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自己分析でわからなくなったらどうすれば良いですか?

就職活動のために自己分析を始めたのですが、途中で自分が何をしたいのか、何が得意なのかがわからなくなり、行き詰まってしまいました。

いろいろなツールや本を試してみたものの、余計に混乱してしまい、何から手をつければ良いのかわからなくなっています。

自己分析がうまくいかず、就職活動の軸も定まらない状況に焦りを感じています。このままでは企業選びも面接対策も進まないのではないかと不安です。

キャリアコンサルタントの方に、自己分析で迷子になってしまった時の立て直し方や、効果的な自己分析の進め方、もしそれでもわからなかった場合の対処法についてアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント

高橋 拓也

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自己分析で迷子になったときは「仮説思考」で前に進もう

「自己分析をしているうちに、かえって自分がわからなくなった」というのはよくある悩みです。いろいろなツールや本を試したことで、情報が発散して収集がつかなくなっているのかもしれません。

以下に、「①立て直し方、②効果的な進め方、③迷ったときの選択肢」を紹介します。

①立て直し方

相談者さんは自己分析で答えを出そうとしすぎてませんか。自己分析に迷う人の多くは、「正解を出さなきゃ」と思い詰めてしまうことがあります。

しかし、自己分析は完璧な答えを出すものではなく、自分の仮説を持つための過程です。

「私は〇〇が向いているかもしれない」「こういう環境が合っていそう」という仮の答えでも、十分企業選びや面接に活かせます。就活初期の自己分析では、もっとシンプルに考えましょう。

単純に好き・嫌いなこと、楽しいと感じた経験、ついやってしまう癖や行動を考えるだけで十分です。自己分析の目的は自分の興味や行動の傾向を再発見・認識することです。

②効果的な進め方

自己分析は過去〜現在と現在〜未来の2つの時間軸で考えて見ましょう。

●「過去〜現在」編

自分史とモチベーショングラフを用いるのが良いです。

まず、時間軸を乳幼児期、小学校時代、中学校時代、高校時代、大学時代の5つに分け、それぞれ印象的な出来事と、出来事に対する感情や感じたことを1つ以上書きます。

余裕があれば、時間軸は1年単位やそれより細かくても良いです。書き出す出来事・感情が多いほど、相談者さんの自己像の解像度が上がります。

次に出来事に対する感情や感じたことそれぞれに-100〜+100の点数をつけ、それぞれの点数を表の座標にプロットし、線で結びます。

こうすることで、どのような出来事で、どのような感情を持つのか、人生の感情を可視化し、自身の傾向を知ることができます。

●「現在〜未来」編

4L理論で理想の人生を考えてみましょう。

4Lとは以下の4つです。
・労働(Labor):本業・副業問わず、収入源となる活動・時間
・愛(Love):恋人、家族、ペットなど、大切な人との活動・時間
・学習(Learning):読書や資格勉強、セミナー参加など、自己啓発のための活動・時間
・余暇(Leasure):趣味やボランティアなど、ほかの3つに当てはまらない活動・時間

それぞれどんな働き方・生き方・過ごし方をしたいですか?そこから逆算することで、今どのような仕事に就くかが見えてきます。

③迷ったときの選択肢
まずエントリーする企業を選び、動きながら考えてみることも一つの手です。 実際に企業を見て話を聞くことで、自分の興味や違和感が明確になります。

キャリア面談を受けて、他者と一緒に整理するのもおすすめです。 一人で自己分析を続けるより、プロと話すことで視点が増え、突破口が見つかることもあります。

キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

楳内 有希子

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自己分析で迷ったときは立ち止まる勇気も大切

たくさんの情報に触れるほど、かえってわからなくなってしてしまうことは、決して珍しいことではありません。むしろ、それだけ真剣に自分と向き合っていると言えるのではないでしょうか。

頭のなかを見える化すると自分らしさのヒントが見えてくる

そんなときには、まず一度立ち止まってみましょう。これまでに出てきたキーワードや考えを紙に書き出して整理してみてください。

頭のなかのモヤモヤを見える化することで、その混乱をほどくヒントが見つかることがあります。

次に意識したいのは、向いているかではなく、どんな経験が印象に残っているかを振り返ることです。

たとえば、アルバイトや授業、サークル活動のなかで頑張ったこと、嬉しかったこと、悔しかったことを思い出すと、自然と自分らしさが見えてきます。

そう思えたことが1つでもあれば、これが出発点になります。

もしそれでも行き詰まったら、誰かに話してみるのもおすすめです。キャリアセンターの方や信頼できる人と話すなかで、自分では気づかなかった一面を教えてもらえることがあります。

自己分析に正解はありません。迷っている今も、大切なプロセスの一部です。焦らず、自分のペースで少しずつ進んでいきましょう。

自己分析はさまざまな方法で取り組むことができます。以下の記事では自己分析の方法を具体的に解説しているので、自分が合いそうなものを選んで取り組んでみましょう。

マインドマップ
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説

自己分析シート
簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選

モチベーショングラフ
テンプレ付き|モチベーショングラフを駆使して自己分析を深めるコツ

自分史
自分史のテンプレ3選! 例文付きで当てはめるだけで自己理解が深まる

自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください

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