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履歴書は適当でいいというのは本当ですか?
就職活動で履歴書を作成しているのですが、先日SNSで「履歴書は適当で良い」といった意見を見かけました。自分も正直、書くことがたくさんあって1社ごとに作成するのが少し面倒に感じているので、適当にできる部分はないかなと思ってしまうときがあります。
多くの履歴書を見なければいけない企業にとって、一つひとつ細かく見る時間はないのではとも思うのですが、履歴書はある程度適当に書いて提出しても問題ないのでしょうか?
もちろん、嘘を書くつもりはありませんが、時短でサクッと履歴書を作成できる方法があるならぜひ知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
適当に書かれた書類を見抜かれてしまっては準備が無駄になる......
残念ながら「適当で良いや」と思いながら書かれた履歴書は、読めばその適当さが企業に伝わります。
採用担当者の多くは、何人もの履歴書に目を通してきているため、使い回されていたり、手を抜いていたりするような書類は一回読んだだけで見抜くことができます。
それが原因で不採用になったとしたら、「時間がもったいないから適当でいいや」と思って書いた時間こそが無駄になるため、一番効率が悪いです。
履歴書は第一印象を左右する重要な選考過程です。合否や次回選考にも大きく影響することを心に留めておきましょう。
適当ではなく「効率的」を意識して作成に臨もう
ただ、企業に合わせて何枚も作成するのが大変という気持ちもとてもわかります。
氏名や住所、学歴、資格などの基本情報は、企業が変われど書く内容は変わらないのでテンプレート化しましょう。
志望動機は、企業や職種を選ぶ際のあなたの軸を元に、受ける企業の企業理念や事業内容、社風、仕事内容などがどう結びつくか、を述べるような構成でベースを作っておくことが効果的です。
ベースをもとに、受ける企業ごとに「なぜこの企業なのか」「この企業で何をしたいのか」を具体的に書きましょう。
自己PRも志望動機同様、ベースを作っておくと良いです。自分の強みを表す具体的なエピソードを棚おろしして、職種によって適したエピソードを選ぶようにしましょう。
内容が薄い履歴書は選考通過に影響があることも......
「履歴書は適当で良い」というのは間違いです。履歴書は、エントリーシート(ES)に比べて記入できる項目や文字数が限られていることが多いです。そのため多くをアピールするのは難しくなります。
また、採用担当者は提出された履歴書に目を通し、面接の場で何を質問するのか、疑問に思う点はどこかなど準備をしています。
履歴書を読んだときに、適当に書かれている、内容が薄いなどと感じれば、当然評価は下がってしまうのです。
フォーマットを活用しながら個別の内容を加えよう
文字数が少ないなかでいかにアピールするか、簡潔にまとめるのかは大切なことです。そのため、文字数が多いエントリーシートより時間がかかるかもしれません。
ただ、履歴書は同じフォーマットをさまざまな企業に提出できます。そのため、同じものを何枚か用意して使うことは可能でしょう。
特に、学歴、職歴の欄や趣味、特技、資格欄は同じ内容で出すことができます。
気をつけたいのは、それぞれの企業が求める人物像と自分のアピールポイントが合っているのかなど確認をすることです。
内容が合わないと思えば、企業によって内容を変えることも必要になると覚えておきましょう。
以下の記事では失敗しない履歴書の書き方を解説しています。また、提出時のマナーなどについても触れているため、これから履歴書を作成し提出する機会がある人は、事前にチェックしておきましょう。
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実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。