Q

大学で部活をしていますが、就職に有利ですか? 不利になることはありますか?

私は大学3年生でサッカー部に所属していますが、これが就活で有利になるのか、もしくは不利になることがあるのか教えていただきたいです。

私の大学は部員数は多いものの、全国大会などには出場せず、強豪校とはいえません。また私自身、レギュラー入りなどはできておらず目立った活躍はしていません。

先輩から「部活に入っておくと就職のときに有利になる」と聞いていたので、中高続けたサッカーを大学でも続けているのですが、本当に有利になりますでしょうか。

部活動ということで週4日は活動しており、暗黙の了解で部員全員がオフの日も個人練習しているので、拘束時間が長くむしろ不利なんじゃないかという気もしています。

3人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

ベストアンサー

キャリアコンサルタント/インテグラルキャリア研究所所長

横山 慶一

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部活動で得たものをアピールしよう

部活動をしていたか、何部にいたかはあまり重要ではありません。学生に聞きたいのは「部活動で何を得ましたか?」ということです。

多くの学生が自己PRとして部活動で「〜しました」とアピールしますが、視点を変えて、自分が部活動を通して(学業以外に)何を学んだかしっかりと考えると、部活動を続けてきたことに誇りと自信を持つことができるでしょう。

そうすれば就活に不利なんて思えなくなります。

キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

松田 竹雄

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部活動にどのような気持ちで向き合ったか、どう今後に活かせるかを整理しよう

中学・高校・大学とサッカーを続けていたのですね。9年続けて積み重ねた経験(体力・忍耐力や精神力)は、あなたにとって、とても価値のあることだと思います。何もしてこなかった人よりは良いこともあるではないでしょうか。

大事なのは、サッカーというスポーツを通じて、学んだことやどのような気持ちで向き合ってきたかです。あなたと同じように何らかの部活を長期で続けてきた人は他にもいることでしょう。

その時、選考で他の似たような条件の就活生から一歩抜きん出るために、あなたが合計9年間、サッカーというスポーツをどのようなあり方で向き合い、今後企業でその時の経験をどう活かしたいと思っているのかを整理しておきましょう。

就活に影響が出てしまいそうなら、影響が出る前に、週4日の活動ペースを週2日や週1日に減らすなど工夫してみてはいかがですか?

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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部活動を通して「これは頑張った」と言えるものを見つけよう

先輩の「部活に入っておくと就職の時に有利になる」という言葉は、半分正解で半分不正解です。「部活に入っているだけ」では有利にはなりません。

「部活で頑張ったことがある」ときに、自分の強みや人間性を伝える材料が生まれ有利になるのです。部活での成績はあまり気にする必要はありません。

大切なのは、そこで質問者さんがどのようなことを考え、実際にどのような行動をしたのか、ということなのです。

企業は就活生の能力と同様に人柄を知りたいと思っています。人柄は自分が頑張ったものの中にあるエピソードが伝えてくれます。部活動はそうしたエピソードが生まれやすい環境なので「部活に入っておくと有利」というアドバイスがされるのです。

せっかく部活動をしているのですから、そこで「これは頑張った」と言えるものを見つけてほしいと思います。

たとえレギュラーでなくても、自分はこういうことを自分の課題として取り組んだ。チームの勝利のためにこういうことをおこなった。こういうことがあれば、企業は自社でも同じように頑張ってくれそうだ、と判断するのです。

部活の経験を効果的に伝えるためには、こちらの記事を参考にしてくださいね。注意点や自分の強みの見つけ方を解説しています。

こちらの記事では、部活動で学んだことを伝えるコツや構成を解説しています。仕事に活かせると評価されるアピールをしましょう。

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私はサッカー部で「東京都のリーグ1位」を目標に活動していました。リーグ戦ではチームの士気が下がり、なかなか勝ちを収められなくなることもありました。そこで私はチームを分析し、競争意識の低下が課題だと推測し、主将とともに「日替わりで指定された部員がその日のMVPを発表する」活動を導入しました。すると、チーム内に競争意識が芽生えると同時に、MVP発表時だけではなくプレー中にも仲間同士を褒めあうようになりました。結果として目標に届きませんでしたが、入部以来最高の3位でリーグ戦を終えることができました。これは、互いを鼓舞する雰囲気ができたことで、チームがひとつにまとまった結果だと思います。サッカー部の活動を通してひとつの目標にむかっていくむずかしさ、楽しさを学ぶことができました。それを教えてくれた仲間はかけがえのない宝物です。社会に出た後も、よりよい組織づくりのだめに自ら考え、行動していくつもりです。

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