分を知ってもらうことが目的なのですからそれほど難しく考える必要はありません。

そして、もし過去のエピソードを用いるのであれば、その経験が現在の自分にどうつながっているのか、どう活きているのかという点を意識して話すと良いでしょう。

こちらの記事では、エピソードの見つけ方や6つのステップに分けた自己PRの構成について紹介しています。自己PRの答え方に悩む人は読んでおくとよいでしょう。

旅行が好きな人は、趣味は旅行が自己PRに繋がる可能性があります。こちらの記事では、例文付きで伝え方を解説しています。

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