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グループワークと個人ワーク、選考での違いと見られる点は何でしょうか?
志望する企業の選考では、グループワークと個人ワークのどちらもあります。
私は、一人でじっくり考えて自分のペースで進める個人ワークのほうが得意だと感じています。グループワークでは、異なる意見をまとめる難しさや、自分の意見を言うタイミングなどに悩むことがあり、苦手です。
企業は、グループワークと個人ワークのそれぞれで、どのような能力や資質を見ているのでしょうか? また、それぞれのワーク形式ではどのような点が評価に影響するのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
協調性と個の力! 見られるポイントを理解しよう
「グループワークと個人ワーク、選考での違いや見られる点は何ですか?」という質問ですね。特に、個人ワークは得意でもグループワークは苦手、という人も多いかと思うので、その目的と対策について話します。
まず、企業がこの二つの選考をおこなう目的の違いを理解することが大切です。
グループワークでは、協調性やリーダーシップといった、集団のなかでの行動特性が評価されます。実際の仕事は一人で完結することが少ないため、チームでどう振る舞うかを見ているのです。
一方、個人ワークでは、あなた一人の力でどれだけ質の高いアイデアを出せるかといった、個人の思考力や発想力が測られます。
だからこそ、「個人ワークは得意でも、グループワークは苦手」という悩みが出てくるのです。
これについては企業の文化にもよりますので、個人ワークでの高い評価を考慮してくれる可能性に期待するより、苦手意識を克服する方法を考える方が建設的だと思います。
遠慮は不要! 貢献できる役割を見つけて積極的に参加しよう
では、グループワークが苦手だと感じる人はどうすれば良いのでしょうか。
多くの場合、その根源には「遠慮」があります。まずはその気持ちを乗り越え、「遠慮しない」と意識を変え、「こう思います」とすぐに行動に移すことを心掛けてみてください。
また、無理に発言の多い役割を担う必要はありません。グループワークには司会進行役だけでなく、タイムキーパーや書記、アイデアを広げる役などさまざまな役割が存在します。
周りの状況を見ながら、自分が貢献できそうな役割を積極的に見つけ担うことで、発言が少なくてもチームに貢献する姿勢を示すことができるでしょう。
大切なのは、自身の強みを理解し、それをチームのなかでどう活かせるかを考え、積極的に行動に移すことです。頑張ってください。
多角的な視点で評価! 集団での役割と個人の力が問われる
選考でグループワークと個人ワークの両方が実施されるとのこと、それぞれの対策について気になりますよね。企業がなぜ両方をおこなうのか、その意図から考えてみましょう。それぞれで見られているポイントが違うんですよ。
まず、グループワークでは、主に協調性やコミュニケーション能力、そしてチームをまとめるリーダーシップといった、他者とかかわるなかでのあなたの姿を見ています。
一方、個人ワークでは、一人で課題に向き合い、自分の考えを論理的にまとめる力や問題解決能力、自立性などが評価されるのです。
このように、企業は異なる形式のワークを通じて、あなたの多様な強みを見極めようとしている、という意図があると思います。
苦手克服の鍵は場数! 練習とシミュレーションを重ねよう
グループワークが少し苦手とのことですが、無理にリーダーになろうとしたり、常に発言の中心にいたりする必要はありません。大切なのは、チームに貢献しようとする姿勢です。
たとえば、ほかの人の意見に真剣に耳を傾けたり、議論の流れのなかで「私はこう思います」と、少しでも自分の意見を伝えようと努力したりする姿を見せることを意識してみてください。
それだけでも、プラスに評価されるため、自身のやり方で貢献する意識を持って臨んでみましょう。
最も効果的な対策は、大学のキャリアセンターなどが提供する練習会に参加し、とにかく場数を踏むことです。実践を通して、時間配分や議論の進め方の感覚をつかむことができます。
そうした機会がない場合は、よくあるお題をもとに、「もし自分がファシリテーターだったらどう進めるか」など、役割ごとにどう振る舞うかをシミュレーションするイメージトレーニングも有効です。
グループワークの具体的な内容や評価ポイントなどについては以下の記事で解説しています。初めてグループワークに参加する人や、なかなか攻略できていなく悩んでいる人などはぜひ参考にしてください。
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